東京のど真ん中に位置する斉木家のだだっ広い屋敷。
その中の一角、秘めやかな音が静かに響いていた。

だだっ広い寝室の中、二つの影が絡み合っている。

「俊介、こう…か?」
「そうそう、上手ですよ和音さん…『急がば回れ』ですからね…
 あせらないで、ゆっくり、ね…。」
「んっ、あ、ぜ、全部入った、ぞ…」
「じゃあ今度は自分から腰動かしてください。」
「そっ…そんなの無理、だ…あんっ!」
「やりもしないうちから諦めるような根性なしに育てた覚えはありませんよ?
 ほら、こうやって…ね。」
そう言いながら、俊介はぐっと腰を突き上げた。
和音の身体が腹の上で、しなやかに跳ねる。

――今日の若槻俊介はいつになくサディスティックだった。
今まで一度もさせたことがない騎乗位で、和音を責め立てている。
何度も身体を重ねているのに、いつまでたってもうぶな和音に焦れたのだ。
もちろん、うぶな和音のことを俊介はかわいいと思っているし、満足している。
ただ、少し彼女の違う表情が見てみたくなってしまったのである。
そこで、今日の俊介は和音さんを少しいたぶってみよう、と決心したのだ。

「ああんっ!んっ!!やだ、もう…」
「何がいやなんです?出来るでしょう?ほら。」
「やだ、あんっ!あぁっ!!いやっ、やだって、ば、しゅんすけっ!」
「はい」
「しゅんすけ…」
「はい、何ですか」
「あ、ん、わ、解ってるんだろ?」
「何をです?」
「くっ、…しゅんすけ…あ、い、いじわるだ…」
「何のことですか?言いたいことははっきり言わないと。」
「んんっ、あ、はあっんああ!しゅ、しゅんすけが…」
「ん?何です?」
「しゅ、俊介から…動いて…」
「(……っっつ!!!参ったな、可愛すぎる…)」
「しゅん、すけえ…」
「(そんな潤んだ眼で見つめないでくださいよ…もう…)
 …仕方ありませんね…(作戦変更といきますか…)。」

既に力なく凭れている和音の腰を掴かみ、そのまま立ち上がる。
「ちょっ!俊介っ!?」
騒ぐ和音を無視して、器用にもその状態から胡坐をかくと、和音のひざ裏を抱え上げた。
「きゃあっ!ああぁんんっ!!」
先程よりも更に深くなった結合に、和音が甘い悲鳴を上げる。
「ああ、いい声ですね。もっと聞かせてください。」
「やっ、あっ、ああっんはっ!ああぁっ!!」
和音の身体が揺れ、汗が滴る。
リズミカルに揺れる彼女の小ぶりな乳房を包み込み、そのまま甘く熟れた果実を口に含む。
「ひゃあっ!だめ、胸は、だめえっっ!!!」
「和音さん、『嘘つきはどろぼうのはじまり』ですよ?こうして、ほらここを吸うだけで…」
「やあんっ!ああぁっ!」
「ほら、こんなに締め付けるのに『だめ』だなんて…。」
片方の胸を、やわらかく揉みしだきながら言葉を紡ぐ。
「いけない人ですね…。」
しかし、快楽に必死の和音の耳にはもうそんな言葉は聞こえていない。

「んっ!ああっ!!しゅ、しゅんすけっ!!もう、ああぁあっ!」
「何ですか?」
和音の限界が近いことを十分に悟りながら、なおも問うてみせる。
「もう、もう、だめっ!!だめっっ!!あ、ああああぁぁぁあっっつ!!!!!!!」
一際高い声を上げながら、達した和音に、耳元で俊介が囁きかける。
「ダメじゃないですか…いくときはちゃんと『イク』って言わなきゃ…。躾のしなおしですか、ね?」
「ああっ…しゅん、すけ…」
「まだこれから夜は長いことですし、俊介がきっちり教え込んで差し上げますよ。
 まだ私はイってないことですし、ね♪」

斉木家の広大な敷地に悲鳴が響きわたったとかわたらないとか…。






「なあゆず子さん、最近カズネのヤツ遅刻多すぎやしないか?」
「ああ、それね〜。私も気になったから本人にきいてみたんだ・・・。」
「したら、なんだって?」
「『俊介が寝かせてくれないからさ』だって・・・」
「・・・それって・・・」
「「・・・・・・・・」」
「知らぬが仏、聞かなかったことにしようぜ」
「そだね・・・友人相手にエグイ想像するのはヤだもんな」
「おう」
動画 アダルト動画 ライブチャット