川原泉作品をエロくしろ!2 (前半)

1 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:31 ID:Hig21Xbb
白泉社花とゆめコミックス、
ほのぼのな作風でお馴染みの川原泉作品をエロくするスレッドです。

妄想を語るもヨシ、キャラにハァハァするもヨシ、小説をうpするもヨシ、
エロな方向から川原泉作品を愛でましょう。

前スレ 川原泉作品をエロくしろ!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1039827496/l50

親スレ まさかこのキャラをエロに使うか!?
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1027604556/l50

これまでに投下されたSSの保管場所
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
「少女マンガの部屋」へどうぞ




2 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:34 ID:Hig21Xbb
テンプレは旧スレ963をそのまま使わせていただきました。(963さん乙です!)
それでは皆様、ドゾー♪

3 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 21:36 ID:Hig21Xbb
あ、そーいえばDat落ちしないためには24時間以内に
何キロバイトか何レスか書き込まなきゃいけなかったんでしたっけ?あ〜。
まだ上げておきまつね。

4 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:20 ID:soQgMZhF
そうでつね
ここは業者に手伝ってもらいませう

5 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:32 ID:XpTfUldW
最近は業者もほとんど来ない罠w

6 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 22:46 ID:Rvj6aoh4
1タン乙!
ここのおかげで、久しぶりに川原作品を読み返したよー。やっぱり(・∇・)イイ!
とりあえずdat落ち防止アゲ!

7 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:35 ID:tjloJyJm
いつもはROM専だけど、保守age

8 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/30 23:44 ID:lSxZbl5p
>6
そして新たな妄想が(w

9 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:24 ID:YCT+dOEw
hosshu

10 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 00:50 ID:RzooO45u
ついでに支援age

11 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:04 ID:iYNE2D1W
>>1乙。
そんなわけで、もぎゅ。

12 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:15 ID:sGQZiAeX
hoshyu


13 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 01:56 ID:ch/4vOXr
ただ保守するよりも、AAを貼りつけるとかした方が
容量稼ぎにはなるよん。
もしくは、前スレのSS貼るとか……でも、作者さんは
嫌がるかな。

まあ、カーラくんのAAなんて見たことないんだけどさ。
↓昔AA板で拾ったこれ、曽根さんのヘンデク=アトラタンなんだけど、
大地の貴族に改変できそうだなと思った。

      / } / }
  ,.-‐‐-'--/ 丿
/〃 /  -' 'ミヽ
 ハ((  ヾミ丶 ヾ}
/ リ ヾ}   `ー、ヽヽ__,)) ヾ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 〃
 〃 lノ  '⌒ヽ )ハリー'  三 ウマーの中のウマーといえば 三
《〈  {     ヽ \ ))ー' 三 私のことですね       三
/ ) ハ       ヽ   〃i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ミ
  //`ー-、     `〉 ,. -、
 〈/     ヽ( ヽ__,ノ ( ー'
 〈       `ー-'   ___)__
  }     ,.- 、__ ,.=((______))
  l    / ,.、丿 ヾ=ゝ.___,ノ
  /、___/ / ヽ____ノ
ノ     /
`,-、____ノ


14 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 02:02 ID:ch/4vOXr
と、思ったら一個見つけた。

      。.               、、  ..。:
   .. .        ,,. -‐`ー-‐''⌒`ヽ))     . .:O  ゜
  ゜     ゚ ,.r'⌒"´           '⌒ヽ、
       ,r((_,.   ,.         ,  'ー、、 o..
 .O:゜  ノ    ̄  ((_   '⌒Y´    ))、     ゚
     ((      、、 ,ソ ̄)ソ`ー((_,.  ヾ:、 ))
     ヾ:、_,ノ)   ))'   ((´   ヾ:、_,)ノ ;:イ  ゜ :。..
     ,'ノ ̄´ ,.ノ =@ `ー'  ゛  ; `)) )ノ
   .。 ((_,ソ   ;ヾヽ ,,  _,ノ⌒; ノ '" ;ノ'    o..
       ,ノ ( (( ゙:、(´     ノ,イ ))ー'"
 o..   `゙ー'´ `ー'((_,゙ー`ー==イ/`y'::ヾ.\::.
                    ,(´   /::::::::::\ヽ:..   ゜O..
    . .:O   ゜ :。..  ゚   ,r'! |::i  /:::::::::::::::::::ヾ  ..。

『アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?』(川原泉) ナッシュ・レギオン

15 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 02:09 ID:rO6gSLCO
スレ立て乙。
・・・今回初めてageたよ。なんかちょっとドキドキ(藁

16 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 03:10 ID:3gyYh9eI
AA作る才能もないので
ただただ文章で支援するのみ

このスレ好きなんだ
生き残れー

17 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 07:23 ID:877GWEio
みなさまおつかれ様でつ。
こんなカーラさんのキャラやシーンに萌え!ってゆーのありますか?
わたしはエロの無さが返って萌えなんでつが(w

18 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 08:07 ID:2ysJRSJa
乙ー!
個人的には『悪魔を知るもの』の和馬と若菜が萌え。
歪んだ関係がたまりません。(若菜大迷惑って肝するが)

19 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 10:44 ID:Y5DQ9nJi
1タソ乙ー!
18タソ>かーら作品の中ではエロに向いてるほうでつね…
SSかいてみようかな…
見たい人いまつか?

20 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 12:01 ID:ESRKnUS8
「月夜のドレス」の江藤君&秋好杏子
「パセリの摘みに」の嵯峨宮弟&柿の本姉、柿の本妹&嵯峨宮兄
のエロきぼーん

21 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 12:34 ID:3gyYh9eI
>>19 ノシ

カーラさんのキャラだと歪んでいても愛はありまくりなので
ぜひともぜひとも。

即死回避用に作品リストとかあさってみたよー。
最近の作品に漏れがある気がするので
気が向いたら補完してくださるのもよいかと。

22 名前:作品リスト1 :04/01/31 12:35 ID:3gyYh9eI
ジュリエット白書
メロウ・イエロー・バナナムーン
たじろぎの因数分解
悪魔を知る者
真実のツベルクリン反応
花にうずもれて
空の食欲魔人
進駐軍に言うからねっ!
3月革命
脈絡のない風景
月夜のドレス
甲子園の空に笑え!
カレーの王子さま
アップル・ジャック
不思議なマリナー
ミソ・スープは哲学する
ゲートボール殺人事件
アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?
Intolerance・・・――あるいは暮林助教授の逆説

23 名前:作品リスト2 :04/01/31 12:36 ID:3gyYh9eI
パセリを摘みに
銀のロマンティック・・・わはは
架空の森
愚者の楽園
大地の貴族
美貌の果実
笑う大天使
森には真理が落ちている
空色の革命
オペラ座の怪人
夢だっていいじゃない
フロイト1/2
川原のしあわせ
追憶は春雨ぢゃ
かぼちゃ計画
中国の壷
殿様は空のお城に住んでいる
バビロンまで何マイル?
0の行進
メイプル戦記


24 名前:作品リスト3 :04/01/31 12:37 ID:3gyYh9eI
ヴァンデミエール――葡萄月の反動
ロレンツォのカエル
小人たちが騒ぐので
ブレーメン2
レナード現象には理由がある
ドングリにもほどがある

神様カモーン!!!!!

25 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 14:05 ID:wXVhRlpP
即死回避乙!
19タン待ってまつ。

個人的には「愚者の楽園」と「メイプル戦記」もきぼん(w

26 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 14:19 ID:jyNRxNdJ
メイプル戦記か……何か怖い考えが浮かんできた((;゚Д゚)ガクガクブルブル

27 名前:19 :04/01/31 18:31 ID:Y5DQ9nJi
というわけでちょっと書いてみました。
とり合えず2話投下してみまつ。

28 名前:和馬×若菜1 :04/01/31 18:33 ID:Y5DQ9nJi
和馬×若菜1
よく晴れた初夏の昼下がり。
すっごくすっごくさわやかな日。こんな日に田宮くんとデートできたらどんなによかったか…
朝の光はきーらきら、緑の草はさーわさわ…なんて情景が似合うのは彼くらいのもんだと思う。
なのに、なのに…!!!
どうしてこの風景が最も似合わない和馬と一緒に居なきゃいけないのよっ!!!

ここは、大豪邸の入江邸。
といっても、長男がお医者様で天才の入江じゃなくて(そっちのほうが若菜にはよかったかもし
れない…)若菜の人生を悪くし続けた諸悪の根源、悪魔、ザ・性格破綻者の入江和馬の家。
冒頭で若菜が叫ぶのも無理もなかった。
今までだって和馬から様々な嫌がらせを受けてきた。
どんなに母や友人に若菜が和馬のひどさを訴えてもだーれも分かっちゃくれなかった。
その見事な処世術のお陰であまつさえ、和馬は若菜を悪者にさえした。
挙句の果てには己の正体を隠すための一方的な婚約である。
せっかくできたBFとも別れさせらた若菜がますます和馬を憎むようになったのは…
言うまでもない。

「若菜。おい、若菜!!!」
「…何でしょう、和馬さん」
「もうすぐ俺の誕生日だ。」
「…だから?」
「だからって事はないだろう。一つお前から贈り物が欲しいんだがな…」
「贈り物ぉ?何で私が…」
「つべこべ言わずにちょっと俺の部屋まで来い!!!」
嫌な予感が、する。
大抵和馬が若菜に要求することはスゴイことばかりだ。
もっといえば和馬以外誰も居ない時の和馬の家で要求されることは凡人には想像出来ない様な事ばかりだ。
今回は一体何なのよ!!!と思いながら若菜は和馬に従い部屋に入った。



29 名前:和馬×若菜2 :04/01/31 18:34 ID:Y5DQ9nJi
和馬×若菜2
「それで?何が欲しいんです?」
「……」
「これ以上私から何を奪うって言うんです?!モノとかお金だったら和馬さんのほうが沢山…」
と、言いかけたところで若菜はいきなり和馬に唇をふさがれた。
「☆■◎△〜?!ぷはぁっ!な、何するの?!」
「婚約してるんだからナニしたっていいだろう?」
「ファースト・キスだったのに…」
「いいじゃないか。減るもんじゃないし」
「も、もうこれ以上近づかないでください!プレゼントはもういいでしょう???」
「うんにゃ。俺と一晩過ごしてもらおう。」
「!!!そ、それってつまり…?」
「もちろん、俺と肉体関係を結ぶって事だ。」
思ったとおり、ろくな事じゃなかった。いや、最悪なことだった。
若菜はやっとの思いで和馬に言った。
「冗談じゃない!!!私帰らせていただきます!」
「そう簡単にいくと思ってるの?」
和馬は部屋を出て行こうとする若菜の腕を引っ掴み、そのままベッドへ倒れこんだ。

30 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 20:10 ID:UJ5K6MFx
はぁはぁ 続きを…!!

31 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 21:25 ID:5QzmZ5Kh
早速新スレに神が!
期待待ち。

32 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/01 01:29 ID:s1hatljb
即死回避できたみたい…かな?

>>19タソ乙です。医者長男入江にワロタw
続き期待待ち〜

33 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/01 17:04 ID:3uhADuKY
神降臨!!

34 名前:19 :04/02/01 19:06 ID:auWzgl0f
今真後ろに親がいるのでうpできません;
真夜中に続きうpしまつ。

35 名前:和馬×若菜3 :04/02/01 22:50 ID:auWzgl0f
和馬×若菜3
「やっ、ちょっと放してっ…!!」
若菜は必死の抵抗をした。しかしそれなりに強い和馬に
かなう筈はなかった。
和馬は若菜のワンピースのジッパーを下ろすと手際よくブラのホックを外した。
「へぇ〜。思ったより胸あったんだな、お前。」
そう言うと和馬はその白い乳房の先端を器用に転がし始めた。
「こんなことして許されると思ってるんですか?」
「俺に怖いものなんかないさ。…お前以外は。てか、お前そう言いつつドンドン
硬くなってきているんだが…。下のほうはどうかな?」
「ちょっ…」
和馬の予想通り、ブラとお揃いのチェックのショーツは濡れはじめていた。
「へぇ。」と、和馬はにやりと笑い右手を乳房に残したまま左手を下のほうへするする
と動かしていった。そしてますます湿ったショーツの中央を何度もなぞった。
「っあ…そんなところ…ぁっ」
和馬は乳房をいじりながらもう下着として成り立っていないショーツ脱がした。
「もうゆるして…」かろうじての反抗をした若菜だが和馬のその長い指で蕾をいじられ、
その赤い実を舐められるともうなんにも出来なかった。
「ふっ…あっ!か、かずまさ…」
モットベツノトコロモサワッテホシイ…
そんな風に若菜が思い始めたころ、やっと和馬は指を埋めた。
「いたっ…」
「そうか?まだ2本しか入れてないんだが。」


36 名前:和馬×若菜4 :04/02/01 22:50 ID:auWzgl0f
和馬×若菜4
「二本て…」
「まあまあ。後から入るものを考えたら全然細いじゃないか」
と、なんとも言えない事実論を述べながら和馬は指を動かした。
「やっ…な、なんかもぅだ、めぇ」
和馬は無視して指を動かし、くちゅくちゅとはずかしくなるような水音を
たてた。そして入り口近くの出っ張りに触れた時若菜の体が震え始めた。
「あっ…あっ…やぁぁぁぁっ!」と叫ぶと若菜の体は弓なりになった。そしてすぐに
力が抜けてしまった。
「俺より先にイクとはいい度胸してるな。しかも俺の手を汚しやがって。」
「そ…なつもりは…」若菜は肩で息をしながら答えた。
「大体、お前最初嫌がってたじゃないか。なのにあんなに喜んじゃって…これはお仕
置きが必要じゃないか?な、若菜。」
一気に目が覚めた気がした若菜だった。本当に嫌いな和馬なのに、しかもこんなん強
姦と変わらないのに、いつのまにか喜んでしまっている自分がいた。でも、もう後に
は引けない、いや引きたくなかった。ごくり、と唾を飲み込むと若菜は尋ねた。
「お仕置きって…?」
無言で和馬は若菜の手をつかみ、既に張り詰めていたジーンズのジッパーをさげさせ、
その熱く硬いものを握らせた。
「どうするかは…分かってるよな?」
和馬はあの悪魔のような有無を言わせないような顔で微笑んだ。

37 名前:19 :04/02/01 22:53 ID:auWzgl0f
というわけで続きでつ
へたれでスマソ
前スレの神様方の御降臨が待ち遠しいでつ…

38 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 08:18 ID:lQMa1bvS
19さん、GoodJob!!

39 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 11:29 ID:N/aGQbRa
よく考えたら和馬×若菜
自分の脳内で一番、エロと直結した川原漫画だったよ(当時厨房)
絶対、遅かれ早かれ体の関係を強要されるだろなと。

続きお待ちしてまつ。




40 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 12:05 ID:ZYFGzQTV
19タン乙!

>39タン
>自分の脳内で一番、エロと直結した川原漫画だったよ(当時厨房)
同じく〜!! 
そういう意味で川原漫画にドキドキするのってなかったから余計に(w


41 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 12:58 ID:PRVkPJ8C
エロを感じた作品というと暮林教授とジュリエット白書かなあ。
バビロンも外野がそれなりによかった?が
主人公二人の進展はなしときてる。

食欲魔人のカップル、珍しくカップル成立しているのに
結婚前はデッサン素体(そこでどうして押し倒さない?)
結婚後は「ベッド」で旦那が「菓子」を喰ってる。
私なら別の意味でタタキ出すな(w


42 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 13:31 ID:uJne54SA
中国の壺はいつ犯されても文句は言えない状況が沢山あると思うんだが…
夜中にたくみ兄ちゃんと看病とかしてるし(w
だれか書いてくれ。

43 名前:19 :04/02/02 13:32 ID:uJne54SA
あ、うpしますってかくの忘れた↑
というわけで、最終話までうpします。

44 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 13:33 ID:PRVkPJ8C
同意、あの2人はくっつくのか気になる。
あぶなっかしいバランスの関係やね。

45 名前:和馬×若菜5 :04/02/02 13:33 ID:uJne54SA
和馬×若菜5
「コレって…」
「知ってるだろう…?やり方ぐらい。」
若菜は勿論知っていた。小学生の頃から和馬の命令どおりエロ本だのAVだのを
買いに行かせられていた。それだけではなく、本を朗読しろ!とかAVを見てる間
監視をしてろ!などと命令されてきたのだから嫌がおうにも情報が入ってきてし
まう。加えてクラスメートたちの噂話。周りの誰よりそーゆー知識はあった。
意を決して若菜はソレを咥えた。
「んぐっ…」
「そうだ…その通りだ…」悪魔…じゃなかった和馬は満足そうに笑むと若菜の頭を
押さえ込んだ。
ピチャピチャという音だけが目立つ。しばらくして、和馬はさっと若菜の口から
自身を引き抜いた。
「えっと…その…」戸惑う若菜の肩をつかみ、和馬は再び押し倒した。
「キャッ」
「そろそろ我慢できなさそうなんだよな…コレをはめてもらおうか…?」
和馬はベッドサイドからコンドームを取り出すと封をあけ、若菜の口で装着させ
た。
ぐいっ!はめるとすぐに何も言わずに若菜のその16年間封印されてきた所に和馬
のものが挿入された。
「いたっ…さっきより全然痛い…」
「だから言っただろう?まぁ、我慢するんだな。」
そういうと和馬は動き始めた。

46 名前:和馬×若菜5 :04/02/02 13:34 ID:uJne54SA
和馬×若菜6
「やめ…」
「やめるのか?」
「…」
「よろしい」
和馬は先ほど知った若菜の性感帯であるGスポットを中心に突き始めた。
しばらくして、和馬の予想通り若菜から嬌声が漏れ始めた。
「あっ…はぁ…ん」
手に入れたいけど手に入れられない唯一の女。そんな若菜のこんな姿が
見られるとは当の和馬も思ってなかった。
「やっ…もぅ…なんも考えられな…ぃ」
「そうか」
呟くと和馬は動きを早めた。
「あっあっもう…やぁぁぁぁっ!!!」
「うっ…」
二人はイッた。しかも同時に。
ポーカーフェイスを始終装っていたが、和馬ももういい加減限界だったのだ。

47 名前:和馬×若菜7 :04/02/02 13:35 ID:uJne54SA
和馬×若菜7
「なんでこんなことしたんですか?」
まだ少し怒りながら若菜は聞いた。
「お前には一生教えない」
「何それ!」
そう、言える訳がない。独占したかったからなんて。
誰も知らない自分を唯一知っている若菜。自分に唯一反抗してくる若菜。
そんな若菜を誰よりも愛していた。それに気づいたのはつい最近だった。
捻くれていて素直に言えない和馬が愛を表現するにはコレが唯一の手段
だったのだ。
「あぁーっ!!!!」
「なんだ?」
「もう、日付回ってる!どうしてくれるんですか?母に怒られちゃう!!」
「あぁ、大丈夫だ。お前のうちに“若菜さんが疲れ果てて眠っちゃったん
で今日はおとめします”と電話しといた。」
「余計なことを!まぁたおこられるじゃないですかっ!!!」
「まあ、いいじゃないか。それより若菜。」
「なによっ?!」
「いいものをやろう…」
そういって和馬が差し出したものはピル半年分だった。
「な…」
「うちのお抱え医に調合してもらったから何の問題もない。避妊はしたいが
俺がつけるのは嫌なんでな。今日のは特別だったんだ。」
「このばかっ!!!」

そういいつつも和馬に逆らえない若菜はきちんとピルを飲み続けた…らしい。
the end

48 名前:19 :04/02/02 13:37 ID:uJne54SA
以上です。
お目汚し&スレの大量消費ごめんなさい(アセ
と、いうわけでたくみ兄ちゃんと志姫タソのエロキボン。

49 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 17:09 ID:tUutS2do
19さんGoodjob!!職人だよあんたは・・・・

50 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 17:26 ID:3L1syXcZ
19さん乙です!面白かったー。

今、SSが出来てる作品はどれだけあるんですかね?

51 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 21:52 ID:qEAHRCP7
(*・∀・)19さん、good job!

52 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 22:56 ID:Qr7ymoPb
19さん乙!
即死回避されましたね。
このスレって思ったより住人さん多いみたいですね。
以前は、3〜4人ぐらいで回してるのかなって思ってますた。
いま何人ぐらいいるのかな?

53 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 23:53 ID:G0XsbMcR
19さんごちそうさまでしたぁ!

54 名前:19 :04/02/03 10:25 ID:EYd9OTFo
みなさまどうもでつ。
>>52
そう!人数が新スレになっていきなり増えたわけでもないだろうし…
点呼とりましょうか?
では1!(w

55 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 10:42 ID:0RAZE+SS
2!!

56 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 12:32 ID:1Fnr3C1X
3! ROM専ですみません…

57 名前:名無しさん@ぴんきぃ :04/02/03 15:03 ID:LD7P8BWd
4!
やっぱりROM専ですが…。

58 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 15:17 ID:FkdI/fyL
5
そして私もロム専ですが(w

59 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 15:25 ID:Gcrhw7DI
6!
完全にROMってます・・・ごめん・・・

60 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 17:41 ID:fRr5VA4H
7!
ロム専…。頑張れ19さん…。

61 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 21:43 ID:AiX6G3gB
8!
毎日ここをのぞくのが日課。そして原作を読み返してはニヤニヤ。

62 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 21:47 ID:IBQqbVp/
9!
ロムですが毎日来てます!

63 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:24 ID:aldlI69T
10
やっぱりロム専……
でも毎日覗いてますよ

64 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:41 ID:b9/hTSZH
11!
ロムですが。

65 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:43 ID:BsHhU1PS
12
romでスマソ・・

66 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 22:54 ID:kRJjmQaB
13
ぇぇ、ROMですよ。ROMですとも(如ク脱兎

67 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:03 ID:nB1CIrq0
14
romです

68 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:07 ID:Ko4vlCV0
15
romです

69 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:26 ID:sYkxRodM
16
rom....っす。

70 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:30 ID:srhy8bjg
17
前スレでは作品投下したこともありますが、最近ROM気味……(汗)

71 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:42 ID:g9zhQqoF
18?
romで〜す。

72 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:43 ID:uv+YKzJC
思ったよりも人が多かったですね。なんとなく安心しまつた(w
…というわけで18人目。

>70
お、もう一方神様ハケーン♪



73 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:45 ID:uv+YKzJC
↑あ〜ばか。19人目だろ、自分(汗

74 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:56 ID:7+XDgJzx
20・・・
ROMです(--;

75 名前:53 :04/02/03 23:59 ID:TwzssbsD
うぉぉ!
自分の後から点呼だなんてΣ(゚д゚;)
20の名乗りをあげさせてもらいますw

柚子さんとロレンスさんの激甘きぼ〜ん。
ROM専御免。

76 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:04 ID:2lLGtOaE
えっとー、22かな。ROMです。

77 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:12 ID:pcWF7qdo
23です。ROMです…

78 名前:53 :04/02/04 00:14 ID:Ea5kAxJT
がびーん。
入力中に74さんがはいってましたね。
21ですた。
スマソ。

79 名前:70 :04/02/04 00:16 ID:9c1OtexI
おぉ、なんだかんだでぞろぞろと人が出てくるw
やっぱりミカエルなんかも、普段猫かぶってるだけで変な娘さんがあっちにもこっちにもいたり
するんだろうかと思ってみたり。

80 名前:19 :04/02/04 00:19 ID:Kq+Qjm48
この時点で21にんも!!!
>>70タソどの作品かかれたかたでつか?
新SSお待ちしてまつ。
てか、需要(略)さんとかは新スレになってからいらしてませんね…
あと、小早川くんと瑠璃子ちゃんのを書くといっていた方も…
というわけで皆様の新作激しくキボン。

81 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:28 ID:tkQ70Rj9
あんまりクレクレ連呼するのもどうかと思う。
こういうのは各人のペースってものがあるので
限りある資源(職人)は大切に>19

82 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 02:28 ID:kXmIK4fZ
規制とは辛いものです・・・えーと、24人目。
やっぱりROMっす

83 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 07:04 ID:0KSJJ1ds
ノシ 25

前スレでグンパンネタを振って逝ったものでつ
神様のご光臨マターリお待ちしています

84 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 08:03 ID:hUCGAQ/4
即死回避に作品リストを貼った26人目。
和馬若葉楽しませていただきました、乙です〜
泊まりがけで釣りに出かけるマリナーな人たちとかも楽しそうだー
他力本願ROM専です

85 名前:70 :04/02/04 08:50 ID:9c1OtexI
>>80(19さん

 え〜と、序盤でエロ蘊蓄書いていた >>6 だったりします。
 SS投下というと、>>68-72 ですとか。
 200 あたりから名無しになって、ボケをとばしていたりしました(笑)

86 名前:55 :04/02/04 10:02 ID:9iqqmB2W
私も完全にROM専です・・・・・・・

87 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 12:43 ID:7yeS2yKr
27 で、いいのかな。
こないだ初めてのぞいたばかりの新参者です。
できれば作品書いてみたいけれど・・・いつになることやら。

88 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 13:47 ID:Syyryb9s
28 同じくROM専です。
意外に多いのですね…びっくり。

89 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 15:30 ID:JuBIh0Fi
ノシ こっそり29〜

90 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 16:01 ID:lJZq7IM7
30いるのですね

91 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 17:56 ID:hZJphBPi
もう一人追加 31です

92 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 18:42 ID:KcIB4YRf
ROM専でゴメン。
32人目。

93 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 18:44 ID:QfEUzjAq
ROM33。もぎゅもぎゅ。

94 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 20:48 ID:LiVq6zq1
とっても賑わってますね〜、すごいなぁ。盛況でなによりでつ。

>79さん
>ミカエルなんかも、普段猫かぶってるだけで変な娘さんがあっちにもこっちにもいたり
3人娘以外の生徒全員が、自分だけだと思って隠していたら笑えまつ(w

95 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 21:33 ID:N4p6YkTo
おまいら、点呼もいい加減にしる!
と言いつつ・・・・。
ROM34ノシ

96 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:03 ID:4d1fwduD
はーい、35!

97 名前:70 :04/02/04 23:31 ID:9c1OtexI
>>94
鉄道マニアとか、模型マニアとか、ハンディカム片手にクラスメイトを撮影して悦に入る人とかいるんでしょうかw

98 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:42 ID:GDxbhk2j
ようやく文庫本を全部そろえることができた。
ROM専36です。

メイプルの一巻が部屋のどこかに行方不明なんですが(泣)

99 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 00:29 ID:LhzrvQzS
うで卵はひたいでこんこん☆、ぱかっ!

100 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 02:15 ID:6p1sZw8o
葡萄月書いたもんです。

悪魔を知るものを書こうとしたら先を越されてしまった。

しかし、やっぱほのぼのラブですなあ。

おいらだと、やっぱ鬼畜シチュから入りますが・・・・。

ネタねえや。

101 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 02:29 ID:vjZuCqPZ
久々にカキコ。んーと、37?
前スレで柚子×ロレンスちゅーネタと和音さん×俊介風邪引きネタと書いてましたー。
大天使シメの史緒さん、今書いてる途中なんですけど難産でございます。
しかし神は沢山おわしますので安心してちと休憩してみたり。

悪魔を知るもの…何か新鮮でした。乙です!
中国の壺も兄妹でいっちゃうのがデフォルトだとこのスレで学習。
当方のデフォルトは何故か壺の中の人でした…。うーむ。

102 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 02:47 ID:ckgxoQH+
なんかさ。
「わたしのおにいちゃん」とか、
天下の海洋堂(妹の)フィギュア付き商品とかあるけど。
川原作品て、フィギュアにしても
可愛い&川原テイストもきちんと残りそうなんだが。
あったらいいな、川原作品フィギュア。

103 名前:需要(略) :04/02/05 02:47 ID:/KSklnnQ
自分とこのHP更新忙しくてご無沙汰してます;
続き書いてますもうちょっとお待ちを。
点呼は38で。

前スレでレスくださった皆さんありがとうございます。
こちらで一気にまとめてレスでゴメンナサイ。
喜んでいただけたようでほっとしてます。

<改行タグが残ってる
残ってるというよりは間違って入れてしまった・・・・(藁
メモ帳に直接タグを入れながら本文を書いて
HP更新してる癖が出ました。
また見つけても温かくみまもっ(ごふっ)

104 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 04:21 ID:YdJyyZ1O
「トクベツ」のつづきはないのでつか? 

と期待しとるのですが・・・

ああ、作家の皆様。降臨お待ちしております。

105 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 23:19 ID:WJ8JWZFn
あ……ちょっと風邪を引いている間に点呼があったんですね。

遅まきながら。
ROMしてますが、ちょっと何か書いてみたいような気も。
その前に色々読み返します……。
『花にうずもれて……』とかだと、いけそうでダメそうな。

106 名前: ◆t9KN7WsR1E :04/02/06 03:48 ID:UDZDZ867
|ノシ 39でしょうか。
小早川君×瑠璃子ちゃんなんですが
脳内バックアップがかなり不完全で、難儀してますです。
再文章化できたのは現在全体の20%ぐらい。
PCイカれる前に、もっとマメにバックアップとっておくんだった…_| ̄|○

出来上がりましたら必ず投下しますので、どうかお待ちを。
ゴメンナサイゴメンナサイ オネガイデスカラ イシヲ ナゲナイデクダサイ…
|彡 サッ

107 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 12:21 ID:afpolt7r
キラとナッシュって、アンドロイドはミスティーブルーの夢を見るかでは怪しかったけど
ブレーメンUじゃ全然だよね。
同じことは甲子園の空に笑えとメイプル戦記の広岡監督と高柳コーチでも言えるような・・・
でも、エロくするのはどちらにせよ至難の業。どなたか・・・
司城史緒さん個人的希望で楽しみにしております。

108 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 14:02 ID:WrfgH7Zg
19タンカムバーっっク!!

>100タン
キーチクシチュも気になったりする(w

109 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 21:08 ID:PZTuzmn4
∧_∧
( ´・ω・)
( つ□O ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫
と_)_) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
      ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫
      □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
      ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫
      □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
      ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫
      □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

105さんもカウントしていいのかな?おぉ!住人さんが40人!!
以前かっぱらってきたAAでつが、お茶ドゾー。
…これでピーポレンだんごがあれば(w


110 名前:前スレ881 :04/02/06 21:18 ID:2BeYPBZu
ええと、『トクベツ』の続きですが(104さん、どうもでつ)
妄想ばかりが先へと走り、肝心の文字に落ちていなかったり…ぬぉ。
間が空いてしまってもうしわけないです。徐々にではありますが
なんとか思うところまで持っていきたいと考えておりまつ m(__)m 

>97さん
いるかも(w 他にもきっと、フィギュア名人(102さんの言ってる方でつ)
コスプレお嬢、そしてPINK2ちゃんにレスしてるコも…(18未満だろ、おいっ)

…ところで、この中にミカエルの生徒さんはいらっさいますか?(笑)

>101さん
>中国の壺も兄妹でいっちゃうのがデフォルトだとこのスレで学習。
壷の人もまた新鮮ではないかと!(w
史緒さんも楽しみにしとりまる。



111 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 22:01 ID:Ou/JWZ9z
住人40か41人(うち職人9人)って実はすごいんじゃねーか、ここのスレ!!

112 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 23:35 ID:f17dDR5G
ロムってばかりでスマンです。
職人さん、いつもありがとです。


113 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:18 ID:Ajqd7KJe
>>111
なにげに良スレなんですな(汗)
ガラスの仮面スレも別な意味で強烈だし(笑)
少女マンガ系おそるべし……。

114 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 01:16 ID:UhyQJ1Uq
>110
仲間が多くて嬉しいのはよーくわかる。
でも、でつまつとかセルフ突っ込み系の
個人サイトノリではしゃいだ口調は
嫌がるヤシも多く(自分も正直いって苦手)、
一旦スレが荒れるような事態になると、そういうコテが叩かれて
荒れが拡大する事もあるので、出来れば今のうちに控えめにしてホスィ。

他のスレでも、110と全く同じ調子でレスしてた職人がいたんだけど
ちょっとした書き込みを発端にして、スレが荒れ始めた時に
「職人の行動が痛かったのも原因」とか叩かれて職人本人が追い出された後も
事ある毎に蒸し返されてスレが荒れに荒れた。





115 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 09:06 ID:INsvNM5Y
よくわからないけどお団子おいときますね

∧_∧
( ・ω・) -@@@- -@@@- -@@@-
( つ O  -@@@- -@@@- -@@@-
と_)_) -@@@- -@@@- -@@@-


116 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 09:09 ID:w+Oh00lI
とりあえず>>114の口に団子を詰め込んでくれ。
私も一つごちになる。

117 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 14:56 ID:GWltWsyi
これを機に「でつまつ」と誘い受けは辞めてくれると嬉しい、に私も一票。

118 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 16:13 ID:A3E8m3Jm
ねらーっぽい雰囲気が出るから…と「でつまつ」を多用するのは、
2ch慣れしてない人には割りとありがち(110がそうじゃなかったらスマソ)
でも本人が期待するほどの効果はないし、
むしろ「今更でつまつウゼェ」と思われる可能性高いよ。

一般サイトに例えると
「管理人と訪問者が丁寧語でやりとりしてるBBSに
いきなりギャル文字で弾けた書き込み」するのと
程度の差はあれ、まあ似たような物。

ギャル文字と同じく、許容できる人とそうでない人の差が激しいのと
ここが不特定多数の人間が集まる場所である事を考慮したら
自分も>117にイピョーウ

119 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 16:41 ID:a2RDLATt
ところでこのスレに男はいますか?

120 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 19:21 ID:Z/oXN8bH
はい、ここに一人w

ちなみに先の点呼には入っておりません。
でもって読み専でスマソ。

121 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 19:40 ID:+4YBc0xm
え!?男の方が多いのでは!?

122 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 20:06 ID:FX2yFruY
自分女です。
ROM専ですが。
点呼は終わっちゃったんでしょーか。
入り損ね…。

123 名前:70 :04/02/07 22:40 ID:Ajqd7KJe
>>119
当方男でつ。
前スレで「ええっ、男の方だったんですか!?」と言われてしまいますたが。

124 名前:104 :04/02/08 03:15 ID:HFF6rCKs
すみませんでした。104です。
何か軽く荒れたようなので…。気分を害された方すみませんです。
以後気を付けます。

125 名前:110 :04/02/08 22:07 ID:fwmSzjfw
遅くなってしまいすみません。
正直なところ、浮かれてはしゃいでしまって、周りが見えていませんでした。ごめんなさいm(__)m
今回に限らず、書き込みの文体や内容自体が"構ってくれ"的な空気を醸し出していたとしたら
本当に申し訳ないです。不快な思いをされた方ごめんなさい。
114さんのおっしゃるスレは存じないのですが、言っていただけて良かったと思います。
指摘はする側もしづらいものだと思いますが、それを敢えてしていただいてありがとうございました。
スレに繁栄してほしい気持ちはわたしも同じですので、気をつけますね。すみませんでした。



126 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/09 01:59 ID:AzLjCXDF
|∀・)コソーリ
ここにもROMの♂が一人…

ROMじゃなくて自分も書いてみたいんだがねえ
男性視点でしか書けないし。

127 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/09 09:58 ID:+6ilzitJ
>126
> 男性視点でしか書けないし。

男性視点からの文章でもいいのでは?
ガンバレー

128 名前:119 :04/02/09 16:25 ID:UGEJYcEr
>>120>>123>>126 同志よ!!
いや〜川原作品って男でも読みやすいんですよねぇ〜。
あんまりぎとぎとした恋愛描写とかなくて。

129 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/09 22:32 ID:aLQCNwLy
男に都合のいい女も、女に都合のいい男もいないな。そこがいい。


130 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 02:45 ID:5B+JrlAp
それでいてかわいいしなあ・・・

131 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 14:41 ID:7pxykEcN
川原漫画っていかにも萌え萌えって感じじゃのがいいかも。
男性からみた川原漫画の魅力って気になる。

132 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 14:42 ID:7pxykEcN
萌え萌えって感じじゃないのが、ですね。スマソ。

133 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 16:09 ID:ZS5GUqn1
|ノシ 
 ↑すみません、これってなに?
結構ROMってるほうなんですけど、どうしても意味がわかりません。

134 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 16:21 ID:TIEJtp1c
>>133
 挙手。

135 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 17:47 ID:00Qjz2J/
手を振ってる。
ノ と シ の長い部分が手になると思いねぇ。
シのテンテン部分は残像だ。

136 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/10 17:56 ID:ZS5GUqn1
>>134>>135
なるほど〜。ありがとうございます!

137 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/11 11:44 ID:uyhcOsmz
いまさらですが、挙手…ノシ
男性も含めて44人目かな?
いつかメロウ・イエロー・バナナムーンで書けたらなあと思いつつ、
今日もロム専です。

138 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/12 09:18 ID:EvPl4tNK
>メロウ・イエロー・バナナムーン

まさかヌートリア人で・・・

139 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/12 13:32 ID:pAeO6Qiu
「おねーさん、拾ってください」
「いくら?」
「ひと晩3万円です」
「高すぎる!!」
「でも僕、テクニックと耐久力には自信があるんです」

140 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/12 15:28 ID:EvPl4tNK
おっと!インナー・ワールド

「夢だよ〜ん」

141 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 00:07 ID:TRxLQM1v
捕手しとく

142 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 14:51 ID:i2Xx88Ya
「ムニャムニャをムニャして 1回8万円てか!?」

1回8万円って、どんななんでしょ。

143 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 18:41 ID:G6/dkJ05
点呼に乗り遅れた人です。1スレで柚子×ロレンス一個書きました。

>>142
高級ホテル代とかそこでのルームサービス代も入ってるんじゃない?

144 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 19:14 ID:GyJ2xr9V
ROMってばかりのスレ住人です

>>143
あれってソープ嬢の話だったので、サービスがすんげえことになってるんじゃないのかしらん。
ホテルとかルームサービスとか入れちゃうとなんだか出張ナンタラになってしまうような。

145 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 19:51 ID:Bzhsf2iW
黄金の風呂釜(w

146 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/13 21:30 ID:odi4BxlI
ペンタゴン……(w

147 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 09:40 ID:joQsZ/wY
おい!
金に目がくらんだ愚かな質問など、
笑って静かにごまさんかい!


殿下のように!

148 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 13:40 ID:8b2veCAV
即尺、即ベッド、全身リップ、マットプレイに潜望鏡のフルコース。
あとは時間内発射無制限ってトコだと思います。

149 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 14:36 ID:+rkWvXh9
今日はバレンタイン☆
ってことでロレンス×柚子バレンタイン編投下しようかと思うんですが…
どーでしょう?

150 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 15:11 ID:2nyytmf1
>149
わぁ、そういえばバレンタインですね。
ロレンス×柚子お待ちしてます。

きっとミカエルの3人娘はファンの子達から沢山チョコをもらうにちがいない。


151 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 16:29 ID:joQsZ/wY
>>148
?な用語があるけど、
もしかして、このスレの皆さんは意味わかるの?
わかんない言葉あるよ自分・・・

152 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 17:06 ID:jBgT1lDv
>151
語感からなんとなく想像つくものもある。とだけ言っておく。

この板に来てるって事はいい大人なんだから、
わかんないとかお子様じみた事言う前に
「ソープ+●●」みたいに、複合キーワードで検索かけるよろし。

153 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 17:58 ID:aSdNUIoF
俺もわかんないかも

154 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 20:51 ID:xhOCfjyv
>152
まあ、とげはしまいなはれ。
3行目は余計だとオモ。
分からないという話も、話題のひとつだと思ってええんやない?

155 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 21:23 ID:g6o3Yfpm
そうだね、別に「意味教えろ」とは言ってないようだし。

>>149さん、バレンタイン編期待してます!

156 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/14 23:07 ID:uKmVovw0
>149
ロレンス×柚子!
大好きなんで期待してます。

157 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 00:49 ID:7pYYp7+N
ごめん、自分は全部意味分かる…
何で知ったんだろ

158 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 00:55 ID:92nyH7C/
バレンタインデーに麦チョコをもぎゅもぎゅしてたりして……

159 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 03:57 ID:/FnReK5K
あのお徳用サイズの実在して欲しいなあw

160 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 11:39 ID:A7jx6aNw
というわけで、ロレンス×柚子です。
まずは2話投下します。

161 名前:your sweet is me1 :04/02/15 11:46 ID:A7jx6aNw
「エセルー?エセル〜?」
結婚式を数ヵ月後に控えた2月14日。
柚子ことロレンスは"巨大な2DK"のロレンス邸にいた。
どーせ、永らく住むのだから…と、ロレンスが柚子を連れて来たのだ。
で、なぜ柚子がこんなにロレンス卿を探してるかというと
彼が3時のお茶の約束をすっぽかしたからである。
「あのやろ〜、"3時にリビングで待ってるからね、柚子ちゃん?"なんて一時ながら…
バキヤロー(ロー、ロー)」
とただっぴろいホールで思いっきりさけんだところで柚子はあることに思い当たった。

162 名前:your sweet is me2 :04/02/15 11:53 ID:A7jx6aNw
「まさか…」
柚子は屋敷から程はなれたところにある東屋へと急いだ。
そこは忙しかったロレンスの父が彼にプレゼントした"赤毛のアン風の"
東屋で、ロレンスは"柚子ちゃんにピッタリ☆"とかいって喜んでいたのだ。
「リビングはリビングでも…あっちのリビングってことかよ!!!」
柚子はお下げをふりふり駆け出していった。

163 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 22:18 ID:jcD6q7/J
どうした、後から親にPC覗かれて中断したのか。

164 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/15 22:51 ID:qYZkQCJy
>>163
んにゃ、弟に…。ついでにPC奪われたから明日までUPできなぃ…(因みに今はケータイからカキコしとる)

165 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/16 23:41 ID:tRAKmhgk
・・・姉のPCを奪った弟は、その履歴を見て愕然としたのであった。

166 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/16 23:46 ID:bcXQgFbt
>>165
なぜなら自分と全く同じだったからである

167 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 01:00 ID:maSlstSB
弟は逡巡する……
「姉ちゃん、あんたもかよ……」

幼い頃、姉の本棚を盗み見て知った川原泉。
エロティシズムのかけらもないその漫画に、いつしか少年は魅せられていた……
爾来彼は、川原ファンであり続けた。

だが弟は2ちゃんねらーでもあった。
何しろ年頃の少年だ。禁を犯し、pink鯖へ出入りしてもいた。
そこで見つけた意外なスレタイ――
「川原泉作品をエロくしろ!」

いけない。入っちゃいけない。
だが、好奇心が勝った。

そのときはまさか、こんな事になるとは思っていなかったのだ。
血をわけた姉と恐ろしいあやまちを犯すことになろうとは……


168 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 01:10 ID:q2Wqjs3P
言えない、言っちゃいけない。
まさか前スレの○○を書いたのが自分だなんて。
決して言っちゃいけない。

169 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 01:19 ID:EXZ4DtIh
>>164-167
 なぜかこんな連想をしてしまったのさ。
(元ネタは『中国の壺』ね)

「……ん?」
(どこから紙が……)
「何だ?」
『明日いつもより早めに帰宅して2ちゃんを見ろ』
(何の冗談だ?)
 ひらり……。
『見ないと絶対に後悔するぞ』

170 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 01:20 ID:EXZ4DtIh
>>169 続き

>>142 あにじゃ☆匠味 メエル:sage 投稿日
 へぇーへぇーへぇーへぇー(AAry
 慣れたもんだなぁ>このエロSS

>>143 いもじゃ☆式 メエル:sage 投稿日
 だしょ?
 ガラかめのエロパロは、ギャグも交えるのが必要なんだw

>>144 あにじゃ☆匠味 メエル:sage 投稿日
 詳しいね

>>143 いもじゃ☆式 メエル:sage 投稿日
 んにゃ、付け焼き刃。
 ここ(エロパロ板)に来てからいろいろエロパロSS読んで勉強したのさ〜


171 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 01:21 ID:EXZ4DtIh
>>170 続き

(そ、そーか、そうだったのか、知らなかった……!)
『反省したか?』
「した、したよ、した!」
(よし! もー一枚)
『なりきりスレも読んでみたほうがいいな』

※なりきりスレでネカマになって常連の男性達(実は女性の書き手w)にズコバコにされているだれかさん

(なんて……なんて哀れな姿に……)
「巧〜〜〜〜」

 あれは息抜き。一時の解放感。
 親の期待が重すぎて。親の理想が苦しくて。
 その要求が悲しくて。
 ID変えずにコテハン変える……IDの変え方を知らないネカマが一人(ぉ


172 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 16:39 ID:IWUD7Lp6
ここですか?住人参加もOKのエロパロスレは(w

173 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 19:36 ID:WROSBxNY
161が弟との禁断の愛の世界に行ったきり帰ってこないので
みんな楽しく待ちわびているだけです。

174 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/17 22:36 ID:o83IRWJV
弟との禁断の愛は良すぎてマジヤバイ。



175 名前:161 :04/02/18 01:03 ID:2zTWXwZ6
まさかうちのねぇちゃんが…て自分ものってどーするwww
人大杉だからUPできなぃ…。なぜか壺は拒否反応おこすうちのPC…。
もぅ少し待っててくだせぇ。一気にUPするから。

176 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/18 11:47 ID:ygC49CzP
>>157さんのID面白いなあ
バルタン星人みたい

177 名前:161 :04/02/19 00:12 ID:TuSqrH8u
お待たせしました。
続きです

178 名前:your sweet is me3 :04/02/19 00:18 ID:TuSqrH8u
遠い、遠い。
あの、馬鹿教師め、疲れる、じゃない、か…。
息をゼイゼイ切らしながら柚子はやっと離れの東屋に着いた。
「ロレンス!!!」
「あぁ、柚子ちゃん遅かったじゃないですか。」
「遅かったじゃないですか。じゃねぇ!おめーがまぎらわしいいーかたするから
(ブツブツ)」
「まぁまぁ。とりあえず、お茶にしません?今日はバレンタインだから
特別にデイリーホーン種のミルクチョコケーキを作ってもらったんですよ。」
…まぁた牛乳にこだわってるよ。と思いつつ柚子は口を開いた。
「あのさ、一応私も用意してるんだけど。」

179 名前:your sweet is me4 :04/02/19 00:32 ID:TuSqrH8u
「用意って、何を?」
「…チョコ。いらないんだったらいいけど。」
「まさか!柚子ちゃんがくれるものならなんだって嬉しいよ」
にっこり。
「そんな顔されちゃぁ逆らえないじゃないか…」
柚子は深い青の包み紙をポッケから出した。
「手作りじゃなくて悪いんだけど…」
そのパッケージには金色のゴシック体で"メイプルキッス"
と書かれていた。
「柚子ちゃん、これ…」
「イギリス着てからしばらく食べてないって言ってたから…
好きでしょ?そのチョコ。」

メイプルキッスとはメイプル製菓が誇る生チョコで野球選手の仁科夫妻の
CMで有名だった。
「ありったけの力を込めて投げるから…この際打つなりからぶるなり好きにしてくれ!」
カキーン。ホームランを打つ仁科(紘)ボールの行方を見つめる仁科(雅)。
そしてその時、電光掲示板にメッセージが浮かび上がる。
"DEAR MASAKI
your sweet is me...love.
FROM HIROKO"
バレンタインには貴女のメイプル製菓を…。

と、いうくっさーくてワケわかめなCMとそのチョコをロレンス卿はとても
愛していたのである。んで、イギリスに着てから早3週間。その間に買い置きの
メイプルキッスはなくなってしまっていた。勿論イギリスにそれは売っていない。

180 名前:your sweet is me5 :04/02/19 00:38 ID:TuSqrH8u
「これ、どやって手に入れたの?」
「和音さんにさ、薫子&桜子コンビに頼んでもらったんだよ。」
「へぇ…柚子ちゃん一口いる?」
「ん…頂戴。」
「じゃ、口あけて?」
「あが」
柚子の口に放り込むとすぐロレンス卿は考え込んでいるような顔をした。
そして
「やっぱかえして」
と不可能なことを言いながら柚子に口付けた。
「」

181 名前:your sweet is me5 :04/02/19 00:40 ID:TuSqrH8u
「これ、どやって手に入れたの?」
「和音さんにさ、薫子&桜子コンビに頼んでもらったんだよ。」
「へぇ…柚子ちゃん一口いる?」
「ん…頂戴。」
「じゃ、口あけて?」

「あが」
柚子の口に放り込むとすぐロレンス卿は考え込んでいるような顔をした。
そして
「やっぱかえして」
と不可能なことを言いながら柚子に口付けた。
「んっ…はっ…もう!」
「まぁまぁ、今日はバレンタインなんですからね。」
と微笑むとロレンス卿は自分の口にチョコを投げ入れ、もう一度
柚子にキスをした。


182 名前:your sweet is me5 :04/02/19 00:43 ID:TuSqrH8u
あぁ!!!180誤爆してしまいました…。ゴメンナサイ。
スルーでお願いします。
次はエロ入ります。

183 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/19 12:54 ID:zv7ggEA1
メイプル製菓のCMワロタ。
続きお待ちしてます。

184 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/19 21:19 ID:JbIn/Vjp
柚子ちゃんマンセーw

185 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/24 05:13 ID:/0mebwRw
待ちながら保守

186 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/27 12:47 ID:ege3y2mN
続き待ってます。
もしうまく書けなくて困ってらっしゃるなら、
私めが上だけ脱いで腕立て伏せでもしましょうか。

187 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/27 21:01 ID:o3EfD2QZ
>186
曲は「TABU」でいい?(ユニットの方じゃなくて、ドリフがよくやるやつ)

188 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/27 23:19 ID:QRJQqMFT
ここにも続きを待ってる人間が居ますよ〜。
楽しみにしています。

>187
TABU?Tabooじゃなくて?
もし「ちょっとだけよぉ〜ん」のあれを言ってるんじゃないとしたらスマソ

189 名前:187 :04/02/28 00:14 ID:LtS+ZqJ7
あ、それですそれです。>「ちょっとだけよぉ〜ん」のあれ
綴りはTABUとTaboo両方ともOKみたいです。
でも曲のタイトルだとTabooなのかな。

それでもって紫ピンクの照明もスタンバイおっけです。
…しかし、186が女性だったとしたらツワモノですな。


190 名前:161 :04/02/28 10:31 ID:jMBwc+pI
おまたせしました。
続きです

191 名前:your sweet is me6 :04/02/28 10:41 ID:jMBwc+pI
「ん…エセルっ…まだお昼だからっ…」
「言ったでしょう???ココには僕らしかいないって。」
といいつつロレンスは素早く柚子のワンピースのボタンをはずした。
「エセル!!!やめろっていってるだろーが!いいかげんに…」
「そう言ってるのは口だけみたいですけどねぇ」
そう、柚子の体は既に喜びの兆しを見せていた。
ピンクの乳首は固くなり、ショーツはそれと分かるほどに
濡れていた。
「…いじわる」
「そういうこと言うのなら本当にいじめちゃいましょうかねぇ?」
ロレンスは微笑んだ。

192 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/28 20:25 ID:AMk8MU+A
知らん人が見れば、強姦魔が東洋人の幼女を襲っているかのようで、非常に危険である罠。

193 名前:yoursweetisme7 :04/03/02 14:55 ID:6NK2DzHi
「え…?」
ぱっと柚子から手を離すとロレンスはソファーの上で
胡坐をかいた。
「脱がせてください」
「はぁ?」
「期待してますよ、柚子ちゃん。」
「いい年して何いってるんだ…」
「いやならこのまま私はあなたを置いて母屋に戻りますけど?
あ、勿論鍵を閉めて、ね。」
「このサド聖職者が!」
柚子はしぶしぶロレンスのシャツに手をかけボタンを外し始めた。
「これでいい?」
「いいえ、全部です。下も。」
「馬鹿。」


194 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/03 22:22 ID:KbXWc/Dt
ね、どうして1レスのみなの?

195 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/04 08:45 ID:lZnkWimV
書き手さんのペースなんではないのか?

196 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/04 13:25 ID:9y2APYFx
このじらし方は、川原流なのだよきっと。

197 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/04 16:21 ID:jL7k5jDP
まぁ、マタ〜リ待とうではないか。

198 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/06 17:35 ID:uJWuYTOM
保守
もきゅもきゅ

中国の壺で3Pとか思いついた。

199 名前:161 :04/03/08 20:08 ID:tKewYhL9
無理に今壺使ってるんでPCあぼーんしやすいので一話ずつ…スマソ。
もう186タソに腕立て頼みたい状況…
一応続きです

200 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/08 21:56 ID:xXqbbnfd
壺より専用ブラウザを導入してみたら?
専ブラと壺ではどっちがパソコンに負担かかるのか知らないけど

201 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/08 22:11 ID:a0Ll1oJH
>>199
SS投稿用掲示板
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/3582/1075113220/

ここに投下してリンクを貼るという手も

202 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/15 17:58 ID:scJgIa3z
ほしゅっときます。

203 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/17 15:37 ID:9Qn6pQrz
保守なんぞせんでいいから腕立て伏せ汁!
もちろん全裸でうわなにをするやめ(ry

204 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/18 21:29 ID:ZlNQgceB
上だけじゃなく「全裸」ですかw

205 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/22 07:37 ID:nxUTV0hN
全裸で腕立て伏せしながら保守

206 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/24 00:10 ID:4zFW7IwK
三つ子の牛が誕生したニュースやってた。
リアル郭泰源、郭源治みたいな模様でかわいかったよ。
クララ牧場ものをどなかた・・・・・・

207 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/24 00:13 ID:4zFW7IwK
どなかたって何だよ漏れ_| ̄|○ 

208 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/24 00:31 ID:WznV3NMb
どなどなど〜な〜か〜た〜〜(殴

209 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/28 22:55 ID:qgwqnKxm
ワラタよ♪

210 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/30 23:34 ID:YYNvbE+3
神は何処

211 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/31 21:26 ID:UI9voEXE
親スレが落ちていた…。
圧縮回避感謝です>210

212 名前:名無しさん@ピンキー :04/03/31 21:57 ID:Hro5321u
圧縮のタイミングはよく分からなかったんですが…もちょっとマメに書き込もっとおもたよ。

213 名前:210 :04/03/31 22:04 ID:IrEjYQga
>>211
まあ、圧縮が来るタイミングがわかったからこその保守だったわけですが



214 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/01 18:05 ID:zTDn9oK5
革命の季節は終わったのね・・・

215 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/01 22:23 ID:MscCmd3z
北の方ではこれからですよ

216 名前:211 :04/04/01 23:03 ID:uoKMjL/m
>211
そうでしたか…。
ともあれ乙かれ様でした。
こーゆー時、見守るより書き込め!なのだな、てことでまた寄らせてもらいます。




217 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/01 23:15 ID:uoKMjL/m
訂正するのも恥ずかしい間違い…。スマソ

>214
3月が逃げた後も、桜の季節は(こちらでも)まだ続いております。


218 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/02 00:02 ID:7EUgRIRN
暮林、各務、鷹見で3P(*´Д`*)ハァハァ

219 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/03 21:26 ID:zXMTo7zR
ネタなしホゼーン。。。

220 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY :04/04/05 03:03 ID:aU4d51WV
今ちょっと書いてます。まだ時間掛かりますが、いずれ持ち込ませていただきます。


221 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY :04/04/05 03:04 ID:aU4d51WV
ごめん、SAGE忘れ……和音さんのキックで逝って来る

222 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/10 23:12 ID:8MR4jiJ3
おっと、これはいけません。
保守しておきます。

223 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/12 22:03 ID:blPOBFQz


224 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/13 17:08 ID:1h2qnY6u
このスレはなぁ…
鍔鳴りがするのだ…

225 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/15 23:45 ID:pqO1izDE

 (((((((( ;゚Д゚)))))))

226 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/17 20:57 ID:ejTRsHbu
「…何をやっているんですか、あなたは」
眉間によった皺に指を当てながら、俊介は低い声でつぶやいた。
新婦の悪友たちからの差し入れがあった時点で、嫌な予感はしていたのだ、実は。
だが、ここまでとは、思わなかった。
ここまで場違いなものを新婚初夜に持ち込まれるとは。
あらかたなくなっている弁当箱と、駄菓子や饅頭の袋詰に囲まれて
嬉しそうに夜食を食べている和音を見つめながら、俊介は大きく溜息をついた。
スイートルームの広いリビングはさながらピクニックのようだった。
「だってさ、俊介。披露宴でも二次会でもなんかほとんど緊張して食えなかったし。
腹が減っちまって眠れそうになかったんだよ。
・・・あ、ひょっとして俊介の分とっておかなかったから怒ってんのか?
食い始めたら止まんなくって。悪い悪い。
いやあ、それにしてもさすが柚子と史緒だよな。
このホテルのわけが分からないサービスなんかよりもよっぽど気のきいたおくりもんだ。
俊介もそう思うだろ?」
悪びれずにニコニコと無邪気に笑っている和音が憎らしい。
だが、ふと気づいて和音に確認した。
「サービス、とは何のことですか?」
饅頭を頬張りながら寝室を指差す和音を横目でにらみながら、
俊介はベットルームに足を踏み入れた。
天蓋付きのキングサイズのベット。そのすべてをを真紅のバラの花が覆っていた。
まさに、新婚初夜にふさわしい寝室だった。
「なんだってこんな無駄遣いするんだろうなあ。
こんなもんよりも食い物の方がよっぽど嬉しいと思うんだが」
本気でわかっていないらしい顔を、なぜかとても崩してやりたくなる。
「なぜだか・・・本当に分かりませんか?」
背後から抱きしめて、耳朶を舐めながら囁く。

227 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/17 21:21 ID:YJUmA6q7
顔を赤らめて身をよじる和音を抱き上げて、パジャマのすそから手を入れなぜあげた。
「特別な夜は、こういうことをするときまっているからですよ」
抱き上げてぺっどに下ろして耳元に囁いてやる。
逃れようともがくその様さえも愛おしい。
「たっ・・・たんま!な、何もそんな、もっと後でも……な?」
言い訳など聞いてやらない。
和音の心の準備を待っていたら、いつになるのか分からないのだから。
小さめの胸を優しく揉みながら中央にある突起をつまむと、
和音は若鮎のように飛び跳ねて、背を弓なりにそらせた。
「あ…っ」
泣く前のような顔をして、おそらくははじめて他人から与えられるであろう性的刺激に戸惑っている。。
幼子のようにも見えるその表情に、俊介は加虐心が募るのを感じていた。


などと書き散らしつつ保守。
誰か人いないかなあ。。。

228 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/17 23:14 ID:0t4z4RXu

(;´Д`)ノ ハァハァ

229 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/18 05:11 ID:LwIWkXFs
(゚Д゚;≡;゚Д゚)ノシ

230 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/18 18:46 ID:YIWKTRDJ
あ、人がいたw
んでは、続き書いてみますね。
ただ、昨日のは直打ちで適当に書いてたんで、メモ帳を
開いて書くと少し(何日か)遅くなるかも、です。
遅筆なもので、すみません。

231 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/19 00:37 ID:mg0Q5RHz
和音サン期待保守

232 名前:226 :04/04/20 18:24 ID:ysFOl9+D
うわあ、またひとり増えてる(汗
ち、ちょっと期待に添えているかどうか分からない物になってしまいました。
ごめんなさいorz
お好みに合わなかったら、スルーよろしく。
んでは、数レススレ汚し失礼します。

233 名前:226 :04/04/20 18:25 ID:ysFOl9+D
「俊介…?」
おびえたような顔で自分を見つめる和音と視線を絡め合わせたまま、俊介は舌を出して胸のふくらみを舐め下ろしていく。
自分以外、誰も触れたことのないだろう、無垢なままの小ぶりの乳房。
わざと淡い色をした乳輪をはずして、そこからまた舐めあげ、乳輪を口に含む。
やわらかかった突起が、口腔で硬くなっていった。
和音の眼がみるみるうちに潤んでいき、哀しい水滴がぽろぽろと伝った。
「何…で、こんなこと…するんだよう…」
「和音さん…」
ふるふると身体を震わせて、和音は涙をこぼし続けた。
和音にとって、俊介は絶対の存在だった。
幼い頃から、誰よりもそばにいてくれた。
俊介のすることは、きっとすべて正しいこと。
そんな思い込みは、和音の中にしっかりと根付いている。
しかし、知識として知ってはいても、こんなにも怖いものだとは思わなかったのだ。
大学に通っていた頃に出来た友人たちにも惰性で猫をかぶり続けていたため、こんな時の心がまえを
教えてくれるものはいなかった。
柚子と史緒にいたっては『これからが大変だ〜』とのんきに笑っているだけで、何の役にも立たなかった。
ただでさえ突然のことに驚いていたというのに、俊介はいつもとまったく違う無表情で。
違う人間を見ているようで、怖くて怖くて、もう限界だった。
「和音さん…すみません、和音さん…」
俊介の胸がきりきりと自分を責める。守りたいものを見失って、どうするつもりなのか、と。
泣き顔を隠そうともせずにただ泣き続ける和音を抱きしめて、泣き止むまでゆっくりとやわらかい髪を撫で続けた。
泣いていてもなお、自分に対する絶対的な信頼は失わない和音を愛おしいという想いをこめて。
さらに泣かせてみたい、という自分の加虐心を叱りつけながら。

234 名前:226 :04/04/20 18:26 ID:ysFOl9+D
少し落ち着いた和音の額に口付けながら、俊介はもう一度和音にささやいた。
「申し訳ありませんでした。和音さんは初めてなんですから、俊介がもっと優しくして差し上げるべきでしたね。
ついつい手の舞足の踏むところを知らず、になってしまっていました。許してください」
いつもよりも優しい声だった。それなのに、俊介の大好きなことわざが入っているところがとても俊介らしくて、
和音は自分の心が凪いでいくのを感じた。
知らず、笑みがこぼれる。
「もう、いーよ、俊介。わしなら大丈夫だから。気にすんなって。
俊介がすることなら…どんなことでも、大丈夫だから。ちょっと、びっくりしただけだから」
無自覚なまま、俊介の欲を煽り立てるようなことを言う和音が憎らしくて愛しくて、俊介はそっと
和音の唇をふさいだ。
やわらかい唇を軽く吸い、舌を入れて歯列をなぞる。小さな舌を絡めとりながら片手で
耳朶を優しく愛撫してやる。
ぴくぴくと刺激のたびに震え、俊介にしがみつくしぐさが可愛らしい。
「大好きですよ、和音さん。俊介に、すべて任せて下さいね」
今度こそ、おびえさせないように、語りかけながら。笑顔を添えて。
全身を愛撫していく。
手で。唇で。舌で。
全身を慈しむ。
背を愛撫する。首筋に口付ける。わき腹をつたって、足の付け根に触れた。
「あ…ッ、俊、介…そこ、は……」
とたんにまた不安げな様子で見上げる和音に微笑みかけて、愛撫を続ける。
「大丈夫ですよ。力を抜いて。もう、怖いことはしませんから」
安心したように力の抜けた和音の足を開く。
淡い茂みにの中に隠された秘裂を割り、肉芽を撫で上げた。
「ひっ…ああぁーーっ!!」

235 名前:226 :04/04/20 18:27 ID:ysFOl9+D
ほんの少し触れられただけで、和音は声を抑えられない。
それまでよりも大きな快感が和音の全身を駆け抜けたのだ。
俊介のことは信じているけれど、なぜかこのまま進んでは自分自身が変わってしまうような不安感に襲われた。
俊介の背中にすがりつく。
同じ女子の中では肩幅も広く長身の部類に入るためか、和音はミカエルでは特に頼りにされることが多かった。
しかし、俊介の肩幅は和音よりも広く、胸板も厚い。
しがみつくと、心のそこから何か温かいものが広がっていく。
大丈夫。自分自身が変わってしまっても、きっと大丈夫。俊介だから。俊介がいるから。
心の変化は、身体につながる。
少しずつ潤みを帯びてきていた秘裂から、とろりとした愛液がこぼれた。
「そう、不安だったら、俊介にしがみついていて下さい…」
そっと囁きながら耳にキスを贈って、俊介は潤みの中に指を差し入れた。
狭い。そっと動かすと、こたえるようになかが蠢く。
「ん・・・、へ、んな感じだ…。
中、で、動いてるの、……よぉく、わかる、もんなんだな…」
息を乱しながら和音が苦笑する。頼むからこれ以上煽らないで欲しいと俊介は思った。
「これから、もっとよくわかる様になります。
……力、抜いていてくださいね……」
もう一度優しく口唇を吸って、俊介は一気に和音の中にはいっていった。
「ーーーーーッ!!」
声も出せないほどの痛みが和音を襲う。
それでも、俊介は進みを止めなかった。
無意識に逃げをうつ和音の身体を抱きしめて、すべてを和音の中に埋め込む。
「途中で止めた方が、辛いですからね……。少し、このままでいましょうね…」
汗で濡れ、張り付いた前髪をかき上げてやりながら俊介は優しく囁いた。
和音が見上げると、俊介の額にも汗が光っている。
そして、手のひらに感じる背中にも、汗が浮いている。
身体の奥に、先ほどとは比べ物にならないほどの圧迫感を感じていた。
自分の身体の中で、俊介が確かに存在している。
本当に、今、俊介と一つになっているのだ。

236 名前:226 :04/04/20 18:29 ID:ysFOl9+D
痛みはあったが、少し痺れたような感覚に変わってきていた。
ぎこちなく、俊介に微笑みかける。
「なんか、身体…全部、俊介、で……うまってるみたいだ……」
静かに微笑み返して、俊介は頬にキスを贈った。
「そろそろ、動きます。俊介の背中に、爪を立ててもかまいません。
しっかり、抱きついていてください」
はじめはゆっくりと、徐々に力強く。和音の中を、俊介が擦り上げていく。
「う…あ…っ……あぁ…」
息があらい。また、和音の眼から涙が零れ落ちた。
「辛い…ですか?」
胸が痛い。そんなにも辛いならば、自分に云って欲しいのだ、俊介は。
なぜ、こんなときばかり猫をかぶろうとするのか。
自分には、猫などかぶらないでいいのに、と、俊介は和音の頬に手をあてた。
頬にあたる手に、和音が自分の手を重ねる。
「…しゅ…ん…すけ、………す…・き、だ……っ。
……………すき……だ……ぁ……っ」
初めて、だった。初めて、和音から言われた言葉だった。
いわれてから初めて気付いた。自分が、どれほどその言葉を欲していたのかを。
胸の中が熱く、俊介はもう自分を抑えることが出来なかった。
欲望の赴くままにせめたてる。
和音が再び俊介の背にすがりつく。
あまりの激しさに爪を立てたとたん、俊介が和音を苦しいほどに抱きしめ、小さく痙攣した。
身体の中で俊介が脈打ち、身体の奥深くに何か温かいものを注がれるのを感じながら、和音はゆっくりと目を閉じた。


闇色のシーツの中で眠る和音をベッドに残し、俊介は窓辺に立っていた。
閉めていなかったのだろうカーテンをなにげなくひく。闇色のカーテン。
その内側にかかるレースのカーテン……。空色の。
『空色の、ボールに、見えた…』
あの時から、きっととらわれていたのだ。
この、寝ぎたなくて大食漢で、そのくせ繊細な…この、どうしようもない、お姫様に。

237 名前:226 :04/04/20 18:37 ID:ysFOl9+D
以上です。
ちょっとかなり長くなってしまったような気がしますが。。。
どこ切っていいかわかんなかった自分ゴ━━━(#゚Д゚)=○)゚Д)、;'.・━━━ルァ!!
しゅ、修行しようよ、自分(。∀゚)

238 名前:231 :04/04/20 19:30 ID:gppR+Ogw
>>226殿乙!
処女和音サンかわいいぞ!
俊介男前!

しかし・・・、二人からの食い物差し入れって怪しげな媚薬チョコとか入ってそう(w


239 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/20 20:02 ID:vLIJtyQ7
俊介優しいな (;´Д`)ノシ  ハァハァ

240 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/21 12:30 ID:036ephTL
(*^ー゚)b グッジョブ!!

241 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/22 09:41 ID:6krkgRQw
素敵!
なんかさらりと書いておられるようなイメージですね。GJです!
こんなときにまでことわざを持ち出す
俊介萌えw

242 名前:226 :04/04/22 20:40 ID:WGvOcWo/
ありがとうございます。
感想、嬉しいです。
さらりと書いたわけではないのですが…w
んでは、

>こんなときにまでことわざを持ち出す
>俊介萌えw

のお言葉に甘えて、小ネタを。。。


243 名前:226 :04/04/22 20:59 ID:WGvOcWo/
盛大な結婚式に披露宴、二次会まで出ていたため、
二人が帰り着いたのは夜も遅くになってからだった。
大きな引き出物の袋はずっしりと重く、
企業グループ総帥の結婚という社会的な立場の大きさを感じさせた。
「きれいでしたね、和音さん」
兄の言葉に史緒はにやりとする。あの衣装を着るのに重いだのうっとうしいだの、
さんざん試着のときから文句ばっかりだったことをよく知っているのだ。
「でも、随分大きなプレゼントを渡していましたね、史緒さん。
何をプレゼントしたんですか?」
「ふふん。俊介さん、かなりお預け食らわされていたからな。
今晩は大変だろうって話してたんだ、柚子と。
で、その前に体力をつけろって弁当やんまい饅頭やなんかをちょっと…ね」
人の悪い笑みを浮かべる妹に、ひそかに頭を抱える。
そして、二次会での俊介の言葉を思い出した。

『和音さんを選んだ理由が、自分でもわからないんです、正直。
まあ、屋烏の愛……なんでしょうね、やっぱり。』

同じことが自分にもいえるのだと、確信しながら。

244 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/23 11:43 ID:E66fBZBs
>>243
おおっGJ!
「屋烏の愛」かあ、うまいとこもってきましたね。

〈さらりと書いてるようだ〉と言ったのは、
続きを書くと宣言されてから2日後に、
これだけの長さ&うまさのあるSSが投下されたため、
「書くの早いな〜すげえな〜」と感心したためであったことを
申し添えておきます。
(自分が遅筆野郎なので、特にw)

またお願いします!

245 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 11:37 ID:W8fpzER6
大量投下うざい、と呟いてみるテスト

246 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 11:44 ID:kUA4PwyN
誤爆か?
大量投下ってほどの量じゃないだろ。

247 名前:226 :04/04/25 13:07 ID:F2U7qXiz
`,、('∀⊂) '`,、
よーくわかった。そんなにうざかったか、ごめんよ。




さらに大量投下してやるからまってろ(TДT)ゴラァ!!

248 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 15:43 ID:aiScHmPo
わあこのくらいで大量なんてったら漏れはこのスレじゃあ書けないね
バイナラ ヽ(`Д´)ノシ

249 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 17:37 ID:Elowzh+R
>>248
ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが
書きにくくなってるような気がしただけなんだ。
続きが読みたいのもあったしな。
そういう意味でいってただけなんだが、言葉が足りなかった、すまん。




>247
本気でうざい。

250 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 17:42 ID:kUA4PwyN
>>249
>ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが
>書きにくくなってるような気がしただけなんだ。

だとしたら逆効果だっただろうな。
あれだけの量でとやかく言われるんじゃ……と引いてしまった人もいたものと
思われ。


251 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 18:48 ID:y7dKnv34
今まで全然書き手さんが現れなくて、やっと書いてくれる人が来たら、
>>245みたいな香具師登場か。呆れた。自分も前にちょこちょこ書いてて、
仕事が一段落したからまた書こうかなと思ったところに、>>245見ちゃった。
やる気なくしたから、しばらく来ません。むぎチョコでも食ってきます。

252 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 18:55 ID:TXG/pD2m
>>249
> ゴメソ。いや、ちょっと一人でスレ占拠してる感があって他の職人さんが

下記のような保守状態継続だったのが
やっと職人さんが来てくれたと思ったのに
感謝の言葉でなく独り占め反対って
どないな感覚?

217 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/01 23:15 ID:uoKMjL/m
218 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/02 00:02 ID:7EUgRIRN
219 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/03 21:26 ID:zXMTo7zR
220 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY 投稿日:04/04/05 03:03 ID:aU4d51WV
221 名前:KINO ◆Nq.KINOKeY メェル:sage 投稿日:04/04/05 03:04 ID:aU4d51WV
222 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/10 23:12 ID:8MR4jiJ3
223 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/12 22:03 ID:blPOBFQz
224 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/13 17:08 ID:1h2qnY6u
225 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/15 23:45 ID:pqO1izDE
226 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:04/04/17 20:57 ID:ejTRsHbu



253 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 19:45 ID:3INZ4hST
職人さんたち、どうか行かないで〜。
ムギチョコあげるから
明日見合いにゴジラの着ぐるみ着ていくから
由良のパパと山奥にこもって特訓してくるから
カレー持って機長室まで行くから
etc

このスレを見捨てないでおくれ。


254 名前:KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/04/25 22:17 ID:WMpKyk+A
通常で300〜500行で書いてるわしも……このスレには
大量投下ウゼェでアウトされますな……(ノ∀`)アチャー

書きかけなのはニッキーとユーリの話でしたが。

255 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 22:40 ID:Y4RqUaHA
レスが伸びてると思ったら…
あまりにも似かよった厨スメルに、某スレに間違って来てしまったかと思ったよ。
向こうが今静かなのを考えると……ちょっとガクブル。
書き手のみなさんがんばれ。



256 名前:226 :04/04/25 22:42 ID:lLlOLCYN
>>254
そんなあ。読みたいので、読ませてください、お願いしますorz
じ、自分も投下し続けますのでっ。
ニッキーとユーリは自分、思いつかないので、読みたいんです。
と、投下してください。

257 名前:161 :04/04/25 23:31 ID:6TgfMiVp
やっと人大杉がなおってうpできると思ってたんですが…。
私はチマチマかいてがーっとうpしたいタイプなんで私チト止めときますね。

>>226=256タソ
まじめにグッジョブ!わたしなんか足元にも及ばない…oTz

258 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/25 23:49 ID:fhReFcph
やっと人大杉から解放されたのにぃ。
20レスも延々3時間かけてとるなら言いたい事も分かるが
ありがたいSSだと思うのです。

259 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 01:02 ID:b3rxkhNf
某スレで他の書き手の人気を妬むようなレス連発してスルーされ、
読み手スレでその事をしつこく愚痴って厨認定されたあの香具師でつか?
自分以外のSSがマンセーされるのを僻んだ書き手かとも思ってたんだが
どうやら自己中読み専っぽい気もするな。
お前様のお眼鏡に適うようなSSとやらを一度拝んでみたいよ。

≫226タン
何はともあれグッジョブ! 煽りにも負けないあなたに惚れまつた。ポ

260 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 01:30 ID:65RP1OkP
>259
あのー、そういうレスこそがスレを荒らす原因になるので、
ご遠慮していただきたく…

261 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 01:37 ID:KnvC1/Gt
…どうして、あんなに好投している職人さん達に、「ウザい」なんか
ぶつけるんだろう…。

とりあえず、グラウンドに投げられたういろうを拾い食いしてみる(゚)-゚)ノ□■


262 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 01:38 ID:65RP1OkP
ていうか、そもそもオマイラ釣られすぎですよ、と。
まあ、このレスも釣られたことにはなるんだろうけどナー。
煽りは仏さまのよーに澄みきった心でスルーいたしましょう。

263 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 08:19 ID:73yaH9tl
255だけど。
読み手・書き手どちらでもない、よその煽ラーが紛れ込んで来たのかと思った。
ここの住人が厨だとか、ましてや向こうと被ってるとは思ってないよ。
発言主旨を誤解されていそうなので念のため。

自分が一番釣られてるな。反省。

264 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 12:15 ID:r6WKE+sH
SS来た!と思ったら、煽りも…。
これだけ端的にまとまっているものですら長いのなら、自分が書いてるものなんて(汗
感想も付けたいけど、また今度にしますね。
…釣られてすみません。

265 名前:226 :04/04/26 22:00 ID:kY7jl1hz
よーし、パパ喧嘩売るようにレスNo消さないぞー。

しかも苛立ちのまんま書きなぐったから、なんだか鬼畜モード入っちゃうかもしれないぞー。
しかも途中でうpだ!
煽るなら煽ってみろー!


とりあえず、導入部です。
和馬vs若菜@新婚生活。苦手な人はスルーよろ。

266 名前:226 :04/04/26 22:02 ID:kY7jl1hz
 年を重ねると、丸くなる、とよく言われる。
だが、若菜はそんなことは決してないことを身を持って知った。
……知りたくなど、なかったのだが。

社会人になるということはどういうことなのか、若菜はよく分からなかった。
和馬の意向に従って(というより従わされて)短大を卒業するとすぐに
入江家に嫁がされてしまったから、いわゆる社会人というものを経験していないのだ。
それでも。和馬を見れば、どれだけストレスの多いものであるかは窺い知れた。
ストレスはすべて若菜に対して発散されていたため、思い知らされていた、というほうが正しかったが。
当然のように与えられた新居である高級マンション。
最近では、その掃除すらもままならない状況の中で、若菜はぐったりとソファに沈み込んだ。
また、起きたら昼を大幅に過ぎていた。明日は土曜日。和馬の休日。
おそらく今日以上にハードなものになるだろう夜の生活を思って、若菜は重い溜息をついた。
毎夜のように繰り返される性交は、若菜の身体から確実に体力を奪い、外へと出かける気力すらも奪っていた。
めったに日にあたらなくなった若菜の肌はさらに白く、
ゆったりとしたワンピースに包まれた身体もさらに細くなっていた。
「あの…性欲魔人…食欲で我慢していればいいものを……」

267 名前:226 :04/04/26 22:03 ID:kY7jl1hz
思えば昨日も大変だった。
入江家本邸に送られてきた結婚祝い品を持って、わざわざ和馬の母親が訪ねてきてくれたのだから。
それなのに、若菜は気付かず眠りこけ、出迎えたのはベッドの上で、しかも全裸。
温厚な姑で本当によかったと、若菜は心底思った。
…なぜこの人からあの悪魔が生まれてくるのか疑問も大きくなったが。
そして、言われたあまりにも理不尽な一言。
『和馬は少し男の子にしては小食だったから…。食欲よりも性欲の方に出てきてしまったのかしらねえ』
お義母様。敬愛するお義母様。
あなたの息子はけっっっっっして小食などではありません。
むしろ、大食漢というにふさわしい食事量を誇っております。
……そう、ジャンクフードなら。
ファーストフードは言うに及ばず、ぱりっとさくっと美味しいスナック菓子や甘いチョコレート。
考えてみたら、若菜が実家にいたときからずっとこの手のものには目がなかったようだった。
確かに、食事の準備の手間隙を考えたらこの嗜好は歓迎するべきかもしれない。
初任給とはとても思えないような給料をもらっているのだ、それくらいの出費はまかなえる。
しかし…。
あと数時間で和馬が帰ってくる。山のような買い置きのジャンクフードを楽しみにしながら。
そして、その後の若菜いじめをそれ以上に楽しみにしながら。

268 名前:226 :04/04/26 22:05 ID:kY7jl1hz
今日は、口ッテリアにした。えびの入ったそれは、若菜の好物なのだ。
そして、不本意ながら買った和馬のための大量のハンバーガーやポテト、シェイク。
激辛のスナック菓子で1度酷い目にあって以来、この手のものは買わないようにしている。
代わりにやわらかめの味付けのスナック菓子と安いチーカマ。貰い物の酒も大量に準備してある。
ここまで準備しておかないと、どんな罵詈雑言が飛んでくるか分からない。
それだけならまだしも、その後の『お仕置き』とやらで死ぬほどの目にあってしまうのが目に見えている。
再び重い溜息をついたとき、リビングのドアが開く音がした。
すでに悪魔の本性をさらけ出した和馬が、帰ってきたのだ。
「辛気臭い溜息なんかついてるんじゃない、うっとうしい。」
きつく言い放つ。オーダーメイドの背広にシックなネクタイ。
腹が立つほどよく似合っている。
和馬にとって若菜は唯一自分自身をさらけ出せる相手だ。
初めて会ったときから若菜に対して自分を飾ったことがない。
その若菜を手中に収めたと思ったらまるで自分といるのが嫌だとでも言わんばかりの溜息の多さ。
和馬は笑顔で引き抜いたネクタイを若菜に投げつけた。

269 名前:226 :04/04/26 22:06 ID:kY7jl1hz
「いまさら、後悔したって無駄だぞ? 俺は手に入れたモノを易々と手放すほど甘い人間じゃあない。
それは、お前だってよく知っているはずだがな」
言い捨ててスーツを脱いだ。
直後に手を伸ばしたのは、若菜のひそかに楽しみにしていたえびの…
「うわあーー!! 楽しみにしてたのにー!」
大声で叫んだ若菜を見て、にやりと笑う。ハンバーガーの一つや二つ、
2口で食べるなどこの声を聞くことが出来るなら何でもない、と、和馬は心底思った。
若菜の自分を非難する声を聞くたびに、和馬はこれ以上無いほどの興奮を覚えるのだ。
心浮き立つような、言葉に出来ない何かが自分の内に溢れ出し、止まらなくなる。
ショックを押えきれないような若菜に高笑いを叩きつけながら、和馬は若菜の制止などものともせずに
ほとんどすべての食料を腹に収めた。
早熟だった和馬だが、長い間若菜に手を出すことは出来なかった。
排除できない目の上の瘤のようだとわざと意識のすり替えをして、自分を騙していた頃もあった。
その頃のことを思うと我ながらあまりにも愚かだったと思う。
この感情は紛れもない執着だと、どうして自覚できなかったのか。
自己分析を怠るようでは優秀な経営者たりえない。
まだまだ自分も青かったのだと思う。他者に取り繕うべき部分を自分自身に取り繕っていたのだから。
これからも、より完璧な自分という者を構築していかなければ、と、和馬は決意を新たにした。
そして、自己分析すらも必要ないほど、この身の内にあふれる興奮が
どこを出口として求めているかを確信していた。
……ただ、この目の前にいる未だにショック覚めやらぬいたいけな子羊を求めているのだ、と。
ロックウイスキーをあおって、和馬は自分の食事を終えた。
メインディッシュを心ゆくまで楽しめる、金曜日という日に笑みをこぼしながら。

270 名前:226 :04/04/26 22:09 ID:kY7jl1hz
2レス分のはずだったのに…。
何でJaneからまで「本文が長すぎます!」とか言われなければならないのかorz
メモ帳にくるまって逝ってきます(xдx)

271 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 22:17 ID:6YQdMM2N
悪魔を知るもの新婚生活!
鬼畜?
ふふふふ。楽しみですよ。
和馬は全く違和感ないですから。

272 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/26 22:46 ID:b3rxkhNf
お望み通り煽いでやるぜー!

パタパタつ´∀`)つβ,,  >>226  ゞα⊂(´∀`⊂ モツカレサマ

273 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/27 08:33 ID:xgNwXNBV
>226
ちょっとおちけつ!と言おうとしたが、
このまま突き進ませたほうが鬼畜度が増してよいかもしれん。

というわけで、続き待ってます。

274 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/28 05:29 ID:I7lb+b/B
若菜と和馬好きなので嬉すぃ(・∀・*)

275 名前:226 :04/04/29 08:32 ID:8jQ/i8Ww
数日たって落ち着きました。
…我ながら釣られまくって、テンション上がりきってて痛すぎる…。

とりあえず、鬼畜というにはあまりにもぬるいものになりましたが、
何とかエンドマークはつけました。

これにて名無しに戻ります。


苦手な人はスルーよろしく。
NGネームは226で。

276 名前:226 :04/04/29 08:34 ID:8jQ/i8Ww
お情けのように残されていた食料を腹に泣く泣く収め、和馬の食べ散らかした残骸を片付けて、
若菜はぐったりと座り込んでしまった。
「きょ、今日という今日は、絶対に許せないんだからね!
この悪魔! 人でなし!」
必死で言い募る若菜の眼は、涙目になっている。
そんな眼で言い募ったところで、和馬を煽るだけにしかならない。
いつまでたっても学習しない愚かな若菜に、和馬は笑いが止まらなかった。
問答無用で抱き上げて、ベッドの上にほおり投げる。
「私は荷物じゃないっ!」
子羊がわめきたてる。睨みつける眼に隠し切れないおびえを滲ませて。
「荷物を抱く趣味はないな。そこまで悪趣味ではない」
和馬は自分を抑制しながら服を脱がせていく。和馬が冷静に見えるほうが、若菜をよりおびえさせることを
よく知っているのだ。
若菜のおびえや恐怖心はダイレクトに和馬の加虐心を煽り立てる。
下着の上から秘裂をいたぶる。すぐに下着が潤んだ。
夜毎繰り返される性交に、若菜の身体は自身の意思を無視して和馬の思いのままに敏感になっていた。
「ぁあ………」
耳まで赤くして、押え切れない喘ぎ声を漏らす。
すでに、抵抗の力も弱まっていた。

277 名前:226 :04/04/29 08:35 ID:8jQ/i8Ww
「荷物は勝手に中から濡れてきたりしない…そうだろう?」
耳元で囁いてやる。
下着の横から指を入れる。薄くやわらかいしげみととろりとした愛液が指に触れる。
首をふってなおも弱く抵抗しようとするが、そんなもので排除されるほど和馬は甘くはなかった。
ひそかに隠れている肉芽を優しく撫でさする。
吐き気がするほどの甘い快感だった。素肌に触れるシーツが冷たく感じられるほど、全身が熱い。
「下着が濡れて絞れそうだな、若菜? ほら、子供じゃないんだから自分で脱げるだろう?」
耳を食みながら囁いてやる。
泣きそうになりながらも抵抗を止めない若菜の下着から指を抜き取り、若菜に見せつけながら舌を出した。
ゆっくりと丹念に若菜の愛液のついた指を舐め上げていく。
「…舐めて、欲しいだろう?」
ギクシャクと目をそらし、操られたように若菜は下着を足から抜き取っていく。
和馬は本当に悪魔のようだ。
和馬が本気で若菜を従わせようと思ったら、若菜は決して抵抗できない。
それでも和馬は胸の柔らかなまろみに指を這わせながら、さらに追い込むのだ。
「足を広げて、自分で持つんだ」

278 名前:226 :04/04/29 08:36 ID:8jQ/i8Ww
若菜は消え入りたいような羞恥に苛まれながら、それでもなぜか逆らえなかった。
いつも、行為が始まる直前までは、きっぱりと拒否しようと決意している。
しかし、始まったとたんに、身体が上手く動かなくなるのだ。
和馬と視線が合わさると、心で拒否しても、不思議と従ってしまう。
自分自身の心がよく見えない若菜にとって、和馬はまさしく悪魔の力を持っているように思えた。
柔らかい皮に隠された肉芽を舐めて外気に晒す。とろとろと愛液を零す花芯に指をうめる。
奥を嬲るようにかき回し、ゆっくりと抜き差しをする。
ひくひくと若菜の秘肉がうごめいて、和馬の指に快感を伝えた。
「くぅ……んん…っ」
若菜が身をよじると、指も舌も若菜から離れてしまった。
「あ・・・」
「まだ、いかせない。
指なんかでは、お前も満足できないだろう?」
微笑んだその顔がとても禍々しく見えて、若菜はごくり、と息を飲んだ。
ゆっくりと身を起こした和馬の腰に、隆々と屹立した雄根。
「何か、俺に言うことがあるだろう? いってみろ」
「…い・・・れ、て……」
かすれた声で若菜がつぶやいた。瞳はすでに霞がかったように焦点が合っていない。
「…いい子だ」
結婚して数ヶ月。ほとんどの夜を身体を重ねて過ごしてきた。
それでも、和馬の中に眠る獣欲は尽きることがない。若菜が存在し続ける限り、和馬の中の獣もおさまらないのだろう。
それまでのじらすような愛撫が嘘のように、和馬は自身を荒々しく若菜の中へ突き刺した。
若菜の背が弓なりに反り返る。秘肉が痙攣し、きちきちと和馬を締め付ける。
がくがくと震える若菜の手の中でシーツが握りしめられる。
軽い絶頂の中にいる若菜を、和馬は容赦なく揺さぶった。
悲鳴のような声で若菜が喘ぐ。眦から涙がこぼれている。
がくがくと和馬のするがままに揺さぶられている若菜は、まるで人形のようだった。

279 名前:226 :04/04/29 08:40 ID:8jQ/i8Ww
過ぎた快感は苦痛と紙一重だ。必死で耐える若菜を嘲笑うかのように、和馬は片足を抱え上げた。
ふくらはぎにキスを落とし、さらに深く突き上げる。
先ほどまでよりもいっそう深く和馬を感じ、若菜は気が狂いそうなほどの快感に鳴いた。
和馬に最奥をぐりぐりとかき回され、若菜は頭の中が白く染まるほどの絶頂を、何度も極める。
それでも離してもらえず、いっそう激しく攻め立てられた。
助けを求めることができるのは、今まさに若菜を責め苛んでいる和馬だけ、という矛盾した状況の中で、
せめて和馬の背にすがりつきたかった。
ささやかな願いはむなしく宙に消え、和馬に抱えられていた片足を持って返されてしまう。
腰だけを高く上げた獣の様な姿勢。むなしくシーツを握り締めて、若菜はただ襲い来る快感に耐えるしかない。
濡れた、耳をふさぎたくなるような大きな音が、和馬とつながった場所から聞こえ続ける。
洪水のように溢れ出した愛液が、若菜の薄いしげみを伝ってシーツにできた染みを広げていく。
喘ぎすぎて、すでに若菜の喉はひりつくような痛みを訴えていた。
もはや絶頂は絶え間なく続き、確かにそばにいるはずの和馬すら、若菜には見えていない。
腰を押えていた片手を外し、和馬が肉芽を嬲る。
すでに過度な刺激で腫れ上がった肉芽が伝える刺激が、若菜を少し失禁させてしまった。
「こらえ性がないな…そんなに気持ちいいのなら、もうしばらくこのまま続けるか?」
悪魔が囁く。必死で首を振る若菜の身体を再び仰向けに反して、貫いたまま和馬の膝に座らせた。
「人に頼むときは、それなりの態度ってものがあるだろう?」

280 名前:226 :04/04/29 08:41 ID:8jQ/i8Ww
この時間が、和馬は情交の中で一番好きだった。
どれほど嬲っても、責め苛んでも。若菜は和馬の背にすがることが出来た時、一瞬安心したような表情を見せるのだ。
焦らしてから抱き合える体勢にしてやれば、若菜はこれで自分は救われる、と思うのかも知れない。
たとえどれほど言葉で嬲っても、幼子の無垢さで答えるようになる。
「最後は、どうして欲しいんだ?」
「おく、おくに…ほ、し・・・よぉ……おく………」
離されまいと和馬の背にすがりつく力は強い。和馬が突き上げるたびに指先に力が入り、和馬の背に爪痕を残した。
「気持ちがいい?」
「ぅん・・・っ…・き、もち……いい…いい……」
首筋に顔をうずめた若菜の息は熱く、和馬に愛撫されているような快感を与える。
和馬にも、限界が近かった。
突き上げがいっそう激しくなり、若菜は悲鳴交じりに喘いだ。
苦しいほどに抱きしめられて、最奥に広がる熱い体液を感じる。


自分に回された手から力が抜け、和馬は若菜が意識を失ったことを知った。
そっと身体を横たえて、濡れた髪をかき上げてやる。
染めることなど考えもしなかっただろう真っ黒な髪は、優しく和馬の手に張り付いてくる。
微笑んで、和馬はしばしの休息を若菜に与えた。
和馬の中の悪魔はさらに子羊を求めているが、夜はまだ長い。
触れるだけの口付けをおとして、和馬もまた目を閉じた。
結婚は終着点ではない。ただの経過に過ぎないのだ。
これからも若菜を我がものにし続けるためには手段を選ばない、と、和馬は心に刻んだ。

                              了

281 名前:226 :04/04/29 08:43 ID:8jQ/i8Ww
以上です。
スレ汚し失礼しました。
この後のほかの職人さんの作品を楽しみに、ロムに戻ります。

282 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/29 08:56 ID:AiPjiesB
GJ!!!!
そんなこといわずにいつかまた新作キボン。

283 名前:名無しさん@ピンキー :04/04/30 11:49 ID:YoJVSUno
素晴らスィ、アリがトンです。226さま、またのご登場をたのしみにしています。

284 名前:your sweet is me8 :04/04/30 20:26 ID:BfWd00bq
柚子はロレンスを睨み付けながら彼の下着を脱がした。
「コレで良いでしょ?」
「何言ってるんですか?当然柚子ちゃんもこちらにしてくれなきゃ。」
「はぁ?」
「ストレートに言わなきゃ分からないんですか?」
「…いや、ソレは止めて。」
「じゃぁ、どうにかしてくださいよ」
柚子はしぶしぶながらもロレンスの反り返った男根に口を付けた。
最初はキス。そして先端から根元までまるで千歳飴でも舐めているかのように
柚子はしゃぶっていく。

285 名前:your sweet is me9 :04/04/30 20:37 ID:BfWd00bq
『フ#ラってどーやったらいいんだろーな』
『レディコミにさ、飴を舐めるようにって描いてあったけどな〜』
親友二人のそんな会話を聞いてから柚子はソレを実践してきた。
律儀に。
「もう、いいですよ。ありがとう。」
「はぁ。」
「でね、僕としてはそろそろ限界なんですけどね。いいですか?」
「良いですかって言われても…」
「いいんですね?」
にっこり笑うロレンスには悪魔の影。
「エセ…ちょっとっ…!!!」
フ$ラのせいか興奮して濡れ続けている柚子のソコに
ロレンスは自身を押し付けた。

286 名前:your sweet is me10 :04/04/30 20:49 ID:BfWd00bq
「ほ〜ら、入っちゃった☆」
「やめ…てって…言ったのに」
「まぁまぁ。動きますよ?」
そう言うとロレンスは腰をグッと落とした。
「ふぁっ…いきなりは…反則っていつも言ってるでしょう?」
そう言いながら柚子はどんどん自分の躯が燃えるように熱くなっているのを
感じていた。ロレンスの腰の動きが早まるにつれ、同じように柚子の呼吸も早くなる。
これ以上ないというくらい、そのリズムが重なり、早くなる。
「手ぇ、つない…で?」
「はいはい」
柚子はいつも限界が近くなると手をつなぐことを求める。
何かにつかまっていたいのだろう。そのつないだ手にどんどん力が入る。
「えせ、る…もうだめぇぇぇえええっ!」
そう一言叫ぶと柚子は果てた。
「早いなぁ…普通逆じゃないですか?それとも僕自信を持っていいのかな?」
と苦笑交じりに呟くとロレンスは数回動き、果てた。


287 名前:your sweet is me11 :04/04/30 21:01 ID:BfWd00bq
ー数時間後ー
「う…ん」
「あ、起きた。」
「おはようございます、柚子ちゃん…なんでもう服着て…て、縛られてるし!」
「ワタシのいうことも聞かないで一方的にした罰だ。気が向いたら迎えに来てやるよ。
あ、見苦しいから一応服は着させてあげたから。まぁ、それだけでも感謝してくだ
さいませ、せ・ん・せ・い!!!!」
と、にっこり微笑んだ柚子を見てロレンスは「堕天使だ…」と思った。
勿論口には出さなかったけれども。
「鍵はもってくかんね。じゃぁバイバイ。」
「え、本当にいっちゃうの?ゆ、ゆずこちゃ〜ん」
「もう、遅い!」
哀れ、自業自得なロレンス卿は含み笑いをした執事、ベネット氏に
よって次の日助けられた。このあとからずっと聡明で意地悪な若奥様に
誇りあるイギリス紳士のロレンス卿は頭が上がらなかったということは…

言うまでもない。

288 名前:161 :04/04/30 21:02 ID:BfWd00bq
以上です。スレ長期使用&ほったらかし、すいませんでした。

>>226
素晴らしいです!!!新作お待ちしてます!

289 名前:需要(略) :04/05/01 04:45 ID:Bh8UVR66
お久しぶりでございます。
ながくながくながくきてないのできっと忘れられていると思いつつ、
落とし前なので最後の部分を持ってきました。
架空の森パロはこれで終わりです。
畑違いゆえ、あまりエロくないかもしれませんがv
ご容赦くださいませ。

290 名前:需要(略) :04/05/01 04:47 ID:Bh8UVR66
触れ合った唇は、最初の時より確かに震えていた。
それがどちらの震えなのか。二人とも判断がつかない。
それでも、軽く触れ合った唇はすぐに離れ、織人の瞳が真っ直ぐに射抜いてくる。
綺麗な瞳の奥に。燃える、もの。
唇は額、瞼、鼻筋、鼻先、頬、と軽いキスを繰り返しながら降りてきて、
もう一度重なる。今度は、その隙間を開いて、深く。
「……んっ」
歯列を抉じ開けて舌先を触れさせると、鼻にかかった声が漏れる。
おずおずと伸ばされる舌を絡めとるようにして吸い上げれば、唾液がくちゅりと
音を立てた。繰り返す動きに、飲み下せない唾液は顎にこぼれ、
咽喉へ鎖骨へと落ちていく。
眩暈がするようだった。妨げられる呼吸のせいか、あるいは別の要因か。
甘美な痺れにも似た苦しさが、頭の中を埋めていく。
「ん、はっ」
離れた唇は止まることなく、白い咽喉に吸い付いた。流れた唾液の後を追うように、
舌を這わせていく。白い寝間着の肩を肌蹴ると、綺麗な鎖骨が視界に入る。
同時に身体をまさぐって、織人は腰の帯の結び目を探した。やや性急な動きに、
きちんと着込まれていた寝間着は緩み、
裾の乱れを気にしたように苑生は手を伸ばし、肌蹴かかった布を引く。
その手に手を重ねて押さえ、背中を支えるようにして、織人は
苑生を、真新しい、折り目も残るシーツの上に横たえる。
数秒見つめあう顔は、お互いやや上気していた。苑生の頬をそっと撫でて、
それからゆるく結んでいた髪の紐を解いた。
さらさらと、黒髪がシーツの上に流れる。持ち主の気性を現したような、
真っ直ぐで癖のない、綺麗な濡れ羽色の髪。そっとすくい上げてくちづけると、
照れたような顔で睨まれた。

291 名前:需要(略) :04/05/01 04:48 ID:Bh8UVR66
はだけた裾から手を差し入れて、形のよい脚のラインを撫で上げる。
片膝が暴かれて、ゆっくりと腰へと登ってくる感触に、
苑生はぞくりとした感触に身をすくませた。触れられる感触が。
下腹部に甘い衝撃になって響く。
腰までせりあがった指先が、下着を引っ掛ける。そのままするすると
引き降ろされて、苑生は慌てた顔をした。
腰の紐を解くことはせずに、寝間着の襟をはだけて肩を晒させる。
形のよい、決して大きくはないが綺麗な胸の先端に、
ちろりと舌先を触れさせると小さく息を呑む。
指先で触れ、形を辿ってから、押し上げるようにして軽く揉むと、
か細い声がこぼれた。
そんな声に煽られながら、舌と指でたっぷりと弾力のある胸の感触を楽しんで、
先端から谷間、そのまま滑り落ちて臍に舌を差し入れると、
先ほどから下腹部に響いていた甘さが急に強くきて、
苑生の身体はびくりと跳ねた。こぼれそうな声を抑えたくて、
己の右手の指に歯を立てる。
「噛んじゃだめですよ」
気付いた織人の身体が戻って、指を外させて換わりにくちづけた。
そうしてやりながら、苑生の両脚の間に己の身体を割り込ませ、
閉じられないようにしてからゆっくりと。下腹部のあたりで止まっていた手を
すべり落とし、茂みの奥へと指を進める。
「っあ、っ」<br>
少し湿っているようなその場所を、じっくりと指で辿っていく。
苑生の手が織人の肩にすがりつくような仕草を見せた。
「少し。濡れてますよ、苑生さん」
「……っ、馬鹿、あぁっ」<br>
一番敏感な突起を辿られて、羞恥と戸惑うばかりの感覚に
頬を染めながら、微かに首を振る。辿られる感覚は確実に潤いを増やし、
そのぬるぬるとした感触が余計にそこを湿らせる。


292 名前:需要(略) :04/05/01 04:49 ID:Bh8UVR66
「はぁっ、ぁ、……」
一度開放してしまった声は止めようがなく、
荒く吐き出される息に引きずられるように擦れて唇を突いた。
そこに来てようやく、織人の手が腰帯を解く。引き抜くようにして帯を取り去り、
半端に絡まるような寝間着をやや性急に引き剥がした。
しっとりと汗ばむ肢体は白く、何かの証を刻むように赤い印を散らしていく。
なれない感覚に痺れたような錯覚に陥る苑生の両脚を開かせて、
先ほどまでは指で弄っていた場所に、唇を落とした。
「あ、やぁっ!」
思わず声を上げて、苑生が織人を引き離そうとする。
しかし、どうやってもそれは無理というものだった。濡れた音をさせながら、
織人の舌が唇が、敏感な場所を蹂躙する。
丁寧に丁寧に愛されて、やがて与えられる快楽の奥から、
何かが競りあがってくるような錯覚が苑生を捕らえた。
「あ、ぁあっ……!」
甘い痺れを堪えきれず。びくびく、と身体が痙攣する。一瞬息を呑んで
その瞬間を迎えた苑生が、愛撫の中断にくったりと布団に沈む。<br>
ああ、どうしたんだろう。というぼんやりとした思考の中に、
衣擦れの音がした。やがて一旦離れていた身体が、はっきりとした熱さを持って
再び覆いかぶさってくる。
薄く開いた眼にも、それは逞しい男の身体だった。眩しげに見上げながら、
苑生の指がその肩の辺りをゆっくりと撫でた。
そんな苑生の仕草を愛しげに見やって、織人はそっと苑生の両脚を、
膝裏に手を入れて上へと押し上げた。
「力。入れないで、楽にして」
囁かれたと思った瞬間、その場所へとあてがわれた熱に苑生は息を呑む。
くっと息を詰めたとほぼ同時に、先端が狭い場所を抉じ開けるようにして
進んでくる。
「っ……!!」

293 名前:需要(略) :04/05/01 04:50 ID:Bh8UVR66
力を抜けとか、楽にしろとか、そんなのは土台無理だった。どうやっても
その場所はまだ狭く、みしみしと音が聞こえそうな錯覚さえする。それでも
痛みを唇を噛み締めて耐えていると、織人の指が唇を抉じ開けた。
「噛んで、いいですから」
囁けば目元を潤ませて首をふる。そんな様子が酷く愛しい。
思わず衝動にかられ、それまでゆっくりと進めていた身体を性急に動かした。
「ア、あぁっ……!」
耐え切れずに悲鳴のような声が上がる。先ほどまでの快楽で溢れた愛液と、
たった今裂けて流れた血液が、潤滑油となって織人の熱を最奥へと導き入れる。
少しばかりほっと息を吐いて、織人は動きを止めた。
「苑生さん、大丈夫……ですか?」
額に張り付く髪を撫でてやりながら問えば、薄っすらと瞳を開ける。
「……うん」
こくりと。頷きながら薄く微笑む。
確かに、痛みは酷かったが。それ以上に、愛しい熱を体内に受け入れた充足感が、
不思議と苑生を満たしている。
身体の中にぽっかりと開いていた穴が、ようやく埋められたような錯覚。
「ん……あぁっ!」
止まっていた動きがゆっくりと再開されれば、再び痛みが発生して苑生を苛む。
だがそれと共に、微かな快楽もまた。
「苑生、さん」
動きに加減が聞かなくなった織人が、吐き出す息の合間に切れ切れに苑生を呼ぶ。
そしてまた苑生も。
「お、りとぉ……!」
痛みなのか快楽なのか、わけがわからなくなっていく感覚の中で、ただひたすら
自分を抱く男の名を呼んだ。
――――――――――― 少年、ではなく。男の名を。
上り詰めたような気がしたけれど、飛びかけた意識でははっきりとわからない。
愛しい熱は体内で果てた、多分それだけは間違いなかった。


294 名前:需要(略) :04/05/01 04:51 ID:Bh8UVR66
どれくらい、意識が飛んでいたのか。
眼を覚ましても、まだ部屋の中は夜が支配しているらしかった。
自分を胸に抱いて、呑気そうに寝息を立てている織人の顔を、
不思議そうに見やってから、ようやく状況を思い出す。
……頬が火照った。
織人の胸にこてんと頭をつけて、静かな吐息と鼓動を聞く。
誰かの寝息、鼓動、体温をこんな近くに感じたのはいつ以来のことだろう。
それは温かい気配。……独りでいながら、ずっと求めていたもの。
もう寂しくはさせない、と織人は言った。それでどれだけ自分が寂しかったのか、
ようやく気付いたような気がする。
小さく微笑んで、もう一度苑生は瞳を閉じた。
眠ろう。まだ空には月がある。寂しい夜は、もう……来ない。


                                     終

295 名前:需要(略) :04/05/01 04:53 ID:Bh8UVR66
以上でした。
お眼汚し失礼いたしました。
苦情はどんどん受け付けます(藁
ありがとうございました。

296 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 07:48 ID:jiVuuQkb
結構なお手並みでございました。

川原ヒロイン達は、皆あまり大きくない胸をしている気がするね。

297 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 10:42 ID:PrgKuL6K
セーリだナンだちゅう割に、中性的でセクシュアリティ希薄な女性が多いからなー。


298 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 10:46 ID:vyGVrkJB
でも、乳ボーン尻バーンな川原ヒロインってのもなんか嫌。

299 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 22:19 ID:vswXnboh
いいなあここは秀作が多くて満足です。

300 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 22:43 ID:WDq0MbqY
>>300
あの絵柄をどう使って乳ボーン尻バーンを表現するのかと小一時間(ry

301 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/01 23:07 ID:vyGVrkJB
>>300
誰か乳ボーン尻バーン(っぽい)女性キャラいたかなぁ、と思って、まっさきに
思い出したのが……名前失念。

牧場が舞台のお話で、牝牛を擬人化した絵があったじゃないですか。
バースの妹。
あの擬人化した絵は結構そんなスタイルしていたような。気が。少し。


302 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/02 04:15 ID:crNehjqg
まあ、エリザベスちゃんは、ホルスタインだからな…。


303 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/02 17:55 ID:qioO/Ruq
メイプルの笑子ちゃんとかも、(雰囲気から)ちょっとグラマーっぽい。
実際の絵はスレンダーだけど、きっと着やせするタイプ…。

304 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/03 13:49 ID:BihAuCXe
>>303
エドワーズなんかもばいんばいんでもよさそうな気もするけど、筋肉質で胸板厚い感じ
なんでしょうかねぇ。
なぜか一瞬エロゲー「Theガッツ!」のタカさんを連想して、いくらなんでもエドワーズが
可哀想に思えた。

305 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/03 23:00 ID:xeOCtgJR
>>304
タカさんとはそりゃ酷い(汗)
敢えてあの川原調そのままにほんわかなエロを想像するからヨヒのだ。

ttp://kangaroo.lomo.jp/kawahara.htm
たとえばこのファンページの絵柄でエロとなったら、
それこそ殺伐としちまうでねえか。

306 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/03 23:24 ID:U8pkdiYL
>>304


>ご紹介のページ
 うむむ、これはこれで(謎)


「殺伐」と聞いて、ミカエル三人娘が吉野家で殺伐オフに参加しているというわけのわか
らない構図を連想してしまって鬱。

307 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/04 20:56 ID:c+SjECN9
3人揃って殺伐と半白眼でねぎだくかっ込んでる店内へ、
王子とアンドレと先生が乱入して首根っこつかんで店外へ連れ出す。

「あんだよー、もうちょっとで食い終わるところだったによー(怒)」
「若い娘があんなところで殺伐とするもんじゃありません! 太りますよ!」
「だって、牛丼って美容食じゃん」

308 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/05 12:25 ID:Bwx0f79R
>>307またため息つかれちゃうねw

…その牛がクララ牧場のだっ(r

309 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/05 12:43 ID:aRkDEDM9
豆の木高校の面々だと、甲子園遠征の時に

「ああ〜」(ぽわ〜)
って感じで、皆で感動している。
「吉野家だ……」
「吉野家の看板だぁ……」
「「「「都会なんだぁ〜〜〜」」」」
そしてゾロゾロと店に入り、9人そろって大盛りねぎだくにギョクをつけて注文。
殺伐とはしていないけど、無言でぽわぽわしながら完食。

ってかんじですかね?

310 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/05 18:39 ID:BUUoJqfK
はなわによれば佐賀は吉田家だったなー。



311 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/07 20:43 ID:JG0U1G/W
遅まきながらSSの感想なんですが…。

>226さん(俊介×和音)
愛があるなぁ。やさしく教え諭すように導く、俊介の愛撫にこめられた想いに萌え。
そして、未知への恐怖がほどけた和音さんの覚悟に更に萌え!でした。
こと俊介に関しては、20数年間?募る気持ちが報われて良かったねと思ってしまいます(w

>226さん(和馬vs若菜@新婚生活。)
結婚するまで手を出さなかったのも、和馬の自己分析が自然ですんなり納得させられてしまいました。
和馬は加虐心、若菜は恐怖心によってとはいえ、相手に対して飽くことなく感心が続くのも、
ある意味相性が良いといえるのでしょーか?その根底にある愛が(w 
最後の二行に、その後の調教編とか若菜の逆襲編(笑)とかあったりして…などと期待してしまいました。
(野暮だったらごめんなさい)

>161さん
規制と戦いながらうpお疲れ様でした。
>「手ぇ、つない…で?」
>柚子はいつも限界が近くなると手をつなぐことを求める。
こんなふうにされたらロレンスもたまらんですね。柚子ちゃんのエセル呼びが新鮮でした♪
ロレンス先生がいつまで教え子に手だしせずにいられたのか気になるところなのですが、
この親密度からすると、婚約後はすごかったんだろうな〜と(w

>需要(略)さん
それまでの凛としたストイックな印象と、抱かれる時の苑生さんの対比に萌え。
織人の温かさに触れることで、苑生の内にある淋しさが呼び覚まされ、
それを埋められるのが彼なのだと気づいていく過程が素敵でした。
ラストまで温かい気持ちで読み終えることができました。いいお話をありがとうございます。
きっと、エロパロ以外のもの書かれていらっしゃるなかなぁと。

長文感想スマソ。


312 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/08 09:33 ID:8t1+HqOn
>(野暮だったらごめんなさい)
書き手が続きを意図したものではないと思われ。
そのくらい読み取れない?わかってんなら(ry


313 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/08 11:42 ID:6UzpZeyu
なぜ長文感想を書きたがるのかなー。こういう香具師が何人か居るなー…

野暮とわかってるなら最初から何もしない方がいい。



314 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/08 18:40 ID:9zyuA22z
書き手から言わせてもらえれば、
感想をいただけるのは大変嬉しいことです。
きっつい突っ込みでも長い感想でもたった一言でもね。
やっぱまた書こう!と思うし。
だから、このくらい良いんじゃないの?と思うけど、
ただ読んでる人にはうざいだけなのかなぁ。


315 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/08 18:46 ID:0eu53ISn
全くの同意。感想は創作活動の最も重要な糧ですよ?

316 名前:311 :04/05/08 19:17 ID:ogS3X+ZB
>312さん
>313さん
ええと、野暮は承知で書いております。
わたしとしては、書き手さんへの湾曲な次回作期待のつもりだったのですが。
お目障りでしたらすみません。

>314さん
>315さん
ご迷惑でなければ幸いです。


317 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 00:42 ID:N8E5dISp
>>316
ここに感想を書くということは、感想書く人と感想書かれる人だけの
問題じゃないんだよ。
感想にでさえ常に人の目に触れる=読み手がいることになるし、
不愉快だと思えば反応する。
こういう感想の書き方とかは荒れる元になるかもしれない。
そしたら巡り巡って書き手さんの迷惑にならない?

難しいよね。

318 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 01:52 ID:h4DsJl9v
>316
湾曲じゃなくて婉曲、と空気を読まずに野暮なツッコミを入れてみるテスツ。

319 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 02:53 ID:Sh5Sw+7b
なんか粘着厨か自治クンがいるような。
314さんや315さんに同意。
感想は作家のビタミン剤だと思う。
短いものでも嬉しいけど、長くて丁寧な感想をもらった時なんて、
嬉しくて一日に何度も読み返したことあるよw
今でも、煮詰まった時とか読み返してるし。

それに、丁寧な感想が付いてるスレって、他の職人も書いて
みようかなっていう気にさせるんだよね。
だから、スレのビタミン剤でもあると思う。

320 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 07:33 ID:B1tz3piD
丁寧な感想を書いて叩かれてるのって初めて見た…


321 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 08:29 ID:zgkW8Tl3
>320
単なる粘着と思われ
ssマンセーの流れが嫌いみたいな

322 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 08:35 ID:pNhOysgB
よそのスレでも、「ここはSS専用スレじゃない」をしきりに連発している
人がいたりするし。

323 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/10 20:49 ID:ITplyefx
314,315,319氏に同意。
感想はとても嬉しいものだと思う。
どんなものであれ、ssに対する反応はあったほうが
書きたいという気にさせられる。
良いものでも、悪いものでもね。
反応がある=読んでくれた人がいた、ということだから。

……と、いうわけでありがとうございました、>>311さん。

324 名前:需要(略) :04/05/10 22:16 ID:+H5hcPAt
私も感想は嬉しい人です。
長ければ長いほど嬉しくて何度も読み返してしまう。
もちろん、一言だけの感想でも嬉しいし、
↑のほうで展開された胸談義(w のように、
作品中の何かに反応していただけるのもまた嬉しい。

感想くれた方、ありがとう。
反応してくれた方々、ありがとう。
とても嬉しかったよ。

325 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/11 22:23 ID:fb1qE4EH
鈴姫さまの初夜を想像してみたら、「はいっ」がついつい凛ちゃん化してしまった(w

326 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/12 19:35 ID:ND/XVwaf
ほすもぎゅ

327 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/16 01:40 ID:MX/RrLOC
また人大杉か・・・。
饅頭でも食べながら待ちます、もぎゅ。

328 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/18 21:00 ID:/5eKrI2o
              ∫   
そいじゃ、お茶ドゾー □

あんこがチガーウ!栗まんじゅうは竹林堂、かな?(w

329 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/21 21:19 ID:1VfuxunK
ほしゅ

330 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/23 10:27 ID:e/L3afRG
保守ついでに…

「か、和音さん何やってるんですか?」
「あ、俊介。これか?お中元で来てた"18歳☆夜の理事長室"とかいう裏ビデオだ。」
「夜中にこっそりと今度はAV鑑賞ですか…。そんな娘に育てた覚えはないんですけどねぇ…」
「…そういいつつ目は釘付けだぞ、俊介。」
「うっ…」

331 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/25 12:35 ID:em+fILvf
>330
もしかして、お中元の箱には

ロリータ18禁アニメ 『 いけないお兄ちゃん 書斎のヒ・ミ・ツ♪ 』
とか
スペシャルハードコア 『 呪縛 ―狙われた会長令嬢― 』

なんかが一緒に入ってたりとかします?(w


332 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/26 21:09 ID:J5dl7rk4
「…ずっと言いたかったんだけどな」
「ん?」
「紘子お前、俺の浮気の原因わかってるか?」
「原因? そんなの知るわけないじゃない」
「…新婚一ヶ月以降、自分が夫婦生活にどれだけ消極的だったか、分かってないのか?」
「まさか、…」
「も、もちろんもうしない。それは約束する。…ただ……」
「…ん。ど、努力する…」
「…頼む。んで…今日、いい、か?」
「…ん。」

333 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/26 21:42 ID:W0D6g0vA
>332
短いんだけどすごく萌えた〜。
これを元にSS投下していただきたいな。

334 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/26 22:40 ID:G1usN8Nn
うわ〜、仁科夫婦だ!
この二人好きだから、萌えたよ〜!!

335 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/26 22:42 ID:N/PcLmbx
>332さん
仁科夫妻の枕会話がほんとにありそうで、目に浮かぶ〜(w

336 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 13:07 ID:wKeaNSgl
一日一保守

337 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 17:41 ID:2pi15Qbn
>332さん、
この仁科夫婦の台詞を元にSS作って、投下してもいいですか?
前後の様子が思い浮かんじゃったので、書きたいんですが。

もし332さんの許可が下りれば、仁科夫婦の話を投下させていただきます。

338 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 20:29 ID:eOKk/AvB
>>337さん。>>332ですが、嬉しいです。
お待ちしております。


339 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 20:30 ID:eOKk/AvB
メル欄消してなかったorz

340 名前:337 :04/05/27 21:18 ID:Wt0bQfnF
では、途中までですが投下したいと思います。

東京の自宅で二人で過ごす…。
今まで何でもない普通だった日常が、紘子がプロになってから全くといって良いほどなくなってしまった。
片や北海道、方や東京。
離れて暮らす夫婦は数いるだろうけど、
男女の差も越えて、同じ世界で戦っている夫婦はそうは居ないだろう。
彼女がプロになると言った時、小莫迦にした態度をとってしまったが、
シーズンが終わってみれば、彼女に負けた…という結果が出た。
野球だけじゃない、きっと彼女には永遠に勝てないのだろう。
彼女を家庭で縛りつけようとしたのも、
彼女が他の男の目に映るのを嫌がったのも。
全て……俺が彼女に囚われてるからだ。



341 名前:337 :04/05/27 21:20 ID:Wt0bQfnF
>332さん、許可頂きありがとうございます。
では、投下させて頂きます。

東京の自宅で二人で過ごす…。
今まで何でもない普通だった日常が、紘子がプロになってから全くといって良いほどなくなってしまった。
片や北海道、方や東京。
離れて暮らす夫婦は数いるだろうけど、
男女の差も越えて、同じ世界で戦っている夫婦はそうは居ないだろう。
彼女がプロになると言った時、小莫迦にした態度をとってしまったが、
シーズンが終わってみれば、彼女に負けた…という結果が出た。
野球だけじゃない、きっと彼女には永遠に勝てないのだろう。
彼女を家庭で縛りつけようとしたのも、
彼女が他の男の目に映るのを嫌がったのも。
全て……俺が彼女に囚われてるからだ。


342 名前:337 :04/05/27 21:22 ID:Wt0bQfnF
短い短いオフの間…。
優勝したチームの、それもトッププレーヤーともなれば、
それなりにテレビ出演だったり仕事はある訳だが、
それらの仕事の殆どは東京。
今まで離れて暮らして、自分でもこんなに彼女を想っているのかと思った。
彼女の作った、自分好みの夕食を食べる。
それまで当たり前だったことが、幸せに感じる。
「美味しい?」
少し上目遣いで聞いてくる、その表情が愛らしくてしょうがない。
「旨いよ」
一波乱も二波乱も経て、彼女にもっと近づくことが出来たのだから。
もう離すことはしない……いや、最初から離すつもりなんて毛頭なかった。


343 名前:337 :04/05/27 21:24 ID:Wt0bQfnF
夕食を経て、ソファで二人並んで映画を見る。
彼女が見たがっていた洋画だけど、俺が見ているのは彼女。
大きな画面に釘付けになっている、彼女の視線をどうやったら自分のものに出来るか…。
ちょっと悪戯心を出してみることにした。
肩を手をやり、俺の胸に身を預けさせる。
「……ん?」
不思議そうな目をしてこちらを見るものの、抵抗はしないらしい。
ゆっくりと髪を撫でてやると、心地よいのか目を瞑った。
映画よりも自分を選んでくれたことがうれしくて、更に彼女に触れたくなる。
「紘子…」
耳元でそっと名前を呼んでみる。
「…っん?!」
たったそれだけの事なのに、彼女の顔は赤くなって、聴こえる鼓動は早くなっている。
「感じちゃってるの?」
ちょっと意地悪をして聞いてみる。
すると彼女は膨れっ面になって、
「あなたと違って、そんなに経験豊富じゃないんでね」と答えた。
今までの彼女なら言わなかったであろう台詞。
……でも、俺の本心には気づいてないんだろう。
もう教えてもいいかな。
俺には彼女しか見えてないことを。
彼女の頬に手を当てて、口付けを落とす。
俺の精一杯の気持ちが少しでも伝わるようにと祈りながら。

344 名前:337 :04/05/27 21:26 ID:Wt0bQfnF
夕食を経て、ソファで二人並んで映画を見る。
彼女が見たがっていた洋画だけど、俺が見ているのは彼女。
大きな画面に釘付けになっている、彼女の視線をどうやったら自分のものに出来るか…。
ちょっと悪戯心を出してみることにした。
肩を手をやり、俺の胸に身を預けさせる。
「……ん?」
不思議そうな目をしてこちらを見るものの、抵抗はしないらしい。
ゆっくりと髪を撫でてやると、心地よいのか目を瞑った。
映画よりも自分を選んでくれたことがうれしくて、更に彼女に触れたくなる。
「紘子…」
耳元でそっと名前を呼んでみる。
「…っん?!」
たったそれだけの事なのに、彼女の顔は赤くなって、聴こえる鼓動は早くなっている。
「感じちゃってるの?」
ちょっと意地悪をして聞いてみる。
すると彼女は膨れっ面になって、
「あなたと違って、そんなに経験豊富じゃないんでね」と答えた。
今までの彼女なら言わなかったであろう台詞。
……でも、俺の本心には気づいてないんだろう。
もう教えてもいいかな。
俺には彼女しか見えてないことを。
彼女の頬に手を当てて、口付けを落とす。
俺の精一杯の気持ちが少しでも伝わるようにと祈りながら。

345 名前:337 :04/05/27 21:27 ID:Wt0bQfnF
もう映画はBGMとしての役割しか担っていない。
早口の英語が右から左に流れていくだけ。
最初は触れ合うだけだった口付けが、徐々に深さを増す。
彼女のやわらかい唇を余すところなく味わいたくて、感じたくて。
「……っん、……んっ」
口付けの合間に漏れる彼女の吐息が、彼女が感じていることを教えてくれる。
舌と舌を合わせるような、何処からが彼女で何処まで俺の唾液か分からない様な貪欲なキスをする。
「……ぁあ、……ふぅ」
唇を離して、彼女をじっとみつめる。
いつものしゃきっとした彼女はなくて、とろんとした瞳で俺を見る。
口の端から流れる唾液を、親指でそっと拭う。
すると彼女は冷静になって恥ずかしくなったのか、俯いてしまう。
それでも俺のシャツの袖口をぎゅっと握っていてくれることが本当に嬉しい。
彼女をすっぽりと抱きしめる。
スポーツをやってるのが信じられない位、華奢な体。
胸に掛かる彼女の重みさえも愛しく感じる…。


346 名前:337 :04/05/27 21:28 ID:Wt0bQfnF
「……ずっと言いたかったんだけどな」
彼女に離婚届を突きつけられてから、ずっと伝えたかったことを言うことにした。
「ん?」
「紘子お前、俺の浮気の原因わかってるか?」
今までのとろんとした瞳が意思を持った。
「原因?そんなの知るわけないじゃない」
何を聞いているんだ?そう言いたげな様子で俺を見る。
「…新婚一ヶ月以降、自分が夫婦生活にどれだけ消極的だったか、分かってないのか?」
すると彼女は真っ赤になって、その後青くなった。
「まさか…」
彼女が心配したことは言わずとも分かった。
そしてその心配は杞憂であることも、もう二度と彼女以外の女を抱くことがないことも。
「も、もちろんもうしない。それは約束する。…ただ……」
真剣な表情で彼女を見つめる。
この彼女が欲しいから抱くんだ。他の女じゃ意味がない。
「…ん。ど、努力する…」
分かってくれたんだろうか。
肯定されたことで少し安心した。
「…頼む。んで…今日、いい、か?」
奥手な彼女が、行為を好まないことは知ってる。
でも、彼女が欲しくてしょうがなかった。
抱きしめていた彼女の腕が、俺の背中に回る。
俺の胸に顔を埋めて……でも髪の合間から見える耳が赤くなっていた。
「……ん」
帰ってきた答えは肯定。




347 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 21:33 ID:Wt0bQfnF
初めて投下したので、二重カキコとかになってしまったところがあって申し訳ないです。
というか、エロパロも普通のSSも書いたの初めてなんで、
これでいいのか、右往左往している状態なのですが。
もし宜しければ、続きも投下させて頂きます(エチ突入です)。
どうでしょうか?

348 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 22:40 ID:qUd6HshI
>347
激しくGJ
続きキボンヌ
なんか不安定だったみたいだから二重は気にシナイ

349 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/27 22:41 ID:eOKk/AvB
ものっそい good job!!です。
あ、自分>>332ですが。
続きを首を長くしてお待ちしています。

あ、そうそう、現在、2ちゃん全体の鯖負荷が高くなってるらしく
2重カキコはあまりお気になさらず。
書き込みエラーが出ても気長に待って投下をお願いします。

350 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/28 03:54 ID:s26qs/gW
>>347
乙ー!続きが激しく気になります。

小早川くんと瑠璃子ちゃんでネタ考えてたけど、
どうしても「や ら な い か ?」に思考がいっちゃうorz

351 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/28 09:31 ID:+KY18K+w
ほしゅしますです!

352 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/28 13:05 ID:RqA4HTdM
保守書き込みに来るまでもなく、素敵なSSが!

>347さん
続きをお待ちしております〜。

353 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/29 23:27 ID:RI687w7f
ぐっじょぶ!
ところで監督の浮いた話ないのかのぅ


354 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/29 23:49 ID:q+FR3gxo
しかし「やらせてくれなかったから浮気した」は実際に理由として
使われたら(例えこの話のケースでも)ぶん殴るかもしれない。

355 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/30 23:08 ID:UdbbSAQR
>354
ぶん殴られたとて、それさえも嬉しい(かもしれない)仁科(夫)

356 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 15:50 ID:WdBzbUD2
がんばってギコナビ導入したら…

新作が!グッジョブ>>347タソ!


ところで(うpするとしたら347タソのが終わってからなんだけど)ほのぼの小早川君と瑠璃子ちゃん
を読みたい方いらっしゃいますか?流れ的に801にはしてないんですが…。

357 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 18:18 ID:ulVgQ3BR
>>356
激しく期待!ウホッ!

358 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 19:13 ID:G29IqhJb
>>356
お待ちしてます!!!

359 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 20:29 ID:iv3Z3hQt
史緒×一臣の近親ネタ、需要はあるだろうか…?

令嬢と卑しい厩番…和音の鍛え抜かれた肉体を拘束し乗馬鞭で
打ち据える俊介!

双仔を孕んだロリ体型ボテ柚子の子宮に巨根を撃ちつけるサー・
ロレンス!

360 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 21:22 ID:IqLD8J9o
>>356
小早川くんと瑠璃子ちゃん、見たい!!
スレ違いにはならないと思うし、ぜひともキボン!

361 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 21:31 ID:1Hhiv26h
>356
瑠璃子ちゃんは女の子ですからノープロブレムかと。

362 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 21:41 ID:5wLCCyo+
神様急増!?ともあれ期待してます。特に瑠璃子ちゃん好きなんで。

363 名前:356 :04/05/31 22:29 ID:uxogK1ap
皆様にご相談なんですが…瑠璃子ちゃんの肉体的な性別wはどう処理したらよいでしょうか?

今考えてるのは…
1男のままで、エチーなし
2魔法の飴で一時的に性転換というちとファンタジー系(ノームが出てきます)
3ぱーぺきに女の子

のどれかなんですが…

364 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 22:36 ID:USnYJJRC
>363
自分はどれでも萌える。
書き手の好きにして良いんじゃないかね

365 名前:名無しさん@ピンキー :04/05/31 23:26 ID:HfnaACZi
>>359
>和音の鍛え抜かれた肉体を拘束し

愛があれば萌えだな



366 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/01 19:40 ID:U/CXQeKM
>>359
史緒×一臣の近親ネタ、読んでみたい。
結構近親ネタ好きなモンで…
おまちしておりやす

367 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/01 21:45 ID:Elx9EY5D
どうせなら危なげなロレンスでキボン。瑠璃子ちゃんは個人的には二番萌えだが職人さんの書きたい方向でよいかと。

368 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/01 22:04 ID:qaWyO8/0
>359
史緒×一臣でひとつ。

>363
2に1票。

……職人さんがいっぱいで嬉しいw

369 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/02 00:02 ID:oWDisMRj
みんなモチツケ!神のお邪魔にならぬようまたーり待ちましょう。

370 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/02 21:40 ID:ROByiwsQ
職人さんガンガレ〜!・・・なにもできないのでせめてカキコで支援。



371 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/03 08:01 ID:9tavQU0N
>359さん
>353さん
萌えの赴くままに書かれてください。
楽しみにしております。


372 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/03 08:53 ID:Ub6/JK9w
作家さんイパーイ!
ファンタジー系キボンで

373 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/04 08:22 ID:GD16TJ56
バビロンまで何マイル?キボン

374 名前:candy...i luv you1 Hside a :04/06/05 22:59 ID:uDK9b/Qc
シーズンオフのある日。
俺はかつて親友だった奴の家に遊びに行く事にしていた。
なんで"かつて"かって?
それは、奴が高校卒業と同時に行方不明になり、やっと見つけたと思ったら
女の子として型破りなチームの型破りなエースとして再び野球を始めたりしてたからだ。
まぁ、俺はあいつが何になったって受け入れる自身はある。多分。
そんなこんなで今の俺たちの関係はたとえるならこんな風だ。
『彼女の名前は瑠璃子
 彼氏の名前は秀明
 ごくふつーの二人は
 ごくふつーに出会い
 ごくふつーに付き合ってました
 でも一つ違っていたのは…
 彼女の性別は男だったのです!』
って感じかな。
俺は一応友達として神尾…じゃないや瑠璃子ちゃんを見てる、はずだ。
なんてったって元々は神尾なんだからな。



375 名前:candy...i luv you1 Hside b :04/06/05 23:00 ID:uDK9b/Qc
でも、でもさ。最近、あいつはまるっきりの女の子として俺にぶつかってくる。
この前も
『ねぇ、秀明さん?私これから笑子さんたちと水着買いに行くんだけど…あ、優勝記念
 ツアーでグァムで着るやつね。ワンピースとタンキニ、どっちがいいかな?』
俺もさ、ちょっと前なら力いっぱい止めたよ。一応。
さすがに…あの筋肉質な体に…なぁ?
いや、あいつを認めてないわけじゃ断じてないんだけどね。
でも
『タンキニがいいんじゃない?悪目立ちしないで』
なんて言っちゃったんだよ…はぁぁぁぁぁ。
流せばいいのに…俺ってやっぱまじめ人間なのかな?

で、今日はなんであいつの家に行くかって言うとそのグァムのお土産を
貰いに行くんだ。電話した時クスクス笑いなんかしちゃってたから
ちょっと気になるんだよね…。


376 名前:candy...i luv you1 Rside a :04/06/05 23:02 ID:uDK9b/Qc
シーズンオフのある日。
今日、私の好きな人が家に来る。
高校時代親友だった彼。
あの時はいえなかったけど、ずーっと大好きな彼。
まぁ、言えるわけないわね...あの時は神尾聡史だったんだから。
でも!でも!お料理もお裁縫もぜぇ〜んぶ特訓したわ!
高校時代、好きな女の子のタイプの話になった時に
『う〜ん、俺、家庭らしい子で髪が長いリボンとワンピースが似合うような感じの
 女の子らしい子がいいなぁ』
って言ってたもの!
最初はあんまり私を瑠璃子って認めてくれなかったけど、
最近は彼のチームメートがやったイヤガラセ(あ、おせっかいかしら?)
をフォローしてくれたり、水着どれが良いかなんていう相談にも乗ってくれたわ!
頭の固い高柳コーチだったら無理な話よね?

ピンポーン

あ、彼が来たわ。
髪型よし。服装よし。部屋よし!
お土産のマカデミアンナッツチョコもちゃんとあるし、
お昼ごはんの蛸のつめたいパスタもちゃんと机にある。
全部、彼の好物。
大丈夫。今日、私の人生最大の奇跡を起こして見せるわ…!

377 名前:uDK9b/Qc :04/06/05 23:06 ID:uDK9b/Qc
とりあえず投下してみました。
小早川君のほうが二つに分かれてしまってごめんなさい(改行制限になってしまって…)。

この後なんですが、ほんわかエロ少なめの進行でもいいでしょうか?
バリエロはちと書きづらいんで…。

378 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/05 23:59 ID:YZQJ6HpM
>>377
OKですのじゃ!

379 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/06 12:33 ID:R8gf44Mz
>>372
仁希と友理か?町田兄妹か?

ところで、最初はうっかりスルーしてしもたが、そういえばニッコロ君も有名人だったな。


380 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/06 17:00 ID:nD55Eyrv
チェーザレ×ルクレツィアきぼん

381 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/07 11:40 ID:+dHcH53u
和音と俊介カップルのセックルにめっちゃもえました
あげ

382 名前:himananode 書きます :04/06/07 13:18 ID:+dHcH53u
「Intolerance・・・――あるいは暮林助教授の逆説 」
のエロ物みたいです。各務先生と鷹見エミリーの仲が
いい感じだったので

383 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/07 15:22 ID:6ixkKk8O
なんであんなに好投してるネ申に無視なんかできるんだろう…

というわけで小早川君×瑠璃子ちゃんのネ申ぐっじょぶっす!ファンタジー系かな?ぁ、むしろノーエロでヨロ。

384 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/07 15:32 ID:4H/sVbMy
ノーエロであっても、萌え転がることができればよし。
エロありならもっとよしw

385 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/07 19:37 ID:+dHcH53u
同意!>>384
余談だけど、川原泉キャラって普段淡々としてるせいか
あの時はさぞかし激しいんだろうなあと妄想しちゃってますw

386 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 02:20 ID:RPrsUP19
ブレーメンのナッシュ×キラは?

387 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 02:28 ID:FNW4bnbA
>>382
がんがってー!
深夜に「himananode」みたら吹いちまった。

388 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 09:20 ID:6DkxGaU9
仁科夫婦神、瑠璃子神続き期待。ニッキーとユーリ神マダー?

389 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 11:14 ID:M1DY9t//
瑠璃子ちゃん可愛いです!待ってます!!

390 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 13:16 ID:CCilunFo
>あの時はさぞかし激しいんだろうなあと妄想しちゃってますw

ロレンス→ねっとり・まったり・しつこく、いつまでも
俊介→反動ゆえ、一度理性の箍が外れたらどこまでも(以下自粛
高柳→日夜の傾向と対策を、欠かさず記録し続ける研究熱心さで奉仕
各務+暮林→他人が入りこめない別荘で夏休みのあいだ中、3にn(略
広瀬さん(花にうずもれて)→毎夜、嬉んでお花のおかわりw
                                      …みたいなイメージが。


391 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 17:42 ID:vdBQ4siU
ワラタ。
俊介さんはスケベだと思う

392 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 21:06 ID:DT35yU+Y
・・・スケベの頭にむっつりをつけたい。

393 名前:鷹見×各務 :04/06/08 23:49 ID:ex4wJbCx
私、鷹見陸と各務先生はどういうわけか、あの件以来
何かと一緒に過ごす時間が多くなったわけで
その、俗に言う一線を越えちゃったっていいましょうか

事の始まりは、後味の悪い悶々とした夏休みの終わり
先生のアパートの庭で花火をちまちまやってたのさ
時間も半端だったし、夕飯ぐらい一緒に食ってくかって誘われて
部屋に上がったんだ。あの時は、恥ずかしながら男性と接したことなど
一度も無かったゆえ警戒してなかったわけではない。

続きは明日書きます それか、もし続き書きたい方がいらしたらどうぞです


394 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/08 23:58 ID:TSybee37
>>393
わーい。読みたかったカプだ。
がんがってね。

395 名前:鷹見×各務 :04/06/10 00:11 ID:qsIWkLy5
すみませんあげるほどのものでもなかったです
えーと、ネタがうかばなかったので明日こそ。。。は

どうもすみません 簿キャbyラリーも貧困で、、

396 名前:鷹見×各務 :04/06/10 00:12 ID:qsIWkLy5
すみません 寝ぼけてあげてしまった

397 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/10 00:22 ID:PDMThn9j
> uDK9b/Qc さん
どの路線になるのか楽しみ。

>393さん
鷹見攻め?ゆっくり待ちます。


398 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/11 16:34 ID:c5vdv8v0
ほしぃ

399 名前: candy...i luv you2 Hside :04/06/13 01:45 ID:JTvjHlsp
「はぁい」
少し緊張してるあいつの声。何やってるんだか。
「あ、俺…小早川だけど」「はい!今あけま〜す」
しばらくしてから扉が開いて俺は中に通された。
ベージュでまとめられた家具の中に所々ベビーピンクのアクセントが効いた
女性らしい部屋。昔のあいつの部屋(野球ものと参考書、少しばかりのCDしかない
"無駄のない"部屋。)とは大違いだ。
「掛けてまっててくれる?今飲み物持ってくるけど…シャンパンとワイン、どっちがいい?」
「じゃぁ、白ワイン…」
「分かったわ。」
テーブルの上には蛸のパスタとお土産らしきDFSの袋。
ちゃんと俺の好物覚えててくれたのか…と思うとやっぱ嬉しい。
「お待たせ!じゃぁ、どうぞ」
「いただきます」
胡椒とニンニクをちゃんときつくしてある。
こんなことまで覚えててくれたのか…嬉しいし、その上美味しい。

400 名前:candy...i luv you2 Rside :04/06/13 01:46 ID:JTvjHlsp
お、美味しいのかしら?
むか〜し彼の家でご馳走になったのと同じ物を作ったんだけど…な。
聞いちゃおっかな?聞いちゃえ!
「おいしい…?」
「うん、勿論。良く覚えてたな、俺が好きな食べ物。」
「うん…。」
当たり前じゃない!どんだけ私が貴方の事を好きだと思っているのかしら!
あ、どうしよう…あのこといつ言おう?
まだ、心の準備が出来てないのよね。う…ん。
「…神尾…?瑠璃子ちゃん?」
「あぁ、御免なさい秀明さん。なんでもないの。」
しまった!ちょっとぼぉっとしてたみたい。恥ずかしいなぁ…。
「そろそろデザートにするけど、紅茶と珈琲どっちがいい?」
「珈琲お願いできる?」
「ミルクとお砂糖なしでいいのよね?」
「ご名答!」
デザート食べながら…話すことにしよう、うん。
あぁ〜でもなんて切り出そうかしら?悩むなぁ。

401 名前: candy...i luv you2 Hside b :04/06/13 01:47 ID:JTvjHlsp
デザートはオペラだった。
ビターチョコレートの上の金箔が綺麗。
「まさかこれも作ったの?」
「ええ…美味しくない?」
「いや、美味しいよ」
「よかったぁ…!」
そんな顔するなよ!可愛いじゃないか…。
なぁんでこんなに"女の子"してるのかな?
どーすりゃいいんだ、俺は!
一応、こいつは男だぞ?しかも高校時代からの親友だ!
初めて付き合った彼女に振られたときの俺も、赤点取った俺も
ぜ〜んぶ知ってるんだぞ?いくら物事にとらわれない性質でも
さぁ…でもなぁ、いじらしくてかわいいじゃないか…。
「あの…ね、お願いがあるんだけど…」
言い辛そうな顔してる。どうしたんだろう?
「何?」
「実はね…」

402 名前:candy...i luv you2 Rside a :04/06/13 01:54 ID:JTvjHlsp
「実はね…」
きゃ、言いにくいよう。でも、言わなきゃ。決心したんだから。
ここで言わなきゃ女が廃るわ!
「ほら、早く言えよ、気になるじゃん」
もぅ、人の気も知らないで!
でも、いいわ。言っちゃえ!
「もしかしたら、ね、女になれるかもしれないの…!」
「ふーん…えぇ????なんで?」
「グァムでね、不思議なおじいさんに会ったの…そしたら、ね。」
「とにかく、落ち着いて話してくれないか?べそかくなよ…。」
いつの間にか、私、涙声になっていたみたい。
そう、ね。落ち着かなきゃ。そして、今から話すとんでもない話を
分かって貰わなきゃ。大丈夫。高柳コーチだって理解できたんだから
秀明さんに理解できないわけないわ!
「グァム三日目の夕方、海岸をみんなで散歩してたときにね…」

403 名前:uDK9b/Qc :04/06/13 01:57 ID:JTvjHlsp
なんかちまちまと投下してしまって御免なさい。
一応ファンタジーほんわか系で進めておりますのでご了承くださいw

>>393タソ
頑張ってください!期待してます。

404 名前:393 :04/06/13 23:42 ID:hQ0hvJI4
>>399-403様!!
知らぬ間に神が降臨なさってた!
続き楽しみです。なんて文章が上手いんでしょう
俺も見習いたいです
ってな訳で遅筆&駄文ですがこっちも投下しますです



405 名前:393 鷹見×各務 :04/06/14 00:14 ID:7IypRuVU
図書館も締まってたし、暑苦しい上に親戚や小うるさいガキが
集まっている実家に戻るつもりなど毛頭なかった。

午前中はK田古本屋街をうろついていたが、目ぼしい本が見つからず
結局アパートの自室でジュースをすすりながらテレビを見て
ボーっと過ごしていた。
頼りない旋風器の風が憎らしい。
私はシャワーを浴びた後、自分の裸体を鏡でチェックした。
我ながら本当に暇だったと思う。
そんなにまじまじと見ないが肉付きの薄い貧弱な体だなぁ
でも、自分で言うのもなんだが乳はそれなりにあるぞ。
あれ?ちょっと乳首の色が濃くなったかな。などと一人品評会をする
次は下腹部を触れる。縮れた陰毛が濡れてべったりと海苔の様に張り付いている
その中の小さな核に触れた。私は不意に自分の中を探りたくなった。



406 名前:393 鷹見×各務 :04/06/14 01:13 ID:7IypRuVU
床にへたり込んで、乳首とクリトリスを同時に愛撫してみた
想像以上に気持ちいい。
布団の中でやったことは何度もあるが、今日みたいなことは初めての体験だった
だんだん体が熱くなって、しびれてくる・・・。
恐る恐る指を入れる。今までないほどに濡れていた。
私はひたすら一人遊びに没頭した。水音が狭い部屋に響く
ああ、、だめだ もう イク、、、、
快感の波が高まった時、不思議なことに
私はあの人の名前を呼んでいた。考えられない事実だ
たまたま気分的なもんだろう。うん。
私は無理やり納得した気分で愛液をふき取る。

うわあ、やっぱりグロテスクじゃん。ビラビラ形違うし、
まだ充血してヒクヒク痙攣してる・・・
こんなものに欲情する男はどうかしている。
また見たくないものを見てしまった
 一生処女でいいや、、

407 名前:393 鷹見×各務 :04/06/14 01:15 ID:7IypRuVU
そんなことを考えながらのろのろと服を着て外にでた。
風呂上りの散歩は気持ちいい。
ん?な〜んか見覚えのあるような男が歩いてくるな・・もしかして !

げえええ  やっぱり!!!逃げよう・・・! 逃げたい!
と思ったが、もはや手遅れだった・・

「おっす! 鷹見じゃないか〜 久しぶり・・・でもないか
この間あったもんな あはは」
そのでかい声の主は 我が学部担当の各務教授殿だった。
「うわーーー!でたーーー!!先生こそ何やってるんですか?こんなところで!!」
「夕飯の買出しだ。俺が〜やらねば誰がやる!」
と無意味にガッツポーズを作る
やめてくれってば!!通行人こっち向いて笑ってるじゃん・・!なんて嫌な偶然だ
こんな男をさっきまで私は・・・。h・h¥j¥jjjj。:「
「あれ?お前少し痩せたか ちゃんと食わないと夏は乗り切れんぞ」
「・・・・。先生この近くなんですか?」
「いや、私用でな。でもそんなに遠くはない。なあに車で20っぷんだ」
「そうだ、花火買ってきたんだ。よければ俺んちで飯を食おう。
 今日はカレーにする予定だ」  先生が笑うと白い歯がいっそう輝く。



408 名前:393 鷹見×各務 :04/06/14 01:19 ID:7IypRuVU
・・・ぐ〜キュルルルル・・・

連日ろくな物を口にしてなかった私はカレーの誘惑に釣られて
先生の車に乗り込んだとさ 我ながら情けない


今日はここまでにします
すみませんお目汚しを・・・
それではおやすみなさい

409 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/14 01:32 ID:l193fs6C
おつカレー。またねー。

410 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/14 21:08 ID:7bXHyMEn
お二方、乙〜!
後半も楽しみにしてます。

411 名前:393 鷹見×各務 :04/06/16 00:02 ID:KPAt2CF9
クーラーの利いた沈黙の車中。車の中の彼は割りと無口だ。
サングラスをかけて運転してる横顔は悪くない。
だが、沈黙に耐え切れなくなった私から話を切り出した。
「先生は自分で料理作ったりするんですか?」
「その通り。独身だからね。ま〜、そろそろ嫁さんもらわんといけないよなあ」
「いいんじゃないですか?焦らなくても」私は、あの件以来個人的な領域には
首を突っ込まない。
「そういや、鷹見君は料理上手だよね。あの手さばきは感心した!
今日はカレー作り、手伝ってくれると嬉しいなあ」
(そんなんてめーでやれよ。こっちはゲストだろーが)←心の声
「あ、いいですよ〜 へへへ お役に立てれば」
私はあまり嫌と言えない性格なのだ。
各務先生は急におどけた表情で
「鷹見、君は実にいい生徒だ!!」と空いた大きな左手で私の髪をくしゃっと撫でる
「先生危ないですよ。前見て下さい」あの時からだいぶ打ち解けたとはいえ、こんな時は
反射的に生徒としての硬い対応になってしまう。これも処女ゆえだろうか
髪を撫でるのは彼の癖。今までは気にしなかったが、これを他の女生徒にも
やってるのかな・・。

いつの間にか自宅に着いたらしい。
5階建てかまぼこ板のようなマンションだな




412 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/18 09:45 ID:A2BmoHq9
職人さまがた期待につき保守

413 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/18 13:02 ID:TAhM6Gdj
「胸の豊かさは金運の象徴」とか風水師の人がさっきテレビで言ってました。
そしたら、かーらキャラは・・・ごにょ。

414 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/19 00:00 ID:mqYs7KBX
>>413
それいっちゃいけないw

415 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/19 00:13 ID:sNAkwQNn
でも、風水なんてハナから信じないような面々ですしw

416 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/19 04:10 ID:Qn0rIiz9
部屋に風水グッズなんか置いてあろうものなら、葡萄の精とか、壺の人とかまでが
「そんな迷信はこうしてやる」とかいって蹴り飛ばしそうだな。

417 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/19 08:03 ID:5ynvj8Dm
ありうる(w
中国の人なのに「迷信だ!」とか言いだしそう、壷の人。

そういや、笑子さんのスローガン『めざせ年俸一億円』は達成できたんだろーか?w


418 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/19 08:41 ID:sNAkwQNn
まぁ、スコットが一時的にハマるのは許してあげよう。
エドワーズが迷惑がるだろうけどさw

419 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/20 08:03 ID:A2OZn8hq
そりゃ、負け負け神や毎回血をみるよりは、はるかに平和だな(w

いまなら、どさくさに紛れて一球団空いた場所に参入できないかな?メイプルス

420 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/20 14:16 ID:KIfZ86sn
スコットには一度房中術(なぜか一括変換されない)にはまってもらうとして

メイプルスがパに入ると小早川君とちょくちょく顔を合わせる瑠璃子ちゃんに波乱がありそうな予感

421 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/20 14:41 ID:Wmx2zWlK
そうか〜。「進展」だったらいいんだけどな〜。

422 名前:candy...i luv you3 :04/06/20 22:22 ID:0DYF5RR6
『それは、まるで"真夏の夜の夢"のような感じだったわ。
海岸の隅っこで地元の子どもたちにいじめられているおじーさんがいたの。
えらく、ちいさいおじーさんでね。かわいそうだったから、私助けてあげたんだけど…』
「浦島太郎みたいだな…」
「…わたしが、地元の子どもたちを追い払った後、"おじいさん、だいじょうぶ?"って聞いたらね"ほっほっほ、だいじょうぶじゃよ。
ありがとうな、おじょうちゃん。お礼になにかあげよう…今あげないとニッキーとユーリのように成長してしまうからな…
よし、このキャンディをあげよう。"って言ってきれーな7色に光る水晶玉みたいな飴をくれたの。」
「突っ込みどころ満載だなぁ…それで?」
「でね、"このキャンディは舐めれば願い事が一応はかなうんじゃ。ただ、完璧に願い事を成就させるためには…"…
あ〜ぁっ、やっぱり恥ずかしくって言えないっ!」
「なんだよ、早く言ってくれよ」
「…"お前が、一番慕っているものと契らなくてはいけない”って言ったの…」
「はぁぁぁぁぁ?!」

423 名前:candy...i luv you3 :04/06/20 22:29 ID:0DYF5RR6
「sjdぱkdぱfゃ!!!」
お、思わず文字化けしてしまったじゃないか。
するってーと、なんだ?
今、こいつの体は女性のもので。
それを定着(?)させるためにはだれかと…ヤラなきゃいけないってことで。
話の流れからするとそれはやっぱり相手は俺って事で…。
あ、くらくらする…
「秀、明さん?」
「あ、わるい。それで?」
それでって言ったって答えはわかってるだろーが俺!
「おねがい、私と…その…」
どーしよ、俺。どーする、俺。


424 名前:candy...i luv you3 :04/06/20 22:35 ID:0DYF5RR6
「ごめんなさい、こんな事頼んで…でもね、他の誰でもない、秀明さんだから頼むのよ…。
今すぐ、私を"恋愛対象の女性"として見てくれなくてもいい。でも、せめて、他の女の子たちと
同じ、土俵に立つ手助けをして欲しいの。だって、私の真実は貴方が好きということだけなのよ?
私だって、自分の信条には堂々としていたいわ。」
あぁ〜とうとう全部言っちゃったわ!!!メイプルスの皆にもココまでは言ってないのに、な。
そりゃ、早く恋愛対象に見て欲しいわ。
でも、秀明さんの気持ちを考えるとすぐにはそうは行かないでしょ?
はやく、答えを聞かせて…!


425 名前:uDK9b/Qc :04/06/20 22:37 ID:0DYF5RR6
とりあえず今日はココまでです。
つぎはエロ入れる予定です。

426 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/22 00:12 ID:SmSQ3Ujr
乙です〜!
続きが楽しみなり。

427 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/22 09:03 ID:BuoFvVlo
>425
がんがって!

>426
IDが素敵(w


428 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/25 23:25 ID:abCy8IBF
がんばれ〜、瑠璃子ちゃんがんばれ〜!

429 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/29 21:49 ID:mpJstZdx
まだかな、まだかな〜

430 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/30 22:42 ID:qsTZ7bx5
ほしゅ

431 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/30 22:50 ID:trzwNGEg
とうしゅ

432 名前:名無しさん@ピンキー :04/06/30 23:29 ID:HB+TpAxs
>>430-430 は薫子・桜子

433 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/01 08:50 ID:V5DGjY+T
>>430-432
「保守」「党首」と脳内変換されたために、>>432がしばらくわからなかった……
こんな俺にこのスレにいる資格はないようだ_| ̄|○

434 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/01 09:08 ID:CM9oyJ8z
>433さん
タイムリーな話題(w

今朝ちょっこっとテレビで見た話。
事故で亡くなったエースのお兄ちゃんを目標に、男の子の野球チームでひとり頑張る小学生の女の子。
同じポジションこそ無理だったものの、夜黙々と素振りを繰り返す姿に紘子さんが重なってしまって
ちょっとうるる。(それが番組側の目的だとしてモナー)



435 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/01 11:35 ID:jfZ7J01m
たぶん同じやつ観た。
元スレがifメイプー板の話で盛り上がってるな。

436 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/02 10:30 ID:WFbsx8pW
ホッシュ

437 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/02 10:38 ID:bmIOaX5a
聖書を読んであれだけ笑える三人娘のことだから、マリみてやマリみてのエロパロ
同人誌とかを読んでも笑い転げるんだろうなぁ……とか思ったり。

まぁマリみてそのものは無いにしても、ああいう雰囲気の百合百合とした女学園モノ
の小説があってひとしきり笑った後、
「あ」
「どしたん?」
「この作者って……」
「?」
「……にーちゃんが……昔使ってたという別ペンネーム……」
ひゅおおおおおおおお。(背景黒ベタ)
(((にーちゃん……女子高に夢を抱いていたんやね……)))

てなことになりそうだけど(汗)

438 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/02 11:48 ID:dAYl3/Pn
>百合百合とした女学園モノの小説
>女子高に夢を

「少女小説家は死なない!」氷室冴子の
旧仮名遣いで女学院シスター物を書く小説家ですかい

ってもう20年以上前の小説ネタを出してみる

439 名前:candy...i luv you4 :04/07/02 13:10 ID:X2YQR2cE
小さな部屋に、今までにないほどの沈黙が続いた。
恥ずかしそうに、でも、真剣な顔をして俯いたままの
瑠璃子ちゃんを俺は正視出来なかった。
別に、嫌いじゃぁ、ない。
いや、むしろ、誰よりも幸せになって欲しい人ではある。
でも。

俺が果たして幸せにできるんだろうか?
俺は多分…ある意味で誰よりも古めかしいと自分では思ってる。
好きな人、本当に愛していて、なおかつ付き合っている人じゃないなら
やるな!って、この前も司馬に説教したばっかだ。
瑠璃子ちゃんの気持ちを考えると下手な事はいえない。
出来るものなら、なんだってやってあげたい。でも…。
今のこの中途半端な気持ちで俺は……。

いや、よく考えると俺以外に瑠璃子ちゃんを本当に幸せに出来るやつっていないんじゃないか?
自惚れかも知れないけど。
他の人間だと、気持ちよりも何よりも先に彼女が以前“男だった”ということが
邪魔するだろう。俺は、そこは気にしてない。

それでも踏ん切りがつかないのはやっぱり変に古めかしい考えが邪魔してるからだろう。
早く結論を出さないといけないのに…。

440 名前:candy...i luv you4 :04/07/02 13:14 ID:X2YQR2cE
小さな部屋に漂う沈黙。
さっきから私は俯いてる。
どのくらい時間がたったのかしら?
そうよね。いくら秀明さんでもこんなお願い困っちゃうわよ、ね。
取り消せるものなら取り消したい!穴があったら入りたいとはこのことだわ。
でも…取り消せない。取り消しちゃいけないわ。
あぁ…神様、私の願いを聞き入れてください。


それからまたしばらくたって、秀明さんが動く気配がした。

441 名前:uDK9b/Qc :04/07/02 13:15 ID:X2YQR2cE
エロ入れるって言ってたのに入ってなくてごめんなさい!

今まで書いたどのカプより難しい…orz

442 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/02 21:26 ID:MMwdJRzB
る、瑠璃子ちゃんがキテルー!!
>>441
いろいろと難しいとは思いますが、静かに見守ってます。

443 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/03 12:44 ID:xTPDCmko
>>441
続き、楽しみに待ってます。
がんがってください!

……やっと規制解除になったよ…。

444 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/04 01:18 ID:BBYcI1to
>>438
少女小説家は死なないですなw
なーつかしー!


445 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/04 01:51 ID:B+PX8UJD
>>441
間が開いたって、待っていますので
謝ったりすることの無いよう、自分で納得が行く物を
自分のペースで書いて、気持ちよく投稿してください。
せっかく書いてくださってるのに、申し訳ない気持ちになります。
無理はなさらないで下さいね。



446 名前:candy...i luv you5 :04/07/05 13:03 ID:8klQLHkr
彼女が俺に全てをぶつけて来てくれているんだ。
ココで気持ちを返さなければ男が廃るってモンだ…!

気がついたら、俺は前に足を進めていた。
気がついたら、手を彼女の方に回していた。
気がついたら、力一杯抱きしめていた。

「秀明、さん?」
「ごめん、驚かせて。でも、俺、馬鹿だから…馬鹿だからなんて言ったら良いのか良くわからないけど…
好きだよ。俺、お前の事。友達としてだけじゃなくって。」
そうだ。スキなんだよ。姉のようで、親友のようで、妹のようで、母のようなこいつが。
昔、何かあったときには俺を救ってくれた。守ってくれた。包んでくれた。
今度は、俺が守って、愛してやる番なんだ。

447 名前:candy...i luv you5 :04/07/05 13:15 ID:8klQLHkr
「今、なんていったの…空耳、じゃない、のよね?」
「勿論」
夢じゃないかしら。でも、確かに彼は私を抱きしめていてくれていて。
確かに、好きだと言ったわ…私のことを。
「信じられないだろうけど…きっと神尾聡史としてじゃなくって、神尾瑠璃子としてお前が
…いや、君が現れた時からずっと誰より大切でいとしい女性として俺は君の事想ってきた
んだと思うんだ。ただ…じぶんでその想いに蓋してきただけで。きみが、言ってくれたように
僕の真実は君を守ろうとしている事だけなのだろうね。」
「でも、でも…」
「でも?」
「紫さんは?ずっと付き合ってたんじゃないの?だから、お見合いも断ったんじゃないの?」
「言ってなかったっけ?彼女とは別れたんだよ。高校の卒業式の日にね。」
「嘘!」
「嘘じゃないさ…もうすっかり忘れてたよ。紫の事なんて。今は…もう、君だけだよ。」


*紫…勝手に作ってみました(w 北斗高校野球部の女子マネで、小早川くんの元カノという設定です。
    瑠璃子ちゃんはこの人の存在を気にして中々前に進めなかったという裏設定です。


448 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/05 23:57 ID:oK0rAOPQ
神降臨中に邪魔してすまぬ

森には真理が落ちているでどなたかお願いします。

「ひ・・氷室さん電気消して。。」
「どうして?」
「部屋を暗くすれば顔はどうでもいいんでしょ」
「・・・イヤだ雪村さんの表情が見えないじゃないか」

みたいなかんじで。。

449 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/06 12:07 ID:x5hpdip6
>uDK9b/Qc さん
小早川くん漢ですね。いよいよクライマックスでしょうか。次が楽しみです。
紫さんと聞いて一瞬、『紫頭巾』のメンバーを思い出してしまった。……ごめんなさい、ごめんなさい。

>448さん
雪村さんかわいい。


450 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/07 02:40 ID:HKWoFwzA
イイヨーイイヨー

「森には真理…」一番好きな作品です。

451 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/07 07:35 ID:cfV3EuDP
>>448
瑠璃子ちゃん来たーーー!!!
ドキドキしてまっす!がんばってくださーい。

452 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/07 07:36 ID:cfV3EuDP
>>447だった。ごめん。

453 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/09 13:13 ID:2qEEahX0
待ちほっしゅ。

454 名前:candy...i luv you6 :04/07/09 22:29 ID:XKZtoSKu
自然のままに身を任せて彼女を両腕で抱きしめてしまったら
もう、なんにも考えられなくなって、只口から出てくる言葉を…
彼女を安心させるためだけに唱えていた。

本当に、自分でもくさい事をいっていると思う。
でも、人間だって動物で、本能のままにしか動けなくって。
スキっていうのも本能の一つだと思うし。
…そうだ、しょうがないじゃないか。好きなんだから。
彼女の望みをかなえるために僕がいる。
それくらい自惚れても良いよな?神尾…。

これは、決別。男だった親友との。神尾聡史との決別。
そして、出会い。俺の伴侶となるべく女になった神尾瑠璃子との出会い。

俺は、決心した。そして耳元で囁いた。

455 名前:candy...i luv you6 :04/07/09 22:35 ID:XKZtoSKu
秀明さんが私の耳に口を寄せてこう呟いた。
「じゃぁ、さ。行こうか?」
「え…?」
「ベットに…」
キャッ!自分でも顔が赤くなっていくのが解った。
いや、まぁそうなんだけど、でも!心の準備が…。
わ、私どうすればいいの?
あぁ〜もぅ…思考能力、停止だわ。
ひとりでグルグル、パニクっているたら、
いきなり秀明さんが私にキスをした。

軽く、ついばむように。それから、深く。

「心配しないで?大丈夫、俺に任せて。」
そういうと彼は私をお姫様抱っこ(!)してベッドまで運んでくれたの。

456 名前:uDK9b/Qc :04/07/09 22:40 ID:XKZtoSKu
なんかくさいっすね(w
今月中には終わらせる…予定です。
皆様感想&励ましカキコありがとうございます。

>>449
紫頭巾…しまった!なんも意識しないで紫にしてしまったorz
適当にそこらにあるマンガパラパラみて、“パラキス”と、“VBR”からとりました<紫
ボーイッシュな感じがするけど、女の子っぽい黒髪のきれいな美人さんってイメージです。

>>448
続きを…ゼヒ!

457 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/10 11:24 ID:NBhqFZpI
しまった、感想カキコしようとしたら本スレに誤爆(タイトルコピー)した!しかもこっちにカキコできてないしoTLウツダシノウ…

>candy…l luv you6
イイヨ-イイヨ-!小早川くんカッコイイ!瑠璃子ちゃん乙女でカワエエ

458 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:11 ID:P8a/Newp
(1/13)

「おかえりなさい〜おとうさ…」

玄関でした物音に引かれて、出迎えに出た梨生は目を丸くして立ちすくんだ。
「あぁ…梨生、まだ起きていたのか…」
長らく離れて暮らしていたが、最近共に暮らすことができるようになった父親が、すまなそうに顔を上げる。

今日は仕事の取引先の人との接待で、遅くなると聞いていた梨生は
ぶんぶんと首を横に振る。

帰宅した父親は一人ではなかった。
「…瀬奈さん…?」
梨生がそっと声をかけるが、父親が抱えるように連れ帰った瀬奈は
意識もほとんどないようで、応えることもできないようであった。
瀬奈は父親の勤めるゲーム会社の社長である。接待は瀬奈と共におもむいたのだろう。


459 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:11 ID:P8a/Newp
(2/13)

どうしたのかと、おろおろする梨生に、父親が言うには、
「取引先の社長にえらく気に入られてしまってね…どんどんと酒を勧められて…。
 断りきれなかったようだね」
要するに瀬奈は、すっかり酔いつぶれてしまったようであった。

「一人で帰れそうもなかったから、タクシーで連れてきた。」
不安そうな顔をする梨生に
「リビングで横にさせてあげよう。安静にしていれば大丈夫だろう」
と微笑みかける。

二人掛かりで、リビングのソファーに瀬奈を横たえ、シーツを掛けると、
こちらも多少飲みすぎていたらしい父親は
「シャワーだけ浴びて休ませてもらうよ。梨生ももう遅い、休みなさい」
とよろよろと浴室へと入っていった。

460 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:12 ID:P8a/Newp
(3/13)

深夜、梨生はベッドの中でふっと目を覚ました。
(のどが渇いたな…)
そっとパジャマの上にカーディガンを羽織り、足音を立てないように
真っ暗なキッチンへと向かう。

ミネラルウォーターのボトルからコップに水を注いで飲むと、
リビングのソファで横になっている瀬奈の姿が目に入った。

ぐっすりと熟睡しているようで、穏やかな寝息が聞こえる。
梨生は忍び足で、ソファへと近寄ると、脇にぺたんと座り込んで
瀬奈の寝顔を覗き込む。

普段はしかめつらの若社長だが、寝顔だと意外にも幼い印象を受ける。
(大学生のころの弓彦君と、変わってないや…)
くすりと笑みが浮かぶ。
子供の頃の孤独しかない中の、優しい思い出。
まさか10年経って再会できるなんて、思ってもみなかった。
(弓彦君がいなかったら、こうしてお父さんと暮らせるようにもなれなかった…)


461 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:13 ID:P8a/Newp
(4/13)

何となく手を伸ばして、人差し指で頬に触れてみようとした…その時


梨生の視界がぐるりと回った。

「え…?!」

伸ばした手を捉まれ、瀬奈の腕の中に囚われている。
「瀬奈さん?」
梨生の体は完全にソファの上の瀬奈の体の上に乗せられた状態だ。
顔を見上げて見ると
「うぅ…ん」
(弓彦君ってば寝ぼけてるの?)
完全にまだ眠りの中のようだ。

何とか体を離そうと試みるが、完全にホールドされていて、動くことができない。
「瀬奈さん…せなさんってば」
囁き声で瀬奈を起こそうとしてみるが、全く起きる様子もない。



462 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:14 ID:P8a/Newp
(5/13)

二人の体は完全に密着していて、体全体で瀬奈の体を感じた梨生は、
自分の体とは全く違う、筋肉のつきかただとか、体のつくりだとか、手の大きさに、
体温が上がっていくのを感じていた。

(どうしよう……でも…なんだろう
 _____気持ちいい…。)


思わずそのまま自分も眠りに落ちてしまいそうになったその時、
瀬奈の手が梨生の背中から下へと滑り降りてきた。
「ひゃ…ぁ…!」
自分の上げた声に思わず驚いて、梨生は暗闇の中顔を真っ赤に染めて、瀬奈の胸を叩いた。
「せなさんっ」



463 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:14 ID:P8a/Newp
(6/13)

瀬奈は、いい夢を見ていた。
どんな夢かと具体的に問われれば、分からないのだが。
ふわふわとしたものに包まれて、あー気持ちいいなーなどと思いながら、意識が浮上していくのを感じていた。
「…なさんっ」

はたと気がつくと、暗闇の中、見知らぬ天井が目に入る。
(どこだ…ここは)
動かぬ頭を必死に回転させて、考える。

(その前にだ…)
何か暖かい重みを体に感じ、そちらに目をおろしてみる
「せなさん…っ」
目を涙でにじませた梨生が目にはいる。



「まだ夢か。」
「夢じゃないってば」


464 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:15 ID:P8a/Newp
(7/13)

なに…?

一度天井を見上げまた目を下ろすと梨生と目が合う。
「何でこんなとこにお前がいるんだ?」
「ここはわたしの家だよ」

微かな記憶が頭痛と共に、よみがえってくる。
どうやら滝杷に世話になったらしい。

「瀬奈さん。あの…そろそろ離し…」
心底困りきったらしい梨生の言葉を聞きながら、
瀬奈はさらに腕に力を込めた。
「…?」
不安そうに見上げる目に、ただでさえ酒のせいで緩んだ理性が、さらに揺さぶられる。
腕の中の柔らかで、華奢な肩はあまりにも気持ちが良すぎて…
「離したくないな…」


465 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:16 ID:P8a/Newp
(8/13)

「え…」
ぼんやりと何を言っているのか理解できていない様子の梨生の顎に手を添えて、
自分の方へ向ける。
(あぁ…俺何やってるだか…)
柔らかい唇に自分のそれを重ねる。
「…んっ…」
驚いた梨生がうめいた隙を逃さず、舌を滑り込ませ、
梨生の舌をやさしくなぞり、噛んで、開放してやる。
「ん…っ…はぁ…」
ため息をついた梨生の目を覗き込む、
「嫌か…?」
瀬奈がそう問い掛けたが、梨生はすっかり混乱しきった様子だ。
「どうして…?」
だが自分を拒否する様子もない。


466 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:16 ID:P8a/Newp
(9/13)

そのまま首筋に顔をうずめ耳元を舌でなぞる。
薄いパジャマの布の上から胸元へと手を伸ばす。
そっと撫でるように触れる。
「や…ぁ…」
「何故だか俺にも分からないが…お前のことが愛しくて…離したくない…」
そう囁いた瀬奈の言葉に一瞬梨生は体を固くする。
拒まれるかと、瀬奈が思った刹那
「…いいよ…」
消えてしまいそうに小さな声で、梨生が応えた。



その答えを聞いた瞬間、瀬奈は体を反転させ、ソファに梨生を押し倒すようにしていた。
梨生は小さく悲鳴をあげたが
「もう何を言っても、止めないからな…」

467 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:17 ID:P8a/Newp
(10/13)

パジャマの前のボタンを外すと、何も身に付けていない白い胸が表れた
胸に顔をうずめ唇を先端に寄せ、そっとなめあげる。
「あ…っ」
片方の胸はやわやわと揉みしだく。
固くなってきた先端に柔らかく歯を立てると
「や!…ぁぁ!」
梨生が一際高い声をあげた。

目を合わせてやると目元を真っ赤に染めて目をそらす。
(今のはキたな…)
パジャマの下も脱がせてしまうと、すばやく手も下腹部に差し入れる。
「!!」
慌てて梨生は太ももを閉じようとしたが、瀬奈は足を差し込んでそれを許さない。
下着の布の上から、秘所に指を沿わせると、湿った感触がする。
「濡れてるな…」
「はぁ…ん…」
クリトリスを探しあてると、円を描くようにそこを撫でる。
「あ…ぁ!」
梨生の息が上がっていき、薄い布越しの感触がもどかしくて、身をよじらせる。
瞬間、瀬奈は下着の隙間から指をねじ込んだ。
これまでの愛撫で既にうるみきっていた秘所は瀬奈の中指を容易に飲み込んだ。
「やぁ…!」
そのまま中で何かを探すようにうごめいていた指は何かを探り当てたかと思うと
そこを強く押した。
「あああ…!!」
梨生の体が跳ねる。
(今の…なに?)

468 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:18 ID:P8a/Newp
(11/13)

「このままイってもいいが…あとが辛いかもな」
そういうと瀬奈は自分の前を開けてすでにいきり立っていた自身を開放した。
荒い息をつきながら、それを見た梨生は目を丸くする。
(あんなのが……無理だよ…)
梨生の不安を見て取った瀬奈は
「大丈夫だ…力抜いていろよ…」
安心させるように言う。
「背中に手を回せ…そうだ、耐えられなければ爪を立てても構わん。」
こうこくとうなづく梨生にもう一度優しく口付けると、
ゆっくりと貫いた____


「あっああああ…!!」
激しい痛みと衝撃に頭が真っ白になりそうになりながらも、梨生は必死で耐えた。
「奥まで入ったな…」
動きを止めて瀬奈は梨生の頭を撫でた。
「大丈夫か…?」
「大丈夫…っ…だから…」
明らかに無理をしている梨生に、愛しさがこみ上げてくる

469 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:19 ID:P8a/Newp
(12/13)

「動くぞ」
ゆっくりと抜き差しをはじめる。
「きつい…な」
(だが包み込まれる…いや飲み込まれそうだ…)

最初は痛みにしか反応していなかったような梨生の様子に次第に快楽の色が見え始める。
「あ…ん…!」
先ほど指で探し当てたポイントをこすり上げると、きゅっと締め上げられる。
「やぁ…ぁぁぁ…!」
首をふるふると振りながら、瀬奈のシャツにしがみ付く。
「もっと乱れてみろ…」
「やぁ…そんなこと…言わな…!」


動きをだんだん激しくしてゆき、揺さぶるように突き上げる。
「あ、あ、瀬奈さん!こ…わい!」
「大丈夫だ…」
「何か来ちゃう!あんっ、あ…!」
「俺もそろそろ限界だ…っ」
「せなさん!あ…あ……だいすき…!」

470 名前:フロイト瀬奈×梨生 :04/07/12 00:22 ID:P8a/Newp
(13/13)

「あ。おとうさん、おはよう」
「あー。おはようごさいます。昨夜はすっかりご迷惑をおかけしたみたいで。」
「いやぁ、もうすっかり大丈夫のようですね、二日酔いもなく。」
____翌朝、瀬奈は引きつった笑顔で、まっすぐ滝杷の顔を見られない状態で一家の朝食に加わることになったのであった。



END


瑠璃子ちゃん神光臨中に申し訳ない。
書き始めたら止まらなくなってしまい…。

>uDK9b/Qc
続き楽しみにしてます!

471 名前:candy...i luv you7 :04/07/12 02:45 ID:ouZwjp6I
抱えた彼女の体が小刻みに震えているのが解った。
「緊張してんの?」
「いいえ…恥ずかしいの!」
あぁ!もう、なんて可愛いんだろう。
この全てが“俺の”かと思うとなんかこそばゆいくらいだ。
顔がにやけそうになるのを抑えて彼女をベッドに降ろす。

薄いブルーのシーツに白い縁取りの枕は色白な彼女の肌を引き立てていた。

もう一回、キスをする。
濃厚なビターチョコレートの味がする、キス。
キスをしながら俺は彼女のブラウスのボタンを一つずつ外していく。

ぷちん、ぷちん。
すると白いレースの下着に包まれた胸が現れた。
結構、あるんだな…
と、口に出しそうになる。危ない、危ない。
そっとホックを外して胸の頂上に手を伸ばす。

472 名前:candy...i luv you7 :04/07/12 02:56 ID:ouZwjp6I
まさかこんな日が来るなんて思ってなかったわ。
私…今…彼に抱かれようとしてるの…?
改めて考えると凄い恥ずかしいし、怖い。
紘子さんは『最初は痛いのよ』って言ってたし…。
あ、でも笑子さんは『へーきよう』って笑ってたけど…。
もうどーすればいいか分かんないよう。

「緊張してんの?」
「いいえ…恥ずかしいの!」
わ、私ったら震えてたのね…。

トサッという音がして、気がつくと私はベッドの上に降ろされていた。
また、キスをしてきてくれる。今度は最初から深く。
キスってこんなに気持ち良いものだったの?
これだけでも頭が真っ白になりそうなんだけど…助けて紘子さん&笑子さん〜!



なんか、すばらしいSSをよんだあとにこんなん投下するのはちと恥ずかしいんですが…
>>470サン
萌えました!梨生カワイイ!

473 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 18:07 ID:5j2He0kW
神々が降臨してるよ。
すばらしいです!

474 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 18:16 ID:YEjFJyv4
おおおっ!
瑠璃子ちゃんにフロイト組まで来ている!
どっちも好きだ!

475 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 18:19 ID:q3Zh9mRz
>>472

>助けて紘子さん&笑子さん

ワロタ
連中に縋っても、みんな「二人の恋の結末を祝福」って決めてるんだから、
「やってよし!」「やってよし!」って返事しかかえってこないだろうにw

476 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 20:16 ID:oDqmqFBk
お二方、GJ!でございました。
萌え萌えでちと挙動不審になりそう…w

>>475
やってよし、よりもむしろ
ぬるいぬるい、そのまま突っ走れ! …になりそうなw
特に笑子さん。(紘子さんは親指だけ立てて笑顔で去っていくかもだけど)

477 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 20:27 ID:q3Zh9mRz
>>476
そして無言のまま息を呑んで見つめている四つ娘w

478 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/12 23:48 ID:USNOl++3
瀬奈x梨生!
っぐじょぉぉぉ――――――ぶb

神の降臨に感謝!

479 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/13 00:32 ID:NOwCNAE5
>>フロイト
滝杷さんも負けず劣らず顔の見られない朝食だったに違いないよw

480 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/14 01:45 ID:lXtRLxVe
>フロイト
コトの顛末を相談された八木沢さんの反応が目に見えるようだ………。
「お前という奴はあぁぁ〜〜〜〜っ!!






でかした!!」

481 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/15 19:27 ID:jlwrG4W+
>>458
すばらしい作品ありがとうございました
>>458-459の梨生親子の会話に感動しました
親子やってる二人を見れて嬉しいです

>>471
続きの投下ありがとうございます
川原キャラには貴重な巨乳設定が新鮮です

ここの職人さんたちって川原作品をすごく好きなんだろうな
作品読んでて職人さんたちのキャラへの愛が伝わってくる

482 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/15 22:40 ID:WiTIeTrx
色人さん乙〜!楽しませてもらってます。

483 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/15 22:42 ID:WiTIeTrx
職人さんでした…。

484 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/16 21:50 ID:+X1HJKbE
>>480
ワラタ >> でかした!!


485 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/16 22:40 ID:MaH1I3VF
>470さん
読み進みながら、滝杷のお父さんに見つかってしまわないかと(w
弓彦くんの意外な強引さに驚きつつ萌え。
…翌朝も二日酔いどころではなくなってしまった訳ですね。

>uDK9b/Qcさん
>紘子さんは『最初は痛いのよ』って言ってたし…。
>あ、でも笑子さんは『へーきよう』って笑ってたけど…。
3人同室だとホントに↑そーゆー会話してそう(w

飴玉を手にした瑠璃子ちゃんに、
紘  「チャンスよ、瑠璃子ちゃん!」
瑠  「…でも、どうすれば…?」
笑  「決まってるじゃない―――」

笑&紘 「「 襲うのよっ!!」」     
                            …(汗




486 名前:candy...i luv you8 :04/07/18 11:45 ID:qfxN9QXf
赤い頂をつんとはじいてみる。
しゃぶってみる。
な、なんか照れる…昔イロイロ話しちゃったからなぁ、先輩面してさ。
やわやわと揉んで、また口に入れる。
声を出さないようにしてるのがいじらしい。
「その…我慢しなくてもいいんだよ?声、出してもさ」
「そん…な、事、恥ずかしい…やぁっ」
しゃべってる途中なのに手は下に移動してちょっと意地悪してみる。
初めて触れるそこは既に俺の指を誘っているかのように濡れていた。
そぉっと下穿きをとる。

487 名前:candy...i luv you8 :04/07/18 11:56 ID:qfxN9QXf
え、ちょっと、もしかして…
下着取られた?!
やだ、恥ずかしい…しかも、そんな、まさか
「秀明…さん、そん、なとこ…汚い…」
「汚くないよ」
言いながら彼は私の…を舐めあげてきた
や、何…コレ?
おなかの辺りがムズムズして、内蔵が飛んでいってしまいそうな
変な感じがする。
でも、いやな感じじゃなくって…むしろ気持ちいい。
キスしてたときよりも頭真っ白になりそう…。
その時、彼が中に少し指を入れてきた。
「痛かったら、言って…?」
思ったより、痛くなかった。
中の出入り口付近の出っ張りをコリコリといじられると声が我慢できなくなる。
「ふぁ…そこ…な、に…ぁっ」
も、もしや…。
笑子さんが嬉々として説明してたGスポットってこれのこと?
『あそこはねぇ〜駄目なのよ…入れられてないのに駄目って感じ?』
な…納得だわ。確かに駄目って感じ。
すこし、彼が指を奥に進めてきた。
思わず、顔をゆがめてしまう…痛い。
「ごめん、大丈夫?」
「平気…続けて?」


488 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/18 22:47 ID:bHn/S0IW
笑子さんたら、そんなことまで(w

489 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/24 22:50 ID:tHHjQaWt
ほしゅ

490 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 01:31 ID:gI2UYFR7
小早川くんが頑張ってるところ割り込み失礼。
史緒さんと殿下の話をうpすると宣言して数ヶ月、
手が止まったままな自分を奮い立たせる為に書き上げたところまで晒してみる。


491 名前:490 :04/07/29 01:34 ID:gI2UYFR7
「原稿上げたら何でも言うこと聞くから、頼むから原稿を書け!」
売れっ子作家・森江センセイに各社編集からひっきりなしにかかってくる催促の電話
を捌くのも辟易していた史緒が半ばやけになってそう叫んだとき、殿下はにっこりと微笑んだ。
その笑顔の意味に、史緒は気付いていなかった……。

「ひい、ふう、みい……全部あるな。はい、お疲れ様でしたッ」
殿下が最後の仕事を脱稿したのは深夜だった。
家に持ち帰った仕事をしながら殿下がサボらないように逃げ出さないように
見張っていた史緒は、手書きの原稿用紙の枚数をきっちり勘定する。
これを明日の朝一に取りに来るだろう編集者に渡せば今月の仕事は終わったも同然である。
手書き派の森江センセイはペンを放り出して凝り固まった肩を揉み解している。
それを横目に見ながら、史緒も仕事を切り上げてノートパソコンの電源を落としにかかった。
もう二時を過ぎている。明日も早いのだ。早く寝なければ……。
基本的に、仕事はいつまで経っても終わることがない。
ひとつ終わらせた頃には新たな仕事が既に待ち構えているという有様。
希望して就いた職とは言え、官僚というのもなかなかラクな稼業でもない。
その点、地獄の締め切りはあるものの基本的に好き勝手自由気ままな
作家先生はいいよな、と実兄を見遣る。
――殿下は、書斎の机に両肘をついて、史緒を見ていた。

492 名前:490 :04/07/29 01:38 ID:gI2UYFR7
「……何だよにーちゃん。やっと原稿終わったからって、そのまま寝るなよ……」
寝ていないのは判っている、が。
何故かそうでもして注意を自分からそらしたくなったのだ。
手元にあった、シェフ吉田のお手製サンドイッチ(多忙な兄妹の為に作ってくれた夜食である)
の残り一欠けらを放り込み、もぎゅもぎゅと口を動かしながら皿とティーカップをかちゃかちゃと片付ける。
今度は、試しにおにぎりをリクエストしてみよう。シェフは困惑するだろうが、きっと豪勢なおにぎりを作ってくれるに違いない。
極普通の焼き海苔でいいところを有明産の高級海苔にして、シャケの代わりにキングサーモンとか入ってそうだけれど、それはそれで楽しみかも知れない。
「ほら、にーちゃんのも……」
立ち上がり、殿下の皿を下げようとした史緒だったが、
「約束は?」
不意に発せられた声に、
「は?」
何のことだか理解出来ずに、素で聞き返してしまった。
「約束……したでしょう? 僕が原稿上げたら何でも言うこと聞くって」
「……言ったけど」
空中で静止してしまった手を引っ込めて、史緒は言い淀む。
殿下がこういうものの言い方をするときは、何か腹にイチモツあるときだ、と経験が語る。
「――史緒さん、こっちにおいで」
「……あのさ、にーちゃん。にーちゃんは今から10時間でも20時間でも惰眠を貪れるかも知れんが、
私は明日も仕事だからさ。約束は覚えてるから、また今度に」
「史緒さん」
有無を言わせない殿下の言葉と視線に、史緒は抵抗出来ない。
「…………」
大きな机をぐるりと回って、殿下のすぐ傍に移動する。
宜しい、と出来の悪い生徒を褒める教師のように、殿下はちいさく微笑みながら頷いた。
くい、と史緒の手を引くとバランスを崩した史緒はすっぽりと殿下の腕の中に収まった。
何とも収まりの悪い体勢ではあったが。


493 名前:490 :04/07/29 01:40 ID:gI2UYFR7
「にーちゃ……」
「原稿に追われてストレス発散も出来やしない。因果な商売だと思いませんか?」
何とかして身体を起こそうと奮闘する史緒の耳元でしれっと囁く殿下。
「……っ」
囁きかけられて、思わずぞくんとしてしまう。
「史緒さんは怖い顔して僕を見張ってるし」
そんな史緒の反応を知ってか知らずか、殿下は困った表情をしながら、
史緒の長くてまっすぐな髪を撫でている。
「しょーがねーだろ!? ほっといたらまたウン万するソープ行ったり、
何処ぞのねーちゃんと遊びに行っちまって仕事しねーから!」
「ウン万もするよーなところ、自腹で行くバカがいますか」
取材という名目でいい思いをしている森江先生が羨ましいとも思ったが、
それは一瞬で殺意に変換される。
「そーでなくてもあっちふらふらこっちふらふらすんだろーが!」
自分が大学を出て、官僚になってもこの男は変わらない。
いつだって飄々として、自分を煙に巻く。
「……普段そうして原稿書いてる僕が、ちゃんと貴方の言うこと聞いて缶詰状態で
仕事したんですからご褒美くれたっていいでしょう? 史緒さん」
「いい年して何が『ご褒美』だっ! 仕事はして当たり前だろう!!」
「何でもしてくれるって言ったのに……」
そう言って、さっきまで撫でていた長い髪に顔を埋める。
「駄々こねるんじゃない! だからそれは今度って」
「……今がいい。今すぐ……」
顔をずらすと、殿下と史緒の目が合った。
史緒はいきなりの殿下のどアップに動揺してしまう。
それが、更に近づいてくるのを止めることが出来なかった。
「んく……」
言葉を絡め取られた史緒は、尚一層殿下から離れようとするが、そうは殿下が許さない。
一気に脱力して、ただでさえ不安定な体勢だった史緒がずり落ちそうになるのを抱きとめながら、
殿下は口付けをやめようとしない。

494 名前:490 :04/07/29 01:43 ID:gI2UYFR7
「やぁ……っ」
キスの合間に漏らす声すらも、拒絶しているのか誘っているのか――自分でも判らない。
このままずっと二人でいたいと思ったことは何度もあるが、
こんな関係になることなんて、考えたこともなかった。
否、考える方がおかしい。
でも。
殿下の腕の中でこうして唇を重ねている行為が、何故こんなにも甘く感じられるのだろう。
――いや、ここで流されてしまう訳にはいかない。
私たちは、兄妹なんだから。
ぷはっと唇を離して、史緒はくらくらする自分を叱咤激励しながら殿下を怒鳴りつける。
「……一臣っ、女抱くなら、私じゃなくてもいくらでもいるだろう!」
「僕は、史緒さんがいいんです」
「……ッ」
あまりにも鮮やかな即答に、史緒は言葉を失った。
きっと、何日もろくに寝てない所為で、殿下はどっかが故障してしまったに違いない。
そう思うのに、その答えに胸が詰まったのはどうしてだろう。
「一臣!」
わざと、「にーちゃん」ではなく名前を呼び捨てる。距離を置こうとして。
なのに。
「史緒さんじゃなきゃ、嫌なんです」
再び、胸が締め付けられる。こんなこと言われて……嬉しいと思うなんて。
駄目だ。私たちは……。
そう、思うのに。
抱き寄せられて、口付けられても抵抗出来ないのはどうしてなんだろう。
座り心地の良い革張りの椅子に腰掛けた殿下の膝の間に片膝をついたまま
抱き寄せられたものだから、上半身は殿下に預けておかないとバランスが取れずに力がかけられない。
「んぅ……、ふっ……」
空気を求めて開かれた口腔の中にすかさず侵入を果たした殿下の温かい舌が、
史緒のそれを捕える。
反射的に引っ込めようとするのを逃がさずに蹂躙するさまは流石、手慣れていた。
史緒の細い腰を支えていた手が、するりとトレーナーの中へ滑り込む。
「っ!」

495 名前:490 :04/07/29 01:45 ID:gI2UYFR7
どきりとして史緒が殿下を見ると、彼は安心させるようにやんわりと笑顔を浮かべただけだった。
つぅっと背中を辿り、途中で引っ掛かったブラジャーのホックを外す。
そこで大きな手は正面に回り込み、邪魔するものがなくなった胸の膨らみを持ち上げる。
少し冷たい殿下のてのひらが柔らかなそれに触れ、ゆっくりと揉みしだく。
「あ……やだ、にーちゃ……」
視線を何処にやればいいのか判らなくなった史緒がぎゅっと目を瞑る。
そんな彼女に意地悪く囁いた言葉は。
「全部、脱いでしまいますか?」
「ばばばばかっ」
真っ赤な顔で叫んだ史緒の口をまた軽く塞いで、殿下は微笑む。
「夜中にそんな大声出したら、誰かに聞かれてしまいますよ」
「だって……、にーちゃん、……が」
愛撫を再開した殿下は、たくし上げたトレーナーの中へ頭を入れ、
少し硬くなり出した先端をそっと口に含んだ。
「ひぁ……っ」
「……みおさん、僕につかまっておかないと、落ちますよ」
乳房を優しく揉まれ、唇と舌でも甘い刺激を与えられて……
史緒はどうにかなってしまいそうになりながら、殿下の身体にしがみつく。
「んん……っ」
殿下の手が、胸から脇腹を通って下腹部へと滑る。
トレーナーと揃いのジャージのゴムウエストは、殿下の侵入をいともあっさりと許してしまう。
そのまま下着の奥へと指が入り込み……、
「史緒さん……判るね?」
「や、やだ……」
くちゅ、と濡れた音が聞こえる。自分の……身体から。
どうしよう、実の兄に触れられて、こんなになってしまうなんて。
「にーちゃん……にーちゃん、だめ……だってば」
「……どうして?」
問いながら、殿下の愛撫は止まない。
初めて触れる筈なのに、史緒の感じるところを熟知しているかのように的確に責めあげる。

496 名前:490 :04/07/29 01:49 ID:gI2UYFR7
「僕は、史緒さんのことが好きでこうしてるし……、
史緒さんもこんなに悦んでくれてるのに、駄目なの?」
「あぁ……、駄目、に決まってんだ……ろ? 
きょーだ、いなのに、こんな、こ……として」
喘ぎながら抗弁する史緒が、最後に声にならない声で吐き出した。
許される訳がないだろう、と。
「誰に?」
頭を抱き寄せている史緒の腕を外しながら、殿下は問うた。
誰に、許しを乞わなければならない?
今まで二人でこうして生きてきたのに、今更誰の許しが必要だと言うのだ?
よいしょ、と抱え上げた妹の身体を、先程まで執筆に勤しんでいたデスクの上に押し倒した。
辞書やペンは既に片付けられている。
いつもは散らかっているそこを見て、仕事を終わらせた時点で、
このような展開にまで持ち込もうと画策していた自分を自覚させられたような気になり殿下は思わず苦笑した。
「にー、ちゃん……?」
下着ごとジャージを引き抜いて、史緒の下半身を露わにすると
抵抗させる間もなく脚を抱え上げてその合間に己の身体を滑り込ませた。
「あっ……!」
溢れる蜜を舌ですくい上げると、史緒の身体がびくん、と跳ねた。
最前指先で確かめた、一番敏感な場所を執拗に責めると、
史緒が絶え間なく気持ちよさそうな声を上げる。
――沸点までのぼりつめたのを確認してから、殿下は顔を上げた。
「気持ちよくない?」
「ぜ……全然!」
認めてしまったら負けだとでも思ったのだろう。
史緒は脱がされずにいたトレーナーの裾を引き下げて、乱された息を整えようと試みている。
「……そう。それは残念ですね。こんなに頑張ったのに、僕」
こんなにって、どんなにだ、と言い返そうとした史緒は、
トレーナーを掴んでいた手首を頭上に捻り上げられてまたしても自由を奪われた。

497 名前:490 :04/07/29 01:50 ID:gI2UYFR7
「こんなに……ほら、史緒さんの味」
殿下の口付けは、今までのものとは違って仄かに甘酸っぱいような気がした。
そしてそれが……自分のものだと気付いた史緒は羞恥に耐えられなくなって暴れる。
「んーっ!」
その隙に、再度トレーナーを巻き上げた殿下はそのまま脱がしにかかろうとする。
手首の辺りで引っ掛かったそれに難渋したらしく、それはそのままにしておくことにした。
「史緒さんが気持ち良くないなら、止めますよ?」
史緒に覆い被さり、頬をそろりと撫でる。僅かに涙目になっているのもいとおしい。
「気持ち良くない! 何とも感じないから今すぐやめろ……ふぁっ!」
威勢良く否定した史緒が最後まで言えなかったのは、
殿下が背中に差し込んだ指先でつーっと背筋を辿った所為だった。
「……ありふれた表現で申し訳ないのですがね、史緒さん。身体は、結構正直ですよ?」
今の一撃で、一度は収まっていた身体がびくびくと跳ねだしたのが自分でも判る。
自分の意思とは裏腹に、殿下に触れられたところが熱くなってしまうのだけは、どうしようもない。
脚を持ち上げられて、殿下が一層近付いて、きた。
「え……あ……っ!?」
指でも舌でもない何かが、不意に史緒の身体に押し入ってきた。
圧倒的な容量をもったそれが殿下だと理解したときには、史緒はあられもない声を放っている。
「あ……あ、あ、やぁっ、やだ、にーちゃ……」
「全然、嫌がってないくせに嘘ついちゃいけませんよ」

498 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 02:32 ID:MQPzUyyE
490さん GJ!!
続きをプリーズ!!
史緒さん可愛い〜(*゚∀゚)=3ムッハー
トレーナー上下とか、いかにもだなw

499 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 07:28 ID:qrSstAYU
>409
乙です!続き楽しみにしてます。
兄妹萌えw殿下いままでよく耐えたなぁ〜。

500 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 07:29 ID:qrSstAYU
499です。
409じゃなくて490の間違い。スマソ

501 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 10:45 ID:6+pxkqJY
490タン、すごいエロくて(゚∀゚)ノイイ!!
続きが楽しみです〜

502 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 22:15 ID:hdV3yzTf
>490さん
「萌え〜」と鳴るへぇ〜ボタンがあったら欲しい。
続きをお持ちしております。


503 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/29 22:16 ID:fpCmPZWQ
>490
GJ!! すごいなー。
続きを楽しみにしています〜。

504 名前:490 :04/07/31 00:49 ID:C5ubCvik
感想ありがとです〜。
では、続きをば。

505 名前:490 :04/07/31 00:50 ID:C5ubCvik
「だって、ああ……っ、やぁ……ん」
衝動のままに声を上げる史緒の目尻に涙が浮かんだ。
史緒の中に押し入った殿下が身体を屈めて潤んだ目許に口付ける。
「どうしたの? ……泣く程、嫌だった? それとも――」
気持ちいい……?
そっと囁いたかと思うと、史緒が答える前に唇を塞いでしまった。
「ふ……、ぅう」
「史緒さん……」
口付けの合間に、殿下が甘い声で囁きかける。
顔にかかる長い髪を払い退けながら、
「史緒さん、そんなにきつく締め付けないで……?」
すると史緒は弾かれたように強気な物言いで言い返してきた。
「ば、ばかっ、そんなの、知ら――」
「てことは無意識に身体が反応する程気持ちいいってことでしょう」
満足げな笑みを浮かべる殿下を直視出来ずに、史緒は視線を逸らしてぽつりと呟いた。
「気持ち良くなんか……」
「ほんとに?」
言うが早いが、急に身動きする。
「ひゃ……んっ」
内壁が擦り上げられる快感に、再び史緒の声の質が女のものにすりかわる。
その切り替えが面白くてくすくすと笑う殿下に逆襲したいのはやまやまだが、
史緒はただ喘ぐことしか出来ない。
「はあっ、にーちゃ、何す……」
「もっと、動いていいですか? ……史緒さんの中、僕もとても気持ちいい……」
「ダメ……だって、ば……」
「史緒さんが嫌なら、止めてもいいですけど……そうじゃないでしょう?」

506 名前:490 :04/07/31 00:52 ID:C5ubCvik
「……っ」
自信たっぷりに言い切る殿下に、言い返すことが出来ない。
兄妹でこんなことをしていい訳がない――。
そう、思うのに実の兄に貫かれて悦んでいる身体の持ち主は紛れもない自分。
いけないと戒める自分と裏腹に、愉悦に身を任せてしまいたいと思う自分が
存在することも確かなのだ。
どうしようもない二律背反に苛まれながら、史緒は。
「にーちゃぁん……」
鼻にかかったような、今まで出したこともないような声で兄を呼ばうだけなのだ。
「どうしました、史緒さん……」
言いながら、殿下は動きを止めようともしない。
胸元にある、ふたつの硬い蕾の一方を口に含み、舌を転がすだけで史緒はびくりと身体を震わせる。
「――やっ、あ……ああっ」
急に高い声を放った史緒を咄嗟に抱き上げ、殿下は再び革張りの豪奢な椅子に腰を下ろした。勿論、史緒と繋がった、ままで。
「ひゃんっ!?」
きゅうう、と鳴ったのは革か史緒の身体の奥か。
執筆に疲れないようにと安楽椅子の役割をも兼ねた椅子は、
二人分の体重を受けても尚その役目に支障をきたすこともない。
殿下の上に馬乗りになった姿勢の史緒の腰に両手をあてがい、
ず、と最後まで沈めきってしまうと彼女は声にならない嬌声を上げた。
この上ない刺激を与えられ、びくびくと跳ねる身体を持て余しているようにも見える。
丸まったトレーナーに手首から先を戒められたまま、
両手を不自然に上げたままの史緒を見遣り、殿下は丁寧に片方ずつ手を抜いてやる。
両手が自由になった史緒は身体が落ち着くのを待って乱れた髪を後ろにかきあげ、
白いシャツ越しの肩に手をついて思い切り上体を反らし殿下と距離を取った。
学生の頃から自他共に認める持久力の乏しさを誇る史緒の息はまだ上がったままだ。


507 名前:490 :04/07/31 00:56 ID:C5ubCvik
「……っ、この、バカモノっ!」
やっとのことでそれだけをいつもの声で吐き捨てて睨みつけるのだが、
殿下には痛くも痒くもない。
「……言いたいことは、それだけですか?」
「え……」
腰を引き寄せると、反射的に史緒の口をついて出たのは例の甘い声で。
懸命に距離を取ろうとしていた腕は肘のところでかくりと折れて一気にその間を縮めてしまう。
ぴったりと密着した状態で史緒を抱き締めた殿下が囁く。
「言ったでしょう? 『ご褒美』だって」
意味ありげに強調されたその単語に、史緒は眉根を寄せる。
「…………」
「今まで我慢してきたご褒美、ってことで」
「な……」
余りにも唐突な科白。史緒は絶句するしかなかった。
そんな彼女にお構いなしに、殿下は続けた。
「史緒さんが今まで彼氏作らなかったのは、僕がいたからでしょう?」
腰に力が入らないながらも、史緒は殿下を見据えて、
「ああ、そうだよっ。にーちゃんみたいなのを間近で見てると、
男に夢も希望も持つ筈ないじゃないか……」
すると、殿下はにんまりと笑って見せた。
「じゃあ、少なくとも、史緒さんに悪い虫がつかないようにするくらいには、
僕もお役立ちだったってことですかね」
「…………」
「それでも、そんな情けない兄を持って男に幻滅したと言っても、
この歳まで男を知らずにいたのは僕の為かなぁと」
しれっとのたまう殿下に、史緒は、石化した。

508 名前:490 :04/07/31 01:00 ID:C5ubCvik
すいません、本日ここで打ち止め…。
499さんの、「殿下いままでよく耐えたなぁ」使わせて頂きました。
続きはまた…っていつまでやる気だ、うちの殿下はw

509 名前:名無しさん@ピンキー :04/07/31 16:49 ID:iJ9fue1i
GJ! 続きキボン。

510 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/01 01:24 ID:U9hbAJKq
490さん、面白かったです!!
ああ、この殿下好きだーw
史緒さんの「……っ、この、バカモノっ!」 に萌え。
続き待ち遠しいな〜

511 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/01 20:53 ID:3vQMm080
>>490
殿下万歳w 続き楽しみにしてます!

>499さんの、「殿下いままでよく耐えたなぁ」使わせて頂きました。
その499デス。光栄です(・∀・)

512 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/02 11:38 ID:J+svNBUO
490タソ、激しく続きキボンヌ!!

513 名前:490 :04/08/02 22:47 ID:2WiO3wK2
「ば」
「ば?」
「ばばばばばかじゃねぇの!? 
何処の世界に実の兄貴に、後生大事に操を守る妹がいるよっ!! 
そんな妹が欲しけりゃ原稿用紙の中にいくらでも……」
「なーんだ」
予想通りだったのか、殿下は苦笑しながら史緒の頬にそっと手を伸ばした。
「ん……何……」
「こんな妹だから、史緒さん一人だけでいいんです、僕は」
そっと、そっと……この世で一番大事なものに触れるようにした口付けは、
今までで一番優しいものだった。
史緒が、そのキスの合間に、二人を隔てていた腕をおずおずと殿下の首に回す。
二人の間に邪魔だてするものは何もない。
――何度も何度も、角度を変えて繰り返されるキスにいつしか史緒は翻弄されてしまっていて。
「史緒さん」
「……はにゃ?」
キスだけでとろとろにされかかっていたものだから、何とも間抜けな返事をした。
「痛くないね? 大丈夫?」
「ん……んん……」
そーいや、初めてのときって死ぬ程痛かったとかって異人さんに攫われてった
柚子さんが何かの拍子に言ってたっけな……。
そんなことをぼんやり思い出しながら、ぼんやりと頷いた。
……殿下が至極満足げに微笑んだことにも気付かずに。

514 名前:490 :04/08/02 22:56 ID:2WiO3wK2
「それはよろしゅうございました。僕の大事なお姫様に苦痛を与えることもなく」
「う? ……っ、あ」
不意に腰を揺らされて、史緒は殿下にしがみつく。
「史緒さん……気持ちいい?」
何度目かの問いにも関わらず、史緒は声を押し殺しながらふるふると首を横に振る。
しかし、殿下は「全く素直じゃない……」と嘆息するでもなく、
その返答とは裏腹に確かな反応を探り当ててひっそりと悦んでいる。
繋がっている周りをゆるゆると指で辿って、史緒を更に刺激する。
「や、ああっ……、な、に……?」
「この前、別荘行ったときに馬に乗ったでしょう?」
「ふぇ……?」
突然何を言い出すのかこの男は。
確かに、先月の休暇の折りは久々に兄妹の休みが重なったので
高原で爽やかな休日を過ごした記憶はあったが。
クララ牧場のチーズ、また、食いてぇな……。
「乗馬したときのこと、思い出して、動いてみて……」
こうやって、とウエストに手をあてがってニ、三度揺らされた。
「あ、や……、んぅ」
色気より食い気に走りそうになった史緒はあっと言う間に目の前の甘い現実に引き戻される。
「やぁあ……っ」
殿下のなすがままに感じてしまって、自分ではもうどうにもならない。
そんな史緒を抱いたまま、殿下はぽそりと呟いた。
「……やっぱ、最初はまだ無理でしたか。ま、そのうち覚えてって頂ければ」
それでも殿下はこれ以上なく至福の表情で、史緒さんの顔に頬を寄せるのだった。

んで、結局、次の日。
殿下は早朝やってきた編集者にいつになく御機嫌麗しく原稿を手渡すと、
さっさと邸内に引っ込んでしまったそうな。
……史緒さんは登庁後初の欠勤をしたとかしなかったとか。

END

515 名前:490 :04/08/02 22:57 ID:2WiO3wK2
長々とスレ占領してすいませんでした〜。
ササヤカながら楽しんで頂ければ幸いでございますvv

516 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/03 00:47 ID:lJAB1igh
490さん、グッジョブ!!ありがd!
萌えさせていただきました〜(*゚∀゚)=3ムッハー
食い気に走りそうになる史緒さん、次回もヤル気満々の殿下…w
最高でした!またネタお持ちでしたらよろしくです〜

517 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/03 00:48 ID:5SktcxFm
史緒さんえがった。GJ。

518 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/03 18:44 ID:xruxj/VR
>490
面白かった!!ありがとう!萌えたよ!
あんた最高だ!!

519 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/03 19:24 ID:pvZhwE99
>490さん
史緒さんが史緒さんらしく、殿下が殿下らしくて素敵です。
最初強引ぎみだったのに、次第に史緒さんが感じさせられていく様子に萌えました〜。
それまでのなかなか原稿を上げてくれない態度も、史緒さんに
>「原稿上げたら何でも言うこと聞くから、頼むから原稿を書け!」
と叫ばせるためのものだったとしたら…と考えると、まさしく、にーちゃん殿下恐るべし!でしょうか。(違うだろうけど)
>ササヤカながら
なんて、とんでもありません。楽しませていただきました!


520 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/05 21:43 ID:V6emHKt/
史緒さん萌え

521 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/06 11:57 ID:9yYWAZYv
>490
乙かれ!おもしろかった!!

522 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/06 21:10 ID:DnBIP/c8
神バンザイ、ワショーイ

523 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/06 21:23 ID:Tpcj62+b
小早川くん×瑠璃子ちゃん作者のものですが
土曜から日曜にかけて最終回までうpしてもいいでしょうか?

ちと、490タンの殿下×史緒がすばらしいし、もりあがってるから今あれの続き投下するの嫌な人も居るかなと思って…


>>490タン
お疲れ様!いい萌えをありがとう!まじでGJ!

524 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/06 21:30 ID:MD+WtDT+
>>523
 
ぜ ひ お願いしますっ!!(`・ω・´)シャキーン

525 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:08 ID:DnBIP/c8
大丈夫かと。私もまってます。

526 名前:490 :04/08/07 01:49 ID:Md0+rrlR
皆々様のツボに無事ハマったようで一安心でございまふw
現在次のネタ構想中・・・むーんむーん。

>523
瑠璃子ちゃんの続き、激しくお待ちしております。
こちらこそ途中で乱入して申し訳ないっす。

527 名前:志貴×七緒 :04/08/07 05:53 ID:1rDUYGDY
皆さんの作品には到底及ばぬ軽いブツで。唐突に辻斬り書き込み失礼。

「・・・構わないんでしょうか七緒さん」
 今更何を言ってるんだか。
「あのねおじさん。ここまできてそういうことゆーのってね、男としてどうかと思うわ」
 何しろ今現在のあたしこと松浦七緒ととおじさんこと志貴正和さんは、一つのベッドの
上で折り重なるように倒れているわけで。
「・・・ですが、七緒さんは本当に」
 おいおいおいおい、くどいにもほどがありましてよ。幾度同じ問いを繰り返しゃ気が済むのですか
おじさん。
 あたしはこれ見よがしの溜め息をついてみせ、おじさんの鼻先にびしりと人差し指を突きつけた。
「おじさん。そりゃ事前に意思の確認はするに越したことはないし、真っ当な手順を踏むのは結構
だとは思うけれどね。あんまり度が過ぎてはかえって・・・いーや、断然相手の女性に失礼という
ものなんだけれど」
 ああそれはすみませんとかもごもごと言う。どうしてこうこの人は・・・否、言うまい。
 判っていたことではないか、志貴正和というのはこういう人だということを。
 そんでまたあたしはまたどうしたことか、常日頃イマイチ感情の起伏に乏しく断然インドア派
で趣味は仕事なんて今日び流行らぬワーカーホリック(でも最近はあんま残業はしてこない
ような)の、もしたった今世界規模の天変地異が起こったらずるずると生きる気力ゲージを減らし
ての垂れ死んでしまいそうなおじさんのことを憎からず思ってしまっているのだ。
 だからこそこの現状なわけで。

528 名前:志貴×七緒 :04/08/07 05:54 ID:1rDUYGDY
 偽者婚約者から本物婚約者へとグレードアップしたわたしだけれど、これといって日常の
生活に変化が起こることもなく、おじさんは淡々と会社に出勤しわたしは家事全般を引き受けつつ
学校に通っている。たまに家に佐藤君が訪ねてきてはなんだかんだとおじさんに話かけて帰って
ゆく。先日彼はなんとも楽しげに「りんごの唄」をおじさんの前で口ずさんでいた。佐藤君、君が
楽しいのは結構だがおじさんと一緒に合唱したりしないでくれ。お願いだから。おじさんの歌唱力
の破壊度を知らぬ君ではあるまいに、喉元過ぎれば忘れる口なのか。
 ん、随分あさっての方向に思考が飛んでしまった。
 ・・・やっぱりわたしもそれなりに緊張しているんだろうか。
 駄目だ、一度意識してしまうと心拍数が格段に跳ね上がってしまった。
 本当はもっと軽いノリの方が良かったかもしれない。
 あたしには肉親も親戚もいないので、厳かに結納の儀を取り交わしたりする必要もなく、大体元々
雇われ婚約者だった時におじさんは職場で女子高校生と婚約したと公表していた(今考えるとスゴい
ことしてるなあおじさんってば)から、今更「実は前の婚約は方便だったんですが案外気が合ったので
本当に婚約しました」なんて情報を刷新することもできやしない。おじさんの職場での人間性を疑われ
かねないし。
 わたしの場合は現役女子高生の身なので、他人においそれと言えるはずもなく。佐藤君は知って
いるけれど彼はひとまず置くとして。
 要は、まあ、うん。わたしは多分欲しかったんだ。おじさんとの繋がりというものを。
 ほんとの婚約者としての二人だけの。

あれ、むやみに長く。あり得ない。
スレ汚し失礼。

529 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/07 07:26 ID:o83hF7HZ
>>527-528
GJ!
…ってゆーか、おまい、例の雑誌買ったクチだな?w

530 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/07 08:34 ID:o1hsrXIR
>>527
面白かった!GJ.

>>529
例の雑誌ってなぁに?

531 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/07 12:01 ID:8z8W7Cnl
「まるごと川原泉 第一号」かな。

532 名前:527 :04/08/07 15:13 ID:O3zeMDqE
感想どうもありがとうございます。
しかし半分眠りこけながら書いたもんだからかなり粗が。

>>529
どんな雑誌でしょうか?一瞬ネタでも被ってんのかと思って
血の気が引きました。

たとえそうだとしても「宇宙線の如く降り注ぐアイデア波」を
同時にキャッチしたのだと思って下さい。

533 名前:531 :04/08/07 15:17 ID:8z8W7Cnl
>>532
遅まきながら、GJです。

>>529 のいう「例の雑誌」が>>531のかどうかはわかりませんが、だとしたら単にその雑誌に
「進駐軍…」が再録されているというだけの話です。

534 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 22:10 ID:xtXx1ZaK
なにがなんだかもう考えられない。
でも、コレだけは分かる。
「ごめ、もう限界…」
「え?」
驚いている彼女を尻目に自分を押し付ける。
「いっ…」
「ごめん、我慢してて。もぅ、少しだから…」
少しづつ、彼女の中に自分を入れていく。
無理に押し広げられたそこは充血して迎えているかのように僕には見えた。
彼女の目に、涙が浮かぶ。

535 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 23:07 ID:xtXx1ZaK
う、うそつき!
デッドボールより痛いじゃないの!
痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイ!!!!
でも。嬉しい。
私が私らしく生きる資格をこれで手に入れることができた…。
やったぁ。
なんか変な感じ。私の中に明らかに自分のものじゃない
暑いモノがあるなんて。
考えるだけでも、恥ずかしい。
秀明さん…辛いよね?ずっと動かないで待っていてくれている。
楽にして、あげなきゃ…。
「動い、て、いい、の、よ?」
「大丈夫?」
「ん。ひであきさんが、辛いほうが、いや。」
きゅっと腰に手を当てると深く深く突くように腰を入れてきた…。

536 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 23:19 ID:xtXx1ZaK
余裕ないなぁ。
はじめてやるガキじゃないんだから。
おまけに彼女にあんなことまで言わせるなんて…。
はぁぁ。

ぐっと腰を入れて、彼女の最奥へ突き上げていく。
たまっていた涙が頬にこぼれ背中が仰け反る。
「つかまってていいから…」
しっかり手を首に回してもらう。
「ん…ふぁ…っ、なん、だか」
「何?」
「おかし、い、のぉ…とんでっちゃい、そう、だ、よぉ」
嬉しいね。こういうこと言われると。
頑張る甲斐があるってもんです。

まぁ、本当に余裕ないから。そんなこといってられないから!
やばい、そろそろ限界かも…。

537 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 23:27 ID:xtXx1ZaK
「ごめん、さっきより、動くよ」
もう何がなんだか分からなくなってる頭の遠くのほうから
そんな切羽詰った声が聞こえた。
「ん…やっ、んぁっっ」
ただただ恥ずかしい声が漏れるのとピチャクチャという音が聞こえる。
「ひでぁ…き、さ、ん…だ、ぃす…ふぁ…ん、ぁっ」
そう、さけんだ後のことはもう覚えてない。
只、彼の「お、れも、だいすき、だよ」
という声がかすかに聞こえたことを除いては。

538 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 23:30 ID:xtXx1ZaK
やばい。無理させた。
ゴメン、瑠璃子ちゃん、ごめん。
でも、こんなに満ち足りた気分ははじめてだ。
リヴィングの付けっぱなしにしてきたテレビから細く、聴きなれた曲が聞こえた。


Take me out the ball game,take me out the croud....



その柔らかくアレンジされた曲を聴いているうちに俺は眠りに落ちた。

539 名前:candy...i luv you9 :04/08/07 23:35 ID:xtXx1ZaK
気がつくと彼は私の隣で寝ていた。
まさか、こんなことになるなんて思ってなかった。
でも、彼の寝顔が幸せそうだからいいや。

「ん…はょ」
「おはよ。シャワー、あびる?」
「いいよ。先に浴びといで」
お言葉に甘えて、シーツを巻いてバスルームに向かう。
さすがにまだ、はずかしい。なんも、おぼえてないんだけど、ね。
そうだ…はずかしいけど…ねぇ?

「あの、ね。さっきのこと覚えてない、からね…」
口をそっと彼の耳元に寄せた
「も一回、しない?」

照れたような彼の笑顔が眩しかった…。


〜fin〜

540 名前:uDK9b/Qc :04/08/07 23:40 ID:xtXx1ZaK
なんか駆け足でごめんなさい。
因みにtake〜の曲は今のCMのアレンジです。
書いてる途中にCM流れたので使ってみました。メイプルだし。

>>490
いえいえ、気にしないでください。
新作楽しみにしてます。

>>527
まさかGHQネタがよめるなんて思ってなかったのに!
まるごと〜を見る目が変わってしまう…w
GJです!

541 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/09 09:02 ID:Izx01i+u
>540
乙かれ〜。面白かったです!

542 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/09 10:03 ID:ZLRfheFe
>540
小早川くん萌えた…
瑠璃子ちゃんのオトメっぷりもイイ(・∀・)!!
タイトルどおりの甘さを堪能しました。乙!

543 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/09 22:05 ID:HgNhp+ys
>>527
>>549
両氏とも乙です。
まるごと川原泉を読むときもニヤニヤしてしまいます。

544 名前:527 :04/08/09 23:55 ID:QEjg3nrA
>540
乙かれです、瑠璃子ちゃん幸せになれてよかった!

まるごと川原泉なるブツが出回っているんですか。
何せ当方田舎在住なので書店ではトンと。
で、一応続きらしきものを書いてみたんですが鬼のようにグダグダ、
エロからはかけ離れ・・・。

545 名前:志貴×七緒 :04/08/09 23:57 ID:QEjg3nrA
 いかんいかん、今現在そーゆーことを頭に浮かべてちゃ今後の展開が息苦しくなる、わたしが。
 うん?でもちょっと待てよ、ここまでわたしがおじさんを誘・・・誘ってるんだけどな一応、
色気もへったくれもないけれど・・・なのにどうにもおじさんにその気が見られないっていうことは
もしかして。
 ・・・はは、まさかね。おじさん感情だけじゃなくって性欲関連まで乏しいのかな、なーんて・・・
「んなことはあり得ないですよね、おじさん」
「なにがですか?」
 つい小さく一人ごちた独白が聞こえてしまったらしく、きょとんとした顔で尋ね返された。おっと、
そういえば随分至近距離だった、わたしたちの空間は。にしてもおじさんってば、年の割には老成
しきって翳った雰囲気を醸し出しているくせに、時折そんな顔をするのは止めてほしい。一瞬、か、
か、可愛いかな、とか、・・・思っちゃったじゃないか、くそぅ。
「・・・なんでもないです、よ。ええ。微塵ほども」
 んでもって、おじさんはもしかして不能であったりするのでありましょうや、などと口にするには
余りにも憚られるではないか。
 わたしとて羞恥というものを知っているのだ。今更だという意見は即日却下。控訴不可。
 ので、取りあえず全く別の方向から考察してみよう。
 しかしまた男女二人がベッドで同衾寸前だというのにコトにはなかなか及ばず、痺れを切らして
こんな下らない、かつ根本的な考えを巡らせる羽目になっているというのもどうかと思うけれど気に
しないでおこう、敢えて。なにせおじさんとわたしは最初っからステップを飛ばしまくって一気に
いきなり結果に辿り着いてしまったいう稀有なカップルなのだから、そのしっぺ返しが今、という風に
思えなくもないのだ。
 それでは一つの式を立ててみよう。

546 名前:志貴×七緒 :04/08/10 00:04 ID:sDItmCAy
 わたしは最初からその気である。その気があるからこそ週末時を狙って何週間も前から実行する
日取りと段取り諸々をセッティングしていた。夜になったらちょっとだけお酒を飲ませてから、半ば
騙くらかすようにしておじさんの寝室に押し入る、とか。そんでその場の勢いで折を見て隙を見て
どうこうしちゃおうかな、と。
 あれ、これってわたしとおじさんの立場が反対だったら凄く洒落にならないような。
 いやいや、それに関しては今は触れまい。考えまい。
 閑話休題。
 しかしどうしたものかおじさんにはあまりその気はない。先の段階に踏み込もうとしない。
 グダグダと問題を先延ばしにしようとする傾向さえ見受けられる。避けようとしている節がある。
 つまりイコール非常に単純かつ明確な演算式を当てはめた場合として出る答えは。
「どうしました七緒さん、まるで顔が百面相みたいに」
 答えはマイナス思考である。 
 わたしはおもむろに両手を伸ばしておじさんの顔をガッシと掴んだ。十以上も年の離れた小娘の暴挙
に、しかしおじさんは驚きはしたようだけれど結局は文句を言うでもなくなされるがまま。振りほどき
もせず、・・・そして手を添えることもせず。
 うん、判っている、判ってはいるんだけれど、今この時に限ってそんなおじさんの性格をとっても
腹立たしく感じているのは何故。沸々とこみ上げるものは何だ。

547 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/10 20:12 ID:Zlc8diIJ
おおーGJ! らしくていいなあ。
今ふと思ったんだけど、志貴さんは
経験あるのだろうか。まさか童(r


548 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/12 07:52 ID:GVhUgqcl
>546
乙!続きヨロ。

549 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/14 15:07 ID:x7A2n84i
>547
多分、童◯
だろうね。なんとなくw
川原キャラってやたらストイックな分、Hへなだれ込むのがすごく
面白そうつーか萌えるシチュだと思う。


550 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/14 21:59 ID:j0v6fDZ2
>540さん
瑠璃子ちゃんは、自分を恋愛対象以前の存在だと思っていたのかもしれませんが
小早川くんにとっては(心配する間でも無く)とっくに愛情の対象だったんでしょうね。
瑠璃子ちゃんにとって願ったり叶ったり(w の結果になってよかった。お疲れ様でした!

>546さん
かーらさんらしい理論展開が面白いです(w

551 名前:中国の壺 :04/08/15 23:53 ID:FScwIl82
ネタと妄想の補完完了。投下させて頂きます〜。

「志姫……?」
飛竜が優しく声を掛けると、彼の胸の中にすっぽりと抱かれていた娘はとろりと瞼を持ち上げた。
「うん……流石に、このまま寝たりはしないよ……」
「んにゃ、今、目を閉じてたとき、確実に半分寝てた。私が保証する」
自信たっぷりに言い切った飛竜は、胸の上でぼうっとしている志姫の前髪をそっとかきあげて
露わになったなめらかな額に口付ける。
たったそれだけなのに、寝起きの志姫はぴくりと身じろぎした。
仁科家のお坊ちゃまがアメリカから帰国してからこっち寝不足が続いていたのが、
やっと最近落ち着いたところだった。
巧の女装癖も最近はなりを潜めたようだし、志姫が廊下や部屋で明け方近くまで勉強することもなくなった。
とは言えやはり疲れていたのだと思うと、飛竜は今夜の行為を少し後悔もしたが
――やはり、どうしても久々に触れた志姫の心地よさが勝ってしまう。
寝かせてやりたい気もするが、明日は休みだ。人より少しばかりわがままな飛竜は、
明日ゆっくりと朝寝させてやることにして、自分に正直になってみることにした。
「このまま寝てしまうか? それとも……起こしてやろうか?」
意味ありげな笑顔の真意を掴み損ねて困惑する志姫の細い腰に手を遣り、
前に押し出すようにして引き寄せるとその唇から僅かな喘ぎ声が漏れた。
繋がったままの彼女の奥で、湿った音がする。
先程まで二人を昂ぶらせていた熱は、まだ冷め切ってはいなかったのだ。


552 名前:中国の壺 :04/08/15 23:55 ID:FScwIl82
「起こすって……んん……っ」
唇を塞いで、反論を許さない。舌を滑り込ませ、志姫のそれを絡み取ってしまう。
飛竜が咲かせた首筋や胸元の赤い花弁をそろりと指で辿りながら長い長い口付けを。
志姫の中で少しだけ弛緩していた飛竜自身が復活するのにいくらもかからない。
飛竜が再び彼女の身体の奥までみっちり満たしてしまうと、志姫もそれを迎え入れてくれるのが判る。
上に乗せたままの志姫の腰を軽くゆらゆらと揺らし、自らも動いて刺激を与えると、
落ち着いていた筈の衝動に再び火が点けられた。
「や……ひりゅ、は、ああっ」
志姫の甘い声と切なげな吐息が飛竜の耳朶をくすぐる。
彼女のバイオリズムに合わせて実体化している飛竜との行為が、気持ち良くない筈もなくて。
暫く振りに受け入れる飛竜を悦んでいるのは反応で十分判る。
シーツが湿ってしまう程に濡れた志姫が、飛竜をやわらかく締め付ける。
それがまた嬉しくて、より激しく身動きすると、
「ひ、りゅ……、あ、やだ……」
弾かれたように普段より高い声で名を呼ばれる。
昼間の可愛げのない呼び方の何倍もいとおしくて飛竜は好きだった。
「うん? どした? 志姫?」
一晩のうちに何度も達してしまって感じやすくなっている身体は、
控え目ながらも飛竜を求めている。
それが判っているから、ついつい意地悪なことをしてしまいたくなる。
「んっ、あ、もぉ……ダメ。死んじゃ、う……てゆーか死ぬ……」
と、蕩けきった上目遣いで吐き出す志姫。
「それは、死ぬ程気持ちいいってことか?」
「はぅ……んん」
否定とも肯定ともつかない答えに、飛竜は苦笑した。

553 名前:中国の壺 :04/08/15 23:57 ID:FScwIl82
志姫の父親――先代の安曇家当主が病に倒れこの世を去ったとき、
志姫は次の「当主」という言葉のまるで似合わない幼い子供だった。
そして始まった、遅くまで勤めに出ていた母親との二人きりの生活。
決して言葉に出して母親に訴えることのなかったさみしさと心細さを埋め尽くしてきたのは他でもない飛竜だ。
父親には成り代われないが、この幼い娘を見守ることだけは出来る。
たったそれだけのことでも、大好きな父親を亡くしたばかりの志姫には十分すぎる存在だった。
それは無論、今も変わることのない事実でもある。
――いつのことだったか。夜、一人で寝るのが不安で怯えていた志姫に気付いて、
壺の中でうとうとしていた飛竜がそっと出てきたことがあった。
豆電球を点けただけの、昼間よりもやけに広く感じられる薄暗い部屋が急に怖くなったと言う志姫が寝付くまで傍にいてやった。
それからと言うもの、暗黙の了解で添い寝の習慣がついてしまったのだった。
もっとも、今のような「添い寝」に変わってしまったのはつい最近のことだが。
元々飛竜が他の人間に見られないようにバイオリズムを合わせていた志姫の身体は、予想以上に相性が良くて。
何も知らない志姫に甘い快感を教えるのは、飛竜の密かな愉しみになった。
――本当に……教え甲斐があるとゆーか何とゆーか。
独りごちて、飛竜は意地悪を続行することにした。
「最近、やっとこさ自分でも腰動かすよーになったな、志姫」
「誰の、所為だと……、えろ中国人……っ」
ぱっと朱が散った顔に羞恥のあまりどうしようもないと言った表情が浮かんだのを見て、
飛竜はくっくっくと笑いを噛み殺した。

554 名前:中国の壺 :04/08/16 00:00 ID:lOfPi92c
手をついて上体を起こした志姫の胸の蕾を食んでやると、その新たな刺激で身体を震わせる。
「ひゃうっ」
ぷっくりとした蕾を舌で転がし、程よい大きさの乳房を揉みながら飛竜は志姫を責めたてていく。
てのひらを伝わって、心臓が壊れそうな程早く脈打っているのが判る。
「あ、あ、あ、あっ……飛竜ぅ……」
口を突いて出る声から、絶頂が近いと知れる。……飛竜も、そろそろ限界だった。
「志姫……っ」
その名を呼んだとき、突然志姫の身体が跳ねた。
「ふぁ、あああああ……!」
本当に、融けてしまいそうだった。

遠い昔の果たされなかった約束の代わりに今ここにいるのが運命だと言うのなら。
こうして志姫のすぐ傍にいることもまた運命なのだと思うのは私の身勝手だろうか。
いや、きっと……。
飛竜は今度こそ疲れ果てて眠ってしまった志姫に口付け、彼女の頭を腕に乗せたまま眠ることにした。
「おやすみ、志姫」

END

555 名前:中国の壺 :04/08/16 00:06 ID:lOfPi92c
まぁこんな感じで私の場合は飛竜派なのでしたw

うちの志姫ちゃんはこんなんですが、現在進行形志貴さんがんがれw
GHQの話をここで拝めるとは思わなかったのでどきどきしてます。
続きが気になって萌え死にそう……。

556 名前:志貴×七緒 :04/08/16 01:58 ID:5E9S/HSb
おぉ、眼福!中国の壷が読めるとはこちらも思っていなかったです!!


図らずも志貴さん童ry疑惑が浮上中ですか。
とりあえず34にしては少ないよね、ぐらいの経験値かと
考えていましたが、確かにその可能性が・・・。
そのせいか、まだエロ全然至ってません _| ̄|○


「・・・・・・おじさん」
「は、はい」
「わたしって、魅力がないのでしょうか」
 今度は鳩が豆鉄砲食らったような顔。というより、おい、今、ひょっとして仰け反らなかった?
 デリケートかつナイーブな女の子は些細なことで傷つくということをご存知ではないのでしょうか、
このおじさん。それもよりにもよってこの状況下で。
「そうよね、おじさんも三十路も半ば近くのいい年なんだから、わたしみたいな凹凸の目立たない
小娘には爪の先程のセックスアピールも感じないから食指もなんも動かないのよね、きっと。
 第一日頃から触れようとかしてこなかったし、家では隠遁者さながらの生活を送ってるおじさん
にはわたしをどうこうするとか、そういう能動的かつ自発的発想は全然」
「・・・・・・あのですね七緒さん」
 いいえ軟弱な釈明は聞きたくありません。わたしはつんと顔を背ける。
「どうしてそっぽを向くんです」
 顔の向きぐらい個人の自由にさせてくれないんですか。ああもう腹立たしいったら。
「・・・」

557 名前:志貴×七緒 :04/08/16 01:59 ID:5E9S/HSb
 あ、忘れてた。私はおじさんの顔を掴んでいた手をパッと離・・・そうとしたら、今度は逆に
唐突極まりなく手首を掴み返されたのでギョッとして思わずおじさんの顔を見てしまった。
 掴まれたわたしの手首はすっぽりおじさんの掌の中に納まっていて、それでおじさんの
手は予想以上に指が長くて骨ばった感じでなんだか狡いという考えがどうしたことか
一瞬浮かんだのが約一割。三割がおじさんが自分から・・・それも言っちゃあなんだけど
こんな逆襲じみた形でわたしに触ってきたということに驚きを隠せず。
 で、それら四割を押しのけて頭を占めた六割は、照れくささと気恥ずかしさと真摯さ
を綯い交ぜにしたような、おじさんの表情。てっきり、困り顔で眉を下げているのだと
思っていたら。
 こんなに複雑そうなおじさんの顔は見たことがなくて、ついでに心なしか頬の辺りが薄らと
赤いように見えるのは錯覚だろうか、とか思っていたら真一文字に結ばれた
唇が開いて、一体何を言うんだろうとやや呆気に取られながらもつい今しがたの決意を
放り出してすっかり傾聴する気になっていたのはあまりにも現金すぎると罵られるだろうか。
 だって、だって、おじさんの掌がわたしに伝える熱が悪いのだ。
「誤解を与えてしまったのなら、すみません七緒さん」
 ・・・おじさんは、たとえわたしが癇癪を起こして八つ当たり気味に謂れのない悪口雑言を
叩きつけてもわたしに謝罪する性質(たち)の損な人だ。・・・いや、今この時が
そうなんだとかそーゆーのではなくて、あくまでもたとえとして。あくまでも。誤解のないように。
「なにせおじさんは、どうにも・・・甲斐性というものに薄いようでして」
 うん、知ってる。だから今現在私はこうやって。
「あの、それでも僕は一応、七緒さんが高校を卒業するまでは我慢しておこう、と・・・
思っていたんです、けど、ね・・・その、区切りというか何と言うか・・・」
 ゑ。
 因みにただいま立春とは名ばかりの頃、あちこちの梅も盛りのようで、卒業式まで一月足らず・・・
・・・です、よ。

558 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/16 02:10 ID:9twazsET
テカテカしながら続きを待望。

559 名前:志貴×七緒 :04/08/16 02:13 ID:5E9S/HSb
 こ、これはこれは、おじさんに左様な深謀遠慮があったとは露知らず、わたしとしたことがとんだ
粗相を。ちょいとばかり勇み足でフライングしてしまったということですかな?ひょっとして。
 いや待て待ってくれ。その前に今しがたの発言にちょっと聞き捨てならない単語が混じっていた
ような。
 我慢。
 我慢と仰いましたかおじさんは。

 が−まん 我慢@我を張ること。強情。
        A<〜する>じっと耐え忍ぶこと。辛抱すること。

 ・・・・・・・この場合における選択はやはりA絡みとみるのが妥当なんだろうな。案外
「強情」も捨てがたいのだけれど。
 兎に角これは。
 おじさんも、わたしに触れたいとか、婚約者という関係相応のことをしたいとか、思っててくれたと
いうことなんだろうか。
 石部金吉朴念仁じゃなかったんだ・・・おじさん。
 良かった。心から、いやほんとに心の底から安堵しきってしまった。



ところで川原作品での人間年の差一番カップルはこの二人かなと思って
いたんですが、秋月ワイナリーがどっこいどっこいか少し上でしょうか。
美貌の鹿実は今年は出場していませんが。

560 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/16 02:20 ID:9twazsET
ああ、そういえば秋月ワイナリーのお二人はかなりの歳の差でしたね!
ロレンスさんと柚子さんもかなりの歳の差だと思っていましたが…。
いや、俊介さんと和音さんもか…カーラ先生は歳の差カポーがすきだなあ( ´∀`)

561 名前:志貴×七緒 :04/08/16 02:55 ID:5E9S/HSb
 分かち合うものが欲しかったのだ。おじさんと一緒に。
 たとえそれが痛みであろうとも、志貴正和という名の個人から与えられるものならばわたしは多分
きっと受け取るだろう。心と体は別物だけど、言葉で満足に言い表せない想いというものを行動で示し、
互いに触れ合うことでひと時、刹那、通い合うものは確かにあると思う。そして言葉が不要になる
瞬間も、ある、のだろう。・・・理想が少し過ぎているかもしれないけれど。
 触れて融ける。融けて繋がる。行動原理は相互理解と好きであるからこそ。明快な理由によって、
実行に移す。
 それを浅ましいことだなんて誰が言うことができるだろうか。
「でも、そうですね。・・・七緒さんの了承を得たんだから」
 構わないでしょう、もう。と、おじさんは言った。わたしの手首を掴んだまま。これもまた一つの
触れ合い。
 構うとは何のことだろう。おじさんが今まで構っていたこと。世間体。違うな。おじさんの自制心。
これも違う気がする。大安吉日良き日柄。って、なに。
 ・・・わたしの意志。これだ。受け渡し宣言受諾しちゃったもんね。うん、でも、どっちが?
 わかんない。けれど、これはこれで、良い。ように思えるので、きっと多分、曖昧にしておくべき
ことなのだ。
 ここはひとまず大和民族的伝家の宝刀なあなあ思考で行こうではありませんか。


真面目な話なのかなんなのか、今夜はこの辺で。
しかし遅々として・・・。

562 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/16 22:36 ID:QN0N7EHe
しかしグッジョブ!
個人的にこういうもどかしさは大好物です。

563 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/17 12:27 ID:pwTqXYsc
>>560
年長の男性はある意味、リードしてくれるからね。
大人の醍醐味つーか。
老け専というかw(自分だ)


564 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/17 13:09 ID:T2f1yhJe
そういう年長の男性が、女子中高生に翻弄されるのもまた楽しw


565 名前:フミオさんと殿下1 :04/08/19 21:38 ID:o1xjIcYy
「お帰りなさいお嬢様。ヨーロッパ視察はどうでしたか?」
「どうもこうも無いよ。2ヶ月も米が食えないなんて…!もぅ、吉田さんの料理が恋しくて恋しくて…今日の晩飯はなに?」
「カレイの煮付けと冷奴でございます」
「わぁ・・・!」
今ではアジもメザシ焼くようになったシェフ・吉田の料理を楽しみにしていたフミオさんは、喜びのあまりよだれを垂らしそうになりました。


566 名前:フミオさんと殿下2 :04/08/19 21:40 ID:o1xjIcYy
大学在学中に国家公務員試験に合格し、見事省庁入りを果たしたフミオさん。
仕事と殿下の子守(?)に日々追われる生活を送っています。
以前と少し変わったのは・・・殿下とはタダの兄妹ではなくなったこと。そう、彼らは彼らの空間内においてのみ、トクベツな兄妹関係を作るようになったのです。
・・・まぁ、長い間互い我慢していたものの、辛抱たまらなくなった殿下の泣き落としが成功したというのが事実なんですけどね。
「ところで、うちの作家先生はどうしてるんでしょう?」
「今朝、編集者の方に原稿を渡していたみたいですから、今頃は多分お休みになっているかと。お夕食も今日は召し上がらないそうですから」
「そうですか…」
フミオさんはちょっとホッとした顔を見せました。
何故って、2ヶ月も家を離れていたんです。今夜は凄い事になるだろーなと、ちょっとビクビクしていたんです。


567 名前:フミオさんと殿下3 :04/08/19 21:41 ID:o1xjIcYy
 殿下の性欲は凄まじい。何せ今までは‘薄利多売の恋愛’とか称して、次から次へと且つ一時に何人もの女性が「ケア」してきた殿下の「面倒」を、今は私が一人で引き受けているんだ。
2ヶ月間も誰も「面倒」をみなかったら、いったいどうなることやら・・・。
あー寝てくれててよかった。


568 名前:フミオさんと殿下4 :04/08/19 21:42 ID:o1xjIcYy
なーんてことを考えながらフミオさんは一人で夕食を食べ、お風呂に入り、さっさとベットへ入りました。
でもね・・・本当は少しがっかりしていたんです。殿下とは今まで、ずっと同じ家で暮らしていたんです。初めてトクベツな関係になってから毎日のように兄妹としてはとってもトクベツなことをしてきたわけです。
2ヶ月離れ離れになって寂しいのはフミオさんも同じこと…ヨーロッパのホテルでは、熱い体を持て余し、なかなか眠れない夜もあったとか。
 だけどこの日は、旅の疲れのせいか、フミオさんはまもなく寝息をたて始め、夢の世界へ・・・・・・


569 名前:フミオさんと殿下5 :04/08/19 21:44 ID:o1xjIcYy
「・・・・・・あっ」
「・・・あぁ…ん」

「あっ、気持ちいい・・・体が…熱いょぉ…」
??
「はぁっ、あ、ぁ、おっぱい、いい、ンァ…もっと…」
・・・!!!

自分だ!自分の声だ!!覚醒!
「で、殿下・・・!?」
暗闇の中でも間違えようがない全裸の殿下が、私のベットの上で、私を後ろから抱きすくめ、白い絹のスリップに包まれた私の胸を揉んでいるっ…!
「くすっ…文緒さんもだいぶ僕が恋しかったみたいですね」
「だ、だれがだっ!」
「でも…随分声が出てましたよ?」
「ふざけ…あっ、、、ンン、あんン」
薄い生地越しに突起をつままれると下腹部が熱くなり、腰がとろけてしまうんじゃないかと心配になる。
「ほらね。嘘つきは政治家の始まり。文緒さん、政治家になるには正直すぎるんじゃないですか?」
「うるッ・・・ヤぁっ、メ…ハアァァ」
殿下の手は中に入り、直に素肌を撫で回す。その感触はこの2ヶ月、毎晩のように夢に出てきたそれだった。
「あっ・・・」
下腹部を撫でられると、なんともじれったい、切ない感覚が支配する。
もっと、もっと下も・・・
殿下の手は、なかなか下りてこない。乳首を外した胸と、触れて欲しい中心より上の腹部との間を行ったりきたり。
「…ヤッ、ズルイよ…」


570 名前:フミオさんと殿下6 :04/08/19 21:44 ID:o1xjIcYy
思わず腰をくねらせて涙目で訴えるフミオに、殿下はキョトンとした顔をしてシレっと言う。
「何がですか?そんなに嫌でしたか?…そうですよね、いくら僕がフミオさんに貞操を誓ったために2ヶ月間も苦しい思いをしたからといって、こんなにコトを急いでいい理由はないんだ。フミオさんの了解を得られるように、もっとゆっくりしなくては…」
殿下がにっこり微笑んで、焦らすように頭や太ももを撫でる。
「あぁ…こ、この鬼殿下ぁ」
「くすっ。」
嬉しそうに笑うや否や、さっさとフミオを裸にすると先ほどからいきり立って熱をもっているモノを、フミオの中心に埋めた。
「!!っああああぁぁぁ…」
「っ…!…ぁれ?文緒さん、随分、はやいですね。そんなにも、僕のことが、欲しかった、なんて」
フミオの中で、殿下が呟く。
「ぅ、ぁああ…はぁっ、あ、なに、ぁ、言って…」
「少し、心配だったん、です。僕だけが、…かなって」
「ハァ?…っんン、ン、はあっ」
「よかった・・・。動きます、よ」
「な、に…あっ、あ、ぁ、だっ、めぇ…っん」
殿下が激しく。フミオも負けずと。
「っっっっ……ぁあああああ!!!」

その日殿下がフミオさんの部屋に持ち込んだ‘高級コンドーム1箱12枚入り1万円’は、次の日の日が高いうちになくなってしまいましたとさ。


571 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/19 22:53 ID:GaHNrPpd
>>565
面白かったよー!!
最後のオチは声出して笑っちまったい。
殿下はンなもんを買って?フミオさんの帰りを待ってたんだなw

572 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/20 00:25 ID:Bo4oHXSU
一晩で12回戦かぁ・・・・・・。
殿下も史緒さんもすげぇなw

573 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/20 00:47 ID:F9woa/yu
‘高級コンドーム1箱12枚入り1万円’?
装着してムニャムニャをムニャして
一枚あたり833円ってか?
そいつぁ豪気だ。
黄金のコンドームだったんでないか?

574 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/21 21:59 ID:Jvsp26+X
>551さん
バイオリズムが志姫=巧にーちゃんっていう、そっちと相性よさげなイメージがあったんですけど、
考えてみれば飛龍と一番合う訳なんですね〜。夢うつつながら反応してしまう志姫ちゃんと
わざと意地悪な飛龍が萌え。しかし、この二人の年の差はいくつなのかと(w

>565さん
「奥様は魔女」みたいな感じですね。
かーらさんでのエロをさらにひねってお笑い風?(そうじゃなかったらすみません!!)
にする方までいらっしゃるとは(w


575 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/21 22:22 ID:7n4zFooo
いいなこのスレW

576 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/22 19:50 ID:jdn3Ms74
574の感想一行書き落としにつき。
>565さん
「1箱12枚入1万円」に爆笑。日が高いうちに、って何気にスゴイですね。


577 名前:名無しさん@ピンキー :04/08/22 22:47 ID:xkpWOPhs
職人に感謝hoshu




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