川原泉作品をエロくしろ! (後半)

490 名前:柚子×ロレンス1 :03/05/29 19:34 ID:Wx52thsA
枯れ木も山の賑わいと申しますので、柚子×ロレンスをひっそり投下してみまつ。
初投稿なのでお手柔らかに・・・。

---
サー・ロレンスが、かつての教え子であった更科柚子さんとめでたくご結婚あそばして
から早半年。この6ヶ月という短いようでいて長い日々は、ロレンスとの年齢差もあって
下手すると幼女にも見えかねなかった柚子を、妖艶な少女へと成長させて、いた。

普段は相変わらず、その栗毛色の長い髪をきっちりとおさげに結わえ、高校生の頃と
何ら変わりのない外見と、昔からの素朴な性格には、柚子の親友である和音も史緒も
なんとなくほっとしていた。

「いや〜あーゆー一見マジメそーなタイプは意外とムッツリスケベなんだぞ(もきゅもきゅ)」
「それってひょっとして俊介さんのことか?(もきゅもきゅ)」
「(もっきゅもっきゅ)」
などと二人が会話していた頃、ロレンス家では・・・。

491 名前:柚子×ロレンス2 :03/05/29 19:35 ID:Wx52thsA
「柚子ちゃあん、ぼくもう我慢できないよ」
情けないほど弱々しい声でロレンス卿が懇願している
「たった3日で何を言ってやがる。義勇団だって55日耐えたんだから、先生もちっとは・・・」
ロレンスは柚子の言葉を最後まで聞かず、すばやい動きで彼女の三つ編みをつかみ、
その先のリボンをはずしにかかった。
「ちょっ、待て!力ずくはルール違反だ。体格差を考慮してとあれほど言っただろうに」
「柚子ちゃんがちっちゃくてかわいいのがいけないんだ!それなのにこんな馬鹿げた
提案をするから」
「馬鹿げただと?私は毎日英語の勉強やらなんやらで疲れているのに、毎晩毎晩私
をさらに酷使する先生のほうが馬鹿でねーの?」

よーするに、柚子さんにベタ惚れであり、体力にも自信があるロレンス卿は、毎夜彼女
をムニャムニャのムニャしているのであり、そのあまりにも執拗な愛情表現に柚子さん
が怒って、この3日は夫婦別の床で寝ているという次第なのである。

492 名前:柚子×ロレンス3 :03/05/29 19:36 ID:Wx52thsA
だが、三つ編みを両方ともほどき終わったロレンスが柚子の首筋を唇でそっと
ついばみ、大きな手が淡いクリーム色の綿のブラウスの上から、彼女の丸く形
良い胸をつつむと、柚子はとたんにおとなしくなった。

ロレンスは柚子の耳の下から頤へと移動し、柚子はロレンスの唇の動きにあわ
せるように、体にこもった熱のせいかすこし赤くなっている唇を少し開けたが、
彼は口づけをすることなくそのまままた下に戻って鎖骨への愛撫を始めてし
まった。

「ふぁ・・・いぢわる」
柚子は栗毛色に波打つ髪を少しゆらして、不満の声をあげた。
「今までいじわるしていた人はどっちですか?」
先ほどまで勝ち気だった少女は(こいつ先ほどまで情けない哀願をしてい
たのと同一人物とは思えねー)と心で苦笑しつつ、この憎らしいほど愛しい
男によって変わっていく自分を、すでに官能に染まった意識の端で感じとっ
ていた。

---
エッチ場面はまた深夜にでも・・・。

493 名前:6 :03/05/29 19:38 ID:BlyLvYHe
>>490-492

 おぉ、新たな書き手さん降臨(^_^)/

 ロレンスに手篭めにされる柚子さん、どんな風にとろけさせられるのか大いに期待〜。

494 名前:2 :03/05/29 22:35 ID:71thF8Hf
おばんでございまつ。このような話ですが、恥ずかしながら読んでいただけて、
また、レスもいただけて嬉かったです。<m(__)m>
ちなみにどーしても出したかったのは、てん目と女の顔を行き来するキラタンと「エッチの神様」ですた。(笑)

イマサらですが>479
>>……床には発信光が点灯し、画面から青白い光を放ったまま転がったリスト・コムがひとつ。
を、お手数ですが↓に脳内差し替えして頂けるとウレスィでつ。


……床には―――叩きつけられたときの衝撃が、どーゆー訳か故障部分に作用して ―――
発信光が点灯し、画面から青白い光を放ったまま転がったリスト・コムがひとつ。
そのあいだ、ブリッジのスクリーンに何が映し出されていたかは……くつ (―_―)


>487さん
↑でつね?確かにこれ分かりづらいですよね。言葉足らずでごめんなさい。
修理しても直らなかったリスト・コムが、あろーことか、吹っ飛んで転がったときに受けた衝撃のせいで
直っていた、というばかばかし〜いオチなんでつ。当然、その間の出来事は全部ブリッジの方へ(ry)
本人達は後で気づいて青くなってくれぃ、という(笑)
>471さん
>つか、アツコ様はいったい何歳なのだ・・・それとも子孫?
てことは、いずれお見合いに成功して、子供をもうけたってことなのか!
で、その何代か後に生まれた女の子にアツコという名前が付いたのか?
…良かった、敦子様が幸せになってくれて!!(w
>481さん
ワタシもキラだと思ってまつ!ナッシュはともかく、キラはそう思っていそうです。
ナッシュがしょーもない男になってしまってごめんなさ〜い。
*蛇足*の部分は「大天使」3巻の史緒と殿下の七五三の話をまんま持ってきちゃいました。


495 名前:2 :03/05/29 22:37 ID:71thF8Hf
>481さん
ワタシもキラだと思ってまつ!ナッシュはともかく、キラはそう思っていそうです
。ナッシュがしょーもない男になってしまってごめんなさ〜い。
*蛇足*の部分は「大天使」3巻の史緒と殿下の七五三の話をまんま持ってきちゃいました。
>483さん
とんでもねっすよ、恐れ入りまつm(__)m
キラはこんなにしおらしくないよな、とかナッシュはこんなこと言わないよ、なんて思われちゃうかな〜
と思ってましたので。ちなみにラスト部分は某シーンのパロでつ(w
>484さん
原作の雰囲気を残…せてたらうれしいです。
重責背負って、望まないケコーン勧められて…なナッシュがキラを選んだ、って感じで妄想してたので、
Aではないと思いまつ(笑)
しかし、ワタシも敦子様には心から幸せになって欲しいと願っておりまつ、はい。
>485さん
ナッシュの1人ベラベラえっちになっちまいましたのに…。
か、書いてよかった…(感涙)
>486さん
>9が11も続くほど誤差が少ない厳密かつ優秀にして正確無比な宇宙飛行士の面目躍如ですな!(w
わはは。始めは初期のリアルっぽい絵柄で想像してたんですけど、最近の絵で考えると……
「こんな小さい女の子に手を出して!」と周囲の人間から言われてしまいそーな(笑)


496 名前:2 :03/05/29 22:39 ID:71thF8Hf
>6さん(488さん)
素直にウレスィでつ!!(^^)
>>「(中で出てしまって)ごめん…キラ」
>>「……(痛いけど)大丈夫…だよ…謝んなよ」
微妙に会話がズレているとゆーか(汗)
この場合、ナッシュが確信犯ってことはないですが(笑)
お仕事モードのキラとしては滝汗〜みたいな。
あ、そーだ。セフレぢゃないですよ〜っ(笑)>ナッシュ×キラ
(セフレて一緒には眠らないよーなイメージがありますし…)
最も、前の話とは著しく繋がってないんでつが(爆)

>489さん
あはは。キラには痛い思いをさせてしまって。(うひゃ)でも、ナッシュ的にはまだまだ体力が
余っていそうな気が(殴)ともあれ、楽しんでいただけたら嬉しいです(^^)なんちゃって。
>490さん
おおっ、新しい職人さん降臨!しかーもすぐエッチ!!
やはり殿方も(エロSSも)こーでないといけないでしょーか(w
ロレンスの我儘っぷりを楽しみにしてまつ。

では、これにて戻りまつ。(ぺこり


497 名前:柚子×ロレンス3 :03/05/29 22:55 ID:Wx52thsA
ロレンスは慣れた様子で柚子を抱え上げ、そのままリビングから寝室へと移動した。
そっとダブルベッドの真ん中に柚子を降ろす。
「あとで罰ゲームだからなー・・・」
と精一杯反論している柚子を、彼独特のほほえみで眺めると、手早く柚子をひっくり
かえしてうつぶせにさせた。
「先に柚子ちゃんが罰ゲームを受けるのですよ。」
そう言うとロレンスは、はずしたネクタイを柚子の目にあて、後頭部でしばって目隠し
をした。
「な、なにする??」
驚いた柚子は抵抗しようとしたが、ロレンスの左手は柚子の両手をがっちりつかみ、
右手はブラウスのボタンをはずしにかかっている。

ロレンスはブラウスを乱暴にはだけさせると、縁のレースがかわいいベージュピンク
のブラジャーを下に引っ張った。ふるんと白い胸があらわになる。柔らかい胸はロレ
ンスの手によって自在にその形を変えられ、硬くとがった尖端はロレンスの指先に
苛められてより硬くなっていった。

498 名前:柚子×ロレンス5 :03/05/29 22:57 ID:Wx52thsA
「や、やだこんなの・・・」
ロレンスは相変わらず右手で柚子の胸をもみしだきながら、そのまま柚子を後ろから
抱えるようにして横たわった。右手は、もう抵抗しなくなった柚子の両手から離れて、
スカートの下に伸びている。柚子のそこは、下着の上からでもわかるくらいしっとりと
濡れていた。
「や、じゃないでしょう?」
下着をぬがさないまま、横から進入して指で秘裂を何度もなぞる。
「ふぅっ・・・ひきょーものー・・・」
と言いつつ、もはや体は全く抵抗していない。目隠しをされている分、いつもよりも敏感
になっているようだった。柚子の腰の動きが逃げるようなものから、いつのまにか淫らに
ロレンスの指を求めるものになった頃を見計らって、今度は柚子を後ろから抱えたまま
起きあがって壁にもたれて座り、柚子を膝立ちにさせた。

左手はくちゅくちゅと音をたてて秘所かきまぜながら、空いた手で器用にズボンを脱い
で、硬くなっている彼のモノに柚子の手を導いた。

499 名前:柚子×ロレンス6 :03/05/29 22:58 ID:Wx52thsA
「あ・・・」
「ぼくはここに座ってますから、どうすれば良いのかもうわかるよね」
「ゃ」
「だから、や、じゃないでしょ?」
中指を柚子に突き立て、わざといやらしい音を立てて出し入れさせる。柚子の
熱い蜜が一滴、ロレンスの手の甲に伝い落ちる。
「んっ」
一瞬ピクっとした後、柚子はのろのろとした動作でロレンスの左手の動きを制す
ると、自らすでに濡れて役に立たなくなっている白い下着を横にずらしつつ、その
まま下に腰をおろしていった。
「ふぅぅ」
少し顔をしかめつつ、柚子は最後まで腰を下ろした。小柄な柚子は、西洋人体型
のロレンスを受け入れるときは、いつも少し体がこわばってしまう。
「良い子ですね、柚子・・・」
耳元でささやき、両手は柚子の腰にあててそっとうながす。

500 名前:柚子×ロレンス7 :03/05/29 22:59 ID:Wx52thsA
服はほとんど着たままで、胸だけが白く浮きあがって上下している様は、非常に
刺激的であった。柚子の腰が上下するたびに、長い栗毛が恥ずかしそうに波打って
いる。ロレンスは目隠しをはずすと柚子の髪をそっとかきあげて、彼女の横顔を
見つめた。眉頭に少しだけ力がはいり、目は閉じられている。長くカールした睫と
少し赤く染まった目尻に、ロレンスは目を細めると柚子の首筋をぺろりと舐めあげた。

「ひぅっ」
どうやら首は柚子の弱点らしく、舐められるたびに柚子の膣(なか)がきゅっと
締まる。
「ああそんなに締め付けたら、もうもたないじゃないですか。柚子ちゃんは本当
にいじわるですね」
「ちが・・・う」
反論してみたはものの、腰の動きは止まるどころか、どんどん激しくなっている。
ロレンスも柚子の動きに合わせるように下から腰をつきあげる。二人の動きは
ぴったりとシンクロしていて、6ヶ月という日々の長さを改めて感じさせる。

「あっ、あっ、はぁ、エセル、もう、だめっ」
そう言うと柚子は一瞬弓なりに反り、ロレンスにもたれかかった。
「はぁっ、柚子ちゃん!」
ロレンスもまた、びゅく、と音がしそうなくらい激しく、柚子とともに一気に登りつめた。

501 名前:柚子×ロレンス8 :03/05/29 23:00 ID:Wx52thsA
「くそー今に見てろよーエロ教師め」
ロレンスの横で柚子がけだるそうに不平を言った。二人はちゃんと服を脱いで寄り添い、
シーツにくるまっている。
「ぼくの罰ゲームはこれでおしまいです。これからは55日間もぼくの愛を受け取らない
なんてことは言いませんよね」
柚子はむっつりした表情をした。が、突然何かをひらめいたような顔をして
「今度は先生が罰ゲームを受ける番だ!」
と言うなり、ロレンスの腕枕をはずしてゴソゴソとシーツの下にもぐった。
「あ、柚子ちゃん、ちょっと待って・・・」
「待ったなし!」
結局我慢できなかったのは柚子ちゃんもじゃないか、とロレンスは思ったが何も言わず
柚子に身をゆだねた。

502 名前:柚子×ロレンス9 :03/05/29 23:02 ID:Wx52thsA
「あー食った食った。そろそろ帰るか」
「あー史緒さん、うちの系列のホテルで和菓子バイキングができる店がオープン
したんだけどさ、今度の日曜行かないか?柚子さんも誘ってさ」
「おっ、いいねぇ。柚子さん人妻になってからちょっと疲れ気味みたいだったけど、
昨日会ったらすごく元気そうだったし」
「だろ?今晩電話してみるね」

>2氏に見習ってクイズ

その夜柚子さんは・・・

A. 電話に出なかった
B. 電話に出なかったけど、ロレンス先生がかわりに出て「柚子ちゃんは今忙しい」
  と言った
C. 電話に出たけど、息が荒くてしんどそうだった

どれでしょう(w

おしまい。

駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

>2
>セフレて一緒には眠らないよーなイメージがありますし…
禿同。一緒に寝るのって結構気を許した相手とだけのような気しますねぇ。

503 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 14:03 ID:uS9jP+sT
まだ推敲中なんだけど、
「ヴァンデミエール」の覚くん×蕗ちゃん読みたい人っています?
エロは初書でめちゃめちゃ下手&エチーに入るまでが長いため、
全部で20kbぐらいあるんですが…。

504 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 17:24 ID:pQnrHGFV
490たんおつかれー!後ろからハァハァ

505 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 17:40 ID:BgLPUetl
>503タン
蕗ちゃん萌え〜なんで、ぜひ読みたいでつ!

506 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 18:00 ID:klzBqQzm
>490さん
我儘ロレンスが気になってますた。500ゲットおめ!
>「先に柚子ちゃんが罰ゲームを受けるのですよ。」
目隠しがエロい! 愛の罰ゲーム(←ベタすぎ?)っすか(w
>エロ教師め
ワラタ。それにロレンス先生はロリコンではなく、マザ(ry)なのでつね。
クイズはCかなぁ。Aなら 柚子「留守電にしときなよ、エセル」
Bなら ロレンス「柚子ちゃんは今忙しい。でも僕はもっと忙しいです」かな?


507 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 18:00 ID:klzBqQzm
>503さん
読みたいでつ。

508 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 18:29 ID:u2zQICgJ
>503たん
激しく投下キボン〜♪
是非おねがいしまつ!!(`・ω・´) シャキーン

509 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 18:36 ID:iwVLuyJo
神が次々と光臨中*・゜゚・:.。..。.:*・゜(n’∀’)η.*・゜゚・:.。..。.:*・

>2さん
ナッシュの心情描写とか素敵でした!
キラ初々しさもいいなぁ。
>490さん
ロリコン(´Д`;)ハァハァ
ロレンスって結構鬼畜?
答えはCでファイナルアンサーおながいします。
>503さん
激しく希望

510 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/30 19:36 ID:WcZeCshK
ぜひとも投下していただきたく。
シャンプーハットすきなんでv

511 名前:503 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 00:42 ID:YHUM1wkE
書き込みついでにトリップテスト。

設定は原作の続きっぽくなってまして、
記憶が戻った覚くんと蕗ちゃんの話なんです。
残念ながらシャンプーハットは出てきません。すいません。

あとは細かい部分の調整だけなので、がんばって推敲しますです。
しばらくお待ちください。

512 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/31 08:29 ID:xP4E1LPw
>509さん
ナッシュ→キラの愛?が感じられる一言が足りなかったかな…。
>>513を見てしまうと初々しくないかも ^^; ゴメソ〜

503さん降臨楽しみにしております。


513 名前:えんどるふぃん a Go Go!@2 :03/05/31 08:31 ID:xP4E1LPw
>>475-476のメール欄に貼ろうと思った(←無理)キラのひとりごとでつ。
いらないかもしれませんが(汗)一応貼っときまつ。引き際が悪くてスマソ。
************************************
「いい…よ…もぉ…………来……て…」
そぉ言っちゃった手前と、それに……こっちが酷くならないようにああしてくれたんだろ?
今まで我慢してさ。だからいいよ、いーからっ。

……ん、何だソレは? ――― はっ!!
これかっ?これなのかっ!?指1本だってアレなのに、こんなんどーやったら入るんだ!?
他と比べたこと無いから分からんけど、でも、確実にコレは……!!

「いっ――― いて…っ……ぁっ…」
てっ……痛ぇ。何だよ、このひっかかるような感じは。いや違う、ひっかかってるんじゃなくて
…裂けるっ、壊れる〜〜!!きぃーっ!奥歯が崩れそーだっ。
「我慢しなくていいよ」
あ、気づいてたのか。
「…痛ぇよぉ」
うぅ、ガラにもねぇ。涙でた。やっぱ入んないし、こいつは…カオなんとなく笑ってるし。
いったい誰のせいでこんなだと!?
「…力抜いて」
ってインストラクターかよ、おい。
「ちょっとだけ我慢して」
「……っ!!……」
痛てっ!こんな急激にどゆこと?
「…う、あぁああああ……!!」
…う、ぎゃ〜〜〜っ!!ナッシュ貴様、こんなんどこに隠し持っていやがったっ、チクソーっ!!!
あぁ、もぉ!とっとと出て来い、βエンドルフィンっ―――!!

エンドルフィン
強い痛みやストレスを受けたときに分泌される脳内麻薬物質の一つ。
鎮痛作用があり、多幸感や快感を呼びおこす快感ホルモンで、その効果はモルヒネの何倍にもなると言われている。


514 名前:503 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 14:59 ID:0TH4wIvn
えー、やっと推敲終わりました。
読むときのリズム感を重視したため改行や句読点の位置がおかしかったり、
パクってはいないつもりなんですが、このスレの作品を何度も読んだために
他の方の文章やシチュエーションに似てしまった部分があったりします。
SS初投稿&官能ものは初書きなので、
その点は「こいつ、表現力も構成力も無いじゃねーか(苦藁」と見逃してください。
ではこっそりとうp開始します。


515 名前:貴島覚×沢登蕗子1 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:01 ID:0TH4wIvn
がくん、と膝から力が抜けたかのように、
彼女は急にその場に倒れた。
「ふ、蕗ちゃ…違った、沢登さん?!」
慌てて彼は彼女を揺り起こすが、反応はない。
見知った顔を見てほっとして気が抜けてしまったのか、どうやら気を失ったらしかった。
(疲れているんだろうな、きっと)
そう思って彼は彼女をそっと抱き上げ、車の後部座席に寝かせた。
そして自分は助手席に乗る。
「○×ホテルに行ってくれ」
「覚様?!」
「彼女の自宅と、ばあやには自分で連絡をするから」
「…かしこまりました」
運転手は何も言わず、彼の指示通り○×ホテルに向かった。

「…具合が悪くなったのかと思って病院に行こうとしたんですが、
 どうやら疲れが溜まって眠っているらしく、だったらと思って…。
 幸い、明日は日曜日だから学校はないだろうし、
 このままゆっくり休ませてあげた方が…ええ。
 あ、お金の心配はしなくていいですから…いえ、気にしないで下さい。
 じゃあ、何かあったら連絡を下さい」
そう言って彼は、それまで彼女の弟と話していた電話を切り、
いまだ目を開けないベッド上の彼女へ近づいていった。
「蕗ちゃん、か…」
ほんの数ヶ月前のこと、彼は彼女をそう呼んでいたのだ。
だが、今の彼は数ヶ月前の彼とは微妙に異なる。
「目を覚ましたら、僕はあなたをなんて呼べばいいんだろう…」
彼は白熱球の淡い光の中で眠り続ける彼女を見ながら、
ポケットの中のビー玉を握り締め、そうつぶやいた。

516 名前:貴島覚×沢登蕗子2 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:02 ID:0TH4wIvn
──夢を見ていた。
夏休み。避暑地の一日。
木登り。メンコ。缶けり。三角ベース。昆虫採集。
知ってる遊びならなんでもやった。
近所の子供と毎日遊んだ。
その子供達の中に、他の子とは違う子が一人。
その子に自分の眼は釘付けになった。
大人の顔をした大きな子供。
記憶を無くして子供になった、男の子。
その子が記憶を取り戻して大人になっても、
自分は忘れることができない。
夢の中でいつまでも、自分はその子と遊んでいた。
その子が自分を呼んだ。
「…蕗ちゃん…」
自分を呼んだ後でその子はだんだん自分から離れていく。
離れたくなくて、そばにいて欲しくて、
思わずその子の名前を呼んだ。
「覚くん!」

「はい!」
急に自分の名前を呼ばれた彼は、思わず返事をしていた。
その声に驚き、彼女は急速に意識を取り戻して目を開ける。
心配そうに自分の顔を覗き込んでいる彼と、目が合った。
その表情から、彼女は自分が呼んだ彼の名前が、
今の彼には似合っていないことを悟る。
彼もまた、彼女が急に目覚めたことで、
彼女の呼び方をまだ決めていなかったことを思い出す。
「あ……」
思わず顔を見合わせたまま、互いに口ごもる。
互いに互いを、なんと呼べばいいのか分からず、しばらくの沈黙が流れた。

517 名前:貴島覚×沢登蕗子3 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:04 ID:0TH4wIvn
最初に口火を切ったのは彼女の方だった。
「あ…あの…、ここ、どこですか?」
「○×ホテルですよ」
「どうして私、ここに寝てたんでしょうか」
「僕と会ったとき、急に気を失ったんですよ。
 だから僕がここに運んだんです」
彼は彼女に、ことの子細を説明する。
彼の言葉を聞き終えた彼女は、ベッドの上に正座すると、
彼に向かって頭を下げた。
「ご迷惑を掛けてすみませんでした。
 あの、ホテル代とか、かかったお金は全部返しますから。
 何年かかっても必ずお返します」
その言葉を聞き、彼は慌てて言った。
「頭を上げてください。
 それに、ここのお金は返さなくていいですから」
「いえ、そうはいきません。
 借りたものは必ず返すようにと、死んだ父も言ってましたし」
未だ頭を上げようとしない彼女に対し、彼は彼女の手にそっと自分の手を重ねる。
指先から感じた彼女の手の荒れ具合は、
彼女の楽天的な性格からは想像できないほどひどかった。

518 名前:貴島覚×沢登蕗子4 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:14 ID:Vlh7Y79c
「沢登…さん」
彼はぎこちなく、他人行儀な呼び方で彼女の名前を呼ぶ。
「は、はい」
その声に彼女も少し身を固くしながら、顔を上げた。
「あの、その……お父さんのこと…
 間接的にせよ僕にも責任がありますから」
(嘘だ。これは、僕の本音じゃない)
彼の頭の中で別の自分が忠告する。
彼の本心は全く別のところにあったが、
唇からは裏腹の言葉を、貴島財閥次期後継者としての言葉を紡ぎだす。
「いわば僕は、あなたのお父さんの仇です。
 『人殺し』と罵られても反論できない。
 これは僕のエゴになってしまいますが、
 僕はお父さんの代わりに沢…登さんを助けたいんです」
そう言うと彼は海溝並みに深い溜め息をついた。

「さ…」
『覚くん』と言いかけてから彼女ははっとなり、口を閉じた。
「貴島…さん」
そして改めて彼の名前を呼ぶ。
彼女の声色もまた、彼と同じようにぎこちなかった。 
「父は…父は寿命だったんです。
 例えあのまま貴…島さんの会社の仕事を受けていたとしても、
 父の工場はかなり経営が苦しかったようですから。
 遅かれ早かれ、父は過労で死ぬ運命だったと思います。
 だから、私は父のことで貴島…さんを恨んだりはしません」
彼女は彼とは違い、その言葉に嘘は無かった。
(痛々しい笑顔だ)
にぱっ、と浮かべた彼女の微笑みを、彼は心の中でそう思った。

519 名前:貴島覚×沢登蕗子5 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:16 ID:Vlh7Y79c
彼女はふと時計を見て愕然とする。
バイト先を出てから既にかなりの時間が経過していた。
彼女は自分が気絶しそのまま眠って時間を浪費してしまったことで、
バイトを終えてからの予定が大幅に狂ったことを知る。
急いで自分のコートを視線の先で探しながら彼女は彼に告げた。
「私、帰ります。明日もバイトがあるし、学校の宿題もあるし。
 電車で…あ、そうか」
こめかみに縦線を浮かべ、苦笑いをしながら、
「電車はもう無いから、歩いて帰れば朝までには家に着きます…よね?」
ベッドから起き上がり、クロゼットに向かう。
「介抱してくださって、本当にありがとうございました。
 今日のここのお金は必ず返します。
 今すぐって訳にはいきませんが、いつかきっと。
 それじゃあ、私はこれで失礼します」
クロゼットの中からコートを取り出し、
ぺこりと一礼をして部屋を出ようととする彼女を、
「待って」
椅子に腰掛けていた彼は慌てて立ち上がって引き止めた。
とっさに彼は、彼女の手首をつかんでいた。

520 名前:貴島覚×沢登蕗子6 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:18 ID:Vlh7Y79c
「あっ……」
突然の出来事に彼女は驚き、小さく声を上げる。
「バイトなら、僕が手配しましたから」
「え?」
「明日はお休みできるんですよ。
 だから、明日までゆっくり、ここで休んでください」
「でも、その分のバイト代が…」
「それも心配いりません」
その言葉に、彼女は彼の方に向き直る。
「なんで…ですか?」
「僕が払いますから」
「そんなこと、しなくても…」
「迷惑ですか?」
彼女は彼の悲しそうな声を聞き、思わず彼の顔を見つめた。
「迷惑ですか?」
もう一度彼は、彼女に尋ねた。
「……どうしてそんなに、親切にしてくれるんですか?」
逆に彼女は彼に尋ねる。
途端に彼の頬が紅く染まる。

521 名前:貴島覚×沢登蕗子7 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:19 ID:Vlh7Y79c
ぎゅっ。
唐突に頭を胸に押し付けられる。
逞しい腕を背中に回される。
体が軋みそうなほど力いっぱい抱き締められ、
彼女は胸が詰まるような、しかしどこか心地の良い息苦しさを感じた。
「…どうして大人になると、
 人は素直に思っていることを口に出せなくなるんでしょうね。
 僕は、あなたに、謝りたい。
 僕の…僕のそばにいて欲しい。
 ただそれだけなのに、たったそれだけを伝えたいだけなのに」
「貴島…さん?」
「今の僕は、夏の頃の僕とは違い、
 別の言葉であなたをこの場に引きとめようとしている。
 あの時のように、自分の気持ちを素直に言葉に表現できない。
 大人になるということは、
 子供の頃と比べると実に醜く、汚く、心が汚れてしまう。
 嫌なものですね」

522 名前:貴島覚×沢登蕗子6.5 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:23 ID:Vlh7Y79c
*すみません。改行制限にかかってやり直したら、うpする順番を間違えました。
6と7の間に次の段落を追加してください。*
=====================
「…………」
しばらくの沈黙の後、
「沢…登さんには、僕が記憶を無くしていた2ヶ月の間、
 本当にお世話になったから」
彼はまた彼女に嘘をついた。
「僕が予定より早く記憶を取り戻したことで、
 バイト代が半分に減ってしまってたんでしょう?
 今、沢登…さんは弟さんの高校受験のこともあって、
 生活がかなり苦しいのではないですか?
 それに、さっきのビルの掃除のバイトも、強制的に止めさせられてしまったようだし。
 だから、夏のバイトの残り分を、
 あなたの今のバイト代として、僕が肩代わりしたらどうかと思ったんです」
彼女は彼の嘘には気づかず、
言葉どおりの内容を受け取り、相槌を打ち、言葉を返してきた。
「その話は、ばあやさんには働いた分だけ頂ければいいってお伝えしたはずです。
 金銭的に苦しいのは弟が高校に進学するまでで、
 弟さえ高校に入れば、入れ違いに私が高校を卒業しますから。
 それから後の生活は私が就職すればなんとかなると思うんです。
 だからご心配には…」
「…違う、違うんだ!」
突然、ほとんど絶叫とも取れる声を出し、彼は激しく横に首を振った。
その声に彼女はびくっと身体を硬直させ、言葉を失う。

523 名前:貴島覚×沢登蕗子8 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:24 ID:Vlh7Y79c
一瞬、幻が見えた。
あの夏の日の少年。
『これ全部蕗ちゃんにあげる。
 だから家に帰らないで、このままずっとここにいてくれる?』
9歳の覚くん。
『うちの子になりなよ。
 僕、お姉さんが欲しかったんだ』
そう言ったあの子の言葉を拒んだときの、
あの悲しそうな声が今の彼の声に重なって聞こえる。
あの時拒んでしまったあの少年──いや、今はこの青年というべきか。
彼女はこの人を再び悲しませたくはなかった。
その胸の温もりから、とても離れがたかった。
(だって、この人は…この人の心はこんなにも寂しがってるのに)
彼は今にも泣き出しそうなほど、身体を震わせ、彼女を抱き締めている。
(このまま放って帰るなんて、私にはできない)
彼女は顔を上げ、彼の顔を見つめる。
丸く光る瞳。
白熱球の光で、虹彩は微妙に色を変え、それはまるでビー玉のよう。
そのビー玉に吸い込まれるかのように、彼女は顔を近づけて。
くしゃ。
彼女は背伸びしながら、彼の髪型を崩す勢いで頭を撫でた。
その行動以外に、彼の心を癒す手段を彼女は知らない。
彼女はただ彼を励ましたくて、
「そばにいて欲しい」と言った彼の気持ちに応えたくて、
自分よりも背が高く、自分よりも年上の彼の頭を撫で続けた。

524 名前:貴島覚×沢登蕗子9 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:27 ID:Vlh7Y79c
彼は、彼女を腕の中に収めながら黙って頭を撫でられ続けていたが、
ふと見れば彼女の吐息を頬に感じるほど、彼女の顔が近くにあることに気づく。
次第に、彼の中で撫でられる感覚が麻痺してくる。
(このひび割れた唇を、あかぎれた手指を、僕が直してあげられたら)
ほの暗い欲望が頭をもたげてくる。
(違う、そうではなくて…今、僕は全身でこの人を欲して…)
しかし、彼の頭の中に叩き込まれた、帝王学としての理性が警告する。
(…ああ、でも。この人はまだ学生なんだからそんなことはできない。
 それに、父さんや市村が知ったら怒られるだけじゃ済まないぞ)
それでも目の前の彼女に、自分を労わってくれるように優しく頭を撫でられていると、
(だが、しかし…少しだけ、いや一度でいいからこの人に触れたい)
理性がぐずぐずと融けてゆく。 
(…たった一度、それもごく軽くなら、彼女は許してくれるだろうか?)
乾ききって皮が浮き上がった彼女の唇に、
(思い切って触れてみようか)
そっと彼は自分の唇を重ねた。
「!」
その突然の彼の行動に、
目を見開き、頬に一筋の汗を浮かべたまま、彼女の表情は固まる。

525 名前:貴島覚×沢登蕗子10 ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:28 ID:Vlh7Y79c
一度は重ねた唇を離した彼だったが、
彼女が身じろぎ一つしないのをいいことに、彼は二度、三度と口づけを繰り返した。
「……んぅっ…?!」
気づけば彼は彼女の口腔を、その舌で荒々しく蹂躙していた。
「んんっ……う……ん……っ」
驚きのあまり、くぐもった声で抗議し、無理やり彼を引き剥がそうとする彼女。
しかし、彼は暴走し始めた欲望を止められなかった。
そのままゆっくりとベッドに押し倒し、
彼は服の上から彼女の身体をなぞるように掌でそっと触れる。
「ん……ぁ…あっ!」
それは彼女にとってはじめての感覚で。
彼から与えられるくすぐったくも心地よい感覚が、
彼の動きを止めようとしている彼女に混乱をもたらす。
「蕗子さん」
これまでにない呼び方で呼ばれ、
ズキン、と彼女の胸の内側に熱いものが宿る。
「僕は、あなたに……あなたを…」
額や瞼の上にキスを落とし、うわ言のように彼女を呼び、
「蕗子さん…あなたが欲しい」
彼は彼女の耳たぶをはみ、胸の形を確かめるように撫でながら、そうつぶやいた。
彼に言われたたった一言のその言葉で、彼女は彼から逃れられなくなる。
彼女のことを「蕗子さん」と呼ぶ彼には迷いが無かった。

526 名前: ◆t9KN7WsR1E :03/05/31 15:32 ID:Vlh7Y79c
これでやっと半分、次の段落からエチーに入ります。
書き込み制限かかると困るので、ひとまずここまでということで。
続きは深夜から未明にうpします。

527 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/31 16:22 ID:p/cqDrz/
夜中のほうが規制厳しいかも。待ってまーす。

528 名前:名無しさん@ピンキー :03/05/31 17:00 ID:qVnJ5+fA
スレが神だらけだ!うれすいよ

529 名前:貴島覚×沢登蕗子11 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:21 ID:Xf1C39q9
「あなたが欲しい」
彼にいわれたその言葉が頭の中でぐるぐると駆け回り、
彼女は快感の波に飲み込まれていた。
衣服を脱がせ、首筋に舌を這わし、触れるか触れないかのぎりぎりの感触で身体を撫で回す。
そんな彼の行動を止めることができなかった。
身をよじり、背をしならせ、息を吐くことで声を逃し、彼の気が済むのをじっと待つ。
しかしそれでも敏感な部分、例えば胸の頂のビーズ玉とか、
ベーゴマ台に似た脇腹とか、内腿の滑り台などを彼に弄られれば、
「はっ…ぁあ、い…いゃぁ…」
吐息に嬌声が混じってしまう。形ばかりの否定の言葉が、唇から溢れ出す。
ゆっくりと触れられた下着のクロッチ部分が湿り気を帯びてくる。
(あっ…ど、どうしよう)
とその手の知識に乏しい彼女は、
別の分泌物が染み出しているのかと思って、困惑した表情を顔に出した。
その顔を彼は不安に怯えているものと思い、
柔らかく口づけて顔のこわばりを緩めてから、ショーツの中に手をこじ入れ、
彼女の最も敏感なところと思われる部分を、下から上へ何度もさすった。
「んっ……ふ、…ぅふん…うぅ…!」
耐え切れずに口元からこぼれる声が、彼の口中に吸い取られていく。
電流に似たものが背筋を通り抜け、がくがくと身体を震わせる。
そして。
これ以上ないほど彼女が身体を仰け反らせた瞬間、
彼は2本の指先で締め上げるように、ふっくらと膨らんだ肉芽をつまんだ。
「んぅ…っあぁぁぁぁっ…!!」
勢いで唇が離れ、甘い絶叫が部屋中に響いた。

530 名前:貴島覚×沢登蕗子12 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:22 ID:Xf1C39q9
(僕は今、何をした?)
その絶叫を聞き、はっと彼は我に帰る。
彼女の下着の中にある、自分の指にまとわりついたものを、
自分の下着の内側で、痛いくらいに張り詰めているものをまざまざと感じ、
彼は己の過ちに気がついた。
(いくら抵抗しないからといって、
 まだ未成年の彼女をこんなになるまで責めてしまうなんて)
「蕗子さん、ごめんなさい」
おそらくは初めてだったであろう絶頂に導かれ、
荒い息をついてベッドに横たわる彼女に、
「手荒なことをしてしまって、申し訳なかったと思います」
彼は苦悶の表情を浮かべながら詫びを入れた。
「今なら…今ならまだ引き下がれます。
 こんなことを僕にされるのが嫌だったら、着替えて隣の部屋で休んでください。
 鍵はそこのテーブルにありますから」
そう言うと彼は寝返りを打ち、彼女に背を向けた。
しかし、先程からずっと自己主張を続ける彼のものは、
自分の意思に逆らい、早く昂ぶりを逃がそうとしてビクビクと波打っている。
彼がその欲求を、彼女にしようとした衝動を、
なけなしの理性で否定しているのは彼の背中を見つめる彼女にもよく解った。

531 名前:貴島覚×沢登蕗子13 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:23 ID:Xf1C39q9
一度達してもなお火照る身体を持て余し、しかし自分ではそれを静めることができず、
彼女は彼の肩をつかんでゆっくりと引き倒した。そのまま身体を彼の方にすり寄せる。
「覚さん」
これまでとは違う呼び方で彼女は彼を呼び、
熱っぽく濡れた瞳で見つめながら、彼に告げた。
「私は──覚さんさえよければ、
 これで覚さんの気が済むのなら…それでいいです」
自分が彼が欲しているはずなのに言い訳じみた言葉を発してしまい、
自らが招いた恥辱で息を弾ませる。
細かく震える手で、着衣の上からそっと彼のものに触れた。
「う…くっ」
思わず彼は快いと言わんばかりの吐息を漏らす。
(もう後戻りできない。保健の授業でしか習わなかったけど…)
実際には友達からの噂話も少しは耳に入っていたのだが、
(今から覚さんと「あれ」を…するんだ)
少しの不安と、たくさんの期待とで口中に溜まった唾液を飲み下して覚悟を決め、
「だから…その…続きを…」
そう言って彼女はそのまま彼の唇に口づけた。
彼に触れている手を、恐る恐る上下に動かす。
彼のことを「覚さん」と呼ぶ彼女はもう少女ではなく、
一人の女として変身を遂げていた。

532 名前:貴島覚×沢登蕗子14 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:25 ID:Xf1C39q9
「続きを」
彼女に言われた言葉が渦となって、彼の理性を根こそぎ剥ぎ取っていく。
口中を貪り、肌を吸い、彼女の手を自分の欲望に強く押し付ける。
そうしながら彼は空いた手でYシャツとアンダーシャツをかなぐり捨てた。
ベルトに手を掛けたところで不意に彼の動きが止まり、
彼女の身体から彼が離れる。
彼からもたらされる快楽を陶然と受けていた彼女は、首をかしげて目を開けた。
彼はごそごそとポケットの中を探っていたかと思うと、
「これを…」
何かを出して彼女の片手に握らせる。
「握っていてください。
 これから僕は、今までに感じたことが無いほどの痛みで、
 あなたを傷つけてしまうだろうから」
そう言って、彼は彼女のその手の上に舌を這わせ、
荒れきった皮膚を癒すようにくまなく舐めた。
(この間までは弟みたいな人だと思ってたのに)
実際には頭ひとつ分も差がある身の丈と、兄と呼ぶにはやや遠すぎる歳の差を思うと、
未成年の自分に覆い被さる彼との「行為」にクラクラとした目眩を覚え、
(同じ人とこんなことをしているなんて、
 なんだかすごく…恥ずかしいような気がする)
彼女は思わず目を閉じた。
彼に舐められた拳の中で、何かがカチャカチャと音を立て響くのが彼女の耳に届いた。

533 名前:貴島覚×沢登蕗子15 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:26 ID:Xf1C39q9
学生らしい質素な下着をずり下ろし、
おもむろに彼女の脚を割り、彼は自分の肉塊を蜜壺に近づける。
熱い屹立の先で、同じように熱くなっている自分のものを軽くこすられて。
「あ…ぁう…っ…」
彼女は耐えきれなくて、彼に向かって何かをねだるような声を出した。
蜜が絡みついてテラテラと光る己の分身。
それを一息に突き入れたいという衝動を何とか押さえ、
彼はゆっくりと、彼女をできるだけ傷つけないように気遣いながら、
本当にゆっくりと彼女の壺中に圧し進めた。
「っぅ…くっ…ん゛ん゛ん゛!」
身体を真っ二つに引き裂かれそうな痛みに、大きな悲鳴をあげそうになる彼女。
枕元に投げ出した握り拳をさらに固くし、もう片方の手を口に当てることでその衝動を押し殺す。
「我慢はしないで。
 声を出して良いんですよ」
彼のものはまだ半分も埋まっていなかったが、
彼は一度そこで侵入を止め、抱えた足に口付けを落とした。


534 名前:貴島覚×沢登蕗子16 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:27 ID:Xf1C39q9
彼女の苦痛に歪む顔が元に戻ってから、
そしてまたゆっくりと最奥を目指して圧し入れる。
「あ、っぁあぁあぁっ…!!」
ブツリ、と何かがちぎれる感触を覚えた後はすんなりと腰を進めることができたが、
代わりに彼は彼女の目尻から幾筋かの涙をこぼれさせることになる。
その涙を彼は唇でぬぐい、きつく握られた手に自分の手を沿えた。
「すみません。泣かせてしまいましたね」
「いえっ、いいえっ…」
自分のためにとどまってくれた彼の厚意にぐっときて、彼女は慌てて首を横に振った。
「動いても…」
「は…、はい……ぃっ!」
形だけは彼女の了承をもらいつつ、ろくに返事を待たずに彼は緩やかに動き始めた。
(僕はあなたの父親から仕事を奪い、散々あなたに遊んでもらった恩を忘れ)
「つ…らい…ですか?」
「ぅ…っ…!
 …いえ、だい…じょ……ぅぶ…ですか…ら…ぁっ!」
(さらには…蕗子さん、あなた自身をこうして手篭めにかけて苦しめているのに、
 どうして僕を責めたり恨んだりしないんです?)
彼の想いが彼女に伝わっているような気配はなかった。
それどころか、壺中の肉襞はきついぐらいに彼の剛欲を締め上げ、
「ぅあっ…! ぁ…あん……ん、く…ぅっ…!」
痛みを訴える彼女の声には彼の煽情を駆り立てるものが混ざり始めている。
(いっそ自分を罵倒してくれたなら、
 こんな──こんなあさましい想いをあなたに抱くことはなかったのに)
そう思いながら、彼はゆっくりと抽送を続ける。

535 名前:貴島覚×沢登蕗子17 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:28 ID:Xf1C39q9
彼女の苦痛はいつの間にかどこかへ消え去っていた。
代わりにそこから発した熱が全身を覆い、身体に汗をかかせる。
彼に刺し貫かれる度に、感覚が意思を飲み込んでいく。
「っはっ、ぁ…あふぅ…ん……ぅ…うん…」
請われるままに彼の舌に自分の舌を絡ませ、
彼の背中に両足と、片腕を回すことで彼女は辛うじて意識を保っていた。 
しかし、その意識も大半を快楽に奪われて、
クビになってしまったバイトのこととか、弟の高校入試にかかるお金のこととか、
頭の中からすっぱりと、その悩みのすべてを消し去っていた。
自分を抱いている彼には輝かしい将来が約束されていて、
彼にとってこれは一時の戯れにすぎないであろうと、自分が思っていることさえも。
(熱い。身体が熱い…よぅ。
 心も、身体も、どこかへ飛んでいきそうだよぉ)
お願い、どうにかして。
そう彼に訴えたいのに、喉から絞り出された言葉は
先程よりも数倍強い愉悦によって意味をなさなくなる。
彼に握られている自分の手の内側からギチギチと鳴る音を掻き消すかのように、
彼女は遠慮のない喚声を上げた。

536 名前:貴島覚×沢登蕗子18 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:29 ID:Xf1C39q9
「だめだ、もう…抑えが利かない」
何かをこらえるように喘ぎながらつぶやいた彼は、
ぴったりと身体を密着させ、彼女の身体を抱え込むように腕を絡めた。
「蕗子さん、ごめんなさい。
 すみません、蕗子さん…」
彼女の耳に何度も謝罪の言葉を吹き込みながら、彼は最後の動きに入った。
「ひ、あっ、あ…ぁあっ…ん、あぁっ!」
それまでよりもずっと強くて、逞しくて、激しい動き。
その動きの1回ごとに、背中に回された彼女の腕が反動で解けそうになる。
その度に彼女は彼の背中に爪を立て、彼の背中に傷をつけた。
その背中の掻き傷を、彼は彼女にしたことに対する罰だと思った。
(この程度で許してもらえるとは思ってない。
 けれど、僕はあなたに対して犯した罪を、これから全て償うから、
 僕が生きている限り、必ずあなたを守るから)
「さ…とる…さん…、あ、あぁ…
 すぁ…と……ぅさ…ぁあんんッ!!」
彼の名前を呼びながら、彼女の白い首筋が弓なりに反り返った。
ぶるんと身体を大きく震わせたかと思うと、
彼のものに絡みついた肉襞がギュン、と一層締まる。
(あなたに…こんな酷いことをする僕を)
「うッ…あ、ぁ…くッ!」
(今だけ…今だけは…許して…ください…)
言葉で伝えられない想いを、彼は身体で訴えるかのように、
その熱い迸りを彼女の中へ放った。
彼女の身体から力が抜け、握り締めていた拳がゆっくりと開かれる。
開いたその手の中から、シーツの上に何かがこぼれ落ちるのを、
彼女は薄れゆく意識の中で感じていた。

537 名前:貴島覚×沢登蕗子19 ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:30 ID:Xf1C39q9
「…ん……」
肩口にゴリゴリと当たるものを感じ、彼女はふと目を覚ました。
覚醒しきれないまま、シーツと身体の隙間に手を入れて、
そのゴリゴリした痛いものをつかんで目の前に持ってくる。
「…ビー玉? なんで布団にこんなものが…」
状況を把握しようと、身体を起こしかけたその矢先。
「…どう…しました?」
不意に声を掛けられ、自宅で寝ていたものと思っていた彼女は、
飛び上がらんばかりに驚き、声のした方に振り向いた。
自分に腕枕を与えながら、もう片方の手で目蓋をこする、彼がそこにいた。
瞬時に彼女は現在の状況を理解する。
自分の手の中にあるビー玉は、昨晩彼によって握らされたこと。
ベッド下に点々と散らばっている衣服の理由。
そして、脚の間の鈍い痛み。
自ら望んで彼に抱かれたことを思い出して、彼女は顔中を真っ赤に染め、
彼の視線から逃れるように大きく寝返りを打った。
「なんでも…ありません…」
彼に背を向けたまま、小さな声で彼女はつぶやき、
それっきり黙ってしまった。
そんな彼女を守るように、彼は何も言わず背後から抱き締める。

メッシドール。収穫の月。
テルミドール。熱月。
フリュクティドール。果月。
そして1年が終わり、
はじめのヴァンデミエール(葡萄月)に戻る。
「あ……」
思わず彼女はその手を開き、ビー玉を床に落としてしまう。
彼女が握っていたそれは、偶然にも葡萄色の輝きを放っていた────。

538 名前: ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 01:52 ID:0Um47QhL
以上で覚くん×蕗ちゃん終了です。
もっと「らぶらぶ」な2人の姿を書こうとしてたのに、
いつの間にか覚くんが「ヨコシマくん」になってしまいました。
原作のイメージを滅茶苦茶に壊してしまったかもしれない。申し訳ないです。

しかしまあ…なんというか、書いた自分が言うのも変なんですが、
これだとそのまま300年ほど経過したら、
覚くんの子孫にはダ・シルバ家の「うっかり君」がいそうな予感(w。

長々とスレを汚して大変失礼致しました。では。
|彡 サッ

539 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 07:29 ID:bYPXvhWR
>>538
 完結乙〜〜〜〜。
 なんか、すばらしかったでつ。
 必要以上に笑いをとろうとしていないあたりもいいなぁ。

 ともあれ、おつかれさまでした〜〜〜。

540 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 11:00 ID:bReBNbG0
513たん、本音に笑った(w 503たん、はぁはぁでした!ゴチになりました。

541 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

542 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 12:30 ID:ewgvmQr2
>503さん
>「握っていてください。 これから僕は、今までに感じたことが無いほどの痛みで、 あなたを傷つけてしまうだろうから」
ここが好きでつ。ビー玉キター!!
>僕はあなたに対して犯した罪を、これから全て償うから、僕が生きている限り、必ずあなたを守るから
蕗ちゃんは幸せですな。覚くんはそう言ってますが手篭めぢゃないよね♪
笑いますた。>ヨコシマくん

543 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 12:53 ID:9u46AZno
神々のみなさま乙〜。盛り上がってきましたねぇ。

ちょと気になったけど、処女膜ってブチっとちぎれるものじゃないで
すよ。膣の表面にヒダ状についているのであって、決してピンと張っ
ているのではないのです。知ってて表現上「ブチ」としたならこのレ
スはスルーでおながいします。

544 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 19:25 ID:AxnGVzo/
あーでもだいたいエロ小説だとブチブチいうんだよね。
最初にそう書いたのが誰かは知らないけど。

545 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 20:34 ID:AiV0/Csy
>あーでもだいたいエロ小説だとブチブチいうんだよね。
一瞬梱包財の例のアレをぶちぶち潰しているのかと思った。
まあ、本当の女を知らない方々が「破る」という言葉からの妄想擬音だとおもうよ。

546 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/01 21:48 ID:2RIh5xeX
ビー玉、ベーゴマ、メンコに凧あげ

547 名前: ◆t9KN7WsR1E :03/06/01 22:57 ID:MSrCTJxA
|<皆様、レスありがとうございます。
こんなに感想をいただけるとは思ってなかったのでうれしいです。

>>543-545さん
えーと、「ブツリ」って言う表現なんですが、
一つ前の段落で「半分も埋まっていない」と書いていまして、
この時点で「事実上の破瓜」は済んでいると思うんですが、
全部入ったら蕗ちゃんはもっと悲鳴を上げ、涙を流すにに違いないと思ったのです。
それを覚くん側からの表現がうまくできなくて、「ブツリ」と書いてしまいました。
もちろん、自分が破瓜を済ませたときはそうじゃなかったことを覚えております。
誤解させてしまって申し訳ないです。

>>542さん
>覚くんはそう言ってますが手篭めぢゃないよね♪
蕗ちゃんと交わっているうちに、気持ちが変わってきたものと思って下さると助かりますです。
この点もうまく書けなかった…(鬱。

このスレがますます盛り上がることを祈念して失礼します。では。
|彡 サッ

548 名前:需要はなくても供給してみる :03/06/02 00:10 ID:TRNNjTxo
メインパソコンがぶっ壊れました(藁 データも吹っ飛びました(藁
そんなわけでしばらく来れない感じです(藁藁

せっかく来たので即興ですが小ネタを。

「とーるちゃん」
「何だい?」
「×××ってなんですか」
「……(遠い目)どこでそんな言葉を覚えてきたの」
「よーちえんのおともだちからです」
「……(かなり遠い目)それは……まだ早い」
「はやいってなんですか?」
「まだ久美子ちゃんの年齢では知らなくていいって事だよ。
もっと大きくなったら教えてあげるから」
「ほんとですか? おおきくなったら、いろいろおしえてくれるですかっ?」
「うん、うん、大きくなったらいろいろ教えてあげるよ」
「きっとですよ!」
そして数年後。再び「いろいろ」を教えろと迫られて、返事に窮する
とーるちゃんであったとさ。

1、とーるちゃんは教えなかった
2、できる限りの知識は教えた
3、手取り足取り犯罪者になった
4、とりあえず実地はさらに5年待とうと思った

さぁどれだ。

549 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/02 11:11 ID:BStHuyNg
543ー545もエロ一般論を言ってると思うので気にすることはないと思われ。横から口挟んでスマソ。

550 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/02 11:19 ID:AtyE5VyC
>>548
 ど、どんまい(汗)

>さぁどれだ

 4、かなぁ……くみこちゃんは物分りはよさそうなので、条例のことも教えてあげれば
とーるちゃんを困らせるような暴挙に出たりはしないと思うのですw
 いやそれでも、何もしないけど同じベッドで寝るとかくらいは言って、結果としてとーる
ちゃんを悶々とさせたりはするやもしれませぬが(汗)

551 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/02 12:19 ID:d6dn38dQ
>547さん
>蕗ちゃんと交わっているうちに、気持ちが変わってきた
読みが浅かったっす。もいっぺん読みまつね〜。

>548さん
>メインパソコンがぶっ壊れました(藁 データも吹っ飛びました(藁
お察しいたします。泣けてきまつね。
数年後が何年後かにもよるかとは思いますが(笑)とりあえず4でしょか。
5年くらい経って知識を教えて、さらに実地は5年後なら16歳くらいか。おぉ。

>549さん
>とーるちゃんを悶々とさせたりはするやもしれませぬが(汗)
16、7歳の女の子と12歳上の男の人。うふふ。カーラさんの真骨頂でつか?(w

552 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/02 21:21 ID:eYNN4xjZ
>551

それだ!!

553 名前:551 :03/06/02 22:34 ID:DTBfjWya
>552

どれだ!?
 
……“カーラさんの真骨頂”でOKか?


554 名前:533 :03/06/02 22:59 ID:D0ycbleL
あ、
>>5年くらい経って知識を教えて、さらに実地は5年後なら16歳くらいか。
の部分か。しつこくてスマソ〜。


555 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/02 23:01 ID:D0ycbleL
553ですた。(533さんごめんなさい)では。



556 名前:552 :03/06/03 20:57 ID:0sJ8J3XQ
いや、真骨頂でOKよ。つかワラタよ553さん。

557 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/03 22:53 ID:1Ff/+B/M
式部家・北原家の、結婚後の部屋割りはどうなるだろ。
透の部屋はそのままで、食事は式部さんちで4人揃って食べるのかな?
エリカちゃんの部屋をそのままくみこちゃんの部屋にしてあげたら喜ぶだろうな。
&このスレ的に都合がイイ!

(式部さんちは布団敷きで、2人でリの字(あ、布団は別ね(笑))で寝てたと勝手に
想像しつつ)ふかふかのベッドがあるエリカちゃんの部屋は、まさに憧れのおねーさん
のお部屋だろうから、喜んで1人でおねんねするために自分の部屋に帰ってくれるだろうな
って。

透も、寝るためだけの部屋だろうからって簡単にOKして、数年後には後悔するのダ(w

558 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 00:03 ID:r/W2SBIo
>簡単にOKして、数年後には後悔するのダ(w
そして訪れる地獄のクルシミ。自分の迂闊さを呪うのぢゃ。

559 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 00:22 ID:GDNsApek
>548>551>557の設定をお借りして、透君視点モノをチョット書いて見ました。

くみこちゃん達と出会って約10年後……

地元の高校に合格したくみこちゃんだが、出世した式部さんが幕僚幹部として地方の駐屯地に赴任すること
になった。
長期赴任の予定のため、単身赴任は出来ず、姉さん(エリカ(現式部夫人、モデルは引退))と夫婦揃って
引っ越す事になるという。
式部さんは、娘同然のくみこちゃんも一緒に連れて行きたかったようだが、高校の関係などで残りたいと言
う本人の意志を尊重し、そのまま僕の部屋(北原家の部屋)で一緒に住み続ける事になった。
(式部家の部屋に一人暮らしする案も上がったが、話し合いで却下された)
「まあ、透君ならくみこを委せても安心だからそうしよう。透君よろしく頼むね」
式部さんは、優しく微笑みながらそういうと、真面目な顔で僕に頭を下げてきた。
「いえ、そんな……」
慌てて頭を下げ返す僕を、式部さんの横で笑っている(本人は微笑んでいるつもり)姉が、何か意味ありげな
表情で見ていた。
――― このときのことを思い出すと、多分姉さん達には、くみこちゃんと僕がどうなるか予想できていたようだった

それから数ヶ月後、くみこちゃんが高校に入学すると、式部さん夫婦は引っ越していき、くみこちゃんとの2人
だけの共同生活が始まった。
初めのうちは、ややぎくしゃくしたが、長い間同じ部屋に一緒に住んでいたため、お互い直ぐになじんでいった。
元々小さい頃から式部さんと2人暮らしだったくみこちゃんは、世話好きな性格で喜んで家事全般をこなした。
また僕も、色々とくみこちゃんを手伝い、まるで仲のいい兄弟のようだった。
くみこちゃんともうまくいっていたし、これからもそのつもりだった。
仲のいい兄弟のような関係………、僕はそのことに不満は無く、その為、彼女の心に僕は気づいていなかった。








560 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 00:55 ID:GDNsApek

ある日のこと、夕食も終わりソファーでくつろいでいると、パジャマに着替えたくみこちゃんがやって来た。
「透君、昔した約束覚えてる?」
突然の問いかけに僕はクビを傾げた。
「忘れたの?ずっと前に大きくなったら○△◎☆を教えてくれるって約束したこと」
「なっ………!?」
僕は彼女の口から出た言葉に目を丸くしたまま絶句した。
彼女は自分の言った言葉が恥ずかしいのか、頬を赤く染めモジモジした様子で僕を見つめていた。
――― そういえば、あのとき………
僕の混乱した頭に、約10年前の出来事が浮かんできた。
まだ学生だった自分ととても小さかった彼女。その口から出たとんでもない言葉………。
その時、自分ですらどういったことか知ったばかりであった言葉を、幼い女の子の口から聞き、パニックに
陥ったこと。
そして、何とかその場をごまかすため、確かに「大きくなったら教えてあげる」と言ってしまったこと。
僕の表情の変化から、思い出したことを察した彼女は、僕の隣にゆっくり座ると、まあるく可愛い瞳を潤ませて
「私、大きくなったから教えて欲しいな……」
と消えて無くなりそうな声で呟いた。
僕は、くみこちゃんが言葉の意味を知っていることも、その上で自分に言っていることも解ると、耐え難い気持ち
に襲われた。
――― いけない…このままでは……しかし、ここで拒めばくみこちゃんが傷つくし……どうすれば…………
僕の中で凄まじいまでの葛藤が渦巻き、心が張り裂けそうになった瞬間、くみこちゃんがそっと身体を預けるように
抱きついてきた。
「透…さん……お願い……おしえて………」
――― あぁ………《プツン…》
僕の中の何処かで、理性の切れる音が聞こえたような気がした。








561 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 01:31 ID:GDNsApek
僕は本能のまま、彼女を抱き寄せると唇を奪った。
そして、うっとりとしたくみこちゃんを抱き上げると自分のベットに運び、パジャマを脱がせた。
裸になった彼女は幼さを残していたが、柔らかな曲線を描いた身体は女性へと変わりはじめていた。
わずかに膨らんだ乳房や薄いピンクの乳首、小振りながら可愛いお尻、薄く生えた恥毛、そして汚れを知らない
きれいな割れ目……その青い果実を思わせる彼女の存在すべてが愛おしく感じられた。
「初めてだから…優しくしてね………」
「うん、くみこちゃん……」
男にとって夢ともいえる言葉に、僕は心の中で歓喜の涙を流していた。


あれから僕たちは、なれないながらもお互いを求め合った。そして彼女は純潔の証を失い、僕と一つになった。
痛みに涙を流しながらも、嬉しそうに僕を見つめた、彼女のあのときの表情は多分一生忘れることは無いと思う。
いま僕の腕の中で、すこやかな寝息をたてている彼女は、妹のようなくみこちゃんでは無くなり、もっともっと大事
な、一生そばにいて欲しい、僕にとって一番大切な存在に変わっていた。


3年後、高校の卒業式に、僕は彼女へプロポーズをした……





562 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 01:44 ID:GDNsApek
このスレを読んでいて思いついた話を一気に書きました。リアルタイム投稿です(w

設定その他は勝手に使わせてもらいました。

あと、エロが極薄なのは私の限界です。(思いつきでは詳細なシーンが書けません)
どうか勘弁してください。
エロが足りない方は適当に補完して読んでください。

あと何となく意味深?な終わり方ですが続きは考えていません……今のところは。


563 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 09:51 ID:ikNL6Uaf
>>562
 乙〜。
 エロが薄いなどとおっしゃいますが、年齢差とかくみこちゃんの年齢とかを
考慮すれば淫靡さはn割増し!(人によっては(笑))


564 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 18:33 ID:v0FsHglP
>562さん
>慌てて頭を下げ返す僕を、式部さんの横で笑っている(本人は微笑んでいるつもり)姉が、何か意味ありげな表情で見ていた。
ここで(w
563さんが>年齢差とかくみこちゃんの年齢とかを考慮すれば淫靡さはn割増し!
と仰しゃるよーに、処女性のエッチっぽさ?がエロでつね〜。


565 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/04 22:15 ID:scDu2V/f
微笑んでいるつもりワラタ

566 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/07 16:50 ID:xASPVKIh
なぜか今、少女漫画板の川獺スレで「桃色家屋」という名称が…(w

567 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/07 17:11 ID:/jHekK4/
>548 勝手に続きスマソ

「とーるちゃん。めをつぶってください」
「いいよ」
「んーv(ほっぺにキス)はい ×××ですっ!」
「なっ、何?」
「いちばんすきなひとにすることだって おともだちがゆってました」
「……(遠い目)なかなか物知りなお友達だね」
「えりかちゃんも おじちゃんにしてあげてました」
「(ねーちゃんのアホー!)」
「ちがったですか?」
「久美子ちゃんには早過ぎるって言ったでしょ」
「はい……(ショボーン) わるいことばだったですか」
「人前では言わない方がいいね。お嫁に行けなくなっちゃうぞ」
「とーるちゃんのおよめさんにしてくれないですか?」
「いや俺がどうとかじゃなく…… それについてはもっと大きくなってから話し合おうね」
「これもはやすぎるですかー。わかりました。おおきくなるまで はなよめしゅぎょおしてきます」
「え?」
「えりかちゃんに あっぷるぱいのつくりかたをならってきますー」
「(うげ!)待った! そ、それだけは……カンベンシテ」
「じゃあなにがいいですか?」
「さ、さばの味噌煮、とか……」
「わかりました! つくれるようになったら およめさんにしてくださいね!」
「はっ!(墓穴)」


 でも実際エリカさんは透の好物を熟知してるだろうし、料理も上手そうだし、
今から習っておけば花嫁修行はバッチリだろな。


568 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/07 22:18 ID:VSvFEe7c
悪魔を知るものとか三月革命、ジュリエット白書、パセリを摘みに
なんかのエロもいいな。
バビロンのルクレツィアはダークすぎるかしら・・・?

569 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 11:45 ID:TYzHfrj1
>566

?????何それ?

570 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 14:01 ID:MK3RCGFr
>569
川獺スレ…少女漫画板の○惣スレのこと
桃色家屋…「3月革命」を読もう(w

571 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 14:03 ID:MK3RCGFr
ルクレツイアいーかも(w

572 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 16:37 ID:TQzNTWHh
ルクレツィア……わざわざ書かなくても「背徳のボルジア家」を読めば……(ぉ

573 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 20:47 ID:VbxaDYdr
ルクレツィアとチェーザレを川原風味で書けたら凄いな。

574 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 23:00 ID:lohd2MnZ
ドゥーイ(w

575 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/08 23:18 ID:E/0GskzY
>573
あの兄妹
教授本人も、川原風に描けなかったのにね(w

576 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/09 08:53 ID:c9QWHmBB
いいえて妙だな!

577 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/09 13:38 ID:YSK6riCZ
>>575
 想像しようとしたら、なにをトチ狂ったのか流石兄弟の兄と妹者
のヴィジュアルを連想してしまって鬱


578 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/09 17:42 ID:qSdS5p+J
あれって兄と妹だったのか…。

579 名前:577 :03/06/09 17:53 ID:YSK6riCZ
>>578

OK,俺が兄者と自己紹介完了
          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  ) さすがだな兄者。
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i   ちなみに俺が弟者
   /   \     | |
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃

そして私が姉者ね           
     ∧((∞)  
     ∬´_ゝ`) 
    ∬ヽ__ノ\       〃'´⌒` ヽ 
    / |:::::::†/ ̄ ̄ ̄ ̄/〈((リノ )))i i   妹者なのじゃー
  __(__ニつ/  FMV  / 从∀・ ノ!リ人
      \/____/ ̄

580 名前:577 :03/06/09 17:57 ID:YSK6riCZ
だから絵的にはこうなるのか

OK, ナポリへの侵略完了          
    ∧_∧
   ( ´_ゝ`)
   /   \      〃'´⌒` ヽ
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/〈((リノ )))i i   ルクレツィアなのじゃー
__(__ニつ/  FMV  / 从∀・ ノ!リ人
    \/____/ ̄


……いや、あの時代に FMV が無いのは百も承知だけど何に
置き換えたものやら(汗)

581 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/09 18:06 ID:fdcP8yDo
    (((((((((((     
  /((((((())))))ヽ    アテクシが本当のルクレツィアよ!
 (((((リ  ´_ゝ` ))))   
(((((/       \))))) 
((((/  /  / ̄ ̄ ̄ ̄/ 
  (_ニつ/  S30 ./ 
 ̄ ̄ \/____/ ̄ ̄ ̄


582 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/09 23:26 ID:t+cW2URc
>581
温帯…
温帯よりも一臣にーちゃんに来てもらいたいぜ

583 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/10 11:13 ID:qBDK7Gi0
578ー579さん、580さん乙。姉妹には初めて出会いますた。

584 名前:577 :03/06/10 18:11 ID:sPW/bQm2
>>583
 今回はエロゲネタ板の流石スレからAAを持ってきました。
 ちなみに少女漫画板にも、流石姉妹スレがあります。

585 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/13 18:50 ID:60QbYqb9
【Y!BB】ADSL所有権をタテに、個人情報販売を計画中【プライバシー無視】6
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1055471837/

586 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/13 20:55 ID:5myve2iZ
>584
流石姉妹スレ繁殖中!?(w





587 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/13 20:55 ID:5myve2iZ

ときどき男性キャラが女の子の頭をポンポン、ってするシーン萌え〜♪
(俊介さん→和音タンやナッシュ→キラタンにしてるみたいな)

性的接触?の無いカーラさんのそんなシーンに萌えてしまいまつ。
でも恋愛っぽい意味合いは無いんだろうなぁ。


588 名前:587 :03/06/13 20:58 ID:5myve2iZ
  >>性的接触?の無いカーラさんのそんなシーンに萌えてしまいまつ。

訂正)性的接触?の無いカーラさん作品のそんなシーンに萌えてしまいまつ。

いちいちスマソ(汗)

589 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/15 09:45 ID:aMWkOHEV
OK,保守完了          
    ∧_∧
   ( ´_ゝ`)
   /   \      〃'´⌒` ヽ
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/〈((リノ )))i i   下がってるからageなのじゃー
__(__ニつ/  FMV  / 从∀・ ノ!リ人
    \/____/ ̄


590 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

591 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/15 11:53 ID:7EZU1w1k
がんがるルクレツィアとチェーザレ(w

592 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/15 20:45 ID:y6s3aCSs
>582
ここでトマトに会うとは思わなかった(w

593 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/15 22:18 ID:qrg/dWXr
>593
私も(w
おばじゃ見た時吹き出したよ。

594 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/16 12:35 ID:lnDt26MM
私も頭ぽんぽん好きだー。

595 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 17:43 ID:C8PIUVFG
>>594
 日常では男が女の子の頭をぽんぽんしているけど、ベッドの中では
女の子が男のアタマをぽんぽんしていたりしてw

596 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 17:58 ID:VHIoaJC0
「うんうん、いーよ。だいじょーぶだから」
…ってそれはやはりE(ry?w

597 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 18:27 ID:C8PIUVFG
>>596
 本当は『撫でて欲しい』『しゃぶって欲しい』という意思表示でピクピクさせているのに、
「そんなにがっつくなよ〜〜」
とばかりに『ぽむぽむ』とアタマを叩かれたりすると、一種生殺しかもw

598 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 19:21 ID:AzWG7rRf
そーか、カーラヒロインって、にbu(ry のか?

それさえ乗り越えれば、ぷわくっ、もっぎゅもぎゅ?……試練だねw

599 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 20:17 ID:C8PIUVFG
 ふと脳裏をよぎった文章……。


 史緒さんの視線が、勃起した兄君の逸物に集中していたとしても、それを手で愛撫したり
口に含んで責め抜いたりというエロシティズムとは無縁である。
(ほんと〜〜にコケシみたいな形してるのな。笑っちまうぜ)


……だめぽw

600 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/17 20:20 ID:YIb0IDw8
ようやく頭は頭だけど違う頭だということに気づいたのは
レスをみてから数分後だった…

601 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:36 ID:ZFIPE48x
不思議なマリナーのその後のつもり

私たちは仲の良い釣り友達となり、一緒に色々な場所へ釣りに行った。
加納さんの車で、遠くて私が行ったことのないポイントへ連れて行ってもらえるのは、とても嬉しかった。
そんな関係を続けていた高校3年の夏休み、私は加納さんと、ある島へ釣りに行った。
それは泊まり込みで釣りに行く話を聞いた私が、
「私も連れていって貰えませんか、お願いします」
と少し強引に頼んだことから始まったのでした。
初めは、「女の子だから一緒に泊まるのは・・・」と困った顔をしていたが、私の一生懸命な頼みこみに
何とか了解してくれた。
「その代わり、きちんとご両親に許可を頂いて来るのですよ」
「はい、約束します」
「それじゃ、手配のほうは僕がしておくから、後で連絡するね」
「はいっ、楽しみに待っています」
私の嬉しそうな顔に、加納さんもつられて微笑んでいた。
「じゃあ、今日は暗くなったし帰ろうか」
「そうですね・・・あの、よろしければ家で晩御飯を食べていってください」
「えっ、でも」
「両親もそのつもりで準備してありますし、兄や姉も喜びます」
「う〜ん、それなら寄らせて貰うよ」
「はいっ、じゃあ竿をしまいますね」
私達は釣り道具を片付けると、加納さんの運転する車で私の家に帰った。
釣ったばかりの魚をみんなで団欒しながら食べた食事はとても楽しかった。

加納さんが帰ってから、私は父様に来週の釣りの件を話しかけた。
「お父様、来週ですが加納さんと釣りに行ってきてもよろしいでしょうか」
「綾乃、そんな風にことわらなくても、いつも一緒に行ってるじゃないか?」

602 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:36 ID:ZFIPE48x
「いえ、今回は泊りで行きたいのです」
「えっ・・・泊りって・・・加納さんは良いのか?」
最初は温和だった父様の表情が驚きに変わっていった。
「はい、両親の了解を貰うように言われましたけど」
「う〜ん、まあ加納さんが良いと言うのならいいだろう・・・しかし」
「はい?」
「加納さんに我がままを言って困らせたりしたらいけないよ」
「わかってます。加納さんに迷惑はかけません」
「それならいいが・・・」
お父様は笑顔で答える私を困ったような表情で見ると、小さく溜め息をついた。

その晩遅く、水を飲みに起きた私が廊下を歩いていると、父様の書斎から声が漏れてきた。
「和彦、加納君は綾乃のことをどう思ってるのかな」
「僕の見た目では、妹みたいな釣り友達位だと思っていたんですが」
「う〜ん、まあ人柄は申し分ないから問題無いと思うがなあ」
「もし、そうだとしても僕は賛成ですよ、どこの馬の骨とも分からないのと一緒になるくらいでしたら」
「まあ、お前がそういうんなら大丈夫だろう」
「加納には綾乃とのこと、それとなく聞いてみますよ」
「うん、頼む」
私は音を立てないようにして、そっと部屋の前を離れた。

「私と加納さんが・・・」
部屋に戻った私は、ベッドの上で考えた・・・が
「加納さんの事は好きだけど、まさかね・・・」
とあっさり考えるのを止めて眠りについた。

603 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:39 ID:ZFIPE48x

次の週の土曜、私と加納さんは00島に船に乗っていった。
少し観光化されたホテルと小さな漁港しかないこの島は、良い岩場のポイントが多く有り釣り人の間では
隠れた名所と呼ばれていた。
昼過ぎに着いた私達は、さっそく近場のポイントに釣り糸を垂れた。
「今日泊まる宿は釣ってきた魚も板前さんが料理してくれるんです」
「うわ〜楽しみですね(じゅる・・)、頑張って釣りましょう」
思わず涎が出そうになった私を、加納さんは楽しそうに眺めていた。
そこでの釣果は満足行くもので、その日の晩御飯は海の幸づくしとなり、楽しい食事に成った。
次の日も朝早くから釣りをして、私達の頭には大漁旗がはためいていた。
昼過ぎに喜嬉として宿へ戻った私達は、釣って内蔵抜きした魚を、冷凍して宅急便で送ってくれるようにを
頼んだ。
「加納さん、とても楽しかったです。またここに来たいですね」
「うん、そうだね」
私達が楽しさに浮かれながら帰る準備をして、港の船着き場に行くととんでもないことが事が待っていた。
この港から朝と昼の2本船が往復していたのだが、昼の便が船の故障で明日にならないと来ないと言うのだ。
一瞬途方に暮れた私達は、我に返ると急いで家や加納さんの仕事先に連絡した。
そして、旅館に戻りもう一晩止めてくれるように頼んだ。
「すいませんねえ、今日から団体さんが入っている上に、先程同じような境遇のお客さんが来られて一杯に
なってしまったんですよ」
私達は、他に泊まれる所を探して貰うと、海辺の観光ホテルが空いてるのを聞いて急いで予約をして貰った。
旅館の人にお礼を言ってホテルに行くと、ダブルの部屋1室が予約されていた。
「えっ、ダブルなんですか。シングル二部屋とは言いません、せめてツインは空いてませんか」
何とか他の部屋が無いか聞く加納さんの頑張りも空しく、全部屋満室とのことだった。
「加納さん、私は一緒で構いませんよ」
「しょうがないね・・・」
私達は鍵をもらい、部屋に向かった。

604 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:41 ID:ZFIPE48x
部屋に入ってから、明日どうするかを簡単に話て切符等を手配すると、何もすることが無く暇になった。
私が窓から外をぼんやり眺めていると、ホテルの前の浜辺が見えた。
泳いでいる人も少なく、波も穏やかな砂浜を見ていると行ってみたくなり
「加納さん、浜に出て散歩でもしませんか?」
と言った。
綺麗な砂浜を歩き、そのまま町を見て回ると、町外れに壊れかけた看板を見つけた。
「え〜と、この奥・・大衆露天風呂・・」
「加納さん、ちょっと見に行きませんか」
「うん、露天風呂か・・いいね」
奥に行って見てみると、少し古びた建物が有り、大きく大衆浴場と書いてあった。
「あ、おばあさんがいますよ」
「すいません、ちょっとお聞きしたいのですが・・・」
聞いてみると、ここは土地の人が管理していて、100円で誰でも入り放題の露天風呂だという。
「後で入りに来ませんか?」
「うん、露天風呂は入ってみたいね、夕食を少し早めにして来ようか」
私達は来た道を戻ると砂浜で時間を潰し、夕食は、近くの食堂で山菜定食を頼んで食べた。
ホテルに帰り一休みすると、着替えを持って露天風呂に行った。
「先に出たら待ってなくていいから」
「はい、でも私も結構長湯ですよ」
私は女と書かれた脱衣所に入ると、服を脱いで浴場に向かった。
浴場の中は結構広く、木でできた申し訳程度の屋根としっかりとした柵に囲まれていて、温泉特有の香りと
湯気が立ち込めていた。

605 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:41 ID:ZFIPE48x
周りから覗かれる心配が無いのを確認すると、私はタオルを体に巻かず、前を隠すように
だけして入っていった。
「やっぱり、温泉は裸でゆっくり入りたいからね・・・」
私が呟いていると、湯に誰か入っていたらしく、人の動く気配がした。
「どうも、こんばん・わ・・」
「あ・・・綾乃・ちゃ・ん・・・」
そこにいたのは、男湯に行ったはずの加納さんだった。
私達はお互いに固まってしまい、私の手からタオルがはらりと落ちた。
「きゃっ」
私が手で体を隠すのと同時に加納さんも慌てて後ろを向いた。
「ああ・綾乃ちゃん御免、僕は何も見ていないから・・・」
湯気が在ったとはいえ、多分ほとんど見えたと思うが、加納さんは必死に
「湯気で見えなかったから大丈夫だよ」
と言って私を気遣った。
私は急いでタオルを拾って体の前を隠すと
「お湯に入るまでそのままでいてください」
と言って湯に入った。
濁り湯だったので、お湯に入ると体は見えなくなり、私はほっとした。
「混浴だったなんて知らなかったんだ、僕はもうでるから」
加納さんは、そういって私の方を見ないようにしてお湯から出ていこうとした。
「私は気にしないから良いですよ、せっかくの露天風呂なんですから」
「でも、やっぱりまずいでしょう」
「それに一人で入っていると、誰か他の人が来たとき心細いですから・・・」
「あ・・・」
「加納さんと一緒なら、チョット恥ずかしいけど安心出来るんで、一緒に入っていてくれませんか?」
「うん・・そうだね・・綾乃さんが良いなら一緒にいるよ」
私達は少し離れた場所でお湯につかると、星をながめながら話をした。

606 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 15:48 ID:ZFIPE48x
う〜ん、皆さんが「ぽむぽむ」で盛り上がっているときに、何か場違いな作品をupしてしまった。

何とか後半のダブルベッドで加納さんを「ぽむぽむ」出来ないだろうか・・・・(w


607 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 17:15 ID:cPXKiH+Y
がんがれー(w 

魚も新鮮だー!!(違

608 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 20:18 ID:Lg6Bn9I3
>>601-605

 おぉ、親公認の泊まりこみ旅行!
 お嬢様学園の生徒にあるまぢき破廉恥な綾乃さんに萌え!(笑)
 加納さんとでっくわしてしまったということは、他の男性客とでっくわす可能性もゼロ
ではないわけで、そういう意味では安心できる彼が側にいるほうがいい、というのは
至極当然の発想なのでゴーゴー(笑)

 あ、「ぽむぽむ」は無理に入れなくてもいいですよ?(^_^;

609 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 20:22 ID:rbjfoJzm
>お嬢様学園の生徒にあるまぢき破廉恥な綾乃さんに萌え!(笑)
…いまのいままで綾乃さんがミカエルの生徒だということを忘れていた!

610 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 20:27 ID:Lg6Bn9I3
>>609
 や〜でも、綾乃さんはまだ性格的にはミカエルのお嬢様っぽい方ではないかと。
 少なくとも「なぜお前が……そんな……」と相手にショックを与えたりはしていないし(笑)

611 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/18 20:29 ID:rbjfoJzm
本性見たり、にはならないか(w
(忍君のよーに)

612 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/21 10:14 ID:0eygAjNw
職人さん待ちほっしゅ〜

613 名前:6 :03/06/21 19:10 ID:cjaCxj02
 俊先生とけーこちゃんのカップルで剃毛プレイというのを考えたら、
盆栽の剪定のごとくチョキチョキとやられてしまうけーこちゃんとい
う構図を想像してしまった(汗)

614 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/22 01:06 ID:0W9x5nBl
ばるたん星人ゴッコかもしれぬ‥‥>チョキチョキ

615 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/23 21:22 ID:Diug4Yn8
>613
俊先生の趣味の盆栽の腕前が遺憾なく発揮されて、さぞかしウツクシイ剪定に(違うだろ)
ベアとかうさぎさんに刈ってもらえたらメルヒェン。
>614
バルタン星人というなら、バビロンの二人で剃も(殴!)

616 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/26 11:17 ID:O6KZSn2u
このスレで書いてる職人さんは偉いよ
挑戦しようと思ったけど難しい
原作読めばなごむばかりで妄想ができん

617 名前:6 :03/06/26 11:24 ID:IcrX0vNV
>>616
 私もなにかと笑いを取りにに走ってしまいますw

618 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/26 20:11 ID:3nGRtxuG
>616さん
気がつけばあんたたちダレ?な世界になっていまつ。特にえっち中(汗)
>617さん
スバラスィお笑いエロ(だけぢゃないですが)楽しませていただいておりまつ(w


619 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/28 10:51 ID:tPcKtcKg
今日、ブレーメン表紙のメロディ発売♪
本屋行くぞー!!

620 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/28 16:18 ID:NO15JxuT
早速本屋に行ってみたのだが、あの表紙は…。う〜ん(汗)

621 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/30 08:29 ID:35Rc/JWi
人いないね…ホシュ☆

622 名前:名無しさん@ピンキー :03/06/30 23:01 ID:MODRHIuc
神が多数降臨してるスレハケ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ン!!!
教授作品をここまで色っぽく出来るのは、まさに神業ですな
職人さん達、これからもがんがってくだちぃ

623 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/02 18:18 ID:51FxLbLC
おさかなハァハァでつ。



624 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/05 10:07 ID:vIcAuc8o
純情恋愛板で
「たくさん食べる男を見て萌える女」スレハケーン(w
まだ中身は見てないんでちょっくら行ってみる。

625 名前:SM黒い薔薇 :03/07/05 10:19 ID:USsKEtIT
SM黒い薔薇
SM女王様
黒い薔薇SM女王私の写真とプロフィールを公開して有ります。
中部地区最大級のSM派遣クラブがこの程開店しました。
SM女王様の人数、SM嬢の人数、SM男の人数、ニューハーフも数人、
SM嬢レズの人数、サービスは業界みN01のクラブです。

yahoo.co.jp検索でSM黒い薔薇が検索で有ります。

626 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/07 21:30 ID:jiedL8o0
旭化成の分社持株制のCFを見たら「そんで、運の悪い方が妊娠するんだ」の一言を思い出してしまった(w

627 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/09 11:28 ID:mDAzKjYE
>>601~605さん
続きはまだでしゅか?
楽しみにしているのでその内uぷおながいします。

628 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/09 17:31 ID:1ls158Xb
>601
ゆーっくり待ってまつ。
>672
もしかしたら「うp」より可愛いかもな〜 >uぷ



629 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/11 18:08 ID:s2qDKPnW
ナッシュのぱんつはしましまぱんつ、なぜかそんな気がしてしまってとても気になってまつ(w

630 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/11 19:20 ID:8niNqt0X
トランクス?ブリーフ?
縦縞?横縞?

キラは綿の白いぱんつで前に小さいリボンつきで良い?

631 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/11 19:26 ID:+ex34ANX
「あれ? キラの穿いてるのって、普通のショーツなんだ」
「……こら。貴様一体どういう下着を期待していた」
「キラはジャパン・エリア出身だっていうから、てっきりフンドシ・スタイルの……」
「ぶ、ぶわかたれーーー!」(殴)

632 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/12 00:06 ID:x19r4PEg
ぱんつ見られてんのにナチュラルに会話してんのって、どんなシチュエーションだよw

‥‥と思ってから、ここがエロパロ板だったことを思い出した。

633 名前:631 :03/07/12 00:21 ID:ytM65Uxs
>>632
 一応、何度目かの夜という想定でした(^^;

634 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/12 01:52 ID:YC+PoUHX
ツベルクリン反応

ぽかぽかした陽気も小春日和、俊先生と恵子ちゃんは若草の広がる川沿いの土手を散歩していた。
「恵子ちゃん、此処で少し日向ぼっこしていきませんか?」
俊先生の申し出に恵子ちゃんも
「はい、そうですね」
と頷き、適当な場所で川をながめるように2人並んで腰掛けた。
「う〜ん、いい気持ちだ」
俊先生は、あたたかな陽気とそよ風を感じる心地よさに、そのまま土手に寝ころんぶと、恵子ちゃんも
つられたように並んで寝ころんだ。
2人はあまりの気持ちよさに思わずウトウトしていたが
「むにゃ…俊先生……」
と身体を寄せてきた恵子ちゃんに俊先生は驚いて思わず目が覚めた。
軽い寝息をたて自分に寄り添う彼女の穏やかな寝顔に、俊先生はおそるおそる指を伸ばすと、そっと
髪を撫で頬に指を滑らせた。
「ん…ぅ……(すうすう……)」
恵子ちゃんは少しくすぐったそうにしたが、直ぐに穏やかな寝息に戻った。
俊先生は恵子ちゃんの頬に手を当てたまま、可愛い寝顔を見つめていたが、自然と引き寄せられる
ように顔を近づけていった。
「ん……」
彼女を見つめていて只そうしたいと思い、俊先生は無意識のうちに恵子ちゃんの唇に自分の唇を重
ねていた。
僅かな時間だったが、俊先生が彼女の柔らかな唇を感じてゆっくり顔を離すと、何時起きたのか恵子
ちゃんがボンヤリした目で自分の事を見つめているのに気がついた。
恵子ちゃんはしばらく何が起きたのか解っていないようだったが、しばらくすると驚きの表情と共に顔を
真っ赤にして寝ころんだまま俊先生に背中を向けた。


635 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/12 01:52 ID:YC+PoUHX
「あの、恵子ちゃん…ごめん」
俊先生は恵子ちゃんに謝りはじめた。
「恵子ちゃんのこと好きだから、可愛い寝顔見てたらキスしたくなって…つい…」
俊先生の必死の思いが通じたのか恵子ちゃんが身体を起こして俊先生を見つめた。
「私、ファーストキスだったの……」
「う……ごめんね」
「ううん、私も俊先生は好きだからいいよ……」
少し悲しげな恵子ちゃんを俊先生は優しく抱き寄せると耳元で囁いた。
「恵子ちゃんゴメンね、お詫びに今からちゃんとしたファーストキスしてもいいかな?」
「……うん」
いつも穏やかな俊先生が照れながら言ってくれた言葉に、恵子ちゃんは恥ずかしながらも嬉しい気持ちに
なり俊先生の腕の中で小さく頷いた。
2人は身体を少し離すと、お互いに見つめ合い、ゆっくりと顔を近づけてキスをした。
お互いの気持ちが通じ合う、そんな気がした優しいキスだった。

その後の帰り道、俊先生と恵子ちゃんはどちらからともなく手を繋ぎ歩いていた。
仲良く肩を寄せ合うその後ろ姿はとても幸せそうに見えた。

636 名前:629 ◆.kp7KHkjxo :03/07/12 13:21 ID:gz2pxrrx
トランクスで青系の縦縞を思い浮かべてますた。(ルパ〜ン三世とかが穿いてるみたいな ^^;)
今だったらむしろ、ボクサーショーツなのかな。(300年後だけど)

>キラは綿の白いぱんつで前に小さいリボンつきで良い?
やっぱり。めっちゃセクシーなのとか穿いてないだろーし、ゴージャスな総レースなんてのは趣味ぢゃなさそうだしなぁ。
…それ以外では、薄いストレッチファイバーみたいな近未来っぽい素材(でもない?)のシンプルな形のものとかではどーでしょう?



637 名前:629 ◆.kp7KHkjxo :03/07/12 13:22 ID:gz2pxrrx
>フンドシ・スタイル
ワラタ(w そのころはレトロスタイルとして、ふんどしが流行ってたりして(w

>634
>「私、ファーストキスだったの……」
>「う……ごめんね」
>「ううん、私も俊先生は好きだからいいよ……」
>少し悲しげな恵子ちゃんを俊先生は優しく抱き寄せると耳元で囁いた。
俊先生、両方の意味で心臓バクバクだったんでは…と(w 幸せなファーストキスいいですよね。ほのぼの(´ー`)
続きを…というのは野暮というものでしょうなぁ。


638 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/12 14:55 ID:DZi0sIXJ
とっさにナッシュのフンドシスタイルを想像した私は逝ってよしでしょうか?

639 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/12 16:23 ID:6gGDHvy3

……よくよく見ると、彼が穿いてるのはトランクスではなくショーツだった。
…わたしは軽いめまいを覚えた。
「秋吉、おかしかったら笑ってもいいぞ」
おかしいとゆーより、わたしはかなしい……。
「女の子はいいなあ…。毎日きれいな下着が穿けて。……ごわごわのトランクスなんて毎日が葬式だぁ」
この告白にわたしはこめかみが痛くなった。実際、彼は「苦悩」していたのだ。
…きれいなショーツ穿きたくて。

月夜のショーツ状態スマソ。^^;
トランクス検索したら見つけますた。英景くんにおすすめ!(なのか?…なんかすごいでつ)
www.のあとに  max.hi-ho.ne.jp/hotaru/


640 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/12 18:07 ID:7xDoaae6
>>639
確かに・・・英景くん好きそうだな・・・
私も軽いめまいが。

「ドラゴンドリーム」っつうやつなら女の私でもはけそう。パジャマとして。

641 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/13 01:24 ID:QQhh3djW
>634
>「むにゃ…俊先生……」
>と身体を寄せてきた恵子ちゃんに俊先生は驚いて思わず目が覚めた。

俊先生、うっかり勃っちまいました
ってのが真実のツベルクリン反応かと思てシマッタ自分‥‥
下品でスマソ。逝ってきます。

642 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/13 11:02 ID:D6eJt1iW
秘密の花園・天国への階段・さらさら小川・・・これ全部トランクスの名前かよ!w

643 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

644 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

645 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

646 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/13 16:05 ID:sH3maFv7
>>642
なるべくsageてちょ。
それにしてもトランクスワラタ。

647 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/13 20:04 ID:WDBxoczM
>フンドシ・ナッシュ
フンドシでボディ・ビルダーのよーなポーズを取るナッシュを想像してしまった(笑

確かに女の子のパジャマか部屋着なら(w >ドラゴンドリーム

>俊先生、うっかり勃っちまいました
>ってのが真実のツベルクリン反応かと思てシマッタ自分‥‥
ワラタよ〜。逝かないで!

648 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/13 21:06 ID:G4ZpHcbv
加納×綾乃続ききぼんぬ。
キワドイところまでいっちゃってください。

649 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

650 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/14 22:20 ID:P7UdaWlq
ツベルクリン反応ワラタ。作家さん待ちsage

651 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/14 23:01 ID:jloHvYZw
ワラタのは勃っちまったの方ね。SSはほのぼの感を楽しませてもらいました。乙です!

652 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

653 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/14 23:05 ID:BnZzuZm2
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/5245/yukavitz/yukavitztop.html
http://ruby.fishbowl.rm.st/yuka-rin/rbbs.cgi

654 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

655 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/15 06:27 ID:d2PBsjls
勇者だ、勇者たちが降臨しとるよ。

656 名前:山崎 渉 :03/07/15 11:02 ID:vhmwz+RP

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

657 名前:631 :03/07/15 15:19 ID:XE/fRQ58
>>636(629
 キラの下着の場合、普段のスペース・スーツの構造しだいかも。
 ツナギのような感じでファスナーが襟首から股間まで伸びているなら、下着も
ボディスーツみたいな感じで股間のホックで開閉するようなものであれば、変に
脱がずに用が足せるし(^_^;

 スペース・スーツがウェストの部分で上下に別れている(ジャージのような感じ)
なら、やはり下着もセパレートの方が合理的かと。

 スペース・スーツを着たキラをナッシュが押し倒してコトに及ぶとき、どちらの
構造かでだんだんひん剥いていく描写が変わってきますな(笑)

658 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/15 21:23 ID:PhBGWQYm
あぶなーい!age。

659 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/16 00:24 ID:0uL36y2V

*ケース1* ツナギ

格闘は続いていた。
「キラ、なんとかなんないコレ?」
どーにかツナギをずり下ろした後に現れたものは、プロテクターとみまごうばかりの未来形ボディスーツ。
(どーやって外すんだろ?)
「文句があるなら、しなくていーんだぞ」
「……がんばりまつ」
…そーして夜は更けていった。


*ケース2*

ふとナッシュの指が止まり、そこに触れた。
指先に宿るなめらかな布の感触。楽しむかようにゆっくりと指を滑らす。
「んっ、…あぁぁっ」
繰り返すにつれ、その感触はしっとりと指になじんでいった。
「いいみたいだね?ここ」
すでに鳴き始めたキラの声を耳に、僅かな隙間に指を滑り込ませる。
布地を2本の指で挟み込んで梳き、潤みから引き離すように手前に引くと、はらりと床へ滑り落ちた。
そう―――それは、眩しい純白シルクのフンドシ。



>657
>ボディスーツみたいな感じで股間のホックで開閉するようなものであれば、変に脱がずに用が足せるし(^_^;
なるほろ、ツナギの上衣部分を押さえつつトイレ…は確かに大変でつね。うぅ、そこまで気がつかんかった。
木綿の白にリボン(グ○ゼ?)、ホック開閉……うーむ、奥が深いですね。(何がだ)

この一言に はなぢぶぅ なものを感じてしまった私は逝くがよろしいでしょうか…。>だんだんひん剥いていく描写


660 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/18 08:07 ID:J3JSXiN+
エロエロ(w 作家さん待ちsage

661 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/18 22:30 ID:pFvu8S+m
「ハァ…ハァ・・・ひ・・・飛竜・・・」
「あ・・・あぁん・・・。ああ、翁竜さま〜あ〜」

662 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/19 09:56 ID:+Zr+7XEW
飛竜とだれがっ!?

663 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/19 10:29 ID:8koqaXUa

漫画サロンにも「川原泉について」スレができていた。
と思ったら、このスレの話が出ていてリンクまで張られていた。(笑)

>661
3Pなんて話も出ていましたな〜。


664 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/20 00:47 ID:pYQfvy+o
楊貴妃、とか?

665 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/20 01:53 ID:P6yaRqlN
ほしゅ

666 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/20 02:05 ID:GjmqyyNm
私ケータイから見てるんだけどさぁ、
つい1から全て見ちゃってパケ代が恐いよ。
そんでもって川原作品持ってるの全部読み返しちゃった。
やっぱ私は殿下×史緒がいいにゃ〜。

667 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/20 09:53 ID:kvhXwAVq
>664 
>楊貴妃、とか?
おぉぉ。「見た」ぢゃなくて「した」だったの!?

>666
ダミアンGetおめでd!

>つい1から全て見ちゃってパケ代が恐いよ。
ご愁傷さまでつ。
ところで親スレにはもう行かれましたか?レス番200くらいまで(だったか?)カーラさんの話題がでております。
そしてまた、パケット代が(ry


668 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/20 22:37 ID:uq4QIYyj
漫画サロンから来た人いるのかな?w

669 名前:666 :03/07/21 01:43 ID:Ps/slRKc
>667
教えてくれてありがd。
自分が666だってことに667のレスで気づいたよ。
しかも親スレのことも。
今度はちゃんとパソから見ました。

670 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/23 16:19 ID:RLYNwc6o
いつのまにかダミアンゲトされてまつた。おめ!

671 名前:伊賀フェチ :03/07/23 23:06 ID:7YzpkCPO
ここ見てたら、どうしても『笑う大天使』読み返したくなって
実家の本棚漁ったんだが、1,2巻だけみつからない・・・
しかたなく古本屋で1〜3巻のセットを購入・・・
3巻が2冊も・・・でもいいや・・・

672 名前:銀ロマ :03/07/24 00:32 ID:eGc0r+aU
世界選手権に向けてのジャンプ練習で、古キズが悪化し落ち込む影浦を、由良は何としようと
必死だった。

――― 一緒にペアで出場するんだ、がんばろーね……

声を上げて泣く影浦を抱き締めているうちに、由良の心が彼のことを慰めてあげたいと思った。
「影浦さん、家に帰ろう」
「ああ……」
少し落ち着いた影浦を由良は促すと彼の家に向かった。
彼の部屋に入ると、由良は後ろ手に扉の鍵を閉めた。
「カチリ」という小さな音が由良の決心となって部屋に響く。
「由良?」
その音に影浦は、少し驚いたような表情になり、由良の方を見つめた。
「影浦さん……」
由良はゆっくり彼に近寄り、彼の胸に顔を埋めると背中に手をまわした。
ドキンドキンと激しい心臓の音がお互いの身体に響く。
「…………」
影浦の手が、躊躇いながらも由良の身体を抱き締めた。
柔らかな躰の感触と、ふわりとした髪から香る微かな匂いに影浦の心が熱くなる。
「……いいのか?」
影浦の言葉に、由良は小さく頷くと目を閉じてゆっくり顔を上げた。
「……由良」
影浦は少し震える由良の頬を撫でるようにして両手で包み込むと、ゆっくり顔を近づけて唇を重ねた。
「ん…」
由良の柔らかな唇の感触を感じる、影浦は只それだけでたまらない気持ちになっていた。
名残惜しいように、ゆっくりと唇を離す影浦の目に、頬を桜色に染め、潤んだ瞳で自分を見つめる由良
の表情が写った。

673 名前:銀ロマ :03/07/24 00:33 ID:eGc0r+aU
そのまま一気に抱き締めたい気持ちになった影浦を、由良はソッと手で制した。
「服を脱ぐから待って……」
そう言って由良は、恥ずかしそうに背中を向けると、上着を脱ぎはじめた。
セーター、シャツ、スカート、靴下……、少しずつ脱ぎ下着だけになった由良は、手で躰を隠すように
して振り向いた。
由良は、自分の下着姿を見詰める影浦の視線から逃れるように横を向くと、小さく声を出した。
「影浦さんも…服……」
その言葉に我に返った影浦は、素早く服を脱いでトランクス一丁になった。
少し俯き、じっと立っている由良の躰を影浦は掬い上げるようにして持ち上げた。
「わわっ」
お姫様だっこをした影浦は驚く由良をベットまで軽々と運んだ。
由良の躰をゆっくりと見詰める影浦の視線がお腹のあたりにかかったのを感じると、由良は両手で隠した。
「どうした?」
不思議そうに聞く影浦に、由良はただ「見ないで」と繰り返した。
優しく由良の頭を撫でながら理由を聞くと、由良は小さな声で呟くように話し始めた。
「私…太ってるから……ブタだから……」
影浦は、自分が少し前に言った一言が由良を傷つけていることを知った。
「由良は太ってないよ……とても綺麗な躰をしてるから大丈夫」
影浦は優しい言葉を紡ぎ、由良の額にソッとキスをした。
そして、そのまま唇を重ねると、下着の上から胸を優しく揉みはじめた。
「あっ……んん……」
ピクン、ピクンと躰を小さく震わせて感じている由良に影浦は優しく愛撫を続けた。
ブラジャーを外して、やや小振りな乳房をふにふにと揉み、小さく膨らんだピンク色の乳首に唇を這わせた。
「んっ、や…あぁ……」
影浦は、由良が感じているのを確かめながら、少しずつ躰を下にずらしていった。

674 名前:銀ロマ :03/07/24 00:33 ID:eGc0r+aU
「あっ……ダメッ」
太股の内側を指が滑るように撫で、秘所に向かっていくのを感じた由良が、慌てたように太股を閉じ、
影浦の手を押さえた。
しかし、影浦の指はショーツの上からすじをなぞるように触れてきた。
由良は秘裂を何度もなぞられるうちに膝の力が抜け、影浦の為すがままに足を広げた。
ショーツの布がしっとりと濡れるほど潤んでいるのを確認した影浦は、スッとショーツを脱がせた。
「いやぁ……見ないで…」
自分の濡れた秘所を見られる恥ずかしさに由良は顔を隠してイヤイヤと小さく首を振った。
影浦の指が秘裂をなぞり、つぷっと膣に入った瞬間
「痛いっ」
と由良が躰を硬くした。
「初めて……だよな。やっぱり……」
影浦は、今更ながら由良が聖ミカエルのお嬢様なのだと思い出した。
「由良、無理しなくていいぞ」
「だいじょーぶだから、忍さんが気持ちいいようにしていいよ」
健気に微笑む由良に影浦は今までに無い愛おしさを感じた。

675 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/24 01:50 ID:mMpTVg1s
銀ロマキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
続ききぼんぬ。

676 名前:銀ロマ :03/07/24 01:54 ID:KYfTGXg8
「……俺が由良の初めてでいいのか?」
「うん、いいよ」
影浦の問いに屈託無く答える由良を優しく撫でると
「わかった、出来るだけ痛くないようにしてやるから……」
そう言って影浦は、由良の秘所に顔を埋めた。
「えっ、やっ…ん…あぁ……」
舌を使った愛撫に由良は大きく乱れた。
「此処は?」
影浦は秘裂に小さく膨らんだ由良の芽を見つけ、唇で軽く挟むようにして吸った。
「ああぁっダメェ……」
鮮烈な快感に由良は仰け反るように躰を突っ張ると、軽く達してしまった。
由良は痺れたように脱力した躰と、ぼぅっとした頭で官能の余韻に浸っていた。
「これだけ感じた後なら、よく濡れてるし少しはいいだろう……」
そう呟いた影浦は、トランクスを脱ぐと、自分のモノを由良の秘裂に添えた。
「チョットだけ我慢して……いくよ」
そう言った瞬間、由良の膣内に影浦のモノが秘裂を裂くようにして侵入してきた。
「…ッ……痛っ……うぅ…」
ある部分を過ぎたと思った瞬間、由良の中で痛みと共に何かを感じた。
由良は、自分が涙を流していることに気づいた。
頬をつたうその涙は、自分が初めての経験をした証に感じられた。
影浦は、その涙を指で優しく拭い、由良の痛みを気遣うように体を動かさずじっとしていた。

677 名前:ポチ :03/07/24 06:50 ID:/kK3u1om
(嬢ちゃんファイトォ〜)

678 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/24 08:17 ID:sW0xjIRS
>>677
(爆笑中)

679 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/24 14:04 ID:/z9FFXoR
きゃーっ 銀ロマー! 続き早く気盆

680 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/24 14:40 ID:c8iRu5KA
タイトルが「銀のロマンティック…あはぁン」とかになったりして(笑)

681 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/24 15:10 ID:Tcp8Ui2C
あはぁン則・・イイ!!w

682 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/25 00:59 ID:nCKniMMt
うふぅん

683 名前:銀ロマ :03/07/25 08:40 ID:nKKNx9xd
「もうだいじょうぶだから動いていいよ、男の人ってそうしないとダメなんでしょ」
まだ涙を浮かべている由良の言葉が影浦の心を昂らせる…が痛々しい由良の表情を見ると動くことが
出来なかった。
「いや、こうしてるだけでも由良の中は気持ちいいから……」
「あ…ん」
少し躰をずらして抱き締めると、由良はピクンと躰を痙攣させた。
たったそれだけで、処女だった由良の膣内は影浦のモノをうねるようにきつく締め付けてくる。
影浦は、放って置いても達してしまいそうな自分を抑えるのにかなり必死になっていた。
「それじゃ、私が……う…ん…痛っ……」
「うっ、ばっ…止めっ…」
突然自分から動き出した由良に影浦の理性の糸が切れかかった。
「んんっ……はぁ……影浦さん…に…きもち…んっ…よくなって……ほしいから…あぁ…」
・・・ぷつん。
「かげうらさん?」
「由良、動くぞ」
影浦は突然、腰を動かしモノをゆっくりと出し入れし始めた。
「あっ…あっ……ん……や……あんっ…」
少しずつ早く、激しくなっていく動きに由良の躰は少しずつ痛み以外の反応をしてきた。
「ああっ…はぁ…んあぁ…あぁ……」
影浦の激しい動きに、由良の口から大きな喘ぎ声が漏れる。
その声と押し寄せる快感に、影浦は何も考えられなくなっていた。
「あっ…ん…影浦さん…わたし…」
「由良……俺、もうっ」
影浦は由良の中の一番奥に欲望の全てを放出した。

684 名前:銀ロマ :03/07/25 08:40 ID:nKKNx9xd
「ああぁっ、あぁ…ん……はぁ…」
その熱い奔流が流れ込んだ瞬間、由良の躰が大きく痙攣し、背を弓なりに反らせて一気に脱力した。
「ん…はぁ…はぁあぁぁ……」
由良は、影浦の全てを躰の奥で受け止めると、焦点の合わない視線を漂わせ、切ない溜め息を漏らした。

終わった後、しばらくして影浦はさらに落ち込んでしまった。
「ごめん……最低だ俺は。初めてがこんなんで後悔したろ……」
由良は、ベットに座り落ち込む影浦に裸のまますり寄ると、背中にそっと抱きついた。
「そんなことないよ、嬉しかった」
初めは影浦を慰めるつもりだけだった由良も、途中から本気で影浦を求めていた。
「でも俺、自分ばかり気持ちよくなって……それに……」
「ん?」
「避妊もせずに出しちゃって……大学の俺はまだいいとして、由良はまだ高校生なのに」
「大丈夫だよ、安全日だったと思うから。……それに、影浦さんだったら……」
「え、なに?」
「ううん、なんでもない…えへへ」
由良は大きく首を横に振ると笑ってごまかした。
「あっそうだ」
「なんだ、由良」
「今度、ミカエルの制服着てする?男の人の夢なんでしょそういうの」
影浦は思わずベットから床にずり落ちそうになった。
「あのな…俺を変態にする気か?」
しかし、影浦の脳裏に一瞬制服を着た由良との妄想が走っていた。

685 名前:銀ロマ :03/07/25 08:41 ID:nKKNx9xd
「えへへ、そうだよね」
冗談で言った笑顔の由良には「でも、そういうのも……」と小声で呟く影浦の呟きは聞こえなかった。

その後、復活した影浦と由良は大会に向けて練習を続けた。
その間に、制服プレイをしたかどうかはゴニョゴニョ………

おわり

686 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/25 09:19 ID:1Ffg3hiz
ゴニョゴニョがいいっすね。

687 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/25 10:32 ID:52zT3spD
>>685
 完結乙☆
 由良タンの制服ハァハァ……(殴)
 練習を重ねた二人ですから、互いの息の合った腰使いでユニゾンでもなんでもやって
しまいそう(笑)
「パワフルな構成」「スピーディな展開」とかだとアレですが(^_^;

 前回の大会に比べてたくましく見える影浦と、女らしく見える由良のペアに、ロシアや
中国ペアもびっくりアル(ぉ

688 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 00:24 ID:3daWO/9g
銀ロマ乙でした。
素晴らしかったです

和音さんと俊介さんのが読みたいよぉ。
神降臨ないか?

689 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 12:53 ID:9C7afqyw
年の差カップルモエーな私には
不埒な視点でカーラ作品はバイブルなので
多くの作家サン達のコウリンを待ってるズラ

690 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:39 ID:mdIfQU37
理事長室のドアが遠慮がちにノックされる音に、ロレンスは顔を上げる。
裏庭を望む窓辺に突っ立ったまま、ぼんやりと空を眺めていた。
我に返って腕時計を見遣ると、もう昼休みになっていた。
ーー友人の死後1週間で仕事に復帰したものの、まだ少し辛い。
授業に穴を開けたくはないが、全力ではない授業をしては生徒に失礼だと思い不本意ながらも他の教員に無理を言って授業数を減らして貰っている有様だ。
今日は理事長職に専念するという名目で1時間目と2時間目しか授業がない。
後は理事長室で……今に至る。
「……はい、どうぞ」
掠れた声で在室を告げると、聞いたことのある声が返ってきた。
「失礼します」
がっしりとしたドアを押し開いてその僅かな隙間から華奢な身を滑り込ませたのは、彼の教え子更科柚子だった。

691 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:40 ID:mdIfQU37
「更科さん……どうしてここへ?」
驚きを隠せないロレンスに、柚子は溜め息をついた。
「学校には来てるのに、休み時間に職員室覗いてもいなかったから……何となく、ここかと思ってさ」
「更科さんにはお見通しなんですね」
苦笑するロレンス。柚子はちょっとだけ笑い返して理事長室の応接セットを横切り、大きなデスクに近付くとその上に手にしていた包みを置いた。
「?」
「……ん、じゃねーよロレンス。お前、私が作った晩メシも食ったり食わなかったりで、当然昼メシも食ってないだろう。食え」
心優しい教え子が2DKのロレンス邸に夕食の出前に通い出して暫く経つ。
徐々にロレンスは食事を摂るようになっていたが、それはその長身を支える必要所要量を十分に満たす程までにはまだ回復していなかった。
「……お弁当、作ってきてくれたんですか柚子ちゃん」
思わず校内では控えていた筈のファーストネームが口をつく。
「……自分の分を作るついでだ」
ありがとう、と礼を言ってから包みを開いてみる。
大き目のランチボックスには手の込んだ料理が詰め込まれていた。
ちいさな柚子さんのお弁当ついでではないでしょうに、この量は。
そう思うけれどロレンスは決して口には出さない。
柚子がこうして心配してくれているのをーー勿論残る二人のお嬢さんがたもーー無駄にする訳にもいかなかった。
「そう言えば、昼休みになっていたのでしたね。柚子ちゃんのお弁当を見ていたら流石にお腹が空いてきたかな」
にっこりしてみせると、柚子もほっとしたような表情になる。
そうだ、いつまでも心配させてはいけない……。
「じゃあその気になった今のうちに食え食え。弁当箱はまた帰りにでも取りに来るからさ」

692 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:42 ID:mdIfQU37
「柚子ちゃん」
「はい?」
「……ありがとう」
金髪を揺らして頭を下げるロレンスに、柚子は困ったような複雑な笑みを浮かべた。
「なぁ、先生」
「はい、何でしょう柚子ちゃん」
あの人と同じ返事しやがるな。声は全然違うけど。
そう思いながら柚子は口を開いた。
「……こーゆーときってさ。悲しすぎて人が多いとことか賑やかなとことか苦手になるよな、何となく。でもさ、独りは駄目だよロレンス先生」
「……柚子ちゃん……」
「独りだと、どーしてもマイナス思考になっちまうからさ。深みにハマったらしんどいだろ? でも多すぎてもやっぱりしんどいから、二人くらいが丁度いいんだって」
そこで一旦言葉を切って、柚子は背の高いロレンスを見上げた。
「ーーって、こないだ史緒さんから聞いた。史緒さんは、おかーさん亡くしてるから、そーゆーのちゃんと知ってるんだと思う」
「二人……史緒さんには立派な兄上がいらっしゃいますからね」
「うん。そのときのこと、初めて、教えてくれた」
司城史緒が、お世辞にも恵まれたとは言いがたい自分の境遇を茶化さずに話すのは珍しいことだった。
それ程までに、彼女も今回の件で心を痛めているのだと知れる。
「先生、家でも独りだろ? 学校でも独りになってちゃ駄目だよ。……だから」
「だから?」
「だから、私が邪魔してやる。先生が独りにならないように、毎日邪魔してやってるんだ」
ロレンスを見上げたまま、柚子はきっぱりと言い切った。
こんなにちいさいのに、こんなにも強くて……優しい。
その瞳があまりにもまっすぐすぎて。
思わずロレンスは彼女を抱き締めてしまった。

693 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:43 ID:mdIfQU37
「せ、せん……」
うわわわわ、と泡を食った柚子だが、温かい体温と、仕立ての良いスーツの質感と、ロレンスの控えめな香水の匂いに徐々に安心していく。
「ありがとう、柚子ちゃん。僕はまだこんなにも弱い。もう少し……もう少しだから。待っててください」
そう言うロレンスが僅かに震えていることに気付いて、柚子は自然とロレンスのウエストに腕を回した。
最初は、おそるおそる。……そして、ぎゅうっと抱き締めた。
「ばかだな、ロレンス。学級委員はもっとこき使っていいんだぞ。担任なんだから」
互いの身長差の所為で胸というよりお腹の辺りに顔を埋めることになる柚子がそっと手を離すと、ロレンスは気が抜けたように膝をついた。
「お、おいロレ……」
倒れるのかと焦ったが、
「膝立ちでも、柚子ちゃんと同じくらいかな」
くすりと笑うロレンスの鼻を怒った柚子がつまみ上げる。
「痛い痛い痛い」
「ばかもの。いくらなんでも私のがかろうじて高いわっ!」
かろうじて、が自分でも悪あがきだなとは思いつつ。
いつも見上げてばかりだったロレンスを、初めて見下ろしたような気がする。――それもこんな近くで。
いつもは遠すぎてよく判らない表情が、今は手にとるように判る。
「……ほんとにばかだな、ロレンス。無理すんなよ。付き合ってやるからさ」
「柚子ちゃん?」
らしくないなと思いながら、柚子はロレンスにそっと口付けた。

694 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:44 ID:mdIfQU37
「柚子の奴おせーなー。何処まで出前行ってんだ」
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ。
「この学校も無駄に広いからな。どっかで迷ってんじゃねーか?」
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ。
「理事長室ならこの前行ったじゃねーか。しかし早くしねーと昼休み終わっちまうぞ。あいつも昼メシ食ってねーだろ」
もぎゅもぎゅもぎゅ。
「コロボックル様へのお供え物もわしらこんな大量に預かってんのに、どーすんだこれ」
もぎゅもぎゅもぎゅ。
「…………」
「…………」
もぎゅ……。
「5時間目、帰ってこなかったらどーするよ」
「ここは一つ、副委員のわしとしては『昼メシに当たって腹壊してトイレの住人になってます』とササヤカにフォローしといてやるしかねーな」
もぎゅもぎゅ。
「…………」
「…………」
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ。
「そーするか」
「そーするべ」
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ……。


695 名前:柚子×ロレンス :03/07/26 13:48 ID:mdIfQU37
お目汚しスマソ。
「和音×俊介」を考えてるうちに何故か「理事長室でハアハア」を書こうと思ったのに大人しくまとまってしまった……。
しかもこれが2ちゃん初書き込みだなんて。
逝ってきます……。

696 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 14:24 ID:1LfCqPQr
>>695さん

>柚子×ロレンス

 萌えっ!
 行為としては抱擁と接吻だけだというのに、いろいろ妄想させてくれますっ。
 ああ、しかし仮にもミカエルの理事長室で、制服姿の教え子に手篭めにされるとは(ぉ

697 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 16:08 ID:Gn9B9yNJ
>>695
お目汚しなんてとんでもない。台詞の言いまわしとかかなり(・∀・)イイ!
と思ったです。

698 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 16:30 ID:oLNJFuJg
すごくイイ!
脳内で、カーラ先生の絵できっちり再生できます。そのくらい台詞まわしがいい。
エロ的にも、妄想をかきたてる程よい暗示ぐあいがたまらん。ハァハァ

699 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 22:20 ID:CzHoj/Qn
最後の史緒さんと和音さんも(・∀・)イイ!


700 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/26 22:32 ID:HGBvLxfi
>>695タン
すごい萌え!
ちょっと照れてぶっきらぼうになっちゃう柚子タンが可愛かったでつ。
個人的にはこの2人が川原作品の中で最萌えなので
素敵な話を読むことができて嬉しかったよハァハァハァハァ....

701 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/27 06:13 ID:TaCmifyC
も、もぎゅもぎゅしてる残りのお嬢さん方も最高でつ!
あーしあわせ。ほのかにエチーも好きだー!

702 名前:柚子×ロレンス :03/07/27 22:43 ID:y0QTNWZD
695でつ。皆様ありがとうございます。

>>696さん
萌えて頂けて何よりです。
理事長室、ミカエルの制服、スーツと三拍子揃った設定で何故もっとエロく出来なかったのかと自分を小一時間程問い詰めたくはなりますが。

>>697さん
ありがとうございます。
台詞回しは…カーラたん読んで育つとすらすらと出てくるようです(藁)

>>698さん
脳内再生OKですか。それは最高の褒め言葉です。
妄想をかきたててしまって申し訳ないでつ(藁)

>>699
このお嬢さん方の会話は自然に浮かんできました。
二人で呑気に弁当食ってぼーっと柚子さん待ってそうだなと。

>>700
カーラ作品の年齢差カップリングはどれも好きですが、私もこの二人は好きでつ。
…よく考えりゃ、教え子と二人で旅行してるんだもんな、このセンセイ…。

>>701
今後どれだけエロに挑戦できるかが個人的な課題でつ。
ほのかに、も好きなんですけど。

703 名前:柚子×ロレンス :03/07/27 23:42 ID:y0QTNWZD
699-701さん
あああ、すみません。「さん」付けが抜けてました。失礼しました…。
ムギチョコの海に溺れて逝ってきます。

704 名前:701 :03/07/28 02:26 ID:7yZmWw3P
>703
ノープロブレム。
俊介×和音も楽しみにしておりまつ…。
実は親スレからずーっと待っているのでつ。

705 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/28 19:07 ID:VkISAXyy
こいつ、カーラ教授がデザインしたに違いない…
ttp://www.daily.co.jp/baseball/2003/07/27/090652.shtml

706 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/29 01:29 ID:MfN70frY
>705
イチバンクンだっけ?言われてみたらそんな感じの面構え。
ローカルネタですね。失礼しました。

707 名前:名無しさん@ピンキー :03/07/29 02:39 ID:tdXY5+l7
眉も鼻も口も全然違うけど、目が似てるかな。
うみにんも教授デザインとか言うのかな。

708 名前: ◆.kp7KHkjxo :03/07/30 00:17 ID:6gfmzoIR
著しく出遅れておりまつが…

>銀ロマ(672さん)
>「私…太ってるから……ブタだから……」
このセリフをここで聞くことになろうとは思いませんですた(笑)
「見ないで」という言葉は、実は恥じらいではなくて、別のイミでの乙女心なのでつね(w
そう思ってるのは本人だけで、バレエで鍛えた?由良選手は素晴らしい
プロポーションなのかもしれませんが。…制服プレイ笑いますた。

>柚子×ロレンス(690さん)
本編からそのまま繋がっていても全く不自然じゃない、サイドストーリーともいえるような
素敵なSSでつね〜。萌えポイントは、すでに書き込まれている方々に禿げ同でつが、
>「だから、私が邪魔してやる。先生が独りにならないように、毎日邪魔してやってるんだ」
あたり、柚子ちゃんの笑みが浮かんでくるようでした。

>705さん
ワラタ。初めて見ますた(w

709 名前:ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:24 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

710 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/02 19:13 ID:e0PW4OFn
……スレストッパー化しちゃいましたでしょーか。すまそ(´・ω・`)



えーっと…以前PUTAOだったかのインタビューで
『自分が王子様だったら何て言ってお姫様を起こしますか?』とゆー質問に
カーラさんは一言、『起きろ』とだけ答えてらっしゃった。

…すると、俊介さんが和音さんを毎日叩き起こすときに言ってたあれも本当は(w



711 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/02 19:16 ID:e0PW4OFn
あ、710は708ですた。ゴメソ。

712 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/02 22:14 ID:lSHOHtFZ
>710
いえいえ別にそんなことは無いですよ。
みんな月末で忙しかったんだと思う……思いたい。(w


713 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/03 00:10 ID:oTnxB79f
ちょっと淋しくなってきましたねぇ。703でつ。
今和音さん話書けそうで書けない状態です。もっと妄想を…!(w

>708タン
感想ありがとうございます。出遅れてなんかないですよ。
時間差で頂く感想ってのも嬉しいもんでつ。

714 名前:SOZ :03/08/03 00:43 ID:M0BeTvtk
SOZです。
毎日チェックはしているのですが、なかなか書き込むネタがなかったり。


715 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/03 09:51 ID:B17015Eo
やはり俊介さんはエチーの最中もことわざで
感情を表現しちゃったりするんだろうか・・・

和「わ・・・やめろ俊介!?何をするんだ!?」
俊「いいから大人しくしてて下さい・・・」
和「ちょ・・・ちょっと待て!いきなりそんな・・・
  だ・・・ダメだ・・・俊介!やめっ・・・」
俊「『無理が通れば道理が引っ込む』って言うでしょう?」
和「ぁんっ・・・」

なんて・・・
鬼畜な俊介さんなんてありえなそうだけど・・・

716 名前:710 :03/08/03 12:15 ID:+oJ9U7GC
>712さん
本スレも立った当初ほどは進んでないかもですね。
マターリ具合がこのスレのいいところ……なのかもしれませぬ(w
>703さん
ゆくーり気長にお持ちしておりまつ。気持ちが向きましたら、
ぜひとも萌えをわけてくださいね。(3人娘に会える幸せ?再び♪)
>SOZさん
本スレもマターリですからエロネタに到っては…ごほっ2乗>なかなか書き込む
ネタがなかったり。(関係ないんですけど、ソズさんってお読みするんでつか?)



これまた全くもって関係のない話なんでつが、 ガラスの仮面でハァハァ というスレができていた。ぬおぉ。


717 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/03 12:18 ID:+oJ9U7GC
>715さん
>エチーの最中もことわざで
わ、鬼畜な俊介萌えー!!でつ。(w



718 名前:SOZ :03/08/03 22:35 ID:M0BeTvtk
>>710さん

 読み方は「そず」で結構です。
 もともと、2ちゃん以外で使っているハンドルを弄った暗号みたいなコテハンなんです
けどね(^_^;

719 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/03 23:12 ID:oTnxB79f
703でつ。
和音さんと俊介さんの話書いてみましたが異様に長くなってしまいました…。
今から投下しまーす。

720 名前:和音×俊介 1 :03/08/03 23:15 ID:oTnxB79f
キミのためにできること。


どうやら俊介はめっきり風邪を引きやすくなってしまったらしい。
先日珍しく高熱で寝込んでからというもの、どうもオーバーワーク気味になると熱を出してしまうようになった。
「普通は免疫ついて、引きにくくなるもんじゃねーか? ひねくれてんな俊介さんは」
寝る前に様子を見に来たらしい和音はよれよれのしましまパジャマ姿で好き勝手言っている。
そんな彼女の養育係は、いつものようにことわざで反撃する気力もなく胡乱な視線を投げて寄越しただけだった。微熱とは言え、やはり今まで病気知らずだった身体にとってはしんどいものだ。
「すいませんね、今まで誰かさんに振り回されっぱなしで休む暇もなかったんで」
「俊介もトシだなー。今度から『じいや』に昇格させてやろう」
「謹んでご辞退申し上げます。アナタも早く寝なさい。……うつりますよ」
「へっ、おれっちはひ弱な俊介とは鍛え方が違うもんね〜」
胡坐をかいた椅子の上で自慢げにふんぞり返る和音。俊介はしっしっと犬でも追い払うような仕草をした。
「冷てーなー、俊介さんはー。折角柚子さんと史緒さんも見舞いに来てくれたのに追い出すしさー」
「あのお嬢さん方にまでうつしたら大変だからですよ。わたしゃ何も理由もなく意地悪してる訳じゃありません」
ちぇー、と和音はサイドテーブルの上にあったフルーツバスケットから林檎を一つ手に取るとパジャマの裾で軽く磨いてから豪快に齧った。先程二人が和音に預けていったものだ。
「……和音さん。寝る前に食べたら、ブタになりますよ」
「食べられない俊介の代わりに食ってやってるんだ」
「じゃあ食べられない俊介の為に林檎でも剥いてやろうという気になりませんかねこのお嬢さんは」
段々言葉が回るようになってきた俊介である。
「……ふむ」
少し思案した和音がサイドテーブルの引き出しから果物ナイフを取り出して逆手に握る様を見て、俊介はまた熱が上がったような気がした。
「何で逆手なんですか」
「何となく。気分だ気分。雰囲気」
林檎をしゃくしゃくと食べながらからからと笑う和音にくらくらと目眩すら覚えながら、溜め息を漏らす。
ああ、やっぱしどっかで育て方間違えたんだ……。
この数年間何千回と繰り返した独り言。当の本人は勿論そんなことなんて知る由もない。


721 名前:SOZ :03/08/03 23:16 ID:M0BeTvtk
ありゃ?(汗)

722 名前:和音×俊介 2 :03/08/03 23:17 ID:oTnxB79f
俊介の苦悩を他所にナイフを弄んでいた和音はふと傍に置いてあったタオルと、替えらしいパジャマに気が付いた。
「これは?」
「……ああ、さっきおキヨさんが置いてってくれたんです。汗かいてるだろうからって。風呂には入れないんで身体拭いて着替えるだけですけど」
いつの間にか綺麗に食べ終わった林檎の芯をごみ箱に放って、和音は指を舐めながらふぅんと相槌を打った。
「で、着替えねーのか?」
額に張り付いた前髪をかきあげながら、俊介はしんどそうに口を開く。
「身体起こすだけでもしんどいし、どうせならもうちょっと汗かいてからでもいいかなと思いましてね……」
要は面倒なだけなのだ。几帳面な俊介にしては珍しい。
「よし、じゃあ私が手伝ってやろう」
言うが早いが、和音はベッドに飛び乗った。勢いよく布団を引っぺがし俊介の上に馬乗りになってパジャマを脱がしにかかるまでに要した時間は数秒。
「う、わ……。やめなさい和音さん!」
狼狽した俊介が制止する声も無視して、和音は黙々とパジャマのボタンを外している。
やがて、うっすらとだがしっかりと筋肉のついた上半身が露になる。
「和音さんってば!」
「……かわいそーな俊介にお粥を作れる訳でもなく」
「和音さんが食べる以外の理由で台所に存在するなんてありえないです」
「林檎の一つも剥けないんだから」
「逆手に握ったナイフ見ただけで十分です」
「これくらいやってやっても罰は当たるまい?」
「自己完結しすぎです、和音さん!」
ぺたり、と俊介に胸板に触れる。わずかに汗ばんで、確かに熱を持っていた。
「…………」
ぺたぺたぺた。
俊介は物珍しそうにあちこち触る和音をどうにか引っぺがそうとするのだが、いかんせんこの体勢、この体調では入る力も入らない。
「かず……っ」
「……一応、これでも心配なんだ。俊介さん」
そう言うや否や、和音は俊介の鎖骨の辺りにキスをした。


723 名前:和音×俊介 3 :03/08/03 23:18 ID:oTnxB79f
「和音さん!?」
思わず声を上げる俊介を無視して、和音は鎖骨から首筋、胸へと唇を滑らせる。
「俊介……やっぱし、まだ熱ある……?」
脇腹の辺りで囁かれ、俊介はそこをくすぐる吐息に固く目を閉じる。
「だから、離れなさいと言ってる……でしょう」
「風邪引いてるときは軽く汗かいた方がいいんだってさ」
「だからって、あなたがそ、んなこと……しなくてよろしい……っ!」
しゅんとする和音だが、ふと自分の下……俊介の下腹部に気がついた。そろそろと身体をずらし、布の上からそっと撫でてみる。既にある程度の硬さを持ったそれの熱さに、和音は驚いた。
「和音さん! やめなさい……っ」
何故か俊介が抵抗する度に反抗したくなる。和音は一瞬躊躇してから、俊介の下半身を空気に晒した。
「わ……」
初めて見る男性自身に思わず声が漏れる。おそるおそる顔を近づけ、先端に口付けた。
「か……ずねさ……」
「こーしたら、気持ちよくなるんだろ……?」
ちろりと舐め上げる。俊介がびくりと身体を強張らせたのを確認するとそのまま咥えて、裏筋にも舌を這わせ始めた。俊介の息が上がる。
「やめ……」
慣れてない舌遣いだが、何よりもその主が和音なのだ。それだけで俊介の気持ちはかき立てられる。
けれど、いけない。和音さんにこんなことをさせてはいけない。
俊介は和音の頭を引き離そうとするが、何度も失敗してしまう。落ちた体力と、和音から与えられる快楽の所為で。
最初よりも更にいきり立つ俊介に、和音は驚きながらもその行為をやめようとしない。
自分でも判らないのだ。どうしてこんなことをしてしまうのか。ただ……俊介が気持ちよさそうな声を上げて、俊介自身がびくびくと反応してくれるのがひどく嬉しくて。
「俊介……」
熱に浮かされているのは自分の方じゃないだろうか。そんなことさえ思ってしまう。


724 名前:SOZ :03/08/03 23:18 ID:M0BeTvtk
あ、2ちゃん専用ブラウザのログがおかしくなってたんだ(汗)
>>719 が2つ見えていたんですよ)
リロードしたら治りました(^_^;

>>720さんごめんなさい(汗)

725 名前:和音×俊介 4 :03/08/03 23:20 ID:oTnxB79f
「は……っ、和音さん」
「んにゃ?」
「和音さんってば……」
やっとしっかりした声が出せるようになった俊介に呼ばれて、和音は顔を上げた。
「あなたのお気持ちは十分判りましたからもう結構です」
「もう結構ですって……」
どうしたらいいのか判らず、おうむ返しに呟く和音に俊介は微笑んだ。
「和音さん、こっちへいらっしゃい」
「……?」
呼ばれるままに、上方に移動してみる。俊介の顔の近くまで来たところで、ぐいっと腕を引っ張られた。
「うわっ」
丁度俊介に抱き止められるかたちになり今更ながらどきどきしてしまう和音の顔に俊介は優しく触れる。今まで見せたことのないような困惑した表情で。
「全く、何てことをしてくれるんです」
「ご、ごめんなさい俊介さんっ」
俊介がやめろと言ったことを続けてしまったのだ。怒られると思って反射的に目をつぶった和音に与えられたのは……キスだった。
「へ……」
ついばむような優しいキスを何度も繰り返される。和音はさっきまで自分がやらかしたことも忘れて、恥ずかしさに混乱する。


726 名前:和音×俊介 5 :03/08/03 23:21 ID:oTnxB79f
「……和音さん、あんなこと何処で覚えてきたんです?」
「み、ミカエルでな、閨房術の特別講義があったんだよ。ほれ、うちのガッコは『良妻賢母の育成を目指す』ってやつだろ? 夜のイトナミもちゃんと躾とかないとって」
「本当にそんな授業があるなら、私はあのお貴族様の理事長の首を絞めに行かないといけませんねぇ」
「う、嘘です嘘ですっ。単にワタシが耳年増なだけですぅっ!」
慌てて謝る和音を抱き締めたまま、俊介は嘆息した。
「本当に……どうしてくれるんですか」
独りごちて、またキスをする。和音の口を塞いだまま、俊介は腰に手を伸ばし和音のパジャマの中に手を差し込んだ。
「んん……っ」
逃げられないように両側から差し入れられた手は、丸みを帯びた双丘をなぞって和音の中心に触れた。
「もう、俺、止まりませんよ。和音さんだって……」
唇を離した俊介に耳元で囁かれ、和音は力が抜けた。何だろう。ぞくぞくする。
俊介の肩に手をつき、身体をもたせかけるようにしなくては身体が支えられない。
最初は周囲を辿っていただけだった俊介の指はついと中に侵入を果たした。
「ひゃ……」
「和音さんだって、こんなになってる」
きっと先程俊介を愛撫した所為だろう。無意識のうちに濡れてしまった和音を確認して、俊介はあっさりと指を引き抜いた。
「あ……しゅん……」
「何ですか?」
耳元で囁いたかと思うと甘噛みされて、和音はまた声を上げた。
「和音さん……少し、肘で身体支えてなさい」
言われるままに身体を持ち上げた和音と俊介の隙間に、彼の手が滑り込んだ。
そうこうしている間に俊介は和音のパジャマを脱がせていく。
俊介の手のひらから少しあふれるくらいの乳房をゆっくりと愛撫する。柔らかくすべすべした手触りは予想以上のもので、俊介は嬉しくなる。既に硬くなり始めた先端を指先でいじり、反対側を口に含んだ。


727 名前:和音×俊介 6 :03/08/03 23:22 ID:oTnxB79f
「ちょ……、やだ……っ」
身体を弓なりに反らす和音に構わず、俊介は愛撫を続ける。舌先で転がす蕾に時折軽く歯を立てながら。
「やぁっ……」
和音の声が、段々と甘く切ないものに変わっていく。胸の感触を愉しんでいた俊介の右手は、つつつとほっそりしたウエストを伝って先程触れたところへと再度移動した。
「あ……」
今度は下着の上から触れても明らかなくらい濡れそぼっていた。
「和音さん……これ、脱いで」
和音は起き上がって下着ごとパジャマを脱いだ。ついでに、乗りかかった船だとばかりに脱がされかかった上半身も一気に脱いでしまう。
この辺りが潔いと言えば潔いのかも知れない。
細く白い裸体を初めて目の前にして、俊介は言葉を失った。……あまりにも、綺麗で。
「……俊介も脱げ。不公平だ」
ぼそりと呟いた和音は俊介のパジャマをあっと言う間に脱がせてしまった。
相変わらずベッドに横になったままの俊介はちょいちょいと和音を手招きした。
そろそろと俊介の上に四つん這いになる和音にキスをまたひとつ。
邪魔するものがなくなった和音の中心をそろそろと触れる。
「あぁ……っ」
中指をくい、と埋める。くちゅ、と軽い水音が響く。
「あ、あ、あ……俊介ぇ……」
動きに合わせて声を放つ和音がいとおしくてたまらない。
早く。早く抱きたい。はやる気持ちを抑えながら辛抱強く和音のそこを慣らしてしていく。初めての身体に、少しでも負担を掛けさせないように。
胸元の蕾をはみながら、指の数を増やして出し入れする。
「俊介、俊介……駄目だ、おかしくなる……っ」


728 名前:和音×俊介 7 :03/08/03 23:24 ID:oTnxB79f
俊介は指を抜いた。代わりに、先程から我慢し切れなくなっていた自分自身をあてがった。
「……っ」
自分に触れるものが何なのかうっすらと勘付いた和音がちいさく息を呑む。
「和音さん……」
和音の腰を掴んでゆっくりと侵入を開始する。
「っあ、あああ、熱……っ」
俊介の熱が和音に直に伝わっていく。繋がったところから、どろどろに融けていってしまいそうだ。
「痛くないですか……?」
「うん、だいじょ……ふぁっ!」
途中引っ掛かりを感じたところで、和音が妙な声を出した。
俊介は迷ったが、もう今更後には引けなかった。
「和音さん、ちょっとだけ、我慢して」
一気に、和音を引き寄せて腰を打ち付けた。
「――っ」
声が出ない。和音は口を開けて荒い呼吸を繰り返した。
「はぁっ……しゅんす、いて……」
「ごめんなさい。――すぐに、気持ち良くしてあげるから」
俊介は約束を破ったことがない。それを知っているから、和音も自然と言葉が出た。
「じゃあ、早く気持ち良くしてくれ。いてーよ……」
「和音さん、身体起こして。手は、私の腹の上について」
和音の上体が安定してから、俊介はゆっくりと身動きした。和音の身体も、俊介の動きに合わせてぎこちなく動く。身体は反応しているのに、どうしたらいいのか判らないようだ。
「和音さん、好きに動いていいから」
「あ……っ、あぁっ、やぁ……っ」
眉根を寄せる表情すら愛しい。無意識に俊介を締め付けて離さない身体も、揺れるふわふわとした髪も、何もかも。
「大丈夫ですか?」
「は……、い、たい、けどっ、……」
その後に言葉が続かないのをいいように解釈した俊介は更に腰を揺らした。
「あっ、あっ、あ……」
何もかもが初めての感覚に、和音はさらわれてしまいそうだった。
俊介の身体の熱が伝播したように自分も熱い。触れられたところから熱くなっていく。最初は痛かったけれど、じん……と痺れる部分から訳の判らない快楽が湧き上がってくる。
勝手に変な声が漏れて、勝手に身体が動く。
ただ、俊介俊介と壊れたおもちゃのようにあの人の名前を繰り返す。

729 名前:和音×俊介 8 :03/08/03 23:25 ID:oTnxB79f
――和音さんをもっとちゃんと見たい。
そう思った俊介はふと動きを止め、彼女をしっかりと抱き上げてよいしょと起き上がった。その拍子に頭がくらくらしたのは長いこと横になっていた所為か。
ぱふ、とベッドに押し倒された和音は何が起こったのかまだ理解していないようだった。
「形勢逆転……です。あのまま続けると多分和音さんにはキツイだろうから」
ぎゅうっと抱き締めても足りない。この感情を上手く表すことが出来ない。
「和音さん……」
「ん……? 何だよ俊介。そんな景気の悪いツラして。……おれは、俊介だからこーしてるんだから気にすん……」
言い掛ける唇を塞ぐ。その先の言葉さえも舌で絡め取ってしまう。
「あ、ふ……」
すらりとした脚を抱え上げ、俊介は更に和音を求める。
溢れんばかりに濡れそぼったそこは自分を誘っているのだと思うのは傲慢だろうか。
俊介、と名前を呼んで背中に手を回す仕草は自分を拒んでいない証拠だと思うのは単なる自己満足だろうか。
和音さん、和音さん、和音さん。
彼女を求める気持ちに抑制がきかない。いつからだったか、もう忘れてしまったがいつの間にか心の中の大部分を占めるようになった存在。
乱暴にするつもりはないけれど、……止められない。
「あ、あ、あ、ああっ、俊……」
初めて聞く甘い声。もっと聞かせて欲しい。
苦しげに、でも快楽の中にいる表情。もっと、もっと見たい。
あなたになら何度でも名前を呼ばれていたい。
「和音さん……」
「も、駄目……俊介ぇ……っ」

730 名前:和音×俊介 9 :03/08/03 23:27 ID:oTnxB79f
うたた寝してしまったらしい和音が言いようのない違和感を覚えて身体を起こすと、脚の付け根からとろりとしたものが溢れ出ていた。
多分、おそらく、自分のものでは、ない。
「え……これ、まさか」
「……最後まで離してくれなかったのは誰です」
マイルドセブンの煙を吐き出しながら、俊介は零した。
言いながら密かに和音さんの感触を思い出してしまったのは誰にも秘密だ。
「……大丈夫かなぁ」
「別に危険日でもないでしょうから、そこまで不安になることは……何ですその目は」
「何で、ワタシの危険日安全日を知っている?」
シーツを寄せて非難がましく距離を取る和音だが、俊介は呆れた顔をする。
「『しゅんすけ、股から血が出た! 病気だ!』と純情な若月少年に堂々たる初潮の報告をしたのは何処のどなたです。
……ま、それまで誰も教えてなかったのも問題でしたけれどね。
それからとゆーもの毎月生理痛がひどいと言っては当り散らされてごらんなさい。知りたくもない和音さんの周期も判ってしまいますよ」
「あ、そーだったっけ? おほほほほ、嫌ですわ俊介様」
猫をかぶり出す和音ににやりと笑い掛けながら、俊介は煙草を揉み消した。
何となく口が淋しくて吸ってしまったものの、やはり喉を痛めているときはあまり美味くない。
シーツのカタマリを手招きして近くまで呼び寄せると、よしよしと頭を撫でた。
「……ですから、そーゆーことは心配しなくても、猫をかぶらなくてもよろしい」
「あい……」
返事をしながら、和音さんはちょっとばかし幸福だった。

おわり

731 名前:和音×俊介 :03/08/03 23:31 ID:oTnxB79f
以上でつ。長くなって申し訳ない。
「俊介×和音」ではなく敢えて「和音×俊介」でお願いします(w
柚子さんのときと言い、うちのお嬢さん方は何故か積極的だな…。

732 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/04 08:14 ID:QX3MpeZE
>>731さん
 乙。
 >>727 での、和音さんの脱ぎっぷりと、それに見とれる俊介さんの描写がよかったり。
 でも、和音さんも内心恥ずかしかったんだろうなぁと思うともっと萌えたり。

>『しゅんすけ、股から血が出た! 病気だ!』

 和音さんならやらかしそう(汗)

733 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/04 10:54 ID:sv63zGZo
神再臨ですか?


                              (´Д`;)ハァハァ

734 名前:710 :03/08/04 21:59 ID:Vw9ISzk8
>715さん
>俊「『無理が通れば道理が引っ込む』って言うでしょう?」
深〜く意味を考えてはイケナイでしょーか?w


>720さん
乙彼〜さまでした。ゆくーりお待ちしようと思っとりましたが、こんなに早く拝読できますとは♪

>和音は俊介の鎖骨の辺りにキスをした。
722の和音さんに脱がされる俊介さんと、
>「ん……? 何だよ俊介。そんな景気の悪いツラして。……おれは、俊介だからこーしてるんだから気にすん……」
態度はそのままに、でも何気にいじらしい和音さんに萌え!

読者に見えないコマの裏側で、ほんとにこんなことあったんでは…?なんて思ってしまいまつ。(w


>SOZさん(718)
>ハンドルを弄った暗号みたいなコテハンなんですけどね(^_^;
頭文字略語?みたいでおもしろいでつね。(w

735 名前:俊介フェチ :03/08/05 22:51 ID:bJkfRZKq
どうも・・・
ここみてたらふっと思いついたように描きたくなったので
うpさせてください。

720タンの後に書くのはちょっと気が引けたのですが・・・


736 名前:俊介フェチ :03/08/05 22:54 ID:bJkfRZKq
俊介×和音(1)
*********************************
「・・・ごめんよ」
「ごめんよ俊介さん」

稲垣氏と和音さんとは結果的に婚約破棄に至った。
その事実に彼女は今ベッドの中で申し訳なさそうに謝罪を繰り返した。

「もういいから・・・」
あなたのために、頭を下げることなんて大したことじゃないのだから・・・
「早く寝なさい」

「リンゴも1コむいてくれないか?」

「・・・何ですって?胃が痛いんじゃないんですか?え?」

「毎日おかゆばっかしじゃたまらん・・・ほれむいてくれ」
サイドテーブルに手を伸ばしリンゴを掴むとスッと差し出す。

「知ってますか?・・・そーゆーのを『喉元過ぎれば熱さ忘れる』と
言うんです!」
それでも子犬のような瞳でリンゴを差し出す和音さんをみてると
妙に愛おしく思えてそっとリンゴを受け取ってしまう。

「まったく・・・仕方ない人ですね」
そう言いながらペティナイフでリンゴを小さくカットしてみる。
それをうっとりとした瞳で待つ彼女はまるで忠犬ハチ公のようだ・・・
ほんの少し笑いが込み上げそうだったが、叱った手前無言でそれを剥き続けた。

737 名前:俊介フェチ :03/08/05 22:56 ID:bJkfRZKq
「俊介×和音(2)
*********************************
はい、むけましたよ」
ガラスの器に載せて差し出すと、和音さんはほんの少し不服そうな
顔をしてみせた。
「気がきかんなぁ・・・ほれくわせてくれ」
そういうとあ〜んと口を開いて見せた。

「それがお嬢様のすることですか」
「そうは言っても起きられんのだ。ほれ」
そこにりんごを投げ込めといわんばかりに、再びくちをあんぐり開ける。

やれやれ・・・やはり育て方を間違えた・・・
「はい、どうぞ」
一番小さな一切れを選んでポンと口の中へ入れてやる。

もぎゅもぎゅと幸福そうな笑みを浮かべながら
りんごを食べると彼女はぽつりと呟いた。
「やっぱし俊介さんが一番だ・・・」

「はい?」
一体何の事だかわからず、思わず聞き返してしまった。
「だからさ、敏行さんはいい人だったけど・・・
だけど俊介といるときが一番楽しいな」
それがどういう意味なのか、どういう意図なのか、
色恋沙汰に疎く、乙女心も薄いような和音さんのその発言は
あまりにも無垢で、妙に新鮮で・・・

738 名前:俊介フェチ :03/08/05 23:00 ID:bJkfRZKq
俊介×和音(3)
*********************************
「な、何を言ってるんです。そんな事じゃ
いつまでたってもお嫁に行けませんよ。」
照れ隠しのように、なだめるようにそっと布団越しにポンと叩く。

「いいんだ。ずっと俊介がお守りしてくれてれば」
幸せそうに、満足そうに、そう言いながら布団から手を伸ばし
俺の右手の袖口を引っ張った。

その言動がどういう意味を持つのかなど
彼女はきっと深く考えてはいないだろう。
なのになぜだかその妙な『告白』が可愛らしくてたまらない。

袖口を掴む彼女の手に、左手を重ねる。
「仕方ない人ですね・・・ずっと、一生、側についてますよ」

今、俺達は約束を交わしたのだ・・・
互いに痛みを伴いながらも、ようやく気が付いたのだ・・・

そして俺は唇を彼女の唇にそっと重ねた。

和音さんは相変わらず幸福そうな顔をしていた。
きっと俺も同じような顔をしてるにちがいない・・・

739 名前:俊介フェチ :03/08/05 23:02 ID:bJkfRZKq
以上です・・・
エロもへったくれもない短文ですが・・・
お目汚し失礼しました〜〜><

740 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/06 09:11 ID:Q1Nj/N1V
俊×和(和×俊)連発……

嬉しくて脳がとけそうでつ (′д`)

741 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/06 17:18 ID:oPYOyJEj
夏は神が多いのかしら…。
目の前に神が……。

742 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/06 22:15 ID:c6LtbIbL
>俊介フェチさん

>「いいんだ。ずっと俊介がお守りしてくれてれば」
「空色の革命」好きなんでつけど、あの話で一番聞きたかった言葉はこれだ!と思いまつた。
(あえて描かないところがカーラさんなのかもしれませんが)
俊介がいてくれればいいよ。自分の言ってる意味の深さに気づいていない和音さんと
ほんとは嬉しくてしょーがないのに、それを隠そうとする俊介さんが可愛いでつ〜♪

>懐かし板カーラスレの233さん
宣伝活動(でいーのかな?)乙でーす(w




743 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/08 07:37 ID:kBxpJoJL
sagarisugi

744 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/09 20:32 ID:2TXZVHHh
テレビ東京系の番組で「もう一度見たい!世界に嫁いだ華麗な日本女性 特選集」
というタイトルを見かけたとき、とっさに柚子さんを思い浮かべてしまいますた。わはは。w


745 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/10 14:09 ID:QX/CG42P
世間様では夏休み、もうすぐお盆。…仕方ないか(笑)

746 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/11 05:11 ID:mDUodnI4
やはりアークエンジェルの乙女たちは南仏やイタリア、
スイスなどの別荘で優雅にお過しなんだろうか…
でもあの3人のお嬢さんたちは…
史緒さん→殿下の締切に追われ、
いつもより(身も心も)ハードなお手伝い
和音さん→父様と母様が仲直りバカンスに出掛けてしまい、
家には俊介さんと2人きり
柚子さん→先生の実家へ同行バカンス

う〜 ない頭してここまで妄想しますた
神よ、降臨せよ!

747 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/11 16:40 ID:4D0b0FsF
続きを勝手に考えてみよう。
史緒さんはお手伝いをしている最中に流れるような説得で
食事の約束を取り付ける
和音さんは「暇だよー、留守番嫌だよー」と駄々をこねている内に俊介さんと
お出掛けすることになる
柚子さんは「おめーはまだ牛乳の種類にまでこだわってるのか!」と
先生の首を絞めている

748 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/11 16:50 ID:+T3P5AFt
>>746
 今年だとヨーロッパは酷暑だけどなw
 柚子さんはきっとロレンス邸で「あぢいよ〜〜〜」とたれているのでしょう。

749 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/11 19:04 ID:Pi71mvuj
そいぢゃ状況を勝手に考えてみよう。

「…にーちゃん、もう、このくらいにしてメシ食わないか?」
12時を指す時計の音に一臣が顔を上げた。持久力の無い史緒は、すでに疲労困憊してしまっている。
「そーですね、そろそろお昼にしましょうか」
―― 史緒さんがその日初めて食事にありつけたのは、夜中の12時のことである。


「夏はやっぱりかき氷だよね、柚子ちゃん」
イギリスの実家にたどり着くなり、ロレンスは早速日本から抱えてきた「かき氷製造機」を取り出した。
(『氷』の暖簾が書いてある家庭用のやつさ)
「ヘレフォード種、(中略)デイリー・ショートホーン種どれにします?」
「?」
「宇治金時にかけるミルクの種類はどれがいいかと訊いているんですよ(^^)」
照りつける真夏の日差しよりもさらに激しい眩暈を呼び起こされる柚子であった。


「海〜〜一緒に行こーよー、俊介さ〜ん。う〜み〜」
「何言ってるんです。もうクラゲがいっぱいですよ」
「いま行きたてーんだよ、今!」
「何も私でなくたって…」
「だって、史緒さんはにーちゃん殿下の締め切りに付き合わされてっし、柚子さんはいまごろエゲレスだし。」
「泳ぎたきければ、ご自分で系列ホテルのプールにでも行ってらっしゃい。私は御免です」
「……俊介、本当はなんか予定でもあるってのか?私にも言えないようなことなのか!?答えろ!!」
「いや、それは……」
本当は、夏コミに行きたいのをひた隠しに隠す俊介なのだった。(←ごめんなさ〜い)

たいしたオチもなくてス〜マ〜ソ〜(~_~;)


750 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/12 00:33 ID:wHdo6vmd
マリナーずがゆだってしまってないか激しく心配

751 名前:山崎 渉 :03/08/15 17:17 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

752 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/15 21:18 ID:loeeMiyy
お盆age

753 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/18 00:03 ID:INam9NCb
元スレの「まさかこのキャラを〜」スレに誤爆あり。
エロ梨だけどなかなかかと。

754 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/18 19:17 ID:dJEuYwss
見に行ってきまつた〜。トーキー映画の弁士のよーな、あるいは時代劇の語り部?よーな軽妙さ。面白〜い。

755 名前:需要はなくても供給してみる :03/08/19 04:06 ID:KBoxloJ/
お久しぶりです。とはいえすでに忘れられているでしょうけど(藁
>>391-392の続きを持ってまいりました。
とはいえまだエロにたどり着きません;面倒な人は読み飛ばしてくださいね。



「織人」
ぽか。
「いた」
「婦女子にいきなり接吻する馬鹿がどこにいる。失礼極まりなかろう」
ぽかぽか。
「いたた。痛いですよ苑生さん……」
ぽかぽか殴ってくる腕を受け止めつつ、織人は苦笑した。叱り付ける様な事を言いながら、
そのくせ顔は真っ赤なのだ。視線も微妙に下を向いている。
こんな表情を見たことはなかった。
記憶の中の苑生は、どこか凛とした雰囲気の持ち主で。
俯いて頬を染めている姿など、織人は知らない。
「とにかく、お茶を煎れてくるまで、茶の間で大人しく座っていろ」
「はい」
にこにこと返事をすると、苑生はそそくさと奥のほうへと行ってしまった。
自室で普通の服に着替えるのだろう。少し、もったいないなあぁと織人は思った。
あれはあれで、大変にかわいらしいものなのだ。

756 名前:需要はなくても供給してみる :03/08/19 04:08 ID:KBoxloJ/
苑生がお茶を用意して戻ってくると、茶の間に織人の姿はなかった。
「大人しくしていろといったのに……」
どこへ行ったものだろう。見回すと、仏間へ通じる襖が開いていた。微かに線香の匂いがする。
それで苑生は、織人が何をしているのか見当がついた。
畳を踏んで、開いたままの襖から中を伺うと、仏壇に向かって正座して、
手を合わせている背中が見える。
広い背中になった。中へ入る事もせず、襖に手をかけたまま、苑生はぼんやりと思う。
別れた時は、自分よりも小さくて、頼りなかった背中なのに。
「おじいさんとおばあさんは、いつ……?」
不意に声をかけられ、苑生ははっとした。織人がゆっくりと振り返る。
「もう……1年になるな」
ばあさまが逝った頃、卯の花が咲いていた。そして今も、森では卯の花が満開に咲いている。
「そうですか……」
「ばあさまが逝って、49日の朝にじいさまも……」
「……」
「仲のよい夫婦だったからな……ばあさまに寂しい思いをさせたくなかったのだろう」
暗くなりそうな場を取り繕うように、苑生がそう言って少しだけ笑う。織人は立ち上がり、
その顔にそっと手を伸ばした。
「でも」
大きな手が、少し冷えた頬に触れる。
「苑生さんは、寂しかったでしょうね」
「そ……」
そんなことはない、と言いかけて、苑生は返事に窮した。
自分のところには、子供たちが毎日、祖父にしていたように教えを乞いにくる。
親戚の真二郎夫妻はしょっちゅう顔を出してはお節介を焼いていくし、
数少ないが信頼の置ける友人達は、就職して都会に出て、それでも時折顔を見せにくる。
繰り返す毎日の生活は確かに一人ではあったが。独りでは決してなかった。

757 名前:需要はなくても供給してみる :03/08/19 04:10 ID:KBoxloJ/
「そ、んなことは」
それなのに、はっきり否定できずに、苑生は戸惑う。触れてくる温かいてのひら。
それは、どこかに置き忘れていた何かを、呼び戻すかのような温もりだった。
「苑生さん」
「……何だ」
己の感情に戸惑いながら、苑生は織人を見上げた。優しくて、真剣な瞳が射抜いてくる。
「私と、一緒に来てくれませんか」
「……は?」
「お嫁さんはこれから迎えると、さっき言いましたよね?」
「……」
「私は、苑生さんを迎えにきたんです」
「……え」
いきなりの事に、苑生の思考回路は一時的に停止した。やんわりと微笑んで、
織人が頬を撫でてくる。温かいてのひら。温かい、心。
「……本当、に?」
「はい」
戸惑うばかりの苑生を、織人がそっと抱きしめる。触れた広い胸からは、鼓動が聞こえた。
とくんとくんと、静かな音が苑生をあやして包み込む。
「お返事を、聞かせていただけますか、苑生さん」
「……私、は」
「もう、貴女を寂しくはさせません」
優しい声が、ゆっくりと染み渡っていく。この感覚を、この感情を、なんと呼べばいいのか、
苑生は知らなかった。
「……少し、考えさせて欲しい」
知らなかったから戸惑うばかりで、そうとしか答えられない。織人は少し寂しそうに笑うと、
苑生を腕から開放する。
「急ぎませんから」
微笑んで、苑生のこめかみと額に軽いキスを落とした。それを大人しく受け入れながら、
苑生は考える……変わらないもの、変わってしまったもの、
そしてこれから変わっていこうとしている自分の気持ちを。

758 名前:需要はなくても供給してみる :03/08/19 04:11 ID:KBoxloJ/
今回はここまで・・・・・
次はエロになるといいなあ。

759 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/19 04:56 ID:DCLtoFtT
需要ありますよ! 苑生さんと織人くん、すごく好き。
続きも楽しみにしてます。待ってます!


760 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/19 06:55 ID:lQ2+Tj6r
私もです!
身もだえしながらお待ちしております〜。

761 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/19 08:17 ID:+U7QETeJ
>>758
がんがれ!

762 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/19 17:40 ID:8ZdYfFnJ
>需要はなくても供給してみる さん(需要はあるけどハンドルはこれなのでつねw)

需要はなくても〜さんの文章を読むと、しみじみと気持ちに来ます。
>苑生は考える……変わらないもの、変わってしまったもの、
>そしてこれから変わっていこうとしている自分の気持ちを。
なんだか読んでいるこちらまで、気持ちがドキドキしちゃいますた。
続き楽しみにしてまーす。

763 名前:需要はなくても供給してみる :03/08/21 01:10 ID:S34SMien
>>759
>>760
>>761
>>762

ありがとうございます(w
なかなか量産できないのでお待たせしますが、
続きはなるべく早くもってきたいと思います。

764 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/21 02:50 ID:fQIpYwIs
>763
ゆるりとお待ちしております。

765 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/21 15:53 ID:75Uv6J8p
>763
お待ちください。

766 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

767 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/21 21:21 ID:75Uv6J8p
>765
お待ちくださいではなくて
待っていますとかくつもりでした…
素で間違えた・・・・ショック

768 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/22 20:20 ID:LbifaTvs
>767
まぁ、おちゃめさん♪(白薔薇の君風に〜w)

>765
またーり保守しておきまつ。

769 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/25 13:38 ID:LUg6x0O8
保守しつつ待ってまつ

770 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/26 15:41 ID:33p+0D5J
>需要は無くても供給してみる さん
無理のないペースでご投下いただければ幸いでつ。ほよよ〜んとお待ちいたしまつ。
>加納×綾乃 さん


とゆーわけで、保守書き込。

ミカエルの3人娘が最後に助け出されたとき、見つけた殿方たちはどのよーにして
眠りこけていたお嬢さん方をそこから運び出したんでしょう?(w

見つけたのが一臣・俊介・孝史にーちゃんだとしたら、こんなこと考えないけど
順当にいけば 史緒さんは兄の一臣、和音さんは俊介、柚子さんは孝史にーちゃん、
になるだろう所に、孝史ではなくちゃんとロレンスがくるあたりが妄想を誘ってしまいまつ(笑)


771 名前:770 :03/08/26 16:27 ID:Sr+o4Y41
あぁ、一行抜けていまつた。
>加納×綾乃 さん
保守しつつ、sageつつ、またりとお待ちしまつ。

ついでに、孝史ではなく孝志でした…やっちまったい。


772 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/26 23:00 ID:KqBspLIC
どうもマリナーの作者です。

磔獄門ものの遅延行為お詫びのしようもありません。
何とか近日中に完結させますんでご勘弁ください。

続きをお待ちの方、本当にどうもすみません。(切腹)

773 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/27 19:33 ID:T7FGzU98

加納×綾乃 さんのご都合がよろしいときにでも来ていただけたら嬉しいなっ、と思っております。
それでは、なるべく静かにお待ちすることにいたします。



774 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/28 09:09 ID:YxQmsKms
「メイプル戦記」の広岡×高柳きぼーん。

775 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/28 15:35 ID:MYq0IYzi
「バビロンまで何マイル?」の友理×仁希なんてのもいいかも。

776 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/28 16:40 ID:f2b8Hskw
>770
>眠りこけていたお嬢さん方をそこから運び出したんでしょう?(w
お姫様抱きでしょうか

>774
広岡が責めですかw

777 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/29 18:36 ID:iphJkVEN
保守age

778 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/29 19:14 ID:Qs/JyqDF

綺麗なお姉さんの全開写真
    
http://xcgi.net/first

779 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/30 15:40 ID:drmWt7t9
ho

780 名前:名無しさん@ピンキー :03/08/31 20:42 ID:zfqF5n/j
保守age

781 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/01 06:11 ID:Jn7fhGVZ
保守あげ。

782 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/02 01:00 ID:affqRe/O
保守ばかりなので、たまにはお題投下でも…。
三月革命の二人が萌えです。
あの二人が結婚式から退場した後、
一体何処へ消えたのかしら、フフフ…。
と、いつも考えてしまいます。
森には真理が落ちているの二人も、
同衾は先に済ませてますしねw

783 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/02 01:35 ID:mtbVbk6m
>森には真理が落ちているの二人も、

あの二人の話は大体の設定まで考えていて、いつか書きたいと思っている

784 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/02 10:13 ID:CD6jTzHY
>森には真理が落ちているの二人も、
>同衾は先に済ませてますしねw
同衾!きゃー!!

>あの二人の話は大体の設定まで考えていて、いつか書きたいと思っている
それまで保守ですね。
sageでしたほうがいいよね?






785 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 00:00 ID:mQZwzAaS
ユーベルクライン×エリアなんてどでしょ。
婚前交渉済ませてたのか否か。

786 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 02:58 ID:ySn+wCBf
途中までですが書いてみました。

こんな感じですがどうでしょうって見事なまでの寸止め状態ですが……

787 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 03:02 ID:ySn+wCBf
森には真理が落ちている

彼女(雪村 霙)が亀になるという事件から、僕達はお付き合いみたいなことを始めた。
亀の時には、僕の部屋で一緒に住み、同じベットに寝たうえ、好きだと告白までしたのだが………。
受験生である僕達は、学校の帰り道に森の主様の所に寄ったり、図書館で一緒に勉強したりとあまり
恋人らしい事はしていなかった。

初めてキスしたのはクリスマスの日。
彼女のアパートで二人きりのクリスマス、彼女が間違って買ったアルコール入りのシャンパンで酔った僕達は、
お互い何となくそういう雰囲気になって、思わず僕からキスをしてしまった。
……実は僕も彼女もファーストキスで、その日は其処までで終わった。
その後、初詣等に行ったりもしたが、たいした進展もなく過ごしていった。

それから少しした、彼女の誕生日。

カンカンとアパートの階段を上がり、彼女の部屋の前に行くと呼び鈴を押した。
「あっ来てくれたんだ、ありがとう」
扉を開けた彼女は、嬉しそうに僕を部屋に招き入れた。
彼女の部屋に入るのは、クリスマス以来だったがほとんど変わらなかった。
変わった箇所と言えば、僕のプレゼントしたヌイグルミや二人での写真、そして、質素ながらパーティの準備ぐらいだった。

788 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 03:03 ID:ySn+wCBf
ちゃぶ台にコップやお皿、座布団が二組向かい合う形に置いてある。
ただそれだけであったが、彼女が僕のことを待っていてくれたことがわかりとても嬉しかった。
「はい、ケーキとジュース」
僕は手に持っていた紙箱と袋を彼女の前に出すと「じゃあ、始めようか」と言った。

「フー、フゥーー…」
「お誕生日おめでとう」
電気を消し、暗くした部屋でローソクを消した彼女に僕がお祝いの言葉をかけると
「あ、ありがとう」
と彼女は照れたように、はにかんだ笑いを見せた。
ケーキを食べ、おしゃべりをして楽しい時間を過ごして、最後の方で彼女にプレゼントを渡したとき、
突然彼女の様子が変わった。
「どうした、これ気に入らなかった?」
慌てる僕に彼女は泣きながら首を横に振った。
「ううん、こんなに楽しい誕生日は久しぶりだったから……」
僕は校長先生に聞いた彼女の境遇を思い出した。
「僕に出来ることがあったら何でも言ってくれていいよ」
「ううん、こんなに仲良くしてくれるだけで嬉しいの……」
この時、僕は彼女の事がとても愛おしく、思わず彼女のことを抱き締めていた。
彼女も抗わず、躰をあずけるようにして僕に抱きついてきた。
僕らは、どちらからともなく見つめ合い、優しく唇を重ねてキスをした。

789 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 03:03 ID:ySn+wCBf
「ねえ、1つだけ…我が儘言っていいかな?」
僕の腕の中で彼女が小さな声で訪ねてきた。
「うん、いいよ。何?」
僕が顔を覗き込むようにして聞くと、彼女は顔を赤くしたまま黙り込んでしまった。
「どうしたの、言ってみなよ」
優しく聞くと、彼女は恥ずかしそうに呟いた。
「あの、今夜このまま一緒にいて欲しいの……」
「え…あの……」
「お願い……」
彼女の言った言葉に僕は思わず自分の耳を疑ってしまった。
「それって…………」
僕の確認するかのような言葉に、彼女は僕の服を握る手に力を込めると小さく頷いた。

布団を敷いて電気を消し、暗くなった部屋に服を脱ぐ衣擦れの音だけが響く。
僕はトランクス一枚の姿で、激しく響く心臓の音が彼女に聞こえはしないかと変なことばかり気にしていた。
そっと後ろを向いて彼女を見ると、僅かな灯りの中にボンヤリと下着姿が見えた。
彼女の白い肌はほっそりとした輪郭を暗闇に浮かび上がらせて、幻想的な雰囲気さえ醸し出していた。
僕が見ていることに気付いたのか、彼女は躰を隠すように布団の中に潜った。
僕もさすがに、いつまでもパンツ一丁で立っているのは寒いので彼女のいる布団の中に入った。


790 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 06:46 ID:KXa990u5
>787
初々しい二人、可愛い!
寸止めなんて言わず・・・ぜひぜひ続きを・・・!!

霙タン、幸せになっておくれ(ホロリ)

791 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 08:38 ID:jx3ZZvwd
>>787-789
初々しい二人がいい!
どんな風に初めてを経験するんでしょうね。
あぁでも、この状況では絶対にゴムの用意は無いな(笑)
それとも、雪村さんは恥ずかしいのを我慢してちゃんと用意しているんだろうか。
そんな妄想も連鎖してしまふ。

792 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/03 19:35 ID:HaC5KHwD
>>787 「森には真理が落ちている」キターーーーー!
川原作品では珍しい恋愛色が濃い作品ですが、原作の雰囲気が出てて
イイ!続編きぼーん。

793 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/06 17:27 ID:NWvOVMp0
保守

794 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/06 23:13 ID:VWJV84du
じんわりと彼女の体温が布団の中を伝わってくるのを感じる。
しかし、緊張している僕は布団の中で、手が触れるギリギリの距離で固まっていた。
ほんの少し、指を動かすだけで届く所に彼女がいる。しかし、その距離が僕にはなかなか進めずにいた。
その時、もそもそと動く気配がしたかと思うと、彼女の躰が僕にすり寄るように動いてきた。
暖かく柔らかな感触が指に触れる。
「………雪村さん」
僕は思いきって手を伸ばし彼女の手を握ると、そのまま彼女を抱き寄せた。
彼女の躰はホッソリとしていて柔らかく、サラサラと長い髪がとても心地いい。
そして、僅かに香る彼女のいい匂いに、僕はこのまま抱き締めていたい思いに駆られた。
裸同然の格好で抱き合っている、健康な男子なら当然の反応が僕の下半身で起こった。
「あっ、何か硬い…の………」
彼女は何か言いかけたが、途中で言葉が小さく消えていった。
僕は彼女が何にを言おうとしたのか気付くと、慌てて躰を離した。
「え〜と、好きな人と抱き合うと…男はみんな…あの…その、こうなるんだよ……」
僕は恥ずかしさで、自分でも何を言っているのか解らなかったが、彼女は微笑みながら僕を見つめ、
「私でもこうなってくれるんだ……」
と嬉しそうに言った。
僕は恥ずかしさを隠すように彼女にキスをすると、そのまま首筋や胸元に唇を這わせた。
「ん……あ……んん……」
彼女は声を抑えるように指を噛み、手は僕の腕を強く掴んできた。

795 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/06 23:21 ID:VWJV84du
彼女は感じるたびに躰が小さく震え、腕を掴む力が強くなる。僕はその反応を見ながら
彼女の感じる場所を探していった。
ブラジャーをそっとずらすと、僅かに膨らんだ乳房に小さな蕾のような乳首が顔を見せた。
「氷室君ゴメンね……小さくて……」
彼女は、胸が小さいのを手で隠すようにすると、少し俯いた。
「??」
僕が「何故」と黙って見つめ返すと彼女はゆっくり顔を上げ言った。
「氷室君は体つきのいい人が好きでしょ……私…美人でもないし………」
僕は彼女が亀だったときのグラビア雑誌のことを思い出した。
「そんなこと無いよ、雪村さんは躰もキレイだし、顔も僕は大好きだよ」
僕はそう言うと彼女の手をゆっくりと胸から剥がした。
「それに、ふにゅふにゅと柔らかくて気持ちいいし」
「あ、氷室君っ」
やや小ぶりな彼女の胸を両手で優しく包み込むと、やわやわと揉んだ。
「やっ、あ…ん……はぁ…ん…あぁ…」
彼女は始め小さくイヤイヤをしたが、少しずつ吐息が混じりだし、手のひらにツンとした感触を感じるようになった。
「はぁ…はぁ…あ…んん……はぁぁ」
手のひらの中で少しずつ大きくなっていくその粒を擦るように揉むと、段々息が荒くなり声も変わっていった。
プックリと膨らんだそれを、僕はほとんど無意識に口でくわえ、まるで赤ん坊のように吸い始めた。
「はぁはぁ…あ…んんっ」
彼女は大きく痙攣し躰を縮めると、ぎゅっと僕の頭を抱き締めた。


796 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/07 17:20 ID:fXbeK16U
>785さん
>ユーベルクライン×エリアなんてどでしょ。
>婚前交渉済ませてたのか否か。
読み返してみたら、今では信じられないくらい少女漫画してますた(@ @)
「いたいけな18の娘をだまくらかすよーな人とは」というエリアのセリフに、
どのよーにしてだまくらかされたのか?と(w

>森には真理が落ちている 作者さん
>「あの、今夜このまま一緒にいて欲しいの……」
>「お願い……」
あの霙さんが、どれだけの勇気を振り絞ってこの言葉を口にしたのかと思うとドキドキです。
>「私でもこうなってくれるんだ……」
霙たん、なんか可愛いなぁ…。
>僕は恥ずかしさで、自分でも何を言っているのか解らなかったが、
男の人も初めては緊張しまくりなわけですね〜。
きなーりに続きをお待ちしています。


797 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/08 13:41 ID:vk8Dd8I/
>794−795
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
手が出せない氷室くん萌え!自分から近づく雪村さん萌えー!
雪村さん(・∀・)イイ!!

798 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/10 15:50 ID:h/CA+6ya
いいっす。このままがんがってー!

799 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/13 15:21 ID:XJP/vBLx
保守

800 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/14 22:34 ID:LjtCCPgv
hosyu

801 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 03:18 ID:V5TTjTh6
邪道なCPばっかり好きなんですけど…どなたか書いて下さいませんか?

1.チェーザレ×仁希
「や、やめろ!目を覚ますんだ公爵!」
「ふふ…私はことのほかお前が気に入っているんだよ…」
みたいな感じで、百戦錬磨のチェーザレにむりやり…とかに萌ー!(死)

2.ヘルツォーク×キラ
すっごいシリアスになりそうなCP;
ヘルツォークみたいなダメ人間タイプ(酷)は正反対なキラみたいな人に惹かれてそうv

3.立花さん×流花
数ある公認CPの中でも、この二人かなり好きです。
年の差とかほのぼの感がたまらない…

802 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 11:45 ID:IIfzsgOi
>>801

>1.チェーザレ×仁希
 仁希が女だと知ってケダモノになるんでしょうかね。
 それとも、ルクレツィアを忘れるためとか……って無理だろな(笑)

>2.ヘルツォーク×キラ
 なんか触手モノになってしまいそうだ(爆)

>3.立花さん×流花
 このスレ的には、交通事故の後遺症でEDってことに……(ぉ
 しかし、おそらく処女であろう流花、シーズン中に初体験はマズいかもねぇ。
 歩き方が変だとか勘ぐられて、脚が故障か?と書かれるくらいならともかく、
スポーツ新聞にあることないこと書かれてしまいそう(^_^;

803 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 14:53 ID:QcbTNQhT
広岡×高柳のSSきぼーん。

804 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 20:40 ID:ZwJK7byn
>801さん

>「ふふ…私はことのほかお前が気に入っているんだよ…」
>みたいな感じで、百戦錬磨のチェーザレにむりやり…とかに萌ー!(死)

真顔でビビる仁希タンをてのひらの上で楽しそーに転がすチェーザレ…その姿はさしずめ悪代官。
(だのにシリアスな中にどこかコメディなものが(汗) ……いぢめっこチェータン萌えw

805 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 22:43 ID:QI0fWtEo
>802
EDでもその気になれば色々と方法が…

806 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 22:50 ID:eP39B1dV
新シーズンのキャンプ入り前に産休を申請する仁科紘子。

「で…では君は、日本シリーズのときには既に…」

807 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/15 23:03 ID:gTjbCf/B
>>806
やばい。いいかも〜。
仁科夫婦好きなんだよ〜。

808 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/17 08:53 ID:HhQuvG8L
>802さん
>>2.ヘルツォーク×キラ
>なんか触手モノになってしまいそうだ(爆)
最初は第1形態だったのが、ハァハァが進むにつれ角が生え、角が落ちして
しまいにゃどろどろの第4形態に…って感じでしょーかw

>803さん
優勝記念にひとつ…って、全然違う(汗)

>805さん
>EDでもその気になれば色々と方法が…
そこはひとつ、具体的に!…(あ、別にいいんでつが)


809 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/18 00:30 ID:F6e0S4ZU
>802さん >804さん
「天才ダ・ヴィンチ先生の助言で仁希が女だと気づいたチェーザレが、手を出した!」
みたいなのどうでしょうかね?
チェーザレが何となく仁希の頭をぽんぽんしたりとかに公爵の愛着みたいなのを感じるんですよ。

チェーザレもヘルツォークも基本的にサディストの匂いがぷんぷんしてウトーリする…v(ミケもw)

810 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/19 18:34 ID:qIWEpRq/
保守

811 名前:804 :03/09/22 19:55 ID:kIQ92ljQ
えーっと、遅レス。
>806さん
>新シーズンのキャンプ入り前に産休を申請する仁科紘子。
…そして、毎年同じ時期に産休申請をする紘子さんw

>809さん
>チェーザレが何となく仁希の頭をぽんぽんしたりとかに公爵の愛着みたいなのを感じるんですよ。
”ぽんぽん”数えたら、3回もありまつた。
1回目 アルフォンソが戻った日の食事中
2回目 図書館でチェータンに仁希がリクルートされた場面
3回目 ルクレッィアの部屋に仁希が食事を届けたとき、アルフォンソとチェータンが鉢合わせした場面
あのまま帰れずに通訳を続けたら…どーなってたんでしょ?
それでも仁希と友理はなかなか進展しなそうだな…。

>チェーザレもヘルツォークも基本的にサディストの匂いがぷんぷんしてウトーリする…v(ミケもw)
(^ー^)丿 ドウーイ!


812 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/22 19:59 ID:kIQ92ljQ
1回目のぽんぽんの次ページでベッドに腰掛ける友理と背中合わせの仁希タン好きでつよ。
合わさってる背中がぬくそうで。
天蓋付きベッドに一緒に寝転んでてもなーんにも起こらない二人…好きさ。


813 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/22 20:48 ID:Dot8BhRP
3連投スマソ。
ヘルツォークに第4形態は存在していないことに今気づいた。ちぇ。
人の状態が原型、角が生えたのが第1形態(このあたりがサドっぽくていーかな?)
最後が第3形態でつね(汗)

814 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/23 10:34 ID:SwlmPvhV
>>813
最後の「ひでぶっ」が第四形態……(ぉ

815 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/23 23:51 ID:ajQKRiHk
>814さん
>最後の「ひでぶっ」が第四形態……(ぉ
ひでぶっ、でつか!あぁ、そうか(笑)
あの質感がなんともいえませんでつ…乾いてカピカピした感じってゆーか
あるいは表面がどろんとした感じってゆーか(笑)


816 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/23 23:52 ID:ajQKRiHk
かーらさん、金髪碧眼の外国人男性が割とタイプなのかな…?
(セナが好きだとはなんかに書いてあったけど…)

外国人あるいはハーフの男性と日本人女性カプーが結構いるよーな気がしまつ。
(例:柚子×ロレンス、キラ×ナッシュ、苑生×織人、仁希×友理、エリア×ユーベル)


817 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/24 01:55 ID:FkGTV1vu
ミソすーぷの二人をお忘れでないか

818 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/24 15:46 ID:gIKAdRB6
>811〜813さん
「ぽんぽん」そんなにっ!?やっぱりチェーは仁希のことを狙っ…(ぇ)
かーらさんの描くサディストは良いですよねぇ(萌)
Sっていうか(一見)冷たそうな男性キャラとか多いですし。

>814さん
>最後の「ひでぶっ」が第四形態……(ぉ
あれですか!(笑)やっぱり、原型か第1形態が良いですね;
正直、ヘルツォークは全編通してのラスボス的存在になるだろうと睨んでいただけに最期はかなりショックでした(涙)
おいしいキャラだったのに…もったいない。

819 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/24 20:47 ID:gIKAdRB6
仁希「公爵、空から私がいっぱい降ってきたらどうしますか?」

チェー「拾って喰う!」

820 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/24 22:14 ID:B7TLwYGA
>817さん
あ、ほんとだ !(@ @) 郁×シドニーもいますたっ。
シドニーも英吉利の人でつね。
…殆どの外国人男性キャラが金髪碧眼なのは分かりやすいからかなぁ。

>818さん
チェーやヘルのよーな「目に見えてサディスト」以外にも
「言葉攻め」の得意な一臣殿下や「諺攻め」の俊介といったバラエティ豊かな
サディスティック男性キャラが揃っておりま(ry (笑)
うちうの塵となってなお、復活するかもしれませんぞ(…ないか) >ヘルツォーク

821 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/24 22:16 ID:B7TLwYGA
>819さん
マカロニでつか!w >空から私がいっぱい降ってきたら


822 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/25 14:32 ID:GB1JzSjA
|< お久しぶりでございます。
「ヴァンデミエール」でしょーもないのを長々うpした者です。
えーと、バビロンネタで盛り上がっているところを申し訳ないのですが、
「メイプル」の小早川君と瑠璃子ちゃん、
推敲後にここに投下しちゃまずいでしょうか?
板違いなのは承知なんですが、あちらには該当するスレが見当たらないので…。

823 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/25 14:35 ID:GB1JzSjA
|<あ、しまった、うっかり上げてしまいました。
それとも、新スレ移行してからの方がいいのかな?
またも長文、21.4kbあるんですが、どうでしょう?

824 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/25 16:19 ID:TQZipYBw
>>822-823
うわー、読みたい、読みたい。
メイプルを何度読み返しても瑠璃子ちゃんの切ない恋心に
泣かされる者としては、彼女らの話もここにうpして構わないと思う。

問題はスレの残り容量か? 多分大丈夫だと思うが…

825 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/25 22:45 ID:rabvP5jL
>822
うあー!読みたいでつ!!
自分も瑠璃子ちゃんの恋心に涙した者の一人です。

スレの容量は、一応用心して新スレ移行してからの方がいいかもしれませんね。
新しいスレに投下していただければ即死判定も切り抜けられるでしょうし・・・
他の皆様の意見はどうでしょうか。

826 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/25 23:58 ID:E+5IWYoh
他の板だと500KB位まで大丈夫だけど、ここは違うのかな?

827 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/26 02:02 ID:tcDlPjoE
ここもそんな感じです。

828 名前:822 :03/09/26 02:26 ID:AO8xWyCD
|<了解しました。
では、新スレ移行してから投下します。
それまではじっくり推敲しながら他の方の短編を待つことにしますです。
|彡 サッ

829 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/26 13:12 ID:m3JrZgki
>816
>外国人あるいはハーフの男性と日本人女性カプーが結構いる
セナって金髪だっけか?
でも男が外人の話しは多いよね
>828
まだ388KBなので大丈夫だと思うけど・・・
ともかく楽しみにしてます

830 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/26 22:45 ID:J2RrdiTP
>822さん
カーラヒロイン?のなかで一番乙女っぽい情緒がある女の子なのかも>瑠璃子ちゃん
お待ちしておりまつ。

>829さん
話の中ではヒロインが黒髪の日本人だったりすると金髪が対比しやすいというか
分かりやすい組合せなのかなと思いますた。


831 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/27 20:17 ID:HyZ84WeM
保守


832 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/27 23:19 ID:mc/JX+jt
初めておじゃまします。
突然ですが、「3月革命」です。
流れを無視するようですが、スレ消費した方がいいなら投下しても良いかな、
と思いましたので。


 ああ 桜よ桜 花吹雪。
 舞い散る花びらの下を、あたしたちは手に手を取って駆ける。
 
 「やっぱさ〜ウェディングドレスのまんまで熱海までは行くっつうのはね〜」
 ドレスの裾をからげて走りながらあたしが言う。
 「んじゃ、一回家に寄って着替えようよ、早紀子ちゃん。どうせみんなごたごたして、しばらく帰ってこないよ」
 「そっかなぁ。ま、いいや。そうしよ」
 あたしはうちに着くと、急いで着替えてボストンバッグをひっつかんだ。
 ホニャララくんと新婚旅行にいくつもりでまとめておいた荷物が、よもやこんな形で役に立つとは。
 あたしが着替えている間に浩生が両親にあてて手紙を書いた。手紙と言っても、「ごめんなさい」くらいしか書けないけど。
 ホントに申し訳ないと思う。でも彼らはこうなることを予想してたような気もする。
 ほんの15分くらいいただけで、あたしたちは家を出て駅に向かった。浩生が手を伸ばしてボストンバッグを持ってくれた。
 浩生は変わってない。親切でやさしい浩生。
 よく考えれば、別に今急いで熱海に行く必要なんてなかった。たくさんある面倒な後始末を済ませてから誰にも気兼ねなく行く方が、常識的に考えれば良いのかもしれない。
 でも、浩生とあたしが弟と姉でなくなるためには、今この時しかないという気がした。多分浩生にもそれはわかってる。
 駅で切符を買って電車に乗り込む。
 座席に座ると、ほとんどすぐに電車が動きだした。

833 名前:832 :03/09/27 23:21 ID:mc/JX+jt
「浩生、席変わって。あたし窓際がいい」
「はいはい」
浩生はあたしのわがままには慣れている。でも本当はわざと言ったんだ。真面目になるのが気恥ずかしくて。
かたんかたんかたんと電車は規則正しいリズムを刻む。窓の外を眺めていると、いろんなことが思い浮かぶ。いままでのこと、これからのこと、浩生のこと。
いつの間にか眠り込んでいた。気がつくと、あたしは浩生の肩にもたれていた。上着が掛けられている。浩生も目を閉じていたが、あたしが起きあがるとすぐに目を開けた。
「全然緊張感がないよな、早紀子ちゃんは。仮にも駆け落ち中だってのに」
「浩生あいてに緊張したってしょうがないもん」
「いいけど、もうすぐ着くよ」
「へ!もう?」
やがて電車が停まり、あたしたちは電車を降りた。
浩生はさっさと観光案内所に行って、今夜の宿を決めてきた。
「空きのある宿があったよ。行こう」
宿は駅からそれほど遠くなかった。由緒ありそうな旅館だった。
名前を言うと、愛想のいい仲居さんが「承っております」と宿帳を差し出した。

仁礼 浩生
   早紀子 

と浩生が書いた。そう、嘘なんかつく必要もなく、あたしたちは同じ姓。だからって夫婦なわけじゃないことが、すこし胸を苦しくさせる。


834 名前:832 :03/09/27 23:23 ID:mc/JX+jt
案内された部屋は8畳ほどの和室だった。窓際だけ板敷きになっていて、小さなテーブルと椅子が置かれている。
ちょうど日が沈む頃で、窓から赤い夕日が見えた。雲も薄い赤に染まっている。
茜色の空を眺めていると、ずいぶん遠くに来てしまったような気がした。心細いような、不安なような…。
改めて二人きりになると、あたしたちには話すことがあまりなかった。もともと会話がないと間が持たないという関係ではない。
お互いの考えていることも、なんとなくわかってしまう。だって、もともと家族だったのだから。
でも姉と弟以外の立場で向き合うと、どうしたらいいかわからなくなる。
「おなかが空いたんでしょう?」浩生が言う。
「だってお昼食べてないし」
「寝てるから食べ損なうんだよ。もうすぐ夕食だから、それまで我慢しなさい」
夕食は当然和食で、部屋にお膳が運ばれてきた。
差し向かいで黙々と食べた。おなかは空いていたはずなのに、あまりたくさん食べられなかった。
「さて」とあたしは言った。「せっかく温泉に来たんだからお風呂いこ」
部屋に用意されていた浴衣を持って、あたしたちは大浴場に行った。ちゃんと男女に分かれていた。
風呂には他の客はいなかった。お湯に浸かりながらぼんやりと考えた。
あのまま式を挙げていたら、今頃はホニャララくんと飛行機に乗ってる頃だ。
我ながら、あんな人と結婚する決心がよくできたものだと感心する。
そしてまた考える。浩生とあたしは戸籍上はまだ姉弟なのだ。いくら浩生が養子でも。
それを突き詰めて考え出すと罪悪感が湧いてくる。
いくらうち消してもいろんなことが浮かんできて、あたしはあやうくのぼせるところだった。


835 名前:832 :03/09/27 23:25 ID:mc/JX+jt
部屋に戻ると、浩生は窓際の椅子に座ってくつろいでいた。
「ゆっくりだったね」
あたしは黙っていた。夕食のお膳が片づけられて、かわりに布団が二組並べられていた。
どこに目をやったらいいのかわからない。
浩生はなんにも気にしてないように、言った。
「ビールでも飲む?」
あたしは頷いた。
浩生が小さな冷蔵庫からビールを出して、備えつけのグラスに注いだ。
あたしたちはテーブルを挟んで向かい合った。
「桜と梅と桃の区別はつくようになった?」
「あれはわざと言ってただけだよ」
「うそ。本当にわからなかったんでしょ」
「わかるよ」
浩生がじっと見ている。あたしはごまかすように言う。
「いまごろ、おとーさん達、どうしてるかな」
言ってしまってから、まずい話題だったと気づいた。浩生はさりげなく言う。
「そのことは今考えてもしかたないよ。戻ってから二人で考えようよ」
あたしはグラスのビールを一息に空ける。手酌でまたビールを注ぐ。いっそ、正体がなくなるまで酔ってしまいたい。
でもビールでは無理だよな。
浩生が立ち上がる。あたしの後ろに来て、髪を撫でる。
「早紀子ちゃんが、後悔してなければそれでいいよ」耳元で浩生が言う。浩生の息がかかり、あたしの心臓がドキドキしはじめる。
慌てて立ち上がろうとして、あたしはよろけた。大した量を飲んだ訳じゃないのに。浩生が支える。背後から抱かれた格好になる。


836 名前:832 :03/09/27 23:27 ID:mc/JX+jt
浩生の腕がこんなに力強いなんて知らなかった。肩を抱く手も大きい。浩生はあたしの知っていた、小さい弟の浩生とは違うんだ。
それは嬉しいのか悲しいのかよくわからない感覚だった。
浩生があたしを自分のほうに向かせた。額にキスされた。それからそっと、瞼に、頬に、それから唇にも。息が止まりそうだった。
唇を離してからあたしは深く息をつく。
浩生の手が背中に回り、ぎゅっと抱きしめられた。石鹸のにおいがする。浩生の腕の中にいると、なにもかもどうでも良くなってくる。あたしは目を閉じた。
やがて浩生があたしから離れて、掛け布団をめくった。「おいでよ」
動けないでいるあたしを見て、浩生が微笑み、あたしの手を取った。
浩生に導かれ、あたしは布団の上に正座した。浩生が灯りを消す。
浩生はあたしの隣に座り、肩を抱いた。暗さに目が慣れなくて、まだよく見えない。すこし不安で浩生の手を握る。その手に、浩生がキスする。
「浩生…」
「なに、早紀子ちゃん」
「なんか、ちょっと、怖いんだけど」
「なにが?」
 浩生はゆっくりと髪を撫でる。そして髪を持ち上げ、耳に口づける。くすぐったくて、ぞくぞくする。
いつのまにか浩生はあたしの背中のほうに回り、手が浴衣の打ち合わせに入り込んでくる。ブラをつけていない胸にたどり着くと、そっとふくらみの形をなぞるように撫でる。
そしてふくらみの頂を指先で摘み、撫でる。
痛みにも似たぴりぴりとした刺激が、そこからふくらみ全体に広がる。
「…んっ…」


837 名前:832 :03/09/27 23:29 ID:mc/JX+jt
浩生はなにも言わない。こんどは襟を大きく広げられた。細い帯で押さえられていた浴衣が大きくはだけ、両方の胸も、おなかもむきだしになる。
「やっ…」
浩生は自分の胸であたしの背中を支えながら、両手であたしの胸を弄ぶ。揉んで、捏ねて、摘んで…。
「早紀子ちゃん」浩生が囁く。
「やだっ…てば」
浩生が背後から前に回る。ゆっくりと布団の上に押し倒された。唇が重ねられ、舌が差し込まれた。あたしの舌を捉え、絡み、そして吸う。
そしてこんどは項から胸にかけて何度も柔らかく唇が押しつけられる。胸のふくらみのてっぺんを唇がはさみ、舌先が突っつき、撫でる。
だんだん頭がぼうっとしてくる。
そうしながら、浩生の手はいつの間にか帯をほどいてしまう。浴衣を開きショーツに包まれた部分にそっと触れる。
やっと唇を離した浩生が言う。「早紀子ちゃん、いい?」
あたしは黙っている。
浩生がくすりと笑ったような気がした。
浩生の手がショーツをゆっくりと引き下ろす。
浩生の指が、そうっと茂みをかき分ける。びくりと体が震える。
「浩生…」
「なに」
「早紀子ちゃんって呼ばないで」
「どうして」
「…だって」
「わかった」
浩生はまた、ぎゅっとあたしを抱きしめた。苦しくて、気持ちよかった。


838 名前:832 :03/09/27 23:30 ID:mc/JX+jt
「ずっと、こうしたかったんだ」
浩生の手が腰を撫で、内側に入ってくる。触られた感触で、そこがすっかりぬるぬるしていることがわかる。
指が襞を撫で、敏感な突起を探る。
「…あ…」
浩生の動きは優しい。少しずつ、あたしの反応をみながら進んでくる。
指が強弱をつけて上下に動く。奥から溢れてくるのが自分でもわかる。別の指が差し込まれ、ゆっくりかき回す。中と外の両方から責められて、へんになりそう。
あたしは躊躇しながら、手を伸ばし、浩生の帯をほどく。浩生が気づいて、自分の浴衣と、トランクスを脱ぐ。
カーテン越しの月明かりに、浩生の身体がぼんやりと光って見える。あたしは浩生の肩から胸に掌を滑らせる。浩生の、身体。大きくなってからは見たことのない身体。そして、下腹に当たる、硬いもの。おずおずとあたしはそれに触れる。
つるつるしていて温かい。浩生がびくんと腰を引く。
「浩生…これ、いれて」
浩生は黙ったまま、髪を撫でた。あたしは両手を浩生の肩に掛け、目を閉じた。
浩生の手が、あたしの両膝をそっと左右に分けた。
中心に当てがわれたものがゆっくり入ってくる。痛い。痛いけど我慢していると、浩生の動きが止まった。
「もしかして、痛い?」
「…大丈夫だから」
「あんまり辛かったら、言って。息、止めない方が楽だと思う」
あたしは震えながら深呼吸する。息を吐いたタイミングで、浩生がぐいっと奥に進む。


839 名前:832 :03/09/27 23:32 ID:mc/JX+jt
「あっ…つ…」
なんてことすんのよ、と思った。でも浩生はもう動かないでじっとしている。痛くて熱くて、あたしも身動きがとれない。
「ごめん。時間かけると、かえって辛いかと思って」浩生が言う。「しばらく、このままでいよう」
浩生の手が、身体のラインをなぞる。そして、唇が色んな角度で重ねられる。そうしながら、指がおへその横を通って、茂みの中に下りていく。
身体は繋げたままで、浩生の指が突起を探し、撫でる。だんだん強く、速く。
「な…に」
「痛いだけじゃ、かわいそうだから」
浩生の指の動きに合わせて、すこしずつなにかが押し寄せてくる。それをつかまえようと、あたしは腰を少し浮かせて、追いかける。
浩生の肩を力一杯つかんで、自分に引き寄せる。
「浩…生」あたしの声はかすれている。浩生の指は動き続ける。
あたしはもうなんだかわからなくなって、泣き声を上げる。
浩生の腰が動く。痛い。でも、きっと、もうすぐ。
「すごい、よ」浩生が囁く。浩生が上半身を反らせて、どんどん奥に突きあげてくる。あたしも浩生につかまって、動きについていく。
ぽたりと落ちてきたのは、浩生の汗。
二人とも、全身がぐっしょり濡れている。部屋の中には荒い息づかいが響く。
やがて二人の高まりがシンクロする。
「早紀子…!」
最後に浩生があたしを呼ぶ。呼び捨ての、早紀子。
「ぁああああああっ!!」
あたしは浩生にしがみつき、声を上げる。


840 名前:832 :03/09/27 23:34 ID:mc/JX+jt
そして。
あたしたちは並んで横たわり、手を繋いでいる。
「浩生…」
「なに」
「おなかが大きくなっちゃったら、ドレスが使えなくなるよ」
「大丈夫だよ」
「どうしてよ〜」
「そのときは僕が直してあげるよ、ドレス」
そうだ、浩生は裁縫も得意だった。あたしはなんだか可笑しくなってくすくす笑う。
「なにが可笑しいの」
そういう浩生も笑っている。

 あの頃、本当は。

あたし浩生(の器用で親切なところ)が好きよ
僕も早紀子ちゃん(の自由気ままなところ)が好きだよ

お互い( )なしで言いたくて、言えなかったよね。
でも今、隣には浩生がいる。

あの丘の上の大きな桜の木は、きっと今も花びらを舞い散らせているのだろう。

-FIN-


841 名前:熱海の夜 :03/09/28 00:37 ID:rjtKk6er
以前お話にも挙がっていた浩生×早紀子書いてみますた。結局のところカーラっぽくなくてスマソ(汗
要らない方はサクッと(笑)お願いします

******************************************
「行こっか。浩生」
「うん、早紀子ちゃん。…でもどこへ?」
唇が思うまま動いた。
「熱海」
―――そーして革命は起きた。
桜よ桜 花吹雪。桜の花びらのライスシャワー。
浩生の大きな手がわたしを導いて、あたしたちは駆け出した。


そこに着いたときには夜半を過ぎていた。
賑やかな宿場町を抜けて、ゆるやかな坂道を登り終えると、ひっそりとした佇まいの宿がわたしたちを迎え入れてくれた。
そうと知らなければ通り過ぎてしまいそうなほどこじんまりとした門は、隠れ家の風情を呈している。
暗闇の中で、石畳の小道を照らすほんわりとした灯篭の灯かりに導かれるように門をくぐった。
今日一日、いろんなことがありすぎてくたくたになっているはずなのに、不思議と気持ちを高揚させたままで。

あったかい。―――心許ない、そんな気持ちを察知するように、いつの間にか繋がれていたてのひら。
それだけでこんなにも気持ちがぬくもる。
無言のまま奥へと続く小道を進んでゆく。両脇から道を挟む緑の濃さは静寂感を一層際立たせ、
この空間を日常の生活から隔てていた。その奥に小さく灯った柚色の灯かり。
すごいよな…。やがて見えたきた純和風の建物は、決して華々しくはないけれどとても価値のあるものであろう…
ということが建築に詳しくないわたしにも分かるほどだった。
格子戸が重く乾いた音を立てて、玄関が開(ひら)く。体を包む木のにおい。そこに働く人たちの暖かな声。
長い年月を経て、黒々とした艶を放つ檜の柱と張りが、あたかもその歴史と宿を支える人たちの思い入れを物語っているようにも見える。



842 名前:熱海の夜 :03/09/28 00:39 ID:rjtKk6er
「少数上質のおもてなし」を掲げたこの老舗では、山○なんとかとゆーブランドの浴衣を用意しているらしい。
記帳を終えると、女性は一枚一枚違う柄の中から好きな浴衣を選ぶことができた。浩生とその時を向かえるための夜着を。
「どぉ。どれが似合う?これなんか美しかろ?」
「そりゃもう、よく引き立ててますよ」
「喧嘩売っとんのか。おのれは」
『仁礼浩生・ 〃 早紀子』宿帳に並んで書かれた名前。
こんな時間に飛び込みでやってきた、大学生くらいの男とその男を呼び捨てにする年上らしき女の二人連れ。
受付の脇にある着物部屋でこんなふうにじゃれあうわたしたちを回りはどう見てるんだろ。ちゃんと普通の二人連れに見えてるだろーか。
―――トンズラ花嫁。
自分が人になんと呼ばれているかは容易に想像がつく。浩生の手を取り、ここにいるわたし。
今頃、両親はどうしてるだろう。いたたまれずに新郎やその身内に頭を下げて回ってるんだろーか。
熱に浮かされた自分と、それを冷静に見てる自分。あんなことして来たんだからもっと深刻になってもいいはずなんだけど。
でも努めて口に出さないようにしてる。わたしも、きっと浩生も。
そんなことを思いながら、選び終えた浴衣を手に部屋を出る。
「ねぇ、早紀子ちゃん。僕の方は……あれ?」
同じように男性用にも浴衣が用意してあって、浩生が自分のも見立ててくれるものだと信じて疑わずにいたことなんて全く気づいてなかった。
ごめん、浩生。わたしって薄情な……おねーさん。

なんでもこの旅館は、二桁に満たない数の客室は、全てが独立した離れになっており、(へぇ〜)
中央の庭園を囲むようにしつらえられている、とゆーのは仲居さんのご説明。(ほ〜ぉ)
そして、その距離が充分に保たれていることこそが、「お客様個々の時間を大切にする宿」と呼ばれる所以なのだ、とも。……ふぅん。「行こっか。浩生」
案内されて、小石が敷き詰められた細い道を辿ってゆく。飛び石は夜露に濡れて湿り気を帯び、足元からはひんやりとした冷気が立ち上る。

843 名前:841-842 :03/09/28 01:09 ID:rjtKk6er
>832さん
たった今気づきました。同時期に(こちらが後発で)同じ元ネタでしかも似通った話を貼ってしまいました。
大変申し訳ありません!!今現在、気づいて青くなっている次第です。
結果的に言い訳になってしまうようで心苦しいのですが、
専用ブラウザにしてから時々レスがちゃんと取れてなかったことはあったのですが、
今回は数時間前にスレを取得したままリロードせずに書き込みしてしまったのが間違いでした。

内容が激似でしかもこちらが後発…
本当になんて言ったら良いのか分かりませんが、ごめんなさいm(__)m(滝汗)
混乱を招き、832さんに不快な思いをさせてしまったと思います。
本当にすみませんでした。ごめんなさい(>_<)
でもパクリとかはしておりません。これだけは申し添えさせてください。
(これに懲りずに参加していただけると嬉しいです。)
私のほうは凍結しておきたいと思います。

>混乱してしまった住人さん
混乱を招いて申し訳ありません。841-842は832さんのお話とは別です。
紛らわしくなってしまってすみませんでした。
もう、穴があったら入りたいくらいでつ…。(大恥)





844 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/28 05:58 ID:bafPYVsB
こんな盛大な結婚ははじめてみました。

845 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/28 09:02 ID:72Gm3vXt
競作だと思えば問題ナッシング(ぉ

846 名前:832 :03/09/28 11:10 ID:js+oO2M5
>843

お気になさらず。
かえって同じような時間に、他にも浩生と早紀子のことを考えてた人がいたんだ〜
と、なんか不思議な共時性を感じてしまいました。

凍結するのもったいないです。
作風が全く違うようなので、読んでみたい。
気になるなら、しばらく時間をおいてからでも。
お気遣いは無用です。


847 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/28 13:53 ID:3HbFLFXy
私は両方楽しみたいよ!


848 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/28 14:14 ID:72Gm3vXt
>>832-840
あぁ早紀子ちゃんってば初体験だったか。
さすがにああいう状況では婚前交渉なんてありえないかな、と思ったりもするので
納得。
逆に、意地というか、浩生に惹かれている自分を否定するために敢えて婚前交渉
してしまって……なんてのもハァハァかもしれないけど(ぉ

849 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/28 23:45 ID:okBt/oWK
>844
に激しく笑った。
一瞬驚いたけどこのカップルすきなのでたくさん見れるのはうれしいです

850 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/29 02:54 ID:fTGoP5Ri
>832さん
「ケンカふっかけとんのかゴルァ!!」と言われてもいたしかたないところなのに、暖かいレスをありがとうございました。
(最も当方のヘタレではふっかけにすらならないのですが(汗)
あのあと「内容が激似」という言い方も失礼だったかなとも思いました。
内容というか、大まかな流れやポイント的なことがらに酷似した部分がありましたので、そのよーな言葉になりまつた。m(__)m
もし投下させていただける機会があるとすれば、分岐とでもいいますか、
それとはまた違った方向にもって行けないものかな〜などと思っております。

あ、肝心の感想をまだ書いていなかった。明日また来ますので、ゆっくり(長文)感想させてください。









851 名前:841-842 :03/09/29 02:58 ID:fTGoP5Ri
上記も同一人物でつ。
>844さん
花火もゴバックすると(ry

>843さん
m(__)m多謝〜でつ。我屁垂っぷりに自沈が(ぅ

>847さん
こんなんで失礼します。
>849さん
お騒がせしますた。


852 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/30 17:14 ID:c2TcfJYE
早紀子と浩生萌えました。
ほんのりキョージュワールドな感じ。
「早紀子ちゃん」から「ちゃん」がぬける瞬間が土器胸。

同じネタでも味わいが違いますね。
841さんのも読んでみたいです。


853 名前:名無しさん@ピンキー :03/09/30 21:07 ID:c2TcfJYE
そういえば ふと 「花にうずもれて」の花乃子ちゃんの初体験は
すごそうだななんて思ってしまいました。

854 名前:841 :03/10/01 02:00 ID:syhfP1WU
>832さん
萌えでつ(^^♪
結婚式を抜け出すことでお互いへの気持ちを確信できた二人にとって、熱海に行くことは
新婚旅行であるだけでなく、それまでの関係を超える踏み切りみたいなものなのでしょうか。
落ち着いてからじゃなくて「今飛び越えたい、今じゃなきゃいけない」という早紀子(と浩生)の
気持ちがこちらにも伝わってきました。
だけどいざとなると
>「なんか、ちょっと、怖いんだけど」
な早紀子ちゃん可愛い。何が?ってききながらも浩生が優しいのもいいでつ〜
ゆっくり丹念な相互補助?を感じる愛撫シーンに萌えまつたw
(密かに次回作を期待していてもいいでしょーか?)

>852さん
一瞬、ジェラシック・パークっぽい感じに読めてしまいますた(ええ、阿呆でつ)

>853さん
その日の、気持ち・からだのコンディションがひと目で分かっちゃうんでしょーかw


855 名前:832 :03/10/01 11:35 ID:mtpW24nm
レス下さった方々、ありがとうございます。m(__)m

元々エロパロ向けの文体じゃないのに無理して書いたので、
お見苦しい点が多々あったかと思いますが、読んでもらえて
嬉しいです。

今はヌケガラのよーになってますので、今後は841さんも含め
他の方々の作品を待ちながらROMさせて頂こうと思います。


856 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/01 13:02 ID:4OHLA3p4
>832
勿体無い!!文章もエロかったし、萌えだー!
早紀子を背後から抱きしめる浩生に(;´Д`)ハァハァ
これからもぜひとも描いていただきたい。
>832−840
罪悪感を払拭してガンガる二人には幸せになって欲しい。
初体験でご懐妊!?
二回目の結婚式には浩生くんの直したドレスを着るのね!!


857 名前:832 :03/10/02 10:06 ID:L3/G3BP6
>856
ありがとうございます。<m(__)m>

えーと、書き方が悪かったですね。すみません。
もう書きませんという意味ではなく、しばらくは
書けないだろーから・・・という意味でした。
書きたくなったらヘタレだろーとなんだろーと書くと
思います。

でも正直言って、自分が書いたのを読むより、誰かが
書いてくれたのを読む方が楽しいんですよー。

858 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/03 08:25 ID:TXCMfyZ2
お待ちしておりまつ。

859 名前:SS保管人 :03/10/07 20:01 ID:6+rbd6Xx
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?


860 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/09 00:30 ID:z5t77+mD
下がりすぎのような気がするのであげ。

861 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/10 15:35 ID:jIZmROD3
かっっ・・・川原泉で検索したら、まさか2chのこんな板に飛ぶなんて・・・
ビクーリタだよ

862 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/10 15:54 ID:KqVc+V+6
>>861
ここを見つけてしまうのと、ガラスの仮面で検索して同じくエロパロ板内の某スレを
見つけてしまうのと、どちらがダメージ大きいだろおか?w

863 名前:861 :03/10/10 16:23 ID:jIZmROD3
某スレってナニ!?!?(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

864 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/10 16:24 ID:t5lnToQb
某スレにイピョーウ
そして抜けられなくなるにイピョーウ

865 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/10 16:25 ID:t5lnToQb
板一覧でその作品名を検索しる

866 名前:862 :03/10/10 16:26 ID:KqVc+V+6
>>863
いえ、作品名はっきり書いてあるし(笑)
スレ一覧から検索すれば一発。

注意:あのスレを読みながら飲み物や食べ物を口にしないこと
    どんな奇襲攻撃があるかわかったもんじゃありません(笑)

867 名前:863 :03/10/10 16:29 ID:jIZmROD3
>>866
ごめんなさい
さがしてみます(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

868 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/11 07:58 ID:CvZfhKQQ
SS保管人様、ようやくこのスレに来られましたね。

私はいいと思いますよ。

869 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/11 10:19 ID:hedNCtTJ
わたしも見てきた!あのスレのテンションの高さ(いい意味)は一体・・・!!

870 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/11 23:08 ID:zTLMB8Lz
>>869
あそこには素晴らしき神が住んでいらっしゃるのですよ。
聖なるかな、聖なるかな。

871 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/12 12:29 ID:eav5breI
ワラタ。

872 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/16 03:24 ID:VZRrLYK0
流花×社長
…ことに及ぶまでに何行いるだろ。

873 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/16 22:53 ID:ZO3X2Vo8
>872
そのトロさ加減がまた流花ちゃんらしかったりw


874 名前:SS保管人 :03/10/17 01:30 ID:fWCqJXx7
>>868
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (aとdの間のスペースを抜いてください)

ようやく収蔵が終わりました。
親スレで見ていた頃からやろうと思ってたのですが随分遅れてしまいました。
ファンサイトのデータを参考に作業しましたが、おかしなところがあればご指摘下さい。

875 名前:需要はなくても供給してみる :03/10/17 05:09 ID:hzwZtNv4
>>874
お仕事ご苦労様です。
早速ですみませんが、「とーるちゃん&くみこちゃん」は
私の作品ではないようです。小ネタの方はそうですが。
よろしければリンクを直してくださいませ。

>>ALL
どーにも私のハンドル長いですね。
今度から「需要(略)」にしましょう。
架空の森の続きはちまちま書いております。
もうちょっとお待ちくださいね(待っている人がいれば(藁)。
ところで自分のネタを自分のサイトに収録ってOK?

876 名前:SS保管人 :03/10/17 23:13 ID:lMO9T6H1
>>875
失礼しました。何でこんな勘違いをしたのやら…



877 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/21 01:48 ID:2rY4+tFP
hosyu

878 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/22 16:18 ID:jMW5wFZw
保守です

879 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/25 00:48 ID:hSDJ5Mtj
age

880 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/28 13:13 ID:iLFsGBrb
保守させていただきます。

881 名前:『トクベツ』 (史緒×一臣) :03/10/30 01:07 ID:O8DyGsbD
頭の部分だけでつが保守がわりに。
******************************************************************************
『トクベツ』 (史緒×一臣)

――― 今日のわたしは忙しい。
ゆったりと雲が流れ、うららかな陽がさす秋の午後。例のお抱えシェフがいない日曜日。
大きな机の上に散らばる、かつて原稿用紙と呼ばれし紙くずを片手で押しのける。
艶を帯びたオーク材の覗いた隙間に乗せるのはティーカップを2つと、皿を埋め尽くすように並んだ
スコーンならぬヤキソバロール。
原稿用紙から離れた兄ちゃんのまなざしが途端に柔らかくなる。
「これは吉田さんじゃないね。史緒さんが作ってくれたの?」
「そぉそ、今日お休みだからさ。トクベツ」
「おいしそうだね。この仕事してると曜日の感覚が無くて。…せっかくだから、史緒さんも一緒に…」
一口サイズにカットされたロールパンを見て兄ちゃんは言うんだけど。
「うんにゃ……いい」
ハッタリかましてにっこり笑顔。
特別な日曜日。無論、このあとのたくらみはおくびにも出さないのさ。
―――ドクン、そのとき心臓が音を立てた。"落ち着け"自分に言い聞かせながら、
極上のクイーンメリーをすすってまずは一呼吸。こっちがドキドキしてどーすんだよ。



882 名前:『トクベツ』 (史緒×一臣) :03/10/30 01:08 ID:O8DyGsbD
その間にも内容物とはまるで似わつかしくない流麗な絵皿の柄が、パンをつまむ
兄ちゃんの指先によって、ひとつひとつパズルのようにつなぎ合わされていく。
 もうすぐ、もうすぐ。
今、何を喋ってるかなんてまるで頭に入っちゃこない。いつの間にかリズムを打ち始めた
心音が加速度的に速くなる。
それにしても兄ちゃんが食うと、不思議ともぎゅ、って音はしないな。……なんでだ?
…いかんいかん、こんなこと考えてる場合じゃない。
そのときに向けて密かに高鳴っていく鼓動。はやる気持ちを押しとどめながら、
一歩づつ距離を縮めていく。動き続ける指先から目が離せない。
 あぁ、もう、あとちょっと。
そして最後の一片ははめ込まれた。
 きた―――!!
由緒正しき大英帝国の紋章と黄金のグリフィンが淡いセージグリーンの中に、くっきりと
浮かび上がった瞬間 ――― 出口を塞がれた鼓動が一気にはちきれた。
ええい、大丈夫!聞こえてるわけじゃない。




883 名前:『トクベツ』 :03/10/30 01:11 ID:O8DyGsbD
「あのな……兄ちゃん」
その目をまっすぐみつめる。
「どうか…しましたか?史緒さん」
他愛無い会話の後不意打ち。……のつもりが目を反らされることすら無くて、
逆に兄ちゃんの微笑みに捉えられてしまいそうになる。ちぇ、余裕かよ。
跪き、そっと手で触れて気持ちを伝える。
いまのわたしと、これからわたしがしようとしていることを。
拒まないでくれるよな?
ちろり、上目遣いに探りを入れる。なのに視界は強い逆光に遮られてしまった。
「………」
無言は肯定の言葉 ――― たぶん。
小さな音を立て、前合わせを開いていく。導き出しててのひらで包み込み、
柔らかく摺りあげる。そう、小さくて愛おしいものを抱きしめるみたいに。
よしよし。
先を軽く撫でるとピクン、と小さくうなづいた。
へへっ、この瞬間の兄ちゃんはこんなにもかわいい。
「ちょっ…史…緒さん…」
兄ちゃんの声音から感じ取れる少しばかりの困惑と、そして高揚。
照れくさそうにしてるそれをしげしげとみつめる。……不思議なカタチ。
どーするのが一番いいんだろ?よく分からんけど、まぁなんとかなるだろ。
ちゅっ。
そっと先にキスをして、そのまま根元へと唇を滑らせる。
そして、瞬く間に意識が集中したその強張りを静かに口に含んだ。


884 名前:881 :03/10/30 01:13 ID:O8DyGsbD
この場合、グリフィンにSは付きませんでつ(w
それと、以前のものを保管庫に収録していただいていて、ビクーリしまうた。


885 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/30 09:04 ID:dJ10KKF7
フロイト1/2の二人も何気に歳の差があるが
どうでしょうか。神様。

886 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/30 12:56 ID:WyTqpwmN
>>882

>それにしても兄ちゃんが食うと、不思議ともぎゅ、って音はしないな。……なんでだ?

 あ〜〜、わかるわかる、なんかそんな感じw
 期待しとりまつ。

887 名前:名無しさん@ピンキー :03/10/30 18:48 ID:ImNbt5T6
>>884
ということは、以前にも書かれてた方なのですか?
文章に手慣れた感があるのも肯けます。

888 名前:SS保管人 :03/10/31 22:04 ID:x0hvDS6h
>>884
もし差し支えなければ、どの作品を書かれた方なのか教えて下さい。

889 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/08 20:25 ID:XMsaJ8BQ
ほしゅ

890 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/12 20:50 ID:SiFDUQb1
新スレにならないと神が降臨しないんだよね・・・まちどおしい

891 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/17 21:14 ID:BoSt6LZp
新スレになる前に落ちないようほしゅ。

892 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/17 23:17 ID:6feFM6lz
この調子だと、新スレに移って小早川くんと瑠璃子ちゃんネタが
読めるのはいつになるんだろう。
待ち遠しいな。

893 名前: ◆t9KN7WsR1E :03/11/18 01:32 ID:MKAEV1mB
|<皆様、ごめんなさい。
こちらのPCがクラッシュしてしまいまして、
小早川くん×瑠璃子ちゃんSSを含めPC内の全データがあぼーんしてしまいました(泣。
セーフモードすら起動せず、このため新スレ移行直後には投下できなくなってしまいました。
脳内バックアップを基に書き直しますので、
しばらく時間をください。
ご期待に沿うことができず本当に申し訳ありません。

894 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/20 18:49 ID:HC34lVNq
>>893
PCあぼーんって・・・そりゃつらいですね(´д⊂ヽ
漏れの友達のPC逝った時を思い出しました。そいつマジで泣いてました。
SSは気長に待ちます。ゆっくりがんがって下され。

895 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/23 09:44 ID:hS/5UTjc
ホッシュ

896 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/25 17:35 ID:kEscB5aY
>>893
がんがれ〜!他の職人もがんがれ〜〜!!

897 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/25 17:38 ID:kEscB5aY
職人さんも、だな。

898 名前:名無しさん@ピンキー :03/11/30 03:00 ID:sPwSQMaS
保守。

899 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/02 03:18 ID:7oUCdX5U
hosyu

900 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/02 13:32 ID:JaWRKltP
700

901 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/02 22:18 ID:9UlucXmu
へたなつっこみ900でなくて…?

902 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 01:51 ID:KZvKuEzw
test

903 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 01:52 ID:KZvKuEzw
カーラ君て実は男心くすぐる設定多くない?
つーわけでカーラ君デビュー作で無理矢理ラブ系をちょっと披露。
気が向いたら続きも載せます。

その後の「ジュリエット白書」


「織尾、理T合格おめでとう」
「ふん、当然だ。結城は文Uか文Tには恐れをなしたか」
「ま、僕は役人になる気無いし。浪人は嫌だったんでね」
「そうか、お互いめでたいな」
ここで結城と織尾はお互いに探るような目で見合った。
「「最近、妹と会ってるか」」
見事にハモった。

織尾と結城は宿命のライバルで日夜勉学で競っていた。当初はお互いを嫌っていたが、
どういうわけか、それぞれの妹に一目惚れして付き合ってからは仲良くしている。

が、共通一次と二次対策だけでなくお互いが妹を人質にされているため、
牽制しあって付き合いが浅いのが悩みだった。

「なあ織尾、春から東大生だし、そろそろ進展があってもいいんじゃないのか」
「ふん、貴様は下らん世間を気にしているのか」
「そういうわけじゃないが、やっぱり経験を積んでおきたいだろ」
「まあ、確かにな。いかんいかん、鈴香を貴様の毒牙に掛けるわけには」
「それはお互い様。僕だって千種が巫女になれなくなるのは悲しい」
「訳のわからんことを。しかしだ、タイミングが難しいな。鈴香だけが汚されたら、
結城、俺は貴様を殺す」
「まあまあ、だからこそだよ。3月には卒業と言うことで卒業旅行に行こうじゃないか。
お互い妹同伴でな。寒いが軽井沢の貸別荘なんかどうだ」
「ふむ、興味深い提案だな。一つのるとするか」


904 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 01:54 ID:KZvKuEzw
そんなことは知らない大親友の鈴香さんと千種さんは今日も飯を食って喋ってた。
「ねえ、鈴香、最近うちの渉君一足早い春って感じで浮かれまくってるよ」
「千種の所もそう?うちもよ。東大様に受かってからにへらとしてるだよ。
んでさ、来週卒業旅行とかで私も付いていく羽目になったさ」
「え、うちもだよ。もしかして軽井沢の貸別荘?」
「そう・・・・。うう、兄さが怖い」
そう弱者の危惧は常に哀しい。
そして、両親の信頼厚い(両親も説教出来無いとも言える)兄貴連合の提案はあっさり
了承され、二人のジュリエットはドナドナの歌と共に貸別荘に運ばれるのであった。


貸別荘では当然のように食事を作らせられ、食器を洗っていたが危惧すべき状況はなかった。
「やっぱ、キスもまだだもんな。貞操の危機は平気じゃない」
「んー、どうだかね」
とボソボソ話していると、兄貴から二人で風呂に入るように命令が下った。
どうやら最悪の事態は免れたようだ。貸別荘でも男同士、女同士で部屋割りがされていて
楽しく旅行を過ごせそうだ。
「にしても、けちくさい。どうせなら北海道、九州くらいにいけばいいのに」
などと軽口が出る始末。


905 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 01:55 ID:KZvKuEzw
しかし、明るい旅行もここまで。パジャマに着替え髪をタオルで拭きながら
階段を上がってきた二人の前に立ちふさがる織尾。
「鈴香、お前はあっちの部屋だ。結城が待っている。さ、千種君中に入ろう」
なにしろ16年間ずっとプレッシャーを掛けられている相手だ。たとえ死ぬほど
嫌でも逆らうことは出来ない。従うように身体に染みついてしまっている。

顔を強ばらせてガクガク震えながら織尾に肩を掴まれ中に入る千種。
蒼白な顔で見送っていた鈴香だが、意を決して向かいの扉を見ると
いつのまにかドアの前にいる結城に手を引っ張られて部屋に入り込んでしまう。
「さ、そんなに緊張しないで。鈴香君前に合格祝いをくれると言ってただろ。
せっかくだから君の初めてを貰うことにしたよ」
(そんなもんやるなんて言ってない)心の中で叫ぶ鈴香だったが、ベッドに
押し倒され思わず目を瞑ってしまう。
織尾はそのまま鈴香に口づけをした。二人にとって初めての行為だったが、
今夜はこれで終わるわけではないので鈴香にとって感慨深いものではなかった。


906 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 14:47 ID:R0iof1sX
ジュリエット白書キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

確かにその後が気になってました。
この二人、本懐を遂げた後はどっちがより多くイかせたかで張り合いそう
是非続きをお願いします…(*´Д`)ハァハァ

907 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/03 22:53 ID:fNQCgux0
新作キター!
しかも萌え萌えで(・∀・)イイ!!

908 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/06 03:01 ID:d5bASe9m
ジュリエット白書って・・・読んでて妙にハァハァしませんか?

909 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/06 10:01 ID:I7A+LEFU
お互い相手のテクを根掘り葉掘り妹から聞き出しそうだ。

910 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/08 01:12 ID:+E06BsL3
パセリの兄×隣妹と弟×隣姉の組み合わせも好きだ!
兄弟姉妹って面白い。

911 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/08 08:42 ID:QASB+RXO
>>910

ジュリエット白書とは逆で、こっちは兄弟揃って聞いちゃいないのに
お互い相手のことを自慢してそう

912 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/10 21:09 ID:1PXDHegQ
ジュリエット白書タン
史緒×一臣タン
織人×苑生タン
森には真理が落ちているタン
不思議なマリナータン
新スレ瑠璃子ちゃん×小早川くんタン

・・・保守しておくよ!

913 名前:884 :03/12/12 12:51 ID:xrNforDa
あれっきり投下なしレスもなしの放置状態すみません。
言い訳無用です。ごめんなさいm(__)m
まとまりしだい投下させていただけたらと思っておりまつ。
それとレスいただいた方ありがとうございました。
ともあれ一臣にーちゃん を 効果音でもぎゅるのはハズカシそーでつが(笑)

>SS保管人さん
お疲れ様です。レスが大変遅くなってしまって申し訳ありません。
また、収録していただいて恐縮です。
881−883以外ではナッシュ×キラ2本、343、639th、749、841が当方になります。
小ネタは数行でページを取ってしまいますし、保管人さんのご都合次第で
ひとまとめにしていただいてもOKです。
お手間おかけしてすみませんです。m(__)m


914 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/12 12:52 ID:xrNforDa
>903さん
w旅行!!なんつー萌えな響きっ!
>「さ、そんなに緊張しないで。鈴香君前に合格祝いをくれると言ってただろ。
>だから君の初めてを貰うことにしたよ」
一見、そんなんあるかい!?調な展開が、織尾兄ならば実に最なことだと納得できて
しまいまつ。かたや結城兄と千草さんはどーなってるんだろー?とても気になりまつ。

>910さん >911さん
兄「それにしても、律子ちゃんの寝顔は可憐だ」
弟「可憐?…兄さんがそーゆーならそーなんだろーな」
弟「だけど諒子さんは、明るい所で見ても(!)なおかつ妖艶だし」
兄「妖艶?…おまえがそう思うならそーかもしんない」

…うっふんな姉(黒のセットアップにガーターベルト+肌色のほんのり透ける
黒のガーターストッキング。網だとストレートすぎる?)と
いや〜んな妹(べビ−ドールちゅーより、白い綿レースのナチュラル系キャミソールと
タップパンツにリボンはミントグリーン、みたいな感じ)なんて想像してシマタです。


915 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/13 10:23 ID:Mt+cU3Iw
律子ちゃんはてっきりグンパンかと(ry

916 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/14 22:33 ID:2FOTO8wv
あ、そーか。
もしくはタップパンツの中にグンパンを(笑
(タップパンツだけだとスースーしそうですよね(汗)

……かーらキャラのグンパン率高そう(w


917 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/17 13:11 ID:R1Ljd8ib
保守がてら

> グンパン率

ありえなさそうでありえそうなのが一臣にーちゃんちにいく前の史緒タンかも
何ていったって経済的だし綿100%でお肌にやさしい。
臍まですっぽりだから風邪もひく率が下がるかもしれないから医療費も節約。
とりあえずは穿ければ問題ないし。なんて考えないかな
んで、クレジットカードもらって最初のアジの開き購入と同時にパンツ新調してグンパン卒業



……回線切って逝ってきまつ

918 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/17 22:30 ID:VY3TK3h7
うんにゃ、逝かんでいい(笑

>最初のアジの開き購入と同時にパンツ新調してグンパン卒業
初めてのお買い物にはそんな深いイミがあったのか。
「ブラジャーとナプキンを買いたいのでお金をください」の延長で
ぱんつとオソロでブラも購入?
初めてのラヴリィ下着に(誰に見せるわけでなく)密かにココロときめく史緒さん♪



919 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/17 22:46 ID:V2iAkPMn
>>918
でもきっと、勿体なくて穿く事ができずに、眺めてはため息の毎日、とか。

920 名前:903 :03/12/18 02:49 ID:Ea/YvgPy
ヴァンデミエール 葡萄月の反動

実はH描写苦手でつまっているので、
借金のせいで性奴にされると言う話が大好きなワシが
上記を蕗子の弟である拓也の視点で描いてみた。つーか、
設定酷すぎw


俺は、高級住宅街の一角の暗がりにずっと佇んでいた。
ここは貴島財閥の当主の豪邸で、ここの覚という鬼畜の
帰りを待っていた。
寒さにかじかむ手を息でそっと暖めた。麻痺させるわけには
いかないのだ。俺は懐に隠した大振りのナイフにそっと触れた。
貴島家の次期当主である冷たい目をした顔を思い浮かべた。
姉貴のためにも奴だけは必ず殺してやる。暗い炎(ほむら)が
俺の心の中で燃え上がった。



921 名前:903 :03/12/18 02:51 ID:Ea/YvgPy
俺は拓也。中学3年で姉貴と二人だけで生きている。
こう見えても俺は去年までは社長令息だった。吹けば飛ぶような
貧乏工場の社長がオヤジだったが。
お袋は早くなくしたが、面倒見のいいオヤジと明るい姉貴のおかげで
俺は貧乏ながら楽しく生きていた。
 だが、うち続く不況のせいでオヤジの会社は左前になり、とうとう
去年貴島財閥から下請け整理をされ、オヤジは倒れそのまま帰らぬ人となった。
保険金は借金に消え、まだ高校生の姉貴はバイトバイトで俺の面倒を見てくれた。
姉貴は蕗子と言って、弟の俺から見ても童顔で明るく可愛いかった。
しかし、無理なバイトが祟って過労気味だった。俺も働くといったが、
「子供が何を言ってる」と笑って窘められた。
そして今年の夏、割の良いバイトがあると言って姉貴は軽井沢に住み込みで働きに行った。
しかし、予定より早く帰ってきた姉貴は以前に比べて無口になり遠くを見つめるようになった。

姉貴はバイトを掛け持ちでこなし、一層顔色が悪くなった。俺は中学を出たら働くと行ったが、
「子供は心配するな」と笑っていた姉貴。そんなある日、冷たい目をした30くらいの男が
姉貴を捜しに部屋に来た。やたら金のかかった服装をしていた。
そして、その日から姉貴は外泊が多くなり、安アパートから今の賃貸マンションに引っ越すことになった。
俺は薄々あの男が姉貴と付き合ったせいかと思ったが、誰と付き合おうと構わないので気にしないでいた。
姉貴はバイトを止め、俺に塾に行くなら金を出すと行ってくれた。どうやらあいつがスポンサーになってくれるらしい。


922 名前:903 :03/12/18 02:56 ID:Ea/YvgPy
俺は金持ちそうな男とどうして知り合ったのか不思議だったので姉貴に聞いたところ、
夏のバイトで知り合ったと頬を赤らめて教えてくれた。

ある日姉貴は黒塗りのリムジンで帰ってきた。中には彼氏(覚というらしい)と側でぺこぺこしている初老の男がいた。
俺は初老の男を見て驚いた。確かあいつはオヤジの会社に良く来ていた貴島財閥の人間だったはずだ。
オヤジはいつも奴にぺこぺこ頭を下げていたのを思い出したのだ。
俺は姉貴に覚は何者かと聞いた。貴島家に縁があるのかと。
姉貴は少し寂しそうな顔をして覚は貴島財閥の次期当主なのよと答えた。俺の心の中にむくむくと不信感が巻き上がった。
俺は姉貴が玉の輿を上手く手に入れたと思っていたが、貴島では格が違いすぎる。これでは愛人がいいとこだ。
もちろん、姉貴がエンコーしようが俺がとやかくいう事ではないが、姉貴は真面目で男に興味が無く、そういう事をしそうにない。
もしあるとしたらただ一つ、俺のために身体を売っているに違いない。

俺は奴の会社に行くことにした。奴にあったら姉貴のことを尋ね、本気でないなら別れて貰おうと思ったのだ。
会社の近くの駐車場に奴が乗ってる黒のリムジンがあり運転手達が喋ってた。
覚は今年自動車事故を起こしてから、もっぱら運転手付きの車に乗っていたのである。
ほんの少しの好奇心から俺は運転手達の話を盗み聞いた。
「・・・あの娘随分若いな」
「まだ高校生らしい。若もロリコンか」
「ロリコンどころか、この夏は小学生プレイで楽しんでたそうだぜ」
「へえー、確かに童顔だけど、小学生プレイとは凄いなあ」
俺は驚いた。小学生プレイという言葉は知らなかったがなにか淫靡に溢れる語感である。
しかも、話の流れから相手は俺の姉貴に違いない。
「ま、金がなければなんでもするだろ」
「なあ、俺聞いたんだけどよ」
「ん?」
「あの娘さ、若が潰した会社社長のご令嬢のなれの果てだってな。
しかもその社長は若が殺したようなもんだって聞いたぜ」
「しっ、滅多な事言うな」
俺は蒼白になった。頭が真っ白になった。そんな馬鹿な話があるかと思ったが、俺の足は勝手に動き出していた。


923 名前:903 :03/12/18 02:57 ID:Ea/YvgPy
俺はオヤジの経理担当役員だった親戚の家に向かった。人の良さそうな叔父は俺が貴島覚を知っているかと尋ねると
困ったような顔をした。しかし、しつこく尋ねると去年、一方的に取引を打ちきり冷たく去っていった男こそ、貴島覚だったと教えてくれた。そしてオヤジは覚の前で倒れたのだと。
俺はあまりの怒りに身体が震えた。俺達の家族の幸せを踏みにじり、オヤジを殺した憎き男は姉貴の彼氏だったからである。しかし、よりによってなんでそんな奴を姉貴は選んだのか。

そこで、俺は全てに合点がいった。あの鬼畜はオヤジを殺して、会社を潰しただけでは飽き足らなく、
姉貴も毒牙に掛けたのだと。おそらく高給のバイトとは姉貴を誘い込む罠で、姉貴を採用するためだけの
ものだったのだろう。そして何も知らない姉貴は軽井沢の別荘に着くや監禁調教を受けたに違いない。
俺の脳裏には白い姉貴の裸体を冷たい目で見つめながら容赦なく責めている覚の姿が浮かんだ。

しかし、姉貴はあれでしっかりしている人間である。そう易々と罠にはまるとは思わない。
そこであの初老の男(叔父の話によると市村というらしい)が引導を渡したに違いない。
(・・・ここで帰ったら弟さんの進学はどうするんですかな。さあ、覚様に全てを委ねなさい。
そうすれば悪いようにはしませんよ。いいですか、ご主人様と呼び絶対服従を誓うのですよ)
俺は市村が姉貴に諭している声さえ聞こえたような気がした。


924 名前:903 :03/12/18 02:58 ID:Ea/YvgPy
そうだ、金の力で姉貴は処女を散らされ「小学生プレイ」をされていたに違いない。
しかし、何故早く帰ってきたのか?アイツが姉貴に飽きたのか。
いや、今でも続いているところを見るとそうではないはず。
そこで俺は思いだした。姉貴が夏休みの間、ため息をついて物思いに耽っていたのを。
きっと、悪魔なあいつは、姉貴を調教しているときに、オヤジを殺したのは自分だと言ったに違いない。
いくら金のために惨めな境遇に耐えても親の仇に身体を貪られるわけに行かず姉貴は帰ってきたのだ。

しかし、バイトはなく生活は困窮した。もしかしたらバイトを止めさせられたのはアイツの差し金かも
しれない。そこで再び現れ親の仇に全面服従を誓せたにちがいない。
俺は悪友からその手のマンガを借りたばっかりだったのだ。確かに、我が手で破滅に追い込んだ男の娘を
貪るのは暗い愉悦があるだろう。それは自分にも想像できる。しかし、生活するために弟を進学させるには
殺しても飽き足らない男に奉仕するしか姉貴には選択肢は無かったのだ。
それはどんなに辛く惨いことなのか、男の自分にはわからない。しかし、いつも明るく笑う姉の地獄を
全く理解できなかった自分を呪うしかない。

まさに復讐するは我にありだ。俺は西村寿行が好きで良く読んだがこれほど悲惨な設定は彼でも書いてない
気がした。しかし、姉貴を塗炭の苦しみに沈めるわけには行かない。
どうせ、堕ちたこの身である。鬼畜である覚を刺し殺し、金さえあればどれほど惨いことをしても平気である
とは限らないことを思い知らせてやると改めて決意した。


<<続く>>

925 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/18 23:02 ID:ik2Yy5AQ
新作キター(・∀・)!!!
と思ったら弟の勘違いでほのぼのエロがハードエロに(。∀。)!!!
「小学生プレイ」エロイよ姉さん!!!

926 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/18 23:05 ID:zXI7o+he
覚に妹がいればまんま寿行の世界ですなw (←結構期待してたりして

927 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/18 23:19 ID:eVQMVFux
端からみれば確かに甲見える!

928 名前:903 :03/12/19 00:29 ID:sXEM2Fvm
待つこと3時間、遂に奴の車が来た。
門の前で減速する車の前に俺は飛び出した。
キキッー、「バカヤロー死にてえのか」運転手が怒鳴る。
俺は構わず、後部ドアに向かった。鬼畜の貴島は驚いた顔をしながら
車を降りた。
「何だ、拓也君か。どうしたんだ」

「貴島ぁ、よくも姉ちゃんを玩んだなあ、死ねぇ」
俺はナイフを脇に持って覚に突進した。覚は驚いた顔をしながら、咄嗟に避けたので、
俺はドアにナイフを刺してしまった。
「拓也、何をやってんの。止しなさい」
姉貴が車の中から怒鳴る。
「姉ちゃん、こいつに金貰う代わりに変態プレイを強要されてんだろ。俺は知ってんだぞ。
親の仇に抱かれた金なんか俺はいらねえ」
親の仇という言葉に鬼畜の顔に動揺が走った。いくらかは人間の心が残ってるらしい。
助手席からは市村が転げ落ちてきた。
「拓也君、そ、それは違う」
「うるせー、親切面してこいつに姉ちゃんを売り飛ばして、言うこと聞かせたんだろ絶対許せねえ」


929 名前:903 :03/12/19 00:30 ID:sXEM2Fvm
姉貴も車から飛び出してきた。
「覚君逃げて、拓也何か勘違いしてる」
「あ、蕗ちゃん危ない、出て来ちゃダメだ」
ん、覚「くん」だあ、蕗「ちゃん」だあ。なんかイメージ狂う。しかし、俺は腹を据えた。
「貴島ぁ、貴様の鬼畜な振る舞いは天知る、地知る、我が知る」
姉貴が時代劇が好きでよく見させられたのでつい時代がかった台詞になる。
「一つ、人の生き血を啜り」ドアの内張りに刺さったナイフを抜き取った。
「二つ、不埒な悪行三昧」俺は貴島を睨み付けナイフを持ち直しながら狙いを定めた。
しかし、そこで思いがけない合いの手が姉貴から入った。
「三つ、三日月禿がある」
俺はガクッとした。そりゃないだろ。この一瞬の隙に運転手が見逃さず、俺は羽交い締めにした。
「糞、放せ、そいつはオヤジの会社を潰して、オヤジを殺して、姉貴を別荘に拉致監禁して
辱めやがったんだ。絶対殺す!」
「こら拓也、いい加減にしなさい」姉貴が俺の頬を張った。
「ここだと騒ぎになる、中で話そう」ようやく虚脱状態から回復した鬼畜がそう言った。

畜生、これまでか。俺も殺されるんだろうな。それとも弟を生かして欲しかったらとか言って、
貴島の奴また姉貴になんか変態プレイをさせるんじゃ無かろうか。俺は気が気でなかった。


930 名前:903 :03/12/19 00:32 ID:sXEM2Fvm
家の中に入ると姉貴が俺を睨み付けていった。
「拓也、いったい急にどうしたの」
「俺聞いたんだ。姉ちゃん、夏のバイトってこいつの性欲処理だったんだろ。
小学生プレイをさせられたってな。それにこいつがオヤジを殺したんだろ」
小学生プレイと聞いて鬼畜と姉貴と市村は視線を交わし下を向くとため息を吐いた。
「あのね、姉ちゃんは子守に行ったのよ」
最後まで言わせず貴島が引き取った。
「あのな拓也君。今年の交通事故で俺は記憶喪失で9才に戻ったんだよ。
その子供の相手を蕗子さんにしてもらったんだ。これは秘密だったんだが、
かえって、変な誤解を生むことになったな」
困惑した貴島の顔はなんともいえずおかしくて、いつもの冷たい目をした男じゃなかった。
「え、じゃあ姉貴にランドセル背負わせてリコーダー咥えたコスプレさせたり、剃毛プレイとかじゃ・・」
「馬鹿、アンタどこでそんな知識仕入れたのよ」
姉貴が顏真っ赤にして怒鳴った。
「じゃあ、なんで早く帰ってきたんだよ」
「それは俺の記憶が戻ったからもう子守をしなくても良くなって」
二人の会話を聞いているうちになんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。

「でも姉ちゃん、こいつオヤジの仇なんだろ。そんなのと付き合っていいのかよ」
「父ちゃんは過労だったから。私現場見てたけど、覚さんが殺した訳じゃないのよ」
んだよー、俺はピエロかよ。
「でも姉貴をいつも遅くまで連れてるよな。高校生が行くような場所じゃないんだろ、どうせ今夜だって」
俺は言い張った。
「いや、ディズニーランドでエレクトロパレード見てきたの」
姉貴が嬉しそうに言った。おいおいいい年したおっさんがそんなことするかあ。
俺の呆れた顔を見て、貴島は顔を赤くして下を向いて「そのとおりだ」と言った。
はあ、そりゃ大変だなあ。若い女と付き合うのも。俺は貴島に同情しそうになって、あわてて頭を振った。


931 名前:903 :03/12/19 00:32 ID:sXEM2Fvm
「なあ、姉ちゃんは早生まれなんだ。つーことはまだ17だぜ。エンコーやらインコーは問題じゃないのか。
え、貴島財閥の御曹司が淫行したらとんだスキャンダルだろ」
そう言うと二人は顔を見合わせて暗い顔になった。
「ま、俺は二人が別れてくれればそれでいいよ。どうせ財閥のおぼっちゃまには素晴らしい婚約者がいるんだろ。
姉貴を愛人にするのだけは許さないからな」
すると、今まで黙ってたら市村が俺に話しかけた。
「拓也君は我々に恨みはないのですかな。真面目な交際なら二人を認めてくれるのですか」

「別に過去のことだし、当事者が好きあってるならとやかく言いませんよ。でも、姉ちゃんと貴島さんじゃ
まさに月とすっぽん、無理でしょ。どうせ別れるなら早いほうが良いですよね」
「ほう、さすが沢登さんの息子さんだ。しかし、覚様は決していい加減な気持ちで付き合ってませんよ」
「そうですとも。ぼっちゃまには蕗ちゃんがお似合いですよ」
いきなりおばあさんが会話に加わった。
「このお嬢さんなら大丈夫。ばあやからお父さんにも話してありますから」
俺は呆気にとられて周りを見ていた。大財閥がこんなフランクで良いのか。
それより俺は何しに来たんだ。すっかり会話が盛り上がってる中で俺は疎外感を感じながら
幸せそうな姉貴の顔を見ているだけだった。



932 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/19 01:36 ID:Tua9ifUD
大笑いしまつた
新鮮な視点でGJ!あんたすごいよ

933 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/19 03:03 ID:sTlJoV4v
禿。三日月禿最高。GJ!!!

934 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/20 23:44 ID:++sNPZJ7
面白かった!乙です!

935 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/21 13:22 ID:L8roxFdj
にっ西村寿行・・・拓ちゃん、すきなのね。
まだ中学生でしょ。ハードね。

936 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/23 23:57 ID:XX5mUfKY
保守

937 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/28 05:17 ID:OAbY3w9P
保守あげ

938 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/28 18:56 ID:PLmF5Vgu
新スレ立てんの?

939 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/28 23:48 ID:K4ti+GAQ
うん

940 名前:若生薫子 :03/12/31 23:14 ID:U7QOWOCq
お手伝いさせていただきますわ。生涯一捕手っ

941 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/01 16:22 ID:+2Ms9Gqv
あけましておめでとう保守

942 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/02 12:31 ID:tIKORXkK
おめでとん!
いましがた箱根駅伝で小田原城がうつってますた。
風呂糸屋さんに想いをはせつつほしゅ☆

943 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/03 01:31 ID:ry2sLMXG
うわっ しばらく見てないうちに新作が。
めっちゃ面白かった!!
笑いすぎて涙出てきた

944 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/03 18:20 ID:kOVrT5NZ
あけましておめでとう&保守

945 名前:需要(略) :04/01/08 14:07 ID:cTP1CPGM
お久しぶりです。織人×苑生の続きを持ってきました。
なぜかしばらく書き込みできなくなってて(ノートン先生の仕業でした・・・・・)
困ってたんですが解決したので。
新スレ移行前に、最後の前ふりを(前ふり長いって!)
まだ絵路でなくてスイマセン、でもこれ書かないと私の中で納得いかないので。
いつものように読み飛ばし推奨です。

**************

さくり、と草を踏む。
夜の森は月の光も拒むようで、それでいて白い花ばかりが浮かび上がって見える。
夕食も片付けも済ませ、織人を客間へ追いやって、
それから苑生は、夕方歩いた場所へまた来ていた。
青く沈む闇に浮かび上がる、白い花。木々の向こうの月を眺めて、
長い間佇んでいる。……考えているのは、織人に言われたこと。
初めて出会った日のこと、この森で遊んだ日のこと。
織人の父にかかわる事件の日。
別れの日。
みっともなく泣いていた、あの日の「少年」と、眩しい様な今日の「青年」。
「……私は」
誰にともなく、呟く。ぼんやりと浮かび上がる白い花。
「……そう、だな」
瞳を閉じて、自嘲するように少しばかり笑った。


946 名前:需要(略) :04/01/08 14:08 ID:cTP1CPGM
「織人。……起きているか?」
夜半、襖越しの小さな声に、窓辺に座っていた織人は外から中へと視線を戻した。
襖は閉じたままだが、その向こうに気配がする。慌てたように急いで襖を開くと、
果たして、そこには白い着物の愛しい人。
「苑生さん」
「夜分すまないが、邪魔しても良いだろうか?」<br>
きちんと正座して、そう言う苑生は何の迷いもない視線を織人に向ける。
それがあまりにも懐かしくて、織人は少し目を細めた。
どんなに時がたとうとも、この女性は変わらない。その変わらなさが愛しかった。
「どうぞ」
客間とはいえこの家の主は苑生であるのに、
そんなやり取りが少しおかしい気もしたが。招き入れられて苑生は部屋の中へと入る。
客間の中央には、織人のために敷いた布団がある。
そこから少し離れた場所に、二人向かい合って座った。
「どうしたんですか、苑生さん」
「……考えたていたのだ。ずっと」
答える苑生は、少し微笑んでさえいる。
むしろ織人のほうが、落ち着かないように視線を少し彷徨わせた。


947 名前:需要(略) :04/01/08 14:09 ID:cTP1CPGM
「見合いをした、といったであろう」
「え、ええ」
ユーモアのつもりで、あの皮を着て行って、怒らせてしまった話。ここでいきなり、
その話が出てくることに、織人は多少拍子抜けに近い気分を味わう。
「あの時にな。私にはユーモアのセンスというものがないのだろうと思った」
「……そういうわけでは」
返答に窮した織人に、苑生はおかしそうに笑った。
「無理せずとも良い。……それでな。その時にもうひとつ、思ったことがある」
「……?」
「あの格好を笑ってくれるほど、度量のある男ならよかったが、と」
「……あ」
「織人は……笑ってくれたであろう?」
「苑生さん」
そっと手を伸ばしたのは、苑生のほうだった。昼間に織人がそうしたように、
戸惑う彼の頬に触れる。
「断るなら今のうちだ。……私と一緒になるのなら、
多分笑えないユーモアに一生つきあわされるのだから」
「……望むところです」
答えて、笑った織人は、その勢いのままに目の前の苑生を抱きしめる。
華奢な身体だった、いや成長したのは自分のほうなのか。<br>
「苑生さん。……愛して、います」<br>
「……うん」
抱き合う身体よりも温かいものが、胸の奥にある。
それを確かに感じて、苑生はもう一度笑った。

948 名前:需要(略) :04/01/08 14:10 ID:cTP1CPGM
ここまで!(藁
次はどう考えても絵路になるはずなんで
またきます(^^;

949 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/08 16:52 ID:ecLvjJHx
>948
おつ。
新スレ移行前に良いもの見た。続きも楽しみにしてるよ

950 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/08 22:20 ID:ufXAgKsV
>>948
乙です!

所々に改行タグが残ってるのがw

951 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/08 22:58 ID:4Bgt+9je
乙です!
架空の森の大好きな二人なのでかなり嬉しい。

952 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 20:56 ID:aOqJp6fP
>919さん
そんで柚子さんと和音さんも誘って3人でイロチ買い(w
誰が最初に必要になるか競ったり……はしないだろうな〜(笑)

>920さん
遅ればせながら乙です。
キョーレツな個性とキョーガクの展開、特に桃太郎侍に大笑いしますた。
世間一般ではありそうなスキャンダルもかーらさんに当てはめると大誤解に。
蕗ちゃんが幸せになってよかったけど、逆に拓也くんのほうが心配になってきますた(笑)

>需要(略)さん
新年早々素敵な場面をありがとうございまつ。納得いくまで前ふってください(笑)
それにつけてもかーらキャラの口から「愛して、います」という言葉が聞ける日がこようとは!!(幸せ〜)
「愛して」と「います」の間に入る「、」の間に萌えてしまいまつた。
しみじみ噛みしめるように読んでます。


953 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:05 ID:PDOyshwf
次スレは970ぐらい?
保守あげしとこう。

954 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:13 ID:c5Z8CqgH
いまの内にスレタイと>1の内容を検討しておくか。

955 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:19 ID:M1DQ0THT
スレタイは現在のがシンプルで好きだな。
次スレでは最後に2を付けるくらいで良いと思う

956 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:29 ID:XtVHx7+v
>>955に同意。



957 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:38 ID:yNyajC6k
>1のテンプレも、別にこのままで良い様な。
最後に、このスレのアドを足すくらいで。

958 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/10 23:45 ID:qqwXjPgT
>>957
あとは保管庫のリンクくらいだね

959 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/14 23:26 ID:gbYxW1M8
久々に来たら新作が〜!!

>920
斬新な切り口でハードエロ!?かと思ったら、カーラ作品のよさが残った
やっぱりほのぼのなラストですごい好きです。
他の作品でも是非書いてください。

>需要(略)氏
いつもいつも楽しみにしています。
台詞と台詞の間とか、まるでカーラ氏の絵が浮かんでくるような
そんな感じが凄く好きです。
これからも続き楽しみにしてます。

次スレの1は現在のでOKだと思います。


960 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/15 19:03 ID:bTlaikz2
テンプレこんな感じでしょうか。保管庫へのリンクは貼っていいのかな?

川原泉作品をエロくしろ!2

白泉社花とゆめコミックス、
ほのぼのな作風でお馴染みの川原泉作品をエロくするスレッドです。

妄想を語るもヨシ、キャラにハァハァするもヨシ、小説をうpするもヨシ、
エロな方向から川原泉作品を愛でましょう。

前スレ 川原泉作品をエロくしろ!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1039827496/l50

親スレ まさかこのキャラをエロに使うか!?
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1027604556/l50

ss保管庫(aとdの間のスペースを抜いてください)
http://a dult.csx.jp/~database/index.html

961 名前:SS保管人 :04/01/15 19:52 ID:d2oL/lqH
>>960
これまでに投下されたSSの保管場所
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
「少女マンガの部屋」へどうぞ

広告の規制方法が変わったので、アドレスを貼り付けてもホストが晒されることは無くなりました。

962 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/15 21:03 ID:bTlaikz2
>SS保管人さん
ご指摘ありがとうございます。いつもお世話様です。

では改めて↓で。スレタイ抜かせばギリギリ省略されないと思うんですが。

963 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/15 21:04 ID:bTlaikz2
川原泉作品をエロくしろ!2

白泉社花とゆめコミックス、
ほのぼのな作風でお馴染みの川原泉作品をエロくするスレッドです。

妄想を語るもヨシ、キャラにハァハァするもヨシ、小説をうpするもヨシ、
エロな方向から川原泉作品を愛でましょう。

前スレ 川原泉作品をエロくしろ!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1039827496/l50

親スレ まさかこのキャラをエロに使うか!?
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1027604556/l50

これまでに投下されたSSの保管場所
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
「少女マンガの部屋」へどうぞ

964 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/18 18:54 ID:QiTkoFLn
age

965 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/23 11:11 ID:q7M54GWx
hosyu

966 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/25 17:04 ID:olioPiz3
RAISE

967 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/25 17:57 ID:FA8LKc0c
誰かミソスープの奴で書いて欲しい

968 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/26 02:31 ID:G92wavYd
川原泉でエロって・・・
良いのか?

969 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/26 17:55 ID:ZQ4Iko64
個人的には「大地の貴族」でやってもらいたいなぁ。

970 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/26 21:30 ID:odseZpHx
あえぎ声は
「ぶひんぶひん」
「ばるるばるる」
でつか?(w 
             ……違〜う。

971 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/27 00:05 ID:T7uDxzy7
白馬とバースの妹が種族の壁を越えまつ

972 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/28 22:06 ID:WPB/kzC/
激辛カレー食べた後の みすずと弘文 きぼん。

973 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/29 21:35 ID:l1MA5knX
>>970
大丈夫なら次スレよろしく

974 名前:970 :04/01/30 21:45 ID:Hig21Xbb
あ、ごめんね。踏んでますた(笑
とゆーわけで立てました!
今後はこちらへどうぞ。

川原泉をエロくしろ!2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1075465904/

975 名前:970 :04/01/30 22:05 ID:D1ObZ4Ko
すみません、正しくは『川原泉作品をエロくしろ!2』です(汗
カーラさんをエロく…って一体(大汗

976 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/31 14:12 ID:RvsAQlKC
埋め立て開始

977 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/01 17:03 ID:3uhADuKY
埋め

978 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 02:52 ID:D3M6+zUb
梅梅

979 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 12:22 ID:uJne54SA
新スレにも来て下さい。
神様方!
といいつつうめうめwww

980 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 17:19 ID:tUutS2do
埋め立て

981 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 19:21 ID:uJne54SA
そろそろ夕食だ
もぎゅもぎゅ

982 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/02 19:23 ID:uJne54SA
あー間違えてあげてしまった!!!
逝ってきまつ…

983 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 10:42 ID:0RAZE+SS
埋め立て支援

984 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 12:28 ID:0RAZE+SS
埋め

985 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 17:00 ID:0RAZE+SS
生め

986 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 17:42 ID:fRr5VA4H
少女漫画教授スレに作者写真が。

987 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 19:25 ID:/fCY2mae
本棚が、半分くらい自分も持ってる本があってなんだか嬉しかった。

988 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 19:55 ID:0RAZE+SS
非日常実用講座シリーズは俺も好きだな。一応全巻読んだ。

989 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:51 ID:uv+YKzJC
こっちはしばらくほっとけば落ちるのかな?

990 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/03 23:51 ID:uv+YKzJC
新スレ死守のためにこっちを早く落としたほうがいいんでしょか。

991 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:20 ID:Kq+Qjm48
後10個でどこまで埋まるのか???

992 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 12:11 ID:Ic+h63fl
埋め立て

993 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 17:15 ID:Zu5S3anE
もぎゅもぎゅ

994 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 20:32 ID:em3HdIrC
ミルク磨きで鏡のように輝く埋め立て

995 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:05 ID:1zR44XR8
てってってってってっ…

996 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/04 23:29 ID:9c1OtexI
てぇーーーてぇーーーてぇーーー

997 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 00:18 ID:LhzrvQzS
うで卵は額でこんこん、かぱっ!だw

998 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 03:40 ID:3M/H1Gd0
うで卵自体この人で覚えた言い方だ

999 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 09:36 ID:6/43oGow
↓↓↓おめでとうございます!1000Getした貴方には、もれなくダミアンの呪いが…↓↓↓

1000 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/05 17:43 ID:i+5HPldq
かまわず1000ゲット

1001 名前:1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。




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